遺品整理を業者に依頼しようと考えたとき、まず気になるのが「見積もりはどう取るのか?」「その金額は妥当なのか?」という点ではないでしょうか。
遺品整理の料金は現場の状況によって大きく変動し、同じ作業内容でも業者によって見積もり額が大きく異なることもあります。
相場や項目の見方を知らずに依頼してしまうと、知らず知らずのうちに高額請求に巻き込まれる可能性もあります。
この記事では、遺品整理の料金相場や見積もりのチェックポイント、注意点までを分かりやすく解説します。
“損しない見積もり”の取り方を、ここで身につけておきましょう。
こんな方におすすめ!
- 遺品整理を初めて依頼するため、費用相場や内訳が分からず不安な方
- 業者から見積もりを取ったが、「これ高すぎない?」と感じている方
- 複数業者を比較したいけれど、何を基準に選べばいいか分からない方
- 悪徳業者に騙されたくない、信頼できる遺品整理業者を探している方
- 遺族間のトラブルを避けたい、客観的な判断材料が欲しい方
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・YouTube「特殊清掃CH|すーさん」登録者5.3万人
・IICRC認定テクニシャン(CCT)
・Goldmorr認定テクニシャン
・JRES認定テクニシャン
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・bizSPA!フレッシュ
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.遺品整理の見積もり相場はどれくらい?料金の目安を解説
遺品整理の見積もりを依頼する前に、あらかじめ料金相場を把握しておくことがとても重要です。
遺品整理の料金には明確な法律上の基準がなく、各業者が独自に価格を設定しているため、同じ作業内容でも見積もり額に大きな差が出ることがあります。
中には、相場を知らない依頼者に対して不当に高額な請求をする悪質な業者も存在します。
こうしたリスクを避けるためにも、まずは「どれくらいの金額が妥当なのか」を知るところから始めましょう。
以下では、間取りごとの一般的な料金相場を表にまとめましたので、見積もりを比較する際の参考にしてください。
間取り | 料金相場 |
---|---|
1LDK | 63,000円~88,000円 |
2DK | 88,000円~132,000円 |
2LDK | 96,000円~165,000円 |
3DK | 143,000円~198,000円 |
3LDK | 151,000円~220,000円 |
4LDK | 180,000円~600,000円 |
(1)遺品整理の料金の決まり方とは?5つの要素で費用は大きく変わる
遺品整理の料金は「間取りだけ」で決まるわけではありません。実際の金額は、現場の状況によって大きく上下するのが実情です。
基本的には、以下の5つの要素によって費用が決まります。
- 間取り(広さ・部屋数)
- 作業人数
- 作業時間
- 荷物の量
- オプションサービス(消臭・リフォームなど)
同じ1Kでも料金が30万円以上異なるケースもあり、料金の差は「部屋の状態」と「作業負担」によって生じます。
(2)実例で比較:同じ1Kでも30万円の差がついた理由
ブルークリーンで実際に対応した1Kの施工事例を2件ご紹介します。
一見同じように見える物件でも、作業人数と作業時間の違いでこれだけ金額が変わります。
施工事例1
施工事例2
このように、部屋の状態によって必要な作業量が大きく異なり、それが見積もり額に直結します。
(3)見積もり前に、似た事例をチェックしよう
ブルークリーンでは、これまでの遺品整理の施工実績を多数公開しています。
自分の状況と近い事例を事前に確認することで、よりリアルな料金感を把握でき、見積もり依頼も安心して進められます。
さまざまなケースの施工事例が掲載されているので、見積もりを依頼する遺品整理と似たような事例がきっと見つかるはずです。
施工事例を見れば、間取りのみで設定された料金相場よりもより具体的な金額を確認できるので、安心して見積もりを依頼できるでしょう。
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
2.遺品整理の見積もりに含まれる主な項目とは?内訳をチェック
遺品整理の見積書には決まったフォーマットがないため、業者によって様式や項目名は異なります。
そのため、複数の業者から見積もりを取っても「何を比較すればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ただし、実際に費用を構成している内訳は、どの業者でも基本的には共通しています。
