実家の遺品整理をしようと思っても、思ったように進まず、戸惑っていませんか。
「何から手をつければいいのか分からない」
「ひとりではとても片付けきれない」
実際に現場に立ち会った多くの方が、同じような悩みを抱えています。
- 写真や家具に触れるたびに思い出がよみがえり、手が止まってしまう
- 遠方に住んでいて時間が取れない
- 親族と話が進まない
実家という特別な場所の整理には、感情・体力・調整力のすべてが求められます。
この記事では、そうした悩みを一つずつ解きほぐしながら、実家の遺品整理をスムーズに進めるための手順や注意点、業者に頼るべきタイミングまで、具体的にお伝えします。
「このまま放置してもいいのだろうか」と迷っている方こそ、ぜひ読み進めてみてください。
整理を前に進めるためのヒントが、きっと見つかります。
こんな方におすすめ!
- 親の遺品整理をしなければならないが、感情的につらくて手をつけられない方
- 実家が遠方にあり、片付けに行く時間や手段が限られている方
- 兄弟や親族と意見が合わず、遺品整理が進まない状態にある方
- 相続や近隣トラブルなど、整理とあわせて法的・人的な問題も抱えている方
- 費用や手順がわからず「何から始めればいいのか分からない」と悩んでいる方
- 自力で整理すべきか、業者に頼むべきか迷っている方
- 実家の遺品整理で失敗したくない、後悔したくないと考えている方
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・YouTube「特殊清掃CH|すーさん」登録者5.3万人
・IICRC認定テクニシャン(CCT)
・Goldmorr認定テクニシャン
・JRES認定テクニシャン
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・bizSPA!フレッシュ
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.なぜ実家の遺品整理は進まないのか?立ちはだかる“3つの壁”とは
亡くなった親の家を整理する際には、単に片付けを始める前に、確認しておくべき重要なポイントがあります。
なぜなら、故人の住居の形態(持ち家か賃貸か)、遺言書の有無、そして相続の状況によって、遺品整理の進め方や関係者の対応が大きく変わるからです。
期限に余裕がある場合は、まずは心の整理を優先しても構いません。
しかし、退去期限や相続手続きなどの法的な期限がある場合は、早めに状況を把握し、関係者間での調整や準備を進める必要があります。
ここからは、実家の遺品整理に着手する前に確認しておくべき「3つの基本ポイント」を、現場対応のプロの視点から解説していきます。
ポイント1.遺言書はあるか
遺品整理に着手する前に、まず確認すべきなのが遺言書の有無です。
なぜなら、遺言がある場合は、その内容に従って遺品の取り扱いや分配を行わなければならず、相続のルールも大きく変わるからです。
特に注意すべきなのは、封がされた遺言書を勝手に開封してしまうことです。
たとえ家族であっても、未開封のまま家庭裁判所に提出し、「検認手続き(参考:遺言書の検認|裁判所)」という正式な手続きを経て開封しなければなりません。
誤って開封した場合、偽造や改ざんを疑われて無効とされる可能性もあり、刑事罰の対象となることすらあります。
遺言書を探しても見つからなければ、保管場所として下記の4パターンが考えられます。
- 公証役場で保管されている(公正証書遺言)
- 作成に関与した専門家や知人が保管している
- 自宅などの一般的な保管場所にある
- そもそも遺言書が存在しない
公証役場に保管されている形式を公正証書遺言といい、公証人が作成し、原本を法的に管理しているため、信頼性が高いのが特徴です。
保管先の公証役場が不明でも、全国どの公証役場でも一括照会が可能です。
参考:公正証書遺言は、どのような手順で作成するのですか?|日本公証人連合会
もし公証役場に遺言書がなかった場合は、遺言書の作成に関わった人物に保管を託されている可能性があります。
以下のような関係者に確認してみてください。
- 弁護士・税理士・司法書士・行政書士などの専門家
- 長年の親友や信頼の厚い知人
さらに、自宅に保管されているケースも多く、以下のような場所を重点的に探すとよいでしょう。
- 机や棚の引き出し、書類ボックス、本棚の隙間
- 仏壇、金庫、神棚、冷蔵庫の上など“定位置”のような場所
- 故人が会社を経営していた場合は、会社の金庫や社長デスク
- 取引銀行の貸金庫や信託銀行の保管庫
