実家の遺品整理をすることになったものの、何から手をつけるかでお困りでしょうか。
実家の遺品整理を自分でおこなう場合は、事前の確認や計画、準備が重要です。
これらを怠ると、余計に時間がかかったり労力を費やしたりすることになるので、くれぐれも気を付けてください。
この記事では、実家の遺品整理をスムーズに済ませるためのコツや手順について解説します。
実家の遺品整理をトラブルなく終えられるように、順を追って作業を進めていきましょう。
実家の遺品整理でお困りなら、すぐ相談してください
自分で遺品整理をすると、想像以上に手間がかかるため、予定通りに終わらない可能性があるのです。
遺品整理には遺族間のトラブルがつきものですが、遺品整理業者に依頼すると、遺族全員にとって公平におこなうことができます。
また、故人のためにも遺族のためにもなるべく早く遺品整理をすべきです。
もし、トラブルになるのが不安で遺品整理をためらっているのならば、私たち心つむぐ遺品整理にご相談ください。
心つむぐ遺品整理では、依頼主の事情や心境に配慮した遺品整理をおこなうために、事前の打ち合わせと調査を徹底しております。
見積もりの作成は無料で、最短で即日の対応が可能です。
LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。
1.要確認!実家の遺品整理3つのポイント
亡くなった親の家の片付けは、故人の住居の形態や遺言書の有無によって、すべきことが異なります。
もし期限がなければ、気持ちの整理がついてから、ゆっくりと遺品整理を進めてもよいでしょう。
期限がある場合は、遺言書を確認したうえで、誰が何をやるかを決めてから、遺品整理を進めるべきです。
それでは、遺品整理に着手する前に確認すべきことから、押さえていきましょう。
ポイント1.遺言書はあるか
遺品整理を開始する前に、まずは遺言書の有無を確認してください。
なぜなら、遺言がある場合は、遺言の内容に従って遺品整理をする必要があるからです。
また、見つかった遺言書に封がされていたなら、決して開封してはいけません。
開封すると偽造や改ざんを疑われ、処罰の対象になる可能性すらあります。
未開封のまま家庭裁判所に持っていき、指示にしたがって開封してください。
遺言書を探しても見つからなければ、保管場所として下記の4パターンが考えられます。
- 公証役場で保管されている
- 遺言の作成に関わった人の手元にある
- 一般的に遺言書が保管されている場所にある
- 遺言書が存在しない
遺言者の依頼によって公証人が遺言書を作成し、公証役場に保管する形式を公正証書遺言と言います。
公正証書遺言の手続きをした公証役場が不明でも、どの公証役場からも一括で検索と照会をすることが可能です。
公証役場に遺言書がなければ、遺言書の作成に関わった人に託されているかもしれません。
付き合いがあった弁護士や税理士、司法書士、行政書士、もしくは故人の親友に尋ねてみてください。
それでも見つからなければ、一般的に保管されている場所を探してみましょう。
- 自宅の机や棚の引き出し、本棚や本の隙間、金庫や仏壇の中
- 故人が経営者だったなら会社の金庫や机
- 取引がある銀行の貸金庫や信託銀行
- 檀家になっているお寺や菩提寺
遺言書が存在しない場合は、法定相続人に該当する人たちで遺品整理をすることになります。
ポイント2.期限はあるか
遺品整理をおこなうにあたり、期限があるかの確認も重要です。
たとえば賃貸物件なら退去手続きをしないと家賃が発生し続けるため、家賃の支払日を期限として遺品整理をすることになります。
相続税の納付をする必要があれば、申告期限は相続が発生してから10ヶ月以内です。
また、相続放棄をするなら、相続開始から3ヶ月以内に申請をしなくてはいけません。
これらの期限を考慮して、遺品整理を済ませるか、もしくはやらないかを決断しましょう。
なお、遺品整理の物件が持ち家で、現在も住人がいるなら、気持ちの整理ができ日常生活に戻れた時点で遺品整理を開始してもよいでしょう。
しかし、親が亡くなって、実家に誰も住まないなら、空き家の処分についても考えるべきです。
空き家は一般家屋よりも余計に固定資産税がかかることがあり、放置するとトラブルになって損害賠償を請求される可能性すらもあります。
