「遺品整理の業者はどこがおすすめなのか知りたい」
そんな疑問を抱えてこの記事にたどり着いた方も多いかもしれません。
遺品整理は、故人の想いを丁寧に扱い、遺族の気持ちにも寄り添う大切な作業です。
だからこそ、依頼する業者は、対応力・信頼性・誠実さのある会社を選ぶ必要があります。
とはいえ、インターネット上には数多くの業者が存在し、「おすすめ」とされている情報にもバラつきがあります。
なかには、作業がずさんだったり、高額請求をされたりと、後悔につながるケースも実際に起きています。
本記事では、遺品整理業者を選ぶ際に知っておきたい大切な視点や、気をつけるべきポイントをわかりやすくお伝えします。
信頼できる業者に出会うために、ぜひ最後までご覧ください。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・YouTube「特殊清掃CH|すーさん」登録者5.3万人
・IICRC認定テクニシャン(CCT)
・Goldmorr認定テクニシャン
・JRES認定テクニシャン
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・bizSPA!フレッシュ
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.失敗しないために!おすすめの遺品整理業者を選ぶ3つのポイント
優良な遺品整理業者に依頼するのであれば、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 物を丁寧に扱ってくれる
- 故人や遺族への対応が丁寧
- 料金体系が明確
実は、遺品整理に関するトラブルは2014年以降増えているため、注意しなければなりません。
全国の消費生活センターに寄せられる遺品整理業者に関する相談数は、2014年以降毎年100件を超えています。
(参考:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-(発表情報)_|国民生活センター)
ここからは、選び方のポイントを確認しましょう。
選び方1.物を丁寧に扱ってくれる
遺品の一つひとつを大切に扱ってくれる業者を選びましょう。
遺品整理では、宝石や骨董品などの高額な物のほかに、故人や遺族にとっては思い入れのあるものが出てきます。
物を丁寧に扱う業者を選ぶことで、遺品の破損や消失といったトラブルを防ぐことが可能です。
整理の技術はもちろん、誠実に遺品と向き合ってくれる業者には、気持ちよく依頼できますよね。
物を大切に扱う優良業者かどうかは、ホームページの作業実績などを見て確かめてみましょう。
高額になりにくい衣類などが多くある場合、費用を抑える意味でも自分で整理したほうが良い場合もあります。
「“捨てづらい衣類の遺品整理”は3つに分けるだけ!後悔しない進め方と処分のタイミング」の記事では、衣類の遺品整理について、具体的な方法を紹介していますので、ぜひご確認ください。
選び方2.故人や遺族への対応が丁寧
故人や遺族への対応が丁寧な業者を選びましょう。
丁寧な業者であれば、故人のプライバシーを尊重した上で処分品を選別したり、依頼者との会話の中で思いを確認しながら作業を進めたりしてくれるからです。
遺品整理業者の質を判断するにあたり、従業員の態度は重要な指標といえます。
たとえば、依頼時に以下のことをよく確認しましょう。
- 電話窓口の対応が良い
- 見積もり時に誠実な対応をしてくれる
- 疑問点・不安点がないか聞いてくれる
逆に、押し売りのような強引さがあったり、説明が不明瞭だったりする業者は、のちにトラブルに発展する恐れがあります。
依頼する前の対応が遺品整理業務の質に直結している傾向にあるので、優良な遺品整理業者の選び方でチェックするべきポイントです。
選び方3.料金体系が明確
料金体系が明確で、見積書の内訳を提示してくれる業者を選びましょう。
見積もり時点で、「基本料金:5万円」とだけ書かれている場合は要注意です。
遺品整理の作業後に追加料金を請求されるかもしれません。
本来であれば、以下のようなさまざまな条件を考慮して見積りが作成されます。
- 処分をする遺品の量
- 部屋の広さ
- 建物の階数
- 周辺の環境
- 作業のスピード(作業員の数)
作業後に思いがけない高額費用を請求されないよう、事前に追加料金が発生する条件を確認しておきましょう。
見積もりで納得できる回答が得られなければ、他社の利用も検討してみてください。