- 菩提寺や檀那寺など、宗教的な信頼先
もし遺言書が見つからなかった場合は、法定相続人の協議に基づいて遺品整理を進めることになります。
この場合でも、遺産分割協議書を整える前に財産の処分を始めると、トラブルの火種になりやすいため慎重に進める必要があります。
ポイント2.期限はあるか
遺品整理には、状況に応じて“見えない期限”が存在します。
整理はいつ始めてもいいように思えるかもしれませんが、実際には法的・経済的な制約によって、早めの対応が求められるケースが少なくありません。
特に以下のような場合は、期限を意識して計画を立てることが重要です。
- 賃貸住宅なら退去手続きをしないと家賃が発生し続ける
- 相続税の申告・納付は「死亡を知った日から10ヶ月以内」
- 相続放棄は「相続開始から3ヶ月以内」に家庭裁判所へ申述
- 空き家のまま放置すると固定資産税が最大6倍になる可能性も
たとえば、故人が賃貸住宅に住んでいた場合、退去手続きを行わなければ家賃が継続して発生します。
この場合、契約上の退去期限や支払日を目安に、遺品整理を逆算して進める必要があり、原状回復の手配や鍵の返却といった手続きも関わるため、思った以上にスケジュール調整が求められます。
相続税の申告・納付には法的な期限が定められており、死亡を知った翌日から10ヶ月以内に済ませなければなりません。
不動産や金融資産が含まれる場合は、評価や書類作成にも時間がかかるため、できるだけ早く全体像を把握しておくのが理想です。
また、相続放棄を選ぶ場合は、相続開始から3ヶ月以内に家庭裁判所へ正式に申述する必要があり、この期間中に遺品整理を進めすぎると「相続を承認した」と見なされてしまう可能性もあり、慎重な判断が求められます。
一方で、持ち家に誰かが住み続ける場合は、無理に急ぐ必要はなく、気持ちの整理がついたタイミングで進めるかたちでも問題ないでしょう。
ただし、誰も住まないまま放置された家屋は「空き家」となり、さまざまなリスクを抱えることになります。
劣化や不審者侵入、近隣トラブルのリスクがあるほか、固定資産税の優遇措置が外れ、税額が最大6倍になる可能性もあります。
空き家の遺品整理と放置するリスクについてくわしく知りたい人は、下記の記事をご参照ください。
ポイント3.誰が遺品整理をやるか
実家の遺品整理を進めるうえで、誰が主体となって対応するかを最初に確認しておくことは非常に重要です。
遺品整理には相続や費用の問題が伴うため、対応を誤ると遺族間のトラブルにつながるリスクもあるからです。
一般的に、実家の遺品整理は法定相続人が主導して行うのが基本です。
法定相続人とは、民法で定められた相続権を持つ人のことで、故人の配偶者や子、親、兄弟姉妹などが該当します。
相続人が複数いる場合は、全員で合意を取りながら進めていくのが望ましい形です。
また、遺言書が残されている場合は、その内容によっては法定相続人以外の人が実家の遺品整理に関わる権利を持つこともあります。
たとえば、特定の人に財産を引き継ぐと明記されていれば、その人が整理を進める立場になる可能性もあるため、遺言書の確認は必須事項です。
実家という場所は、感情的なつながりも深いため、整理を誰が行うかを曖昧にしたまま進めると、あとから「勝手に処分された」「話が違う」といった揉めごとになりがちです。
だからこそ、実家の遺品整理を始める前には、誰が責任を持って進めるのか、どの範囲で関与するのかをしっかり話し合っておくことが大切です。
実家の遺品整理を誰がやるかについては、相続の法律に沿って決める必要があります。
誰が遺品整理をやるべきか知りたい人は、3つのケースについて詳しく解説しているこちらの記事を参考にしてください。
2.実家の遺品整理をスムーズに進める3つのステップとコツ
実家の遺品整理をするなら、思いつきで片付けるよりも、計画を立て準備をしてから開始することをおすすめします。
無計画におこなうと手間も時間もかかるため、期限に間に合わなかったり、長引いて面倒になってしまったりする可能性があるからです。
また、実家の遺品整理をする関係者全員で計画を共有し、慎重に進行するようにしましょう。
遺品整理の具体的な手順やコツについて、詳細をお伝えします。
手順1.全体像を把握する
実家の遺品整理でやるべきことを大別すると、下記の作業内容になります。
- 近隣住民への挨拶や搬出ルートの確保
- 遺品の仕分けや不用品の分別
- 不用品の搬出と処分
- 現場の清掃
- 遺品の供養や買取
この順番通りに進行すると無駄がなく、スムーズに実家の遺品整理をおこなうことが可能です。
