気づかぬうちに、あなたの家は“ゴミ屋敷レベル”に達しているかもしれません。
「片付けなきゃ」と思いながら数日、数週間が過ぎ、足元には物が散らばり、掃除機もかけなくなった。
それでも生活はできているし、「まぁ大丈夫」と思っていませんか?
ゴミ屋敷の怖さは、“汚れに慣れてしまう”ことです。
異臭がしても、床が見えなくなっても、それが“日常”になってしまえば、危機感は薄れていきます。
私たちはこれまで、自覚のないままゴミ屋敷化が進み、気づいたときには手がつけられない状態になっていたケースを、何度も目にしてきました。
この記事では、ゴミ屋敷の状態を6つのレベルに分けて客観的にチェックし、それぞれの段階に応じた正しい片付けの方法と頼れる解決策をお伝えします。
- 自分の家は、どのレベルに当てはまるのか?
- まだ自力で片付けられるのか?
- 業者に頼むとしたら、いつがベストか?
ひとつでも心当たりがあるなら、ここから先を読むことで現状が整理され、やるべきことが見えてくるはずです。
あなたの不安を、行動に変える。この記事は、そのためにあります。
- 実際に清掃した“危険レベル”のゴミ屋敷とは?現場で見た、想像を超えるリアルな事例
- 片付ける前に確認!どこからが“ゴミ屋敷レベル”なのか?
- ゴミ屋敷のレベルは6段階に分かれる!現場と科学で導いた判断基準とは?
- レベル3を超えたら要注意!片付けを急ぐべき“5つの深刻リスク”とは
- ゴミ屋敷の片付けでお困りの方へ、今すぐブルークリーンにご相談ください!
- 自力でゴミ屋敷を片付けるならここから!失敗しない順番と進め方を解説
- 自力でゴミ屋敷を片付けられないときに頼れる3つの解決策
- もう繰り返さない!ゴミ屋敷に戻らないための生活習慣と片付けの工夫
- ゴミ屋敷や汚部屋の片付けでよくある質問21選【費用・作業時間・対応範囲まで一挙解説】
- ゴミ屋敷は必ず片付けられる。あなたの状況に合った最初の一歩を選んでください
こんな方におすすめ!
- 「自分の家はまだ大丈夫」と思いながらも、不安を感じている方
- 親や親族の家が“明らかに片付いていない”と感じている方
- ゴミ屋敷状態を自覚しながらも、片付けの方法や順番が分からない方
- 「もう自分では無理だ」と限界を感じている方
- 過去に一度片付けたのに、また同じ状態に戻ってしまった方
- ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するかどうか迷っている方
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・YouTube「特殊清掃CH|すーさん」登録者5.3万人
・IICRC認定テクニシャン(CCT)
・Goldmorr認定テクニシャン
・JRES認定テクニシャン
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・bizSPA!フレッシュ
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.実際に清掃した“危険レベル”のゴミ屋敷とは?現場で見た、想像を超えるリアルな事例
まずは、私たちブルークリーンがこれまでに清掃してきた中でも、「危険レベル」に達していたゴミ屋敷の実例をご紹介します。
どの現場も、
- ゴミが天井近くまで積み上がっていたり
- 腐敗臭や害虫が発生していたり
- 人が住める状態をとうに超えていたり
と、通常の片付けでは手に負えないレベルの状態でした。
それでも私たちは、最後まであきらめず、すべてをキレイにしきりました。
ここでは、その中から特に印象的だった5つの事例をピックアップしています。
ゴミ屋敷がどれほど深刻な状態になるのか、そして「片付けは可能である」ということを、ぜひ目で確かめてください。
事例1.天井近くまで積もったゴミの壁。光も空気も遮断されたワンルームの清掃
間取り | 1K |
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作業時間 | 3日 |
作業人数 | 5名 |
作業費用 | 720,000円 |
作業内容 | 天井まで積まれた袋ゴミに大量の生もの、内容と費用を解説 |
こちらは、ワンルームマンションで対応した現場です。
リビングには、ゴミ袋やペットボトルが天井近くまで積み上がり、玄関を開けた瞬間から部屋の奥がまったく見えない状態でした。
足の踏み場はほとんどなく、普段の生活はとても続けられない状況でした。
ゴミの内容はコンビニ弁当の容器や飲みかけのペットボトルが中心で、虫や強い臭いはほとんどありませんでした。
作業は3日間にわたって行い、初日と2日目でゴミの分別や袋詰めを進め、ペットボトルの中身を一本ずつ安全に処理しました。
最終日は、すべてのゴミを搬出し、床を簡易的に清掃して完了です。
事例2.腐敗臭とともに積み上がるゴミ。限界寸前の部屋で行った徹底清掃
間取り | 1DK |
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作業時間 | 2日 |
作業人数 | 7名 |
作業費用 | 731,000円 |
作業内容 | 天井に届きそうなゴミ屋敷の中で孤独死、特殊清掃の流れと内容を解説 |
こちらは、室内で孤独死された方のご遺族からご依頼をいただいた事例です。
ご家族が発見されたとき、部屋はすでにゴミ屋敷状態となっており、天井近くまで荷物と生活ゴミが積み上がり、床には不用品が散乱していました。
さらに、孤独死による腐敗臭が室内全体に広がっており、強烈な悪臭と視界を遮るゴミに、ご遺族だけでは手がつけられない状態でした。
今回は、
- 大量の生活ゴミと不用品の撤去
- 貴重品の選別
- 腐敗箇所の除去と消臭作業
といった特殊清掃を含むフル工程の対応となりました。
工程ごとに作業員を適切に配置し、スタッフ同士の連携を徹底することで、予定通り作業を完了しました。
最終的には、室内の臭いまでしっかり除去することができました。
事例3.物に埋もれて寝る場所がない。生活機能を失った汚部屋の清掃
間取り | 1K |
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作業時間 | 8時間 |