ここでは、遺品整理の見積もりに含まれる主な7つの項目をわかりやすく紹介します。
金額だけを比較するのではなく、「何にいくらかかっているのか」を知っておくことで、納得できる業者選びがしやすくなります。
(1)人件費:作業スタッフの人数と拘束時間で決まる基本料金
人件費とは、遺品整理にかかる作業スタッフの人数と作業時間に応じて発生する基本的な費用です。
遺品整理の現場では、部屋の広さや遺品の量、汚れの程度などにより必要な人員が大きく変わります。
たとえば、1Kでも物量が少なければ2名で2〜3時間の作業で済むこともありますが、ゴミ屋敷状態や大型家具が多い場合は、5〜6名体制で丸一日かかるケースもあります。
また、人件費の水準は作業員の雇用形態によっても異なります。
正社員スタッフを中心に対応している業者は、一定の教育や衛生管理が行き届いている反面、時間単価はやや高くなる傾向があります。
一方で、アルバイト中心の業者は人件費が抑えられるぶん、技術やマナーの質にバラつきがあることも。
当然ながら、作業人数と作業時間が増えるほど人件費も高くなるため、見積もりをチェックする際は、「何名で」「何時間」「どんな体制で対応するのか」という点まで、しっかり確認しましょう。
(2)出張費:現場までの交通費や車両コストなど
出張費とは、遺品整理の現場まで作業スタッフが移動するための交通費や車両手配費のことです。
遺品整理では、大型の家具や家電を処分するために2トントラックなどを用意することが多く、それにかかるコストが加算されます。
また、出張費には現場までの移動距離も関係しており、事務所から遠い現場ほど料金は高くなる傾向があります。
さらに、現場の前面道路が狭く、大型トラックを駐車できない場合には、別途軽トラックや人員を手配する必要があるため、追加料金が発生するケースもあります。
加えて、近年ではガソリン代や物流コストの高騰により、出張費の負担が上がっている業者も増えています。
そのため、見積もりを確認する際は、「出張費に含まれる項目」や「距離計算のルール」について業者から丁寧な説明があるかどうかをチェックしましょう。
(3)仕分け作業費:必要品・不要品を丁寧に分別する作業
仕分け作業費とは、遺品整理の際に必要なものと不要なものを選別する作業にかかる費用です。
遺品整理業者は、処分すべきもの・残すべきもの・供養が必要なものを、経験と専門知識に基づいて丁寧に仕分けてくれます。
この仕分け作業には、想像以上に時間と人手がかかる場合があり、とくに荷物が多い現場や、物が混在しているご家庭では、作業のボリュームに比例して費用が上がることが一般的です。
また、信頼できる業者であれば、見積もりの時点で「仕分け作業費」の金額や対象エリアを明示してくれるため、「なぜこの費用になるのか?」という納得感にもつながります。
費用を抑えたい場合は、事前にご家族で思い出の品や明らかな不用品だけでも分別しておくと、作業負担が減り料金を下げやすくなります。
(4)処分費:家具や家電など不用品の回収・処分にかかる費用
処分費とは、不用品の処分に対して支払う費用のことです。
たとえば、テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機は家電リサイクル法の対象となり、処分時にはリサイクル料金を支払う必要があります。
また大型の家具の処分には、別途廃棄物の処理費もかかるのです。
(5)清掃作業費:室内の掃除・消毒など原状回復に必要な作業
清掃作業費とは、遺品整理が完了したあとの現場を掃除・除菌して原状回復するためにかかる費用です。
部屋の広さや汚れの程度によって金額は変動しますが、基本的な簡易清掃は作業費に含まれていることが多いです。
しかし業者によっては、清掃作業が見積もりに含まれておらず、別途オプション扱いになるケースもあります。
また、「掃除」といっても、どの程度まで対応するか(床だけ?水回りは?)といった作業範囲のクオリティには差があるため、見積書に清掃の記載がない場合は、必ず具体的な内容を確認するようにしましょう。
なお、血液や体液の除去、強い臭いの脱臭作業などを伴う特殊清掃については、通常の清掃とは異なり、専門的な技術と設備が必要です。
そのため、別途オプション料金がかかるのが一般的です。
(6)供養費用:仏壇・遺影・思い出品などの供養にかかる費用
供養費用とは、遺品の中でもそのまま処分するにはためらいがある仏壇・遺影・人形・手紙などの品物を、寺院や神社で供養してから処分するためにかかる費用です。
この供養対応は、業者によって大きく方針が異なります。