空き家の遺品整理と放置するリスクについてくわしく知りたい人は、下記の記事をご参照ください。
ポイント3.誰が遺品整理をやるか
実家の遺品整理を誰がおこなうかもしっかり確認する必要があります。
遺品整理は相続に関わったり、遺品の処分費用が必要になったりするため、遺族間でトラブルに発展することも少なくありません。
一般的に、遺品整理は法定相続人の主導でおこなわれるのです。
法定相続人とは、民法上で定められた相続する権利を持つ人のことで、故人の配偶者と血族が該当します。
遺言書の内容次第では、法定相続人以外の人も相続する権利を持つことになるので、くまなく確認してください。
遺品整理を誰がやるかについては、相続の法律に沿って決める必要があります。
誰が遺品整理をやるべきか知りたい人は、3つのケースについて詳しく解説しているこちらの記事を参考にしてください。
2.実家の遺品整理3つの手順とコツ
遺品整理をするなら、思いつきで片付けるよりも、計画を立て準備をしてから開始することをおすすめします。
無計画におこなうと手間も時間もかかるため、期限に間に合わなかったり、長引いて面倒になってしまったりする可能性があるからです。
また、遺品整理をする関係者全員で計画を共有し、慎重に進行するようにしましょう。
遺品整理の具体的な手順やコツについて、詳細をお伝えします。
手順1.全体像を把握する
遺品整理でやるべきことを大別すると、下記の作業内容になります。
- 近隣住民への挨拶や搬出ルートの確保
- 遺品の仕分けや不用品の分別
- 不用品の搬出と処分
- 現場の清掃
- 遺品の供養や買取
この順番通りに進行すると無駄がなく、スムーズに遺品整理をおこなうことが可能です。
また、物件の大きさや立地、遺品の量によっても、作業量が大幅に異なります。
よって、遺品整理をする現場の状態を確認し、ゴミの種類や量をざっくりと算定しておきましょう。
遺品整理の作業内容と手順、現場の状況を把握できたら、具体的な計画を立てます。
手順2.計画を立てる
全体像を把握したら、大まかな計画を立てましょう。
遺品整理は役割分担や期日を決めておかないと、どんどん長期化していき、なかなか終えられないものです。
また、関係者全員が集まれる日は限られるでしょうから、まずは下記の要素を明確にしてスケジュールを立てましょう。
- 片付けをする日時と回数
- 片付ける順番
- ごみの収集日、ごみ収集センターの場所と営業日
- 費用分担
費用に関してはゴミ処理にかかる金額だけではなく、現場へ集合するための交通費も考慮しましょう。
分かるところから概算を計算し、誰が負担するのかも決める必要があります。
こちらの記事では、遺品整理の費用について紹介しているので、ぜひご確認ください。
手順3.必要なものを準備する
遺品整理に必要な道具や服装を把握して、事前に揃えておきましょう。
遺品整理業者が現場で使っている装備のうち、最低限用意すべきものを3種類に分けてお伝えします。
- 遺品整理に向いている衣類
- 仕分けをするための箱や袋
- 作業当日に役立つ道具
遺品整理に向いている衣類とは、動きやすく汚れても問題ないものです。
作業中はしゃがむ機会が多いので、それが苦にならない長ズボンの着用をおすすめします。
近隣住民へ挨拶をしたり、作業だけではなく外出もするなら、チノパンやストレッチジーンズなどのくだけ過ぎない服を用意してもよいでしょう。
また、作業現場のホコリ対策にはマスク、怪我の予防にはゴム付きの軍手が役に立ちます。
さらに、遺品の仕分けでは、不用品と残す物を分けるためのゴミ袋と箱が必要です。
ゴミ袋は自治体指定のものがあるかを確認し、指定されていなければ45Lと90Lの両方があると便利でしょう。
50cmよりも小さいプラスチック製品をゴミとして処分する際に、90Lの袋が使えるからです。
ダンボール箱は持ち運びやすいサイズを選び、箱を閉じるためのガムテープやビニール紐もあわせて用意しましょう。
作業当日に役立つ道具については、下記をご参照ください。
- 作業をする人数分のハサミやカッターナイフ
- 太めの油性マジックペン
- 脚立
- 手押しの台車
段ボール箱に何をしまったのかが分かるように、マジックペンで書いておくとよいです。
また、高所の作業をする際に椅子を使うと危険ですが、脚立があれば安心できます。