中には、不当な料金請求を行う悪徳業者がいるのも事実です。
「遺品整理に100万円かかるって本当?高額請求の理由と避けるための業者選び」の記事では、悪質な業者を見抜くポイントを紹介しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。
2.要注意!遺品整理業者にまつわる3つのトラブル事例と回避策
核家族化や高齢者の独居世帯の増加にともない、遺品整理業者に依頼するケースが増えています。
その一方で、業者の数も増えて、トラブルの報告件数も増加しているのです。
国民生活センターには、「高額な追加料金が発生した」「処分したくない遺品が処分された」など、料金や作業内容に関する相談が寄せられています。
遺品整理業者とのトラブルを避けるためにも、どんな事例があるのかを知っておきましょう。
トラブル実例①遺品や金品の盗難
遺品整理する中で、金品や高額なものが見つかることも珍しくないです。通常であれば依頼者へ受け渡しますが、故意に盗む業者も存在します。
特に、へそくりは非常に盗まれやすい遺品です。
ほかにも以下のような遺品が盗まれやすいため、注意する必要があります。
- 高額な宝飾品・貴金属
- 骨董品
- マニアの間で取引されるコレクション
- 財布
- 商品券
- スマホ・タブレットなどの電子機器
「遺品整理で残すものはこの7つ!後悔しない判断手順と処分方法」の記事では、遺品整理で残しておくべきものを具体的に紹介しています。
作業が行われる前に、残したい遺品を現場から運び出したり、立ち会ったりするなど対策しましょう。
トラブル実例②配慮がない乱暴な対応
配慮がない乱暴な対応をされたことで、トラブルに発展するケースもあります。
たとえば、以下のような事例が報告されていました。
- 残しておいて欲しいと伝えていた遺品が回収され処分された
- 遺品の運び出しの際、床や壁を傷つけられた
- 残しておく遺品が破壊された
作業員の乱暴な対応や不手際によって一度処分されたり破壊されたりすると、遺品が戻ってこないこともあり得ます。
処分するものと残すものに分類し、作業員が分かるように印をつけるなど、明確にする工夫が必要です。
トラブル実例③不当な費用の請求
予定外の料金を請求されるケースも多発しています。
たとえば、以下のような事例があります。
- 見積金額の2倍の費用を請求された
- キャンセルしたら高額のキャンセル料を請求された
事前に料金表を見たり契約書を交わしたりしなかった場合は、要注意です。
文書で残っていないと、悪徳業者は「口頭で説明した」と言いきります。
なかにはクーリング・オフを行使したものの、返金されなかったケースも報告されているため、慎重に業者を見極めなければなりません。
また、遺品整理のトラブルを回避する方法については「遺品整理のトラブルは回避できる!対策や相談先について紹介」で解説しているので、こちらも確認してスムーズに遺品整理を進められるようになりましょう。
3.安心して任せられる遺品整理なら、ブルークリーンへ
もし、遺品整理にお困りでしたら、ぜひブルークリーンへご相談ください。
ブルークリーンのスタッフは専門知識やスキルはもちろんのこと、スタッフの人柄にも定評があるのです。
お客様の事情や気持ちに寄り添ったプランを提案し、納得いただけるサービスを提供できるよう努力しています。
ここからは、弊社で行った遺品整理の作業実例を順番にご紹介していきます。
依頼者様と話し合いを重ね、大切な遺品を丁寧に扱い、日程調整や探し物などのリクエストにもお応えしている様子が伝われば何よりです。
①大量の物に囲まれた一軒家を片付けた事例
一軒家の4部屋と納戸にある荷物を片付けた事例です。
依頼者は、長らく遺品の整理に手を付けられない心境だったものの、自身の荷物を片付けているうちに業者へ依頼する気になれたとおっしゃっていました。
整頓はされていたものの遺品が散乱しており、仕分け作業に時間がかかった現場です。
この事例では以下の作業を行っています。
- 仕分け作業
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 捜索物の清掃
残すものと処分する品について、依頼者が納得できる行程を組めるまで、何度も打合せを重ねて調整しました。
②散らかった部屋の原状回復をした事例
きれいに整頓されていた賃貸物件を、退去できる状態に原状回復した事例です。
遺族は形見分けを済ませたものの、家財道具や家電製品を片付ける時間がなく、ブルークリーンにご依頼いただきました。