中には、供養に強く力を入れている業者もあれば、簡易的な対応のみにとどめるところ、あるいは一切対応していないところもあります。
また、供養費用は見積書の基本項目に含まれていないことが多く、別途オプション扱いとなるのが一般的です。
そのため、供養を希望する場合は、必ず事前に「どのような形式で供養をしてくれるのか」「どこまで対応してもらえるのか」まで確認するようにしましょう。
特に、大切な思い出の品を扱うからこそ、業者の対応姿勢そのものが信頼性の判断材料にもなります。
気になる点は遠慮せず、詳細まで質問しておくのが安心です。
(7)オプション費用
オプション費用とは、遺品整理以外のサービスを追加するときにかかる費用になります。
遺品整理業者によって、オプションの内容や費用は異なりますが、代表的なサービスは次のとおりです。
- 特殊清掃
- ハウスクリーニング
- 遺品の買取サービス
オプション費用は見積書に含まれていないこともあります。
これらのサービスを希望している人は、契約前に業者に費用や作業内容を確認しておきましょう。
特殊清掃の詳しい内容については、以下の記事をご覧ください。
特殊清掃とは?現場事例・費用・最適な業者選びのポイント【2025年最新】
3.遺品整理の見積もり方法は2種類!自分に合った取り方を選ぼう
遺品整理を業者に依頼しようと決めたとき、最初にぶつかるのが「どうやって見積もりを取ればいいのか?」という悩みではないでしょうか。
現在、遺品整理の見積もり方法には大きく分けて「一括見積もりサイトを使う方法」と「業者に直接問い合わせる方法」の2つがあります。
それぞれの方法には向いている人・注意すべき点が異なるため、違いを知っておくことで、より安心して業者選びができるはずです。
ここでは、両方の特徴をわかりやすく比較しながら解説していきます。
取り方1.一括見積もりサイトを利用する
複数の遺品整理業者にまとめて見積もり依頼ができる「一括見積もりサイト」は、業者を一件ずつ探す手間を省きたい方や、相場感を手早く把握したい方にとって便利な方法です。
登録フォームに一度情報を入力すれば、対応可能な複数の業者から連絡がもらえるため、比較検討がしやすくなります。
しかし近年では、こうした一括見積もりサイトが乱立しており、登録業者の質にもばらつきがあるのが実情です。
本当に良い業者が一部存在する一方で、営業目的や価格優先で掲載されているケースも多く、“地元で信頼されている中小業者”が登録されていないことも少なくありません。
さらに知っておきたいのが、「集客料(広告手数料)」の存在です。
一括見積もりサイトでは、業者側が案件獲得ごとにサイト運営会社に手数料を支払う仕組みが一般的です。
その分、業者はどうしても見積もり金額を高めに設定せざるを得ない状況となるため、「高い=質が良い」とは限らず、割高な価格設定になるリスクもあります。
便利さだけに注目せず、「誰がどうやって自分にこの業者を紹介しているのか?」という視点で選ぶことが大切です。
取り方2.直接電話・メールをする
もう一つの見積もり方法は、遺品整理業者の公式サイトや口コミなどを確認し、直接電話やメールで見積もりを依頼する方法です。
この方法はやや手間はかかりますが、信頼できる業者と直接やり取りができるため、サービス内容や対応姿勢を見極めやすいという大きなメリットがあります。
実際、優良な遺品整理業者ほど一括見積もりサイトには登録していないケースが多く見られます。
なぜなら、すでに地元での信頼や紹介・リピーターで十分な集客ができており、仲介サイトを通さずとも仕事が成り立っているからです。
こうした業者は、広告費(集客料)を見積もりに上乗せする必要もないため、費用面でも無駄が少ない傾向があります。
直接依頼をする場合は、見積もりを依頼する段階で業者から現場の状況や予算感などを詳しく聞かれるのが一般的です。
その際、同じ条件で複数社に依頼することで、正確に比較できる見積もりが手に入ります。
- 予算
- 現場の間取り(1K、2DKなど)
- 駐車スペースの有無(トラックが停められるかなど)
- 不用品の処分希望の有無
もしより正確な金額を知りたい場合は、訪問見積もり(現地確認)をお願いするのも効果的です。
見積もり時のやり取りを通じて、業者の誠実さ・説明力・対応の丁寧さも確認できるため、「価格だけではない信頼」で選びたい方におすすめの方法です。
4.遺品整理の見積もり前に注意すべき5つのポイント
遺品整理の見積書で確認すべきところは、料金だけではありません。
遺品整理の見積書の内容やテンプレートから、悪質業者を見抜くこともできるのです。
信頼できる遺品整理業者に依頼するには、見積書のどの部分に注目すべきか事前に把握しておく必要があります。