また、物件の大きさや立地、遺品の量によっても、作業量が大幅に異なります。
よって、遺品整理をする現場の状態を確認し、ゴミの種類や量をざっくりと算定しておきましょう。
遺品整理の作業内容と手順、現場の状況を把握できたら、具体的な計画を立てます。
手順2.計画を立てる
全体像を把握したら、大まかな計画を立てましょう。
遺品整理は役割分担や期日を決めておかないと、どんどん長期化していき、なかなか終えられないものです。
また、関係者全員が集まれる日は限られるでしょうから、まずは下記の要素を明確にしてスケジュールを立てましょう。
- 片付けをする日時と回数
- 片付ける順番
- ごみの収集日、ごみ収集センターの場所と営業日
- 費用分担
費用に関してはゴミ処理にかかる金額だけではなく、現場へ集合するための交通費も考慮しましょう。
分かるところから概算を計算し、誰が負担するのかも決める必要があります。
こちらの記事では、遺品整理の費用について紹介しているので、ぜひご確認ください。
手順3.必要なものを準備する
遺品整理に必要な道具や服装を把握して、事前に揃えておきましょう。
遺品整理業者が現場で使っている装備のうち、最低限用意すべきものを3種類に分けてお伝えします。
- 遺品整理に向いている衣類
- 仕分けをするための箱や袋
- 作業当日に役立つ道具
遺品整理に向いている衣類とは、動きやすく汚れても問題ないものです。
作業中はしゃがむ機会が多いので、それが苦にならない長ズボンの着用をおすすめします。
近隣住民へ挨拶をしたり、作業だけではなく外出もするなら、チノパンやストレッチジーンズなどのくだけ過ぎない服を用意してもよいでしょう。
また、作業現場のホコリ対策にはマスク、怪我の予防にはゴム付きの軍手が役に立ちます。
さらに、遺品の仕分けでは、不用品と残す物を分けるためのゴミ袋と箱が必要です。
ゴミ袋は自治体指定のものがあるかを確認し、指定されていなければ45Lと90Lの両方があると便利でしょう。
50cmよりも小さいプラスチック製品をゴミとして処分する際に、90Lの袋が使えるからです。
ダンボール箱は持ち運びやすいサイズを選び、箱を閉じるためのガムテープやビニール紐もあわせて用意しましょう。
作業当日に役立つ道具については、下記をご参照ください。
- 作業をする人数分のハサミやカッターナイフ
- 太めの油性マジックペン
- 脚立
- 手押しの台車
段ボール箱に何をしまったのかが分かるように、マジックペンで書いておくとよいです。
また、高所の作業をする際に椅子を使うと危険ですが、脚立があれば安心できます。
ほかにも、荷物の搬出に台車を用いると、体への負担が減り作業も速やかに進行するので、おすすめです。
実家の遺品整理でお困りなら、すぐ相談してください
自分で遺品整理をすると、想像以上に手間がかかるため、予定通りに終わらない可能性があるのです。
遺品整理には遺族間のトラブルがつきものですが、遺品整理業者に依頼すると、遺族全員にとって公平におこなうことができます。
また、故人のためにも遺族のためにもなるべく早く遺品整理をすべきです。
もし、トラブルになるのが不安で遺品整理をためらっているのならば、私たちにご相談ください。
ブルークリーンでは、依頼主の事情や心境に配慮した遺品整理をおこなうために、事前の打ち合わせと調査を徹底しております。
見積もりの作成は無料で、最短で即日の対応が可能です。
LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。
3.親族トラブルや相続の問題も…実家の遺品整理でよくある注意点
実家の遺品整理は、単なる片付け作業ではありません。
そこには、家族間の感情や相続の利害、そして近隣への影響といった、見えにくいリスクがいくつも潜んでいます。
「捨てたつもりが、実は大事な形見だった」
「数日で終わると思っていたのに、片付けに数週間かかった」
「トラックや騒音で、近隣から苦情を受けた」
こうしたトラブルは、事前にちょっとした注意を払うだけで回避できることがほとんどです。
ここでは、以下のような実家の遺品整理でよくある3つの注意点を解説します。
- 何を処分するかを関係者全員が把握しておくこと
- 作業には時間がかかると見込み、余裕を持ってスケジュールを組むこと
- 作業中の騒音や駐車などに関して、近隣住民への配慮を忘れないこと
これらの点を意識しておくだけで、不要な摩擦や誤解を大きく減らすことができます。
このように実家の遺品整理にトラブルはつきものなので、事前に対策を押さえておきましょう!