作業人数 | 6名 |
作業費用 | 330,000円 |
作業内容 | 強烈な生ゴミ臭が発生した1人暮らしのゴミ屋敷、実際の作業内容と流れを解説 |
こちらの現場では、玄関を開けた瞬間、強烈な生ゴミの臭いとともに、大量の害虫が飛び出してきました。
部屋の中へ進むと、通路にはペットボトルやコンビニ弁当の容器が折り重なるように積まれ、ゴミの“山”がリビングの奥まで続いている状態でした。
作業は、残留物の撤去と貴重品の捜索がメインです。
生ゴミはひとつずつ中身を確認しながら袋詰めし、最後に簡易清掃を行いました。
ゴミの仕分けと袋詰めを何時間も繰り返す地道な作業ではありましたが、依頼者から「貴重品をできるだけ残してほしい」との希望もあったため、
一つひとつを丁寧に確認しながら、細心の注意を払って作業を完了させました。
事例4.悪臭が隣室まで広がった孤独死現場。ゴミ屋敷の全撤去と貴重品の捜索対応
間取り | 2K |
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作業時間 | 3日 |
作業人数 | 8名 |
作業費用 | 790,000円 |
作業内容 | ゴミの圧力で窓が開かない部屋で孤独死、特殊清掃の流れと内容を解説 |
こちらは、孤独死で発見された親族の部屋がゴミ屋敷状態になっており、室内の悪臭が隣の部屋まで届くほど深刻な状態だったケースです。
室内に入ると、強烈な腐敗臭と生活臭が入り混じり、天井近くまで積み上がった本や不用品が視界を遮っていました。
現地調査の結果、以下の作業を同時に行う必要があると判断しました。
- 腐敗臭の除去と室内の消毒
- 害虫の駆除
- 貴重品(通帳や印鑑)の捜索
- 荷物の仕分けと残置物の撤去
- 脱臭作業
室内には大量の荷物がありましたが、中心は書籍や雑貨だったため、作業は比較的スムーズに進行。
また、体液が床材にまで染みていなかったため、臭いは撤去段階でほぼ収まりました。
最終的には、相続に必要な通帳や印鑑も見つかり、無事ご遺族のもとへお渡しすることができました。
ご家族の負担を少しでも減らせたことに、スタッフ一同ほっとした現場でした。
ゴミ屋敷の片付けはブルークリーンに任せてください
「そろそろ片付けなきゃヤバいかも…」
そう感じているなら、それはもう立派な“赤信号”です。
このタイミングを逃してしまうと、気づいたときにはもう手がつけられないほどゴミが溜まり、生活のリズムも、心の余裕も失われてしまうかもしれません。
「掃除しよう」と思えた今こそが、行動のベストタイミングです。
もし自分ひとりでは難しいと感じたら、私たちブルークリーンが全力でお手伝いします。
片付けだけでなく、消臭・害虫対応・貴重品の捜索まで、まるごと対応可能です。
ご相談もお見積もりも完全無料。
依頼の有無に関わらず、「ちょっと話を聞いてみたい」だけでも大歓迎です。
どうか、ひとりで悩まずに、私たちを頼ってください。
2.片付ける前に確認!どこからが“ゴミ屋敷レベル”なのか?
実は、どのくらいゴミがあると「ゴミ屋敷」と呼ばれるという明確な定義はありません。
しかし、家がゴミだらけで足の踏み場がない、ゴミが溢れていて生活できないという状況は、転倒や火事のリスクが非常に高く、非常に危険です。
もし、これから紹介する状態に心当たりがあるなら、片付けを“先延ばしにしている場合ではない”と断言できます。
- 部屋に足の踏み場がなく、自由に歩けない
- ゴミ袋や不用品が山のように積まれている
- 悪臭が漂い、害虫が発生している
- 食べ残しやペットの排泄物がそのまま放置されている
- カビや腐敗臭で空気がどんよりと淀んでいる
- ゴミが秩序なく散乱し、片付ける気力が失われている
- 電気・水道・ガスが止まり、日常生活が困難になっている
- 近隣住人から苦情や通報が入っている
ゴミ屋敷の環境は、見た目の問題だけでは済みません。
悪臭や害虫による健康被害に加えて、物が散乱していることで転倒事故が起きたり、ホコリがコンセントに溜まり火災を引き起こす危険性もあります。
さらに、悪臭や害虫が近隣住人にまで影響すれば、迷惑行為としてトラブルになる可能性も十分にあるのです。
仮に「ゴミ屋敷の条件」にすべて当てはまっていなかったとしても、すでにゴミが溢れ、日常生活に支障が出ているなら、それは“片付けるべきライン”を超えています。
ここから先は、自分の家がどの“ゴミ屋敷レベル”に該当するのかを確認するパートです。
状態を知れば、やるべきことが明確になります。
まずは現実と向き合い、適切な片付けの一歩を踏み出しましょう。
参考:住宅火災からいのちを守る10のポイント|政府広報オンライン
3.ゴミ屋敷のレベルは6段階に分かれる!現場と科学で導いた判断基準とは?
ゴミ屋敷には、状態の深刻度に応じた“レベル”の違いがあります。
私たちブルークリーンでは、これまでの豊富な清掃実績をもとに、ゴミ屋敷の進行度を6段階に分類した独自の判断基準を設けています。
部屋がどのレベルに当てはまるのかを知ることで、「自力で片付けられるのか」「専門業者に依頼すべきか」が客観的に判断できるようになります。
もちろん、レベルの高低に関わらず、生活に支障が出ている時点で、片付けは“必要な行動”です。
ただし、その対処方法は状況によって大きく異なるため、まずは、ご自身の部屋がどの段階にあるのかを、以下の基準と照らし合わせながら確認してみてください。
- 部屋全体に軽度の汚れや散らかりがある
- 床に物が積もり歩きづらくなっている
- 足の踏み場がなく、移動に支障がある
- 臭い・カビ・害虫など衛生環境が悪化している
- ゴミが天井近くまで積み上がっている
- ゴミが屋外にも溢れ、近隣トラブルが発生している
ここからは、各レベルの特徴と、自力での片付けが可能かどうかの判断基準について詳しく解説していきます。
レベル1.部屋全体に軽度の汚れや散らかりがある
ゴミ屋敷と汚部屋の境界線。
それが、床一面に汚れやゴミが広がりはじめた“レベル1”の状態です。
床こそまだ見えているものの、部屋のあちこちにはゴミ袋が転がり、使い終わったペットボトルや空き容器がそのまま置かれています。
部屋に入った瞬間、「うわっ、汚い」と感じる。そんな違和感が漂っている状態です。
「片付けなきゃ」と思いながら、気づけば1ヶ月以上掃除していない。そんなふうに、放置の連鎖が始まり出すのがレベル1の怖さです。