見積もりを取る際の注意点やチェックすべきポイントを5つ見ていきましょう。
注意点1.相見積もりを取る
遺品整理業者に依頼するときは、必ず複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
なぜなら、遺品整理には明確な料金規定がなく、業者ごとに費用や作業内容、対応範囲に大きな差が出やすいからです。
複数社の見積もりを比較すれば、相場を把握できるだけでなく、「何にいくらかかるのか」という料金の根拠も見えてきます。
それにより、不当に高額な請求や、見積もりに含まれていない隠れコストに気づける可能性が高まります。
また、金額だけでなく、見積もり時の対応・説明の丁寧さ・信頼感も比較の大切なポイントです。
見積もりは、単に価格を比べるためのものではなく、“その業者に任せて本当に安心できるか”を見極める大切な機会でもあります。
納得と安心を得るために、まずは複数社への見積もり依頼からスタートすることが、失敗しない第一歩です。
注意点2.見積書に責任者印はあるか
見積書を受け取ったら、必ず「責任者の社印」や「担当者の押印」があるかを確認してください。
これは単なる形式ではなく、その見積もりに対して業者が“誰が責任を持つのか”を明確にする、重要な信頼の証です。
優良な遺品整理業者であれば、見積もり段階から作業の責任体制を明示し、不明点や変更点があった場合も迅速に対応できる体制を整えています。
反対に、責任印がない見積書を出してくる業者は、万が一のトラブル時に「誰が対応するのか」が曖昧になりやすく、リスクが高いと言えます。
また、印があることで、見積もりに対する「説明責任」や「修正対応」がスムーズになるため、作業中に追加費用が発生した場合や、想定と異なる状況が起きたときにも、しっかり話が通る相手が明確になります。
たかが印…ではなく、安心して任せられる業者かどうかを見極める“現場で効く判断基準”として、責任印の有無は必ずチェックしましょう。
注意点3.項目ごとに内訳が記載されているか
見積書を受取ったら、項目ごとに内訳が記載されているか確認しましょう。
遺品整理業者の見積書の主な項目は次のとおりです。
- 人件費
- 出張費
- 仕分け作業費
- 処分費
- 清掃作業
- 供養費用
- オプション費用
信頼できる遺品整理業者は、内訳だけでなく作業内容も見積書に事細かく記載されています。
一方、見積書の内訳が記載されておらず「作業代一式」とまとめられている場合は、要注意です。
遺品整理のどの作業に、どれくらいの費用がかかっているの不明瞭なので、必ず尋ねるようにしましょう。
曖昧に答える遺品整理業者の場合、業者の言い値で追加料金を請求してくる可能性があります。
注意点4.不明瞭な項目がないか
遺品整理業者の見積で、不明瞭な項目や内容があった場合は、必ず業者に確認しましょう。
たとえば「諸費用」と書かれている項目は、遺品整理のどの作業に対して発生している費用なのか分かりません。
業者に項目の詳細を尋ねることをおすすめします。
注意点5.追加料金の内容説明はあるか
追加料金の内容説明が見積書に記載されているか確認しましょう。
遺品整理の料金は、見積もり時点ではわからなかった危険物の処分や、現場の状況によって追加料金が発生する可能性があります。
信頼できる業者は、追加料金が発生する可能性があることを見積書にあらかじめ記載してくれるのです。
もちろん、訪問見積もりで現場の状況や遺品の量をしっかり把握し、追加料金を徴収しない業者もあるでしょう。
しかし、遺品整理業者のなかには追加料金の有無や内容説明を見積書に記載していないのにもかかわらず、作業後に高額な請求をしてくる業者もいます。
見積書に追加料金に関する内容が記載されていない場合は、業者に確認しましょう。
5.遺品整理の見積もりを安く抑える3つのコツと交渉ポイント
この見出しでは、遺品整理の見積もり価格を抑えるための具体的な方法を紹介します。
こちらで紹介する内容を知っておけば、遺品整理の費用を抑えることができ、予算内でスムーズに進められます。
知らないままだと、無駄に高い費用がかかってしまったり、不当に高い料金を支払ってしまう恐れがあるでしょう。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 事前に自分で処分する物を減らしておく
- 遺品の買取も同時に依頼する
1つずつ、見ていきましょう。
方法1.複数の業者から見積もりを取る
遺品整理の見積もりを取る際、複数の業者から見積もりを取ることで、サービス内容と料金を比較し、最もコストパフォーマンスが高い業者を選べます。