注意点1.処分するものは関係者全員が把握する
処分予定の遺品をまとめたら、捨ててはいけないものがないかを関係者全員で確認することが重要になります。
独断で遺品を処分してしまうと、のちにトラブルに発展しがちです。
遺品整理の現場に来れない関係者がいる場合は、下記の内容について承諾を得ておきましょう。
- ほしい遺品はあるか
- 処分するための費用分担
- 遺品整理に参加しないなら文句を言わない
作業前や作業中の確認を怠らないことで、処分品のトラブルは回避できますよ。
注意点2.余裕を持ってスケジュールを組む
スケジュールを組む際には、2〜3日間の予備日を設けておくことをおすすめします。
遺品整理では、思いもよらぬトラブルが起こることは珍しくありません。
ギリギリの日程でスケジュールを組むと、予定通りに進行できなかったときに、うんざりする可能性があります。
したがって、余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。
ただし、遺品整理の期間が長すぎると集中力が持続せずに長引いてしまう可能性もあるので、気をつけてくださいね。
注意点3.近隣住民に配慮をする
遺品整理においては、近隣住民とのトラブルも懸念されます。
現場のゴミを放置すればするほど、悪臭や害虫が発生するでしょう。
また、作業中の騒音も、度合いによっては迷惑行為になりかねません。
作業を開始する前に事情を説明し合意を得ておくことで、もめる可能性は低くなります。
これら以外にも、作業する時間帯に配慮をしたり、ドアや窓をしめて作業したりなど、騒音を防ぐための工夫もしてくださいね。
4.実家の遺品整理は自力でもできる?業者に頼むべき3つのケースとは
自分で遺品整理をすることは可能ですが、状況によっては業者の利用をおすすめします。
たとえば、遺品の量が多かったり大型の家財があったりする場合は、作業量が多くなり危険も伴いやすいです。
予定よりも時間がかかってしまい、期限に間に合わなくなるかもしれません。
このような事態を避けるためにも、業者を利用すべきケースを把握し、遺族たちで遺品整理をおこなうか否かを判断しましょう。
ケース1.遺品の量が多くて手に負えない
遺品の量が多い場合は、手に負えない可能性が高いので業者に任せましょう。
遺品の量が多ければ多いほど、作業量と作業にかかる時間が増えるのは避けられません。
遺品整理は、数多くの遺品のなかから捨ててはいけないものを探し出し、片付けをして不用品を処分することになります。
そのため、保管すべき物の区別もつきにくいのに、散らかった部屋から目当てのものを探し出すのは、余計に困難でしょう。
また、不用品は捨てたいときにすぐ捨てられるわけではなく、自治体のルールに従わなくてはいけません。
よって、処分日まで保管するスペースや、処理場へ搬出する手段も確保することになります。
遺品整理の経験が豊富な業者なら、一連の作業を圧倒的なスピードとクオリティで済ませられるのです。
大量のゴミがあったり、大型の遺品があったりする場合は、遺品整理業者の利用を検討してみてください。
ケース2.期限までに終わらせたい
期限までに終わらせたいという人は、遺品整理業者を利用すると最短1日で遺品整理を終えることが可能です。
自分で遺品整理をするとなると、想像以上に手間がかかるため、スケジュール通りに終わらない可能性があります。
たとえば、探し物がなかなか見つからなかったり、大型の家財を解体したりとなると、慣れていない人にとっては時間が読みにくいでしょう。
遺品整理業者に依頼すると、実家の遺品整理の大まかな費用や作業時間を事前に把握することができます。
さらに、依頼主が立ち会わなくても遺品整理を終えることが可能です。
期限が迫っている人はもちろん、遠方在住や多忙によって遺品整理の現場に通いにくい人にも、業者の利用をおすすめします。
ケース3.遺族間のトラブルを回避したい
遺品整理で親族間のトラブルが心配な人は、業者に任せると回避できる可能性が高くなります。
なぜなら、遺品整理業者は第三者なので、遺族全員にとって公平な作業をおこなえるからです。
遺族のひとりが独断で遺品の処遇を決めたり、無計画に形見分けをしたりすることで、もめるケースが多くなっています。
たとえ誠実に遺品整理をしたとしても、遺品の着服で疑われるかもしれません。