レベル1の部屋の特徴として、以下のようなものがあります。
- ゴミは多いものの、床はまだ見えている
- 一部のスペースにだけゴミが集中している
- 掃除を1ヶ月以上していない
- ゴミ袋が3袋以上、部屋のすみに放置されている
- 弁当の空き箱や飲み終えたペットボトルがテーブルや床に残っている
この状態は、仕事や育児が忙しい現役世代にもよく見られます。
まだ床はかろうじて見えていますが、ゴミは散乱したままで、ゴミ袋にすらまとめられていない状況です。
散らかっているのは、テイクアウトの弁当容器や飲み終えたペットボトル、商品の包装材など、軽くてかさばる日常ゴミが中心です。
つまり、ほとんどが「明らかにゴミ」として捨てられるものばかりなので、時間さえ確保できれば、自力で片付けることも十分可能なレベルです。
レベル2.床に物が積もり歩きづらくなっている
レベル1からさらにゴミが増え、床の大部分がゴミで埋まってしまった状態が、ゴミ屋敷レベル2です。
この段階になると、部屋の中を自由に歩けず、足元には常に何かを踏みながら移動するようになります。
掃除機もかけられず、数ヶ月以上手つかずの不潔な環境が常態化しています。
「忙しいから」「後で片付けよう」
そう思っているうちに、いつの間にか日常の中に“ゴミがあること”が当たり前になっていきます。
レベル2に該当する部屋には、次のような特徴があります。
- 床の大部分がゴミや物で埋まり、見えているスペースがほとんどない
- 日常的に、必要なものを探す時間が増えている
- 2〜3ヶ月以上、掃除機をかけていない
- ゴミ袋が10袋以上、部屋のすみに積み上がっている
- 生ゴミが袋のまま1週間以上放置されている
- 歩くたびに物を踏み、転びそうになったことがある
レベル2の状態では、すでに悪臭やコバエの発生が日常的になっているケースも多く見られます。
さらに放置が続けば、ゴキブリなどより大型の害虫が出てくる可能性も高まります。
床にはゴミが積もり、ちょっとした動きでつまずきやすく、転倒によるケガのリスクも決して低くはありません。
もしゴミの中心が弁当容器やペットボトルなど軽いものなら、数日に分けて、自力での片付けもまだ現実的です。
ただし、日々の仕事で疲れきっていたり、一緒に片付けてくれる人がいなかったりする場合は、無理をせず、専門業者に依頼するのが確実です。
衛生面のケアやゴミの分別も含めて、プロに任せたほうが圧倒的に早く、清潔に仕上がります。
レベル3.足の踏み場がなく、移動に支障がある
レベル3になると、足の踏み場が完全になくなり、生活そのものが困難な状態に陥ります。
床はほとんど見えず、ゴミ袋や衣類、段ボールなどが積み重なり、部屋を歩くだけで転倒しそうになることも珍しくありません。
家具や電化製品にも手が届きづらくなり、「掃除をしようにも、まず立ち位置がない」そんな声も多く聞かれます。
ここまでくると、日常動作に支障をきたすレベルのため、自力での片付けは極めて困難です。
まずは、自分の部屋に以下のような兆候があるかを確認してみてください。
- 床全体がゴミで埋まり、素足では一歩も進めない
- ゴミ袋は15袋以上、あちこちに積み重なっている
- 生ゴミや弁当の空容器が部屋中に散乱している
- 実際にゴミにつまずいて転倒したことがある
- ゴミを踏んで歩くのが当たり前になっている
- ペットボトルや包装ゴミだけでなく、家具や家電など家財も積もっている
このレベル3の状態では、「ただ忙しいから片付けられない」という段階を超え、実際には、加齢や慢性的な疲労、持病、精神的なストレスなどによって身体的に片付けができないケースも多く見られます。
この状態が続くと、本人は“ゴミ屋敷になっている”という事実にすら気づけなくなり、片付けという行動そのものが遠ざかっていきます。
もし、家族や知人の部屋がレベル3に該当しているように見える場合は、本人を責めるのではなく、そっと支援の糸口を作ってあげることが大切です。
地域の包括支援センターや生活福祉課などに相談すれば、福祉の観点からのアドバイスや、必要に応じた支援制度の案内を受けられる場合もあります。
本人の意思があれば、専門の清掃業者に相談するという選択肢もありますが、何よりも大切なのは、無理のない範囲で「安心できる生活環境」を一緒につくっていくことです。
レベル4.臭い・カビ・害虫など衛生環境が悪化している
レベル4になると、生活空間としての機能は完全に失われます。
床はゴミと汚れで完全に覆われ、部屋に入った瞬間から強烈な悪臭が鼻を突き、空気の淀みさえ感じられるほどです。
壁や隙間からはコバエやゴキブリが目視できるレベルで出現し、食べ残しやカビた食品が放置されている状態では、いつ健康被害が出てもおかしくない環境といえるでしょう。
実際にこの段階では、「害虫に刺されて炎症を起こした」「カビの吸引で体調を崩した」など、命に関わるケースが発生しているのも現場のリアルです。
ここまで悪化した状態では、個人での対応は限界を超えている可能性が高く、衛生処理や害虫駆除などを含む専門的な対応が必要になります。
ただ掃除をするだけでは済まない段階です。
まずは、自分の部屋がこのレベル4の兆候に当てはまっていないか、以下の特徴を参考に確認してみてください。
- ゴミを数ヶ月以上出しておらず、収集日も意識できていない
- 部屋全体に、不快感を覚えるほどの強烈な悪臭が漂っている
- 床一面がゴミで覆われており、足元が完全に見えない
- 歩くたびにゴミを踏み、足裏に“何か”を感じるのが日常になっている
- ゴキブリやコバエなどの害虫を、毎日のように複数見かける
レベル4の状態では、もはや日常生活の延長線で対応できる範囲を超えています。
害虫が室内に繁殖し、近隣住宅にも移動してしまう二次被害が起きることもあり、住環境だけでなく、地域全体の衛生にも影響を及ぼす段階です。
部屋の中は、不用品・生ゴミ・腐敗物などが無秩序に混在しており、悪臭・カビ・有機廃棄物が同時に存在する複合的な汚染環境となっています。
このようなケースでは、通常の片付けだけでは対応しきれず、以下のような専門的処置が必要になることがほとんどです。
- 害虫(ゴキブリ・ハエ等)の駆除と再発防止策
- 空間に残る有機ガス(揮発性腐敗臭)の除去
- カビ・雑菌に対する空間除菌処理と防カビコート