ほかにも、荷物の搬出に台車を用いると、体への負担が減り作業も速やかに進行するので、おすすめです。
3.実家の遺品整理をする際の注意点3つ
遺品整理をする際の注意点を把握しておくと、トラブルを回避しやすくなります。
たとえば、自分にとっては価値のない遺品でも他の遺族にとっては思い入れがあるなら、捨ててはいけないものとなるでしょう。
また、実家を片付ける計画をしっかり立てても、予想以上に時間がかかってうんざりする可能性もあります。
このように遺品整理にトラブルはつきものなので、事前に対策を押さえておきましょう。
注意点1.処分するものは関係者全員が把握する
処分予定の遺品をまとめたら、捨ててはいけないものがないかを関係者全員で確認することが重要になります。
独断で遺品を処分してしまうと、のちにトラブルに発展しがちです。
遺品整理の現場に来れない関係者がいる場合は、下記の内容について承諾を得ておきましょう。
- ほしい遺品はあるか
- 処分するための費用分担
- 遺品整理に参加しないなら文句を言わない
作業前や作業中の確認を怠らないことで、処分品のトラブルは回避できますよ。
注意点2.余裕を持ってスケジュールを組む
スケジュールを組む際には、2〜3日間の予備日を設けておくことをおすすめします。
遺品整理では、思いもよらぬトラブルが起こることは珍しくありません。
ギリギリの日程でスケジュールを組むと、予定通りに進行できなかったときに、うんざりする可能性があります。
したがって、余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。
ただし、遺品整理の期間が長すぎると集中力が持続せずに長引いてしまう可能性もあるので、気をつけてくださいね。
注意点3.近隣住民に配慮をする
遺品整理においては、近隣住民とのトラブルも懸念されます。
現場のゴミを放置すればするほど、悪臭や害虫が発生するでしょう。
また、作業中の騒音も、度合いによっては迷惑行為になりかねません。
作業を開始する前に事情を説明し合意を得ておくことで、もめる可能性は低くなります。
これら以外にも、作業する時間帯に配慮をしたり、ドアや窓をしめて作業したりなど、騒音を防ぐための工夫もしてくださいね。
4.業者に実家の遺品整理を依頼すべき3つのケース
自分で遺品整理をすることは可能ですが、状況によっては業者の利用をおすすめします。
たとえば、遺品の量が多かったり大型の家財があったりする場合は、作業量が多くなり危険も伴いやすいです。
予定よりも時間がかかってしまい、期限に間に合わなくなるかもしれません。
このような事態を避けるためにも、業者を利用すべきケースを把握し、遺族たちで遺品整理をおこなうか否かを判断しましょう。
ケース1.遺品の量が多くて手に負えない
遺品の量が多い場合は、手に負えない可能性が高いので業者に任せましょう。
遺品の量が多ければ多いほど、作業量と作業にかかる時間が増えるのは避けられません。
遺品整理は、数多くの遺品のなかから捨ててはいけないものを探し出し、片付けをして不用品を処分することになります。
そのため、保管すべき物の区別もつきにくいのに、散らかった部屋から目当てのものを探し出すのは、余計に困難でしょう。
また、不用品は捨てたいときにすぐ捨てられるわけではなく、自治体のルールに従わなくてはいけません。
よって、処分日まで保管するスペースや、処理場へ搬出する手段も確保することになります。
遺品整理の経験が豊富な業者なら、一連の作業を圧倒的なスピードとクオリティで済ませられるのです。
大量のゴミがあったり、大型の遺品があったりする場合は、遺品整理業者の利用を検討してみてください。
ケース2.期限までに終わらせたい
期限までに終わらせたいという人は、遺品整理業者を利用すると最短1日で遺品整理を終えることが可能です。
自分で遺品整理をするとなると、想像以上に手間がかかるため、スケジュール通りに終わらない可能性があります。
たとえば、探し物がなかなか見つからなかったり、大型の家財を解体したりとなると、慣れていない人にとっては時間が読みにくいでしょう。
遺品整理業者に依頼すると、実家の遺品整理の大まかな費用や作業時間を事前に把握することができます。