故人のプライバシーを尊重しながら、一つひとつ丁寧に「思い出」の仕分けをしたことがもっとも気を使った点です。
「写真や書類をどこまで残すか」「故人の尊厳に関わる趣向品(アダルトグッズなど)があったら、伝えるべきか」「処分する品を判断する基準」について、依頼者と話し合いを重ねました。
この事例では以下の作業を行っています。
- 貴重品の捜索
- 残置物の撤去
- ハウスクリーニング
故人が日ごろから部屋をきれいに使っていたこともあって、作業自体は短時間で完了しました。
③大量の物が散乱した部屋を片付けた事例
大量の生活雑貨や食器が散乱する部屋を片付けた事例です。
故人は病院で亡くなったために、部屋を片付けることはできませんでした。
依頼者が形見分けのために入室したところ、予想よりも散らかっていたため、ブルークリーンにご依頼いただきました。
現地調査の前に「なるべく早く作業を行いたい」との要望があり、現地調査の際には「貴重品の捜索に力を入れてほしい」とリクエストがありました。
この事例では以下の作業を行っています。
- 貴重品の捜索
- 残置物の撤去
- 簡易清掃
スムーズに作業は進行し、貴重品を受け渡して完了しました。
遺品整理をスムーズに進めるためにはいくつかのコツがあります。
「【保存版】遺品整理のコツ6選!失敗しないための手順と業者選びのポイント」の記事では、自分で行う際の注意点も含めて、そのコツを紹介していますので、ぜひご確認ください。
4.実際の声でわかる!ブルークリーンの遺品整理口コミ紹介
こちらでは、私たちブルークリーンが実際に行った遺品整理作業に寄せられたお客様の口コミを紹介します。
お客様に寄せて頂いた生の口コミをそのまま紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
口コミ1.実家の遺品整理を行ったお客様からの口コミ
こちらは、実家の遺品整理をお手伝いさせて頂いたお客様からの口コミです。
弊社に依頼された遺品整理は、お客様の気遣いもあり連絡から調査・見積もり・整理までスムーズに進み、約2時間で作業を完了させられました。
このように、お客様の目線では物に溢れている現場でも、遺品整理に慣れているブルークリーンであれば、素早く片付けることが可能です。
口コミ2.遺品整理のスケジュール変更をしたお客様からの口コミ
こちらは、お客様のご実家の遺品整理を行った際に頂いた口コミです。
作業の前にお子様が体調を崩してしまい、当初の日程では作業が難しいとのことでしたので、すぐにスケジュールを変更して対応させて頂きました。
物量が多く、作業に1日半かかってしまいましたが、問題なく作業は完了しました。
このように、ブルークリーンはお客様からスケジュール変更の申し出があれば、可能な限り対応させて頂きます。
口コミ3.エレベーター無し物件の遺品整理したお客様からの口コミ
こちらはエレベーター無しの物件の遺品整理をお手伝いしたお客様からの口コミです。
ブルークリーンは搬出経路が限られている場合でも、現地調査の上、作業がスムーズに進められる方法を考えます。
このように、ブルークリーンは搬出が難しい現場の遺品整理も対応可能です。
5.まとめ|信頼できる遺品整理業者に依頼するために大切なこと
おすすめの遺品整理業者は、遺族に寄り添った対応をしてくれる会社です。
遺品整理業者に依頼するときは以下3つのポイントを押さえることで、悪徳業者とのトラブルを回避できます。
- 物を丁寧に扱ってくれるか
- 故人や遺族への対応が丁寧か
- 料金体系が明確か
優良な遺品整理業者は物の扱いが丁寧なのは当然のことで、故人や遺族への接し方も丁重で敬意があり、料金体系が明朗です。
優良な遺品整理業者と一緒に遺品と向き合い、家の中も心も整理しましょう。
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
遺品整理の費用相場は?料金を安くする方法と業者に処分を依頼するメリット
6.専門家が答える!遺品整理に関するよくある質問9選
ここまで読んでくださった方のために、遺品整理でよくいただくご質問とその回答を7つにまとめました。
「依頼するタイミングは?」「自分でできる範囲は?」「費用はどのくらいかかる?」など、初めての遺品整理で気になりやすいポイントを、専門家の視点でわかりやすくお答えしています。
悩んだときにすぐ確認できる“まとめ”として、ぜひご活用ください。
Q1. 遺品整理は自分たちでできますか?