- 下層材や建材に及んだ汚染の確認と復旧処置
この段階になると、自力での片付けはほぼ不可能であり、むしろ危険です。
もはや「一気に掃除してスッキリ」などという次元ではなく、衛生復旧という専門領域の対応が必要なフェーズに入っています。
もし、加齢や体調不良などで福祉的な支援が必要と感じた場合には、地域包括支援センターや生活福祉課などの公的窓口に相談するのも一つの方法です。
また、室内の衛生状態が著しく悪化している場合は、害虫駆除・除菌・脱臭・建材の確認を含む“生活環境の再構築”が必要となるため、対応実績のある専門業者との連携が不可欠です。
参考:<注意喚起>台風等の水害発生後に注意が必要な免疫不全患者の侵襲性真菌感染症について|国立健康危機管理研究機構
レベル5.ゴミが天井近くまで積み上がっている
レベル5のゴミ屋敷では、もはや“健康な暮らし”は完全に不可能です。
ゴミは天井付近まで積み上がり、通行・食事・就寝といった生活動作すらできなくなっている状態です。
室内には悪臭が充満し、害虫が飛び交い、呼吸・視界・移動すべてが不快と危険で覆われた環境になっています。
また、大量のゴミが壁や天井に迫るように積み上がることで、崩落事故や火災リスクも極めて高くなります。
換気ができず空気が滞ることで、カビや粉塵、腐敗ガスによる体調不良が実際に起こるケースもあり、ここまで進行すると、もはや「部屋」とは呼べず、レベル5の空間は、“災害直前”といっても過言ではない状態です。
ここからは、生活空間が“崩壊寸前”であるレベル5の室内に共通する特徴です。
- ゴミが天井近くまで積み上がり、自分の背より高い山が複数できている
- 移動できるスペースがほとんどなく、立つ・歩くことすら困難
- 室内の空気が悪臭・カビ・粉塵で満たされており、換気が一切できない
- ゴミが壁や家具を押し潰すほどの圧力になっており、倒壊・崩落の危険がある
- 呼吸器症状・皮膚炎など、健康被害がすでに現れている可能性がある
この段階では、室内にあるゴミの量がトラック数台分に及ぶことも珍しくなく、もはや個人の手に負える状況ではありません。
本気で環境を変えたいと感じたなら、安全対策・分別・撤去を一括で担える専門業者に相談することが、最も現実的で確実な一歩です。
レベル6.ゴミが屋外にも溢れ、近隣トラブルが発生している
レベル6では、室内だけでなく、ゴミが屋外や敷地周辺にまで溢れ出している状態です。
庭・玄関・ベランダ・駐車スペースなどがゴミで塞がれ、風で飛ばされた包装ゴミや虫害の発生源となり、近隣住宅にも直接的な被害が及び始めます。
このような状態になると、もはや“個人の管理”という範疇を超え、地域の衛生課題・安全課題として扱われます。
実際、悪臭やネズミ・ハエなどの発生により、周辺住民からの苦情が頻発し、行政からの確認・指導・改善命令につながることも少なくありません。
さらに、屋外に積まれた可燃ゴミや放置物は、火災が起きた際に延焼・二次災害のリスクを高め、過失によって法的責任を問われる可能性すらある危険な段階です。
こうしたレベル6の状況には、以下のような明確な兆候が見られます。
- 庭・玄関・ベランダ・駐車場など、屋外にまでゴミが積み上がっている
- ゴミが敷地外にまではみ出し、道路や隣家の境界を超えている
- 強い悪臭や害虫が発生し、近隣住宅からの苦情が継続的に寄せられている
- ネズミやハエなどの害獣・害虫が繁殖または定着している
- 行政(市区町村・保健所など)から改善指導や調査が入ったことがある
- 地域の回覧板・自治会などで個別に注意・名指しの記載があった
- 火災時に延焼・避難障害になる可能性があると指摘された
この段階まで進むと、ゴミ屋敷はもはや個人の問題ではなく、地域全体の課題へと発展します。
たとえば神奈川県横浜市では、「ごみ屋敷対策条例(正式名:横浜市建築物等における不良な生活環境の解消等に関する条例)」が制定されており、
深刻なケースでは、市による指導・勧告・命令、さらには行政代執行(強制撤去)が行われることもあります。
こうした背景を受けて、実際にブルークリーンでは自治体と連携し、行政職員向けの研修にも協力しました。
そのため、単なる清掃にとどまらず、地域社会とともに“安心できる暮らし”を取り戻すことこそが、ゴミ屋敷問題の根本的な解決につながると考えています。
以上が、ゴミ屋敷のレベルごとの特徴と、対処の目安でした。
レベル1や2の段階では、「まだ本格的な片付けは後でもいいかな」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、ゴミ屋敷は放置すればするほど、片付けの負担も、社会的なリスクも大きくなる傾向があります。
気づいた“今”が、環境を立て直す最もよいタイミングです。
4.レベル3を超えたら要注意!片付けを急ぐべき“5つの深刻リスク”とは
ゴミ屋敷のレベルが3以上の人は、今の状況を放っておくと、すごく危険です。
なかでもゴミが屋外にまで出ている家では、放火されるリスクがかなり高まるので最悪命の危険もあります。
そのため、専門の業者に依頼して片付けをしたほうが良いでしょう。
こちらでは、ゴミ屋敷を放置するリスクをより具体的に紹介します。
- 放火されすやい・火事が起こりやすい
- 転倒事故が起こりやすい
- 食中毒など健康被害が出やすい
- 行政処分の対象になる
- さらに周囲から孤立してしまう
まず、ゴミ屋敷には火災のリスクがあります。
タバコやストーブなどからの引火だけでなく、コンセントの間に溜まったホコリによる「トラッキング火災」もゴミ屋敷でよく起こる火災の原因です。
さらに、ゴミ屋敷は放火のターゲットになりやすく、タバコの不始末と同じくらいの件数が報告されています。
ゴミに足を取られて転倒する可能性もあり、けがをする恐れも。
害虫が出ている場合は食中毒のリスクも高く、一人暮らしの場合は助けが呼べず最悪の事態になる可能性も少なくありません。
自分の命、周りに住んでいる人の暮らしを守るため、これ以上ゴミ屋敷が悪化しないよう早めに対処しましょう。
もし、業者に依頼することを検討している場合は、ぜひ私たちブルークリーンにご相談ください。
次に、ブルークリーンがどんな特徴を持つ業者なのかご紹介します。
5.ゴミ屋敷の片付けでお困りの方へ、今すぐブルークリーンにご相談ください!