遺品整理業者を利用すると、リクエストどおりに遺品の捜索や仕分けがされるので、遺族全員が納得できるでしょう。
遺品整理業者のなかには悪質な業者もあり、全国の消費生活センターにトラブルが報告されているのも事実です。
安心して任せられる優良な遺品整理業者の選び方を知りたい人は、下記の記事をぜひ参考にしてください。
5.実家の遺品整理で詰んだら?プロが解決した実例とブルークリーンの対応策
遺品整理でお困りのことがあれば、ぜひ私たちへご相談ください。
ブルークリーンは遺品整理で3,000件以上の作業実績があり、専門的な技術はもちろんのこと、スタッフの人柄にも定評があります。
遺品の仕分けや不用品の処分、清掃まで一連の業務をお任せいただけますし、必要な作業のみを承ることも可能です。
お客様のご事情や心境に寄り添えるよう努めており、納得していただけるまで打ち合わせを重ねてから、サービスを提供しています。
LINEでのご相談や無料の見積もりにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、これまでに心つむぐ遺品整理がおこなった遺品整理の事例をご紹介します。
実家の遺品整理にいくらかかったか、どのようなサービスがあるかなどを、参考にしてみてください。
事例1.家を処分するための遺品整理
故人が住んでいた家を処分するために、遺品を整理し残置物の撤去をした事例です。
依頼をされたお客様は、まずはご自身で着手されましたが、物量の多さゆえに断念したとのことでした。
この事例のように、遺族が片付けをしてみたものの、ゴミ処分のルールや重量物の遺品にうんざりして、業者に依頼することは珍しくありません。
現場には家財が残されていましたが、きれいに整理整頓されていたため、スムーズに見積もりが済みました。
この事例でおこなった作業は、下記の通りです。
- 家財道具の搬出
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 簡易清掃
作業当日は連携がうまく取れたこともあり、無事に終えられました。
事例2.気持ちの整理を兼ねた遺品整理
こちらの事例では、一軒家の4部屋と納戸に残された荷物を片付けました。
大量の遺品が残されていましたが、きれいに整頓されていた現場です。
依頼をされたお客様は、なかなか遺品整理に手を付ける気になれなかったものの、ようやく着手する決心がついたとのことでした。
「この遺品整理は、お客様にとって気持ちを切り替える機会になる」と心つむぐ遺品整理は考えたのです。
したがって、残す品と残さない品について打ち合わせを重ね、お客様が納得できる工程になるまで、何度も調整しました。
この事例でおこなった作業は、以下の通りです。
- 仕分け作業
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 捜索物の清掃
お客様のお話を伺いながら作業をしていくうちに、お客様の心の整理も少しずつ進んでいった様子でした。
6.まとめと実家の遺品整理で後悔しないために、今すべきこと
実家の遺品整理は、単なる作業ではなく、感情・相続・人間関係・時間管理といった複雑な要素が絡む重要なプロセスです。
だからこそ、始める前には遺言書の有無や法的な期限、そして誰が整理を進めるのかをしっかり確認することが欠かせません。
そのうえで、スムーズに遺品整理を進めるには、全体の流れを把握し、段取りを組んだうえで準備を進めることが大切です。
どの範囲を誰が担当するのか、いつまでに終えるか、不用品の処分や清掃はどうするか。こうした点を早めに共有しておくだけでも、後の混乱や負担を大きく減らすことができます。
もちろん、遺族だけで協力して進めることが理想ですが、実際には時間的・体力的・精神的な負担が大きく、途中で行き詰まってしまうケースも少なくありません。
そんなときは、実家の遺品整理に特化した専門業者に頼るという選択肢も、十分に検討する価値があります。
ブルークリーンは、これまでに3,000件を超える遺品整理の現場を対応してきた実績があり、技術面はもちろん、ご遺族の気持ちに寄り添う姿勢にも高い評価をいただいています。
「どこから手をつければいいのかわからない」という段階でも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。無料見積もりやLINEでのご相談にも対応しております。