可能です。ただし時間・体力・精神的な負担がかかるため、状況によっては専門業者への相談もおすすめです。
貴重品や書類の仕分け、供養の判断など、判断が難しいケースではプロの知見が役立つこともあります。
Q2. 業者に頼む場合、どのタイミングがベストですか?
相続や引っ越しの予定がある場合は、できるだけ早めの相談がスムーズです。
葬儀直後など気持ちの整理がつかないタイミングでは無理をせず、落ち着いてから進めることも大切です。
Q3. 遺品整理の費用はどのくらいかかりますか?
部屋の広さや物量によって異なりますが、1R〜1LDKでおおよそ8万円〜20万円が目安とされています。
複数社から見積もりを取り、作業内容や追加料金の有無をしっかり確認しましょう。
Q4. 遺品整理と不用品回収の違いは何ですか?
不用品回収は“物を処分する”ことが目的ですが、遺品整理は“想いを整理する”作業です。
形見分けや供養、相続に関わる配慮が必要になるため、対応できる業者かどうかがポイントになります。
Q5. 整理後の部屋のニオイやカビが気になります。どうすれば?
生活臭やカビは、家具の裏や床下、壁の内側など、目に見えない場所に残っていることがあります。
市販の消臭剤や簡易清掃では取りきれず、再発を繰り返すこともあるため注意が必要です。
近年では、臭気成分の分析やカビの種類を特定する同定検査を行った上で、除菌・消臭・防カビ処理を行う専門業者も増えてきました。
そうした科学的アプローチに対応できるかどうかも、業者を選ぶ際のひとつの判断軸になるでしょう。
Q6. 遺品整理でトラブルになりやすいことはありますか?
「勝手に大切なものを捨てられた」「見積もりと請求額が違った」などが代表例です。
契約前に作業範囲・立ち会い有無・費用の内訳などを明確にしておくことで防げます。
Q7. 信頼できる遺品整理業者の選び方を教えてください。
- 事前見積もりが明確
- 法令に基づいた適正処理を行う
- 供養・相続・消臭などにも対応できる柔軟性がある
このような業者は信頼性が高い傾向があります。資格や実績だけでなく、対応の丁寧さや説明力も重要な判断材料になります。
Q8. おすすめの遺品整理業者を見つけるには、何を参考にすればいいですか?
インターネット上のランキングや広告だけに頼らず、実際の利用者の口コミ・Googleレビュー・対応エリア内での実績を総合的に見るのがコツです。
複数社に見積もりを取り、対応の違いを比較することで、自分にとって“本当におすすめできる業者”を見極めやすくなります。
Q9. 「おすすめ」とされる遺品整理業者の中にも注意すべき点はありますか?
はい。「おすすめ」という言葉に惑わされず、実際の作業内容や契約条件をよく確認することが大切です。
中には「基本料金が安く見えても、追加費用が高額になる」「清掃・消臭が不十分」などのケースもあるため、契約前に作業範囲・費用明細・対応範囲を明文化することをおすすめします。