ブルークリーンは、最短で即日対応が可能なゴミの清掃業者です。
片付けができない、自分で片付けをやりきれる自信がない、という人はぜひお問い合わせください。
遠方の人でも、鍵を預けてもらえると立ち会いなしの見積もりが可能なので、仕事で毎日忙しくても気軽にご依頼いただけます。
さらに、24時間365日、メールやラインからもご相談を受け付けているので、「部屋を片付けたい」と感じた瞬間に相談することが可能です。
依頼にも最短即日の対応を心がけている他、立ち会いなしで見積もりもお出しできます。
ゴミ屋敷には火災や健康被害、悪臭などさまざまなリスクがあるため、少しでも早い対処が必要です。
今の部屋を片付けるかどうか迷っている人は、ほんの一部分の清掃、または一軒家全体の清掃でもお引き受けしていますのでご相談ください。
6.自力でゴミ屋敷を片付けるならここから!失敗しない順番と進め方を解説
レベル1、レベル2のゴミ屋敷なら、自分で掃除できる可能性は高いです。
しかし自力で掃除をするには、まとまった時間と体力、人手が必要になります。
なるべく効率的に清掃を進めるためにも、順番とそれぞれの内容を事前にしっかり確認しておきましょう。
- 道具を準備する
- 順番や方法を決める
- 大きなものから片付ける
- 部屋を清掃する
それぞれの内容をしっかり確認し、スムーズな作業を実現してみてください。
また、以下の記事ではゴミ屋敷の掃除を効率よく行う方法についても解説しているので、併せてご確認ください。
手順1.道具を準備する
ゴミ屋敷レベル1の人でも、掃除中にどんなゴミや虫が出てくるかは分かりません。
掃除に参加する人は全員、道具をしっかりと準備しておきましょう。
また、ゴミ屋敷となるとホコリや悪臭も相当なものになるので、掃除開始時からしっかりマスクを付けて掃除に臨んでください。
そして、自力で掃除をするには以下の道具を用意しておくと安心です。
- ゴミ袋
- マスク
- 軍手
- エプロン
- 汚れても良い服
- 殺虫剤
- 荷物を保管するダンボール
- 尖ったものを包める新聞紙
- 荷物をまとめられる紐
後で購入すると時間がかかるほか、忘れ物をすると作業が滞ります。
道具を忘れないよう、掃除前日に再度チェックしておく余裕を持つのがおすすめです。
また、掃除の最中に印鑑や通帳などの貴重品を誤って捨ててしまわないよう、残すものをメモしておきましょう。
手順2.順番や方法を決める
道具が用意できたら、ゴミを片付ける順番やゴミの捨て方を確認します。
片付けをどこからするか、事前に決めることで当日の作業がスムーズに進められるのです。
玄関やトイレなど狭い場所から手を付けると、掃除が進んでいる感覚が得られるためおすすめですが、どうしても先に掃除したい場所がある場合はそちらを優先しましょう。
また、各自治体のホームページ等にアクセスしてゴミの捨て方の確認もしておく必要があります。
- ゴミの分別方法はどうなっているか
- どのゴミを何曜日に出すのか
- 粗大ごみを捨てる時はどこに連絡すれば良いのか
- ガラスやスプレー缶はどのような処理をして捨てれば良いか
ゴミの種類にもよりますが、最もゴミの数が多くなる「燃えるゴミ」の日の前日に掃除をするなど、ゴミ出しのルールに合わせてスケジュールを調整すると失敗しにくいです。
手順3.大きなものから片付ける
掃除の当日は、まず床にある、大きな物から片付けて行きましょう。
大きな物が片付くと、床が一気に綺麗になるのでその後のモチベーションも上がります。
床に置いてある大きいものを片付けられたら、中くらいの大きさのもの、細かいものの整理に移ってください。
中くらいのもの、細かいものも、床に落ちているものを先に処理するのがおすすめです。
また、掃除をする中で捨てるかどうか迷うものに出会うこともあるでしょう。
その際は、迷ったものを入れておく袋を用意して掃除を続けてください。
目の前のものを仕分けることに集中すれば、片付けはさらにスムーズに進むはずです。
手順4.部屋を清掃する
部屋のものが片付いたら、最後に掃除をしましょう。
汚れているところを放置しておくと、カビなどが発生することもあります。
細かいホコリまで丁寧に掃除をして、部屋をもとの綺麗な状態に戻れば掃除の完了です。
以上が、ゴミ屋敷の清掃を行う手順でした。
自力でゴミ屋敷を片付けることは可能ですが、かなりの時間がかかります。
また、不用品の処分にはお金がかかるので、自分でやるからといって無料で部屋が片付くわけではありません。
「自分で片付けるのは大変そう」
「一緒に片付けてくれる人がいない」
という場合、清掃業者に依頼すると良いでしょう。
7.自力でゴミ屋敷を片付けられないときに頼れる3つの解決策
前の見出しでは、自力でゴミ屋敷の片付けを行う方法について紹介してきました。
ですが、肉体的・精神的な理由などにより、自分で掃除を行うのが難しいという場合もあるでしょう。
次は、ゴミ屋敷の掃除が自分だけで行うのが困難な場合に、どのようなアプローチや方法を取れるのかについて紹介します。
この内容を知っておけば、過度なストレスや無駄な努力をせずに、適切な方法で部屋の状況を改善できるようになります。
反対に、この内容を知らないままだと、掃除に取り組むことのハードルが高く感じられる可能性があり、結果として部屋の状態がさらに悪化するかもしれません。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 行政に相談する
- 友人や知人に掃除を手伝ってもらう
- 業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
(1)行政に相談する
行政に相談することは、ゴミ屋敷問題を解決する上での一つの手段です。
地域の保健所や市役所には、住環境の改善やゴミ屋敷に関する相談窓口が設けられています。
多くの自治体では住民の安全や健康を守るため、ゴミ屋敷問題の対策や支援策を進めており、専門家や行政の協力を得て解決に向けた取り組みが行われています。
例えば愛知県豊田市では、ゴミ屋敷の片付け支援を行っています。
原因が精神的・肉体的なものであれば、処分費用の負担が免除されることもあるのです。
ゴミ屋敷に悩む方は、まず最寄りの行政機関に相談し、専門的なアドバイスやサポートを受けて、問題を一歩前に進めるきっかけを作ってみましょう。
(2)友人や知人に掃除を手伝ってもらう
友人や知人に掃除を手伝ってもらうことは、ゴミ屋敷の解消に大きく貢献するアプローチとなります。