さらに、依頼主が立ち会わなくても遺品整理を終えることが可能です。
期限が迫っている人はもちろん、遠方在住や多忙によって遺品整理の現場に通いにくい人にも、業者の利用をおすすめします。
ケース3.遺族間のトラブルを回避したい
遺品整理で親族間のトラブルが心配な人は、業者に任せると回避できる可能性が高くなります。
なぜなら、遺品整理業者は第三者なので、遺族全員にとって公平な作業をおこなえるからです。
遺族のひとりが独断で遺品の処遇を決めたり、無計画に形見分けをしたりすることで、もめるケースが多くなっています。
たとえ誠実に遺品整理をしたとしても、遺品の着服で疑われるかもしれません。
遺品整理業者を利用すると、リクエストどおりに遺品の捜索や仕分けがされるので、遺族全員が納得できるでしょう。
遺品整理業者のなかには悪質な業者もあり、全国の消費生活センターにトラブルが報告されているのも事実です。
安心して任せられる優良な遺品整理業者の選び方を知りたい人は、下記の記事をぜひ参考にしてください。
5.実家の遺品整理なら心つむぐ遺品整理へ!
遺品整理でお困りのことがあれば、ぜひ心つむぐ遺品整理へご相談ください。
心つむぐ遺品整理は遺品整理で2,000件以上の受注実績があり、専門的な技術はもちろんのこと、スタッフの人柄にも定評があります。
遺品の仕分けや不用品の処分、清掃まで一連の業務をお任せいただけますし、必要な作業のみを承ることも可能です。
お客様のご事情や心境に寄り添えるよう努めており、納得していただけるまで打ち合わせを重ねてから、サービスを提供しています。
LINEでのご相談や無料の見積もりにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、これまでに心つむぐ遺品整理がおこなった遺品整理の事例をご紹介します。
実家の遺品整理にいくらかかったか、どのようなサービスがあるかなどを、参考にしてみてください。
事例1.家を処分するための遺品整理
故人が住んでいた家を処分するために、遺品を整理し残置物の撤去をした事例です。
依頼をされたお客様は、まずはご自身で着手されましたが、物量の多さゆえに断念したとのことでした。
この事例のように、遺族が片付けをしてみたものの、ゴミ処分のルールや重量物の遺品にうんざりして、業者に依頼することは珍しくありません。
現場には家財が残されていましたが、きれいに整理整頓されていたため、スムーズに見積もりが済みました。
この事例でおこなった作業は、下記の通りです。
- 家財道具の搬出
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 簡易清掃
作業当日は連携がうまく取れたこともあり、無事に終えられました。
事例2.気持ちの整理を兼ねた遺品整理
こちらの事例では、一軒家の4部屋と納戸に残された荷物を片付けました。
大量の遺品が残されていましたが、きれいに整頓されていた現場です。
依頼をされたお客様は、なかなか遺品整理に手を付ける気になれなかったものの、ようやく着手する決心がついたとのことでした。
「この遺品整理は、お客様にとって気持ちを切り替える機会になる」と心つむぐ遺品整理は考えたのです。
したがって、残す品と残さない品について打ち合わせを重ね、お客様が納得できる工程になるまで、何度も調整しました。
この事例でおこなった作業は、以下の通りです。
- 仕分け作業
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 捜索物の清掃
お客様のお話を伺いながら作業をしていくうちに、お客様の心の整理も少しずつ進んでいった様子でした。
まとめ
実家の遺品整理に着手する前に、遺言書や期限の有無を確認してから、誰がやるかを決めましょう。
また、スムーズに遺品整理を進行するには、事前の計画と準備が必要不可欠です。
まずは作業の全体像を把握し、大まかな計画を立て、事前に必要なものを用意しておきましょう。
遺族で手分けして遺品整理ができるに越したことはありませんが、トラブルを回避して実家の遺品整理を速やかに済ませたい場合は、ぜひ心つむぐ遺品整理へご相談ください。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video