身近な人のサポートは、掃除モチベーションの向上に効果的だからです。
具体例として、ある方は、友人数人との「掃除大作戦」として週末に一緒に掃除を行い、半日でゴミ屋敷状態の部屋が見違えるように綺麗になったという事例もあります。
ゴミ屋敷問題に悩む方は、身近な人に相談し、一緒に掃除を進めることで、効率的かつ心理的なサポートを受けながら問題を解決しましょう。
(3)業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する
業者にゴミ屋敷の片付けを依頼することは、効率的かつ専門的な方法で部屋を綺麗にする最適な選択となります。
業者は経験豊富であり、短時間で最適なクリーニングを提供してくれるので、手間や時間を大きく節約することができます。
例えば、業者に依頼すると一日で部屋がゴミ屋敷状態から綺麗な部屋に戻すことが可能です。
ゴミ屋敷問題に対応するのが難しいと感じる方は、ブルークリーンなどの専門業者に相談し、安心して部屋のクリーニングを進めることを検討しましょう。
8. もう繰り返さない!ゴミ屋敷に戻らないための生活習慣と片付けの工夫
補足として、ゴミ屋敷を自分で片付ける方法について紹介しました。
しかし、ゴミ屋敷を掃除した後、再び部屋を汚してしまっては意味がありません。
こちらの見出しでは、掃除をした部屋をそのまま綺麗にし続ける方法について紹介します。
それでは1つずつ見ていきましょう。
方法1.モノを床に置かない
まずは、できるだけ床にはモノを置かないようにしましょう。
「ここにあると楽だから…」と床に物を置いてしまうと「これも置いておこう」となり、部屋はまたすぐに汚くなってしまいます。
例えば、つい床が定位置になりがちなバッグであれば、ドアにフックを掛けて収納しましょう。
このように収納場所を決めると、床に物を置くようなことがなくなり、部屋が散らかりにくくなりますよ。
方法2.1つ増えたら1つ捨てる
物が1つ増えたら1つ捨てることで、部屋が散らかりにくくなります。
物の量が変わらないので、今あるものを収納しきれているなら、収納場所に困ることは無くなるからです。
「今年は新しいジャケットを買ったから、去年買ったものは捨てよう」という風にできれば、物が増えることはありません。
また、手持ちの物を見直す機会が頻繁に作れるので、不要な物に気づけばさらに捨てて部屋をスッキリさせられるでしょう。
そのため、部屋を綺麗にした後は、物の量を増やさない仕組みを作ると良いのです。
方法3.3ヶ月使っていないものは捨てる
3ヶ月使っていないものは積極的に捨てることで、部屋はゴミ屋敷に戻りにくくなります。
例えば、もう読んだ本や雑誌、コスメ、来年着られるだろうと思って残した服などがあれば、積極的に捨てましょう。
まずは、もし後から必要になったとしても買い直しができる物から捨てていくと、後悔することも無くなります。
このようにして、一定期間使っていないものを捨てていけば、部屋は物で散らかりにくくなるのです。
9.ゴミ屋敷や汚部屋の片付けでよくある質問23選【費用・作業時間・対応範囲まで一挙解説】
最後に、ゴミ屋敷に関してまとめた23の疑問を解説します。
ゴミ屋敷についての疑問があれば、こちらを確認して紹介している記事もご確認ください。
- ゴミ屋敷住民の心理ってどうなってるの?
- ゴミ屋敷になる原因って何?
- ただのゴミ屋敷でも特殊清掃業者に依頼できる?
- どこまで部屋が汚れていたら業者を呼ぶべき?
- 子供がゴミ屋敷にいると悪影響はある?
- 引越し前にゴミ屋敷の清掃はできる?
- ゴミ屋敷は火事の危険性があるの?
- 看護師の部屋はゴミ屋敷になりやすいって本当?
- 近所のゴミ屋敷に対処する法律はある?
- ゴミ屋敷の判断基準って何?
- 実家がゴミ屋敷なんだけどどう説得すると良い?
- ゴミ屋敷を片付ける費用ってどれくらいかかる?
- ゴミ屋敷に住んでいると病気になるって本当?
- マンションの隣の部屋がゴミ屋敷なんだけど…
- 女性の方がゴミ屋敷になりやすいの?
- ゴミ屋敷清掃の失敗事例はありますか?
- 片付けを業者に依頼するにはどうすれば良い?
- 家に虫が湧くときの対処方法は何か?
- ゴミ屋敷のカビはどうやって除去すれば良い?
- 一人暮らしの自分の家がゴミ屋敷である可能性はあるか?
- 一人暮らし女子である自分の家がゴミ屋敷か気になる…
- アパートがゴミ屋敷化することのリスクはある?
- 一軒家のゴミ屋敷を片付ける費用は何故高くなる?
1つずつ、見ていきましょう。
Q1.ゴミ屋敷住民の心理ってどうなってるの?
ゴミ屋敷に住む人に当てはまりやすい心理として、以下のようなものが当てはまります。
- もったいない気持ちで捨てられない
- ものを買ってくるのが好き
- ストレスが強く片付ける気力がない
ゴミ屋敷に住んでいる人が、自分だけで今の心理状態を変えることは困難です。
しかし、住民の家族や近隣住民と連携して、きっかけを与えることはできます。
以下の記事で、ゴミ屋敷住民の心理について詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
ゴミ屋敷住民の心理はどうなっている?片付けられない理由と対処法を解説
Q2.ゴミ屋敷になる原因って何?
ゴミ屋敷に陥りやすい原因は、以下のようなものが該当します。
- ものを捨てることに抵抗がある
- 片付けをする時間がない
- 指摘をしてくれる人がいない
ゴミ屋敷の原因は、本人だけで解決することは難しい場合がほとんどです。
ですが、ゴミ屋敷を放置したままでいると、さらなる悪影響が出てしまいます。
片付けの決心をつけたいと思っている人に向けて、以下の記事も書きましたので、併せてご確認ください。
Q3.ただのゴミ屋敷でも特殊清掃業者に依頼できる?
ゴミ屋敷の清掃でも特殊清掃業者に依頼できます。
業者に依頼すれば、あなたが掃除するより短時間で部屋が綺麗になります。
重たいものの処理や脱臭なども行ってくれるので、必要な体力や時間を考えるとこコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
下記の記事で、特殊清掃業者が行ってくれる内容について詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
ゴミ屋敷でも依頼できる特殊清掃業者とは?不用品買取でお得に済ませよう!
Q4.どこまで部屋が汚れていたら業者を呼ぶべき?
捨てるべきものがいつまでもある状態であれば、業者を呼ぶべきです。
例えば、以下の基準に当てはまるならゴミ屋敷であることを疑いましょう。
- 1週間前の食べかすがある
- 足の踏み場がない
- ゴミ袋が5つ以上溜まっている
もし当てはまるのであれば、生活習慣を見直すきっかけ作りという意味でも、業者に片付けを依頼するべきです。
以下の記事では、ゴミ屋敷で業者を呼ぶ基準について詳しく解説しています。
生活習慣を変えたいと思っている方は、こちらもご確認くださいね。
ゴミ屋敷で業者を呼ぶ基準は?当てはまったら手遅れになる前に動き出そう
Q5.子供がゴミ屋敷にいると悪影響はある?
子供がゴミ屋敷に住んでいると、以下のような悪影響があります。
- 病気になる危険性がある
- いじめられるリスクがある
- 将来一人暮らしをしたときにゴミ屋敷にしてしまう
家がゴミ屋敷であるのは事実なので、悔やんでも仕方ありません。
しかし、子供に悪影響を与えているゴミ屋敷を今後どうするかは考えるべきです。
以下の記事では、子供にどんな悪影響を与えるのかに加えて、ゴミ屋敷をどのようにして解決していくかを紹介しています。
子供に出来ることを考えながら、チェックしてみてください。
ゴミ屋敷は子供に悪影響しかない?親が今すぐ知るべき3つのリスクと対処法
Q6.引越し前にゴミ屋敷の清掃はできる?
引越し前の限られた時間でも、ゴミ屋敷の清掃は可能です。
しかし、一般の引越し業者が片付けを行うわけではないので、ゴミ屋敷の清掃は専門の業者に依頼する必要があります。
詳しい内容は「ゴミ屋敷の引越しは業者におまかせ!引越しまでの流れとセット対応の業者を紹介」で紹介しているので、併せてご確認ください。
Q7.ゴミ屋敷は火事の危険性があるの?
ゴミ屋敷は、数多くゴミが置かれているため、少しの火種で大きな火事に繋がる危険性が高いです。
もし外にまでゴミがあれば、放火のターゲットになる可能性もあるでしょう。
実際にゴミ屋敷で火災が発生して、火が周辺の家にまで燃え広がった事例もあります。
ゴミ屋敷における火事の原因やリスク、予防方法についてを以下の記事で紹介していますので、近所の人に迷惑をかけたければ、こちらもご確認ください。
ゴミ屋敷は火事になる危険が高い!家財とお金を失う前にすべき対処法
Q8.看護師の部屋はゴミ屋敷になりやすいって本当?
実は、看護師の部屋は以下の理由でゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
- 不規則な生活が続くから
- 人のお世話ばかりで自分のことまで手が回らないから
- ストレスがかかる仕事だから
主に勤務体制や仕事内容が原因で、ゴミ屋敷になりやすいのです。
ゴミ屋敷になりかけた部屋だと害虫が発生しやすく、あなたの心身に悪影響がでる可能性があります。
そのため、日々誰かのために働いている看護師だからこそ、自身の部屋をスッキリさせることが重要です。
以下の記事で、具体的な悪影響についても紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ゴミ屋敷になりやすい人は看護師に多い!?原因や対処方法を紹介!
Q9.近所のゴミ屋敷に対処する法律はある?
現状、ゴミ屋敷に直接対処できる法律はありません。
しかし、自治体ごとにゴミを強制撤去する条例はあるため、役所などに相談して対処することは可能です。
以下の記事では、ゴミ屋敷に関する法律と条例について詳しく解説しています、
近所のゴミ屋敷に悩んでいる人は、目を通してみてくださいね。
近所のゴミ屋敷に対処する法律はある?撤去事例と相談場所を紹介
Q10.ゴミ屋敷の判断基準って何?
ゴミ屋敷の判断基準をレベル順に分けると以下の通りです。
- 2日前の弁当のゴミが放置されている
- 座る場所がない
- 虫が発生している
- ゴミが部屋の膝丈まである
高いレベルに該当するほど、早急に片付けを検討しなければなりません。
自分の家がどのレベルか判断して、どのように対処して行くべきなのか知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
今すぐチェック!隠れゴミ屋敷に当てはまる4つの基準と危険性とは?
Q11.実家がゴミ屋敷なんだけどどう説得すると良い?
実家のゴミ屋敷を掃除するために親を説得するポイントは以下の通りです。
- 環境に変化の起こったタイミングで説得する
- パーソナルスペースから遠い場所から片付ける
- 親を頭ごなしに否定しない
ゴミ屋敷となった実家の清掃で最も大変なことは、親の説得です。
意地でも物を捨てたくないと考える親も多く、説得までに時間が必要なこともあります。
しかし、頭ごなしに否定せず、親の気持ちを尊重しながら説得すれば、片付けの道筋が見えてきますよ。
詳しくは、「実家のゴミ屋敷を何とかしたい!説得のコツと片付けのポイント」で解説しているので、実家のゴミ屋敷に悩んでいる方はチェックしてみてください。
Q12.ゴミ屋敷を片付ける費用ってどれくらいかかる?
ゴミ屋敷の片付け費用は一概には言えず、間取りやゴミの量によって大きく異なってきます。
例えば、1Kなどの小さい部屋でゴミが少なければ3~8万円程度で済むこともあるでしょう。
しかし、3LDK以上の1軒家などでは、ゴミの量が多ければ30万円以上かかってしまうこともあります。
もちろん、自力で掃除することも可能ですが、トラックの手配や消臭の手間などを考えると、業者への依頼がおすすめです。
詳しくは「ゴミ屋敷を片付ける費用の相場を紹介!依頼の手順や注意点も解説」の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
Q13.ゴミ屋敷になるのは病気が原因って本当?
病気がゴミ屋敷の原因である場合もあります。
原因となる可能性がある病気は以下の通りです。
- うつ病
- 統合失調症
- 認知症
- 強迫性障害
- セルフネグレクト
- ためこみ症
一人暮らしの場合、家族のサポートが受けられずゴミ屋敷がどんどん悪化していく可能性もあります。
そのため、異変を感じたらまずは医療機関など専門の窓口に相談して、病気への対処法を聞いてみましょう。
ゴミ屋敷と病気の関連性については「ゴミ屋敷や汚部屋は病気のせい?部屋が片付けられない病気とその対処法を解説」や「ためこみ症が片付けられない原因?物が捨てられない病気について解説」の記事でも紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
Q14.マンションの隣の部屋がゴミ屋敷なんだけど…
隣人がゴミ屋敷の場合、トラブルを起こさないためにも直接注意してはいけません。
大家さん・管理会社などに事情を説明して対応してもらいましょう。
もし、管理会社などから指摘が入った後にも改善しなければ、法律に従って強制退去させられます。
以下の記事で、マンションがゴミ屋敷で起こる問題や、マンションの隣人がゴミ屋敷のときの対処法について紹介しているので、ぜひご確認下さい。
Q15.女性の方がゴミ屋敷になりやすいの?
実は、男性よりも女性の方が部屋をゴミ屋敷にしてしまう人が多いです。
ストレスを溜め込みやすかったり、物を大事にする傾向が男性よりも強いことが原因と言われております。
看護師など、仕事が忙しい環境で働いている女性もゴミ屋敷になりやすい傾向があり、決して珍しいことではありません。
以下の記事では、ゴミ屋敷に住む女性に向けて、ゴミ屋敷から抜け出す方法について紹介しています。
心身を健康に保つためにも、併せてご確認くださいね。
【ゴミ屋敷に住む女性へ】ゴミ屋敷を脱出するためのたった1つのアクション
Q16.ゴミ屋敷清掃の失敗事例はありますか?
悪徳業者に清掃を依頼してしまった場合は、片付け切ってくれないなどのトラブルが起こりがちです。
そんな業者に依頼しないためにも、良い業者を見極めるポイントを知っておく必要があります。
詳しくは「ゴミ屋敷の清掃を業者に頼んで失敗した男の末路!回収費用を安く抑える方法も紹介」で紹介しておりますので、しっかりとした業者を選ぶためにもぜひご覧くださいね。
Q17.片付けを業者に依頼するにはどうすれば良い?
部屋の片付けを業者に依頼するときは、以下の手順で行いましょう。
- 会社の口コミや実績を確認する
- 資格を持っている業者か確認する
- 出張見積もりに対応している業者を選ぶ
- 清掃や消臭までしてくれる業者を選ぶ
詳細は「家の片付け業者に依頼するメリットとは?費用や安心の業者選びを解説」で解説しているので、正しい業者の選び方を知りたい人はぜひチェックしてください。
Q18.家に虫が湧くときの対処方法は何か?
家に虫が湧くときの対処方法は、以下の通りです。
- 三角コーナーの生ゴミを掃除する
- 米袋を密閉する
- 排水溝を掃除する
しかし、一度家に虫が沸いてしまうと、どんどん増殖するため全ての虫を駆除するのが困難になります。
そのため、自分でできないようであれば、業者に駆除をお願いすると良いでしょう。
詳細は「家に虫が湧くのはどうして?主な原因は3つ!正しい駆除方法と予防策を解説」で解説しているので、ぜひチェックしてください。
Q19.ゴミ屋敷のカビはどうやって除去すれば良い?
ゴミ屋敷に発生したカビを除去する方法は以下の通りです。
- 酸素系漂白剤を使う
- 酢と重曹を使う
- 60℃以上の熱湯を使う
- カビ取り剤を使う
カビの増殖はアレルギーや呼吸器系の病気のリスクが高まるので、ゴミ屋敷に住む家族の健康のためにも早めの除去が必要となります。
詳細は「ゴミ屋敷のカビ除去は1人で悩まず業者に相談!再発防止策も解説」で解説しているので、併せてご確認ください。
Q20.一人暮らしの自分の家がゴミ屋敷である可能性はあるか?
あなたの部屋がこの条件に1つでも当てはまったらそれは汚部屋と言えます。
- 2週間前に飲んだペットボトルがある
- 髪の毛が散らばっている
- 白靴下を履いて歩いたら黒くなる
- ゴミ袋が常時2、3個ある
- 料理後の生ゴミが5日以上放置されている
- 物が多く床の踏み場がない
- 3日も同じ服を着ている
- 大切な書類等がどこに置いているかわからない
それぞれ、詳しい内容については「当てはまればアウト!一人暮らしの汚部屋に当てはまる8つの条件とは」で紹介しているので、併せてご確認ください。
Q21.一人暮らし女子である自分の家がゴミ屋敷か気になる…
以下のポイントに1つでも当てはまるのであれば、あなたは「汚部屋女子」の可能性が高いです。
- 2週間以上掃除機をかけていない
- まだ捨てていないゴミ袋が3つ以上ある
- 部屋に空のペットボトルが2本以上放置してある
- 1週間に1度しか洗濯しない
以下の記事では、女性らしい部屋に変身させるための方法や、掃除した部屋をキレイに維持する方法について解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
「あなたも『汚部屋女子』かも?汚部屋度のチェックと上手な片付け方法を解説します」
Q22.アパートがゴミ屋敷化することのリスクはある?
アパートがゴミ屋敷化することは、入居者だけでなくオーナーや周辺住民にも多大なリスクをもたらします。
具体的には以下の3つのリスクがあります。
- 周囲に悪影響が出る
- アパートの強度に支障が出る
- 二次災害の危険がある
詳しい内容については、「アパート入居者の部屋がゴミ屋敷に!正しい対処法や清掃費用について紹介」の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
Q23.一軒家のゴミ屋敷を片付ける費用は何故高くなる?
ゴミ屋敷と化した一軒家の片付け費用が高くなってしまう理由は、下記の3つが挙げられます。
- 建物の立地や構造が悪い
- 不用品に「家電リサイクル対象品」が多い
- 単純な片付け以外の作業が多い
詳しくは「一軒家のゴミ屋敷の片付けにかかる費用とは?安く抑える方法も解説」で紹介しますので、併せてご確認ください。
10.ゴミ屋敷は必ず片付けられる。あなたの状況に合った最初の一歩を選んでください
ゴミ屋敷には、全部で以下6つのレベルがあります。
- 部屋全体に軽度の汚れや散らかりがある
- 床に物が積もり歩きづらくなっている
- 足の踏み場がなく、移動に支障がある
- 臭い・カビ・害虫など衛生環境が悪化している
- ゴミが天井近くまで積み上がっている
- ゴミが屋外にも溢れ、近隣トラブルが発生している
しかし、レベルに関わらず自分や周りの人が不快に感じるならすぐに掃除が必要です。
少し散らかっているだけなら、自分でも片付けを行うことはできます。
しかし、時間が取れない人はレベル1であっても業者に依頼すると片付けがぐっと進むでしょう。
自分の部屋の状態をしっかり分析して、これ以上ゴミ屋敷を悪化させないようにしてください。