業者によってサービス内容や料金設定が異なるため、一つの業者だけに依頼すると高額な料金が発生するか、満足のいくサービスが得られないことがあるからです。
例えば、業者Aでは遺品整理の基本料金が10万円、業者Bでは8万円、業者Cでは12万円とします。
この場合、業者Bの方が基本料金が安いため、初めての見積もりで安心感があるかもしれません。
しかし、業者Aは処分費用が含まれているのに対し、業者Bは別途費用がかかる可能性も考慮する必要があります。
複数の業者から見積もりを取り、それぞれのサービス内容と料金を比較検討することで、遺品整理をスムーズに進め、コストを抑える選択ができるのです。
方法2.事前に自分で処分する物を減らしておく
遺品整理の費用を抑えたい場合は、作業を依頼する前に不要なものを自分であらかじめ整理しておくのが効果的です。
なぜなら、遺品整理業者の料金は「作業量」に比例して決まることが多く、物の量が少なければそれだけ作業時間も短縮できるからです。
たとえば、故人の住まいに大量の本や雑貨が残されていると、業者に依頼した場合に10万円以上かかるケースもあります。
しかし、事前に不要な本や衣類などを自分で処分しておけば、当日の作業時間や人員が減ることで、数万円単位で費用が下がる可能性もあります。
もちろん、何を残すべきか判断に迷う場合は、遺品整理を誰がやるべきかという法的な観点を知っておくことも大切です。
遺品整理は誰がやるべき?法的なルールと現場のリアルを徹底解説
このように、事前にできる範囲で整理を進めておくことで、費用を抑えるだけでなく、当日の作業もスムーズに進みやすくなります。
方法3.遺品の買取も同時に依頼する
遺品整理の際には、遺品の買取を同時に依頼することを検討しましょう。
貴重品を適切な価格で売却でき、その収益で遺品整理の費用の一部を補えるからです。
具体例として、故人がコレクターであり、貴重な切手やコインなどを多く所有していた場合、これらのアイテムは専門の買取業者に評価してもらうことで高値で売却できる可能性があります。
遺品の買取を検討する際には、遺品整理業者が買取サービスを提供しているか確認し、適切な査定が行われているかチェックしましょう。
可能であれば、複数の業者に査定をお願いするのも良いです。
買取も依頼することで、経済的負担を軽減しながら遺品整理を行うことができます。
6.遺品整理業者を選ぶときに必ず確認すべき3つの基準
遺品整理業者を選ぶ際、確認すべきポイントについて解説します。
ポイントを把握しておくことで、信頼性の高い業者を選び、安心して遺品整理を任せられるようになります。
反対に知らないままだと、不誠実な業者に騙されたり、不法投棄に加担してしまう危険もあるでしょう。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- スタッフの言葉遣いや対応は丁寧かどうか
- 遺品整理の実績はどれくらいあるか
- 遺品整理に必要な許認可を取得しているか
1つずつ紹介していきます。
ポイント1.スタッフの言葉遣いや対応は丁寧かどうか
遺品整理業者を選ぶ際、スタッフの言葉遣いや対応が丁寧かどうかを確認しましょう。
なぜなら、遺品整理は感情的な要素が強く含まれる作業で、適切なコミュニケーションが不可欠であるからです。
例えば、業者に問い合わせを行った際や見積もりの打ち合わせ時、スタッフが丁寧な言葉を使ってきちんと説明を行い、質問に対しても親切に答える場合、その業者は信頼性が高いと考えられます。
また、遺品整理業者を選ぶ際は、口コミやレビューをチェックするとともに、直接業者とコンタクトを取り、スタッフの言葉遣いや対応を確認しましょう。
これにより故人の気持ちを尊重し、適切に遺品整理をしてもらえる業者を選べるようになるのです。
ポイント2.遺品整理の実績はどれくらいあるか
遺品整理業者を選ぶ際には、業者の遺品整理の実績を確認することが大切です。
実績がある業者は、多くのケースに対応した経験を持っており、様々な状況で適切なサービスを提供することができる可能性が高いからです。
また、業者の実績が多ければ、それだけ多くのお客様から信頼されている証でもあります。
例えば、遺品整理を依頼する前に、業者のウェブサイトを確認し、実際に行った遺品整理のケース数や、顧客のフィードバック、写真などの情報を調べると良いでしょう。
これにより、安心して遺品整理を依頼することができるようになります。
ポイント3.遺品整理に必要な許認可を取得しているか
遺品整理業者を選ぶ際、遺品整理に必要な許認可を取得しているかどうかを確認することは絶対に欠かせません。
許認可の有無が重要な理由は、遺品整理には故人の大切な品物や家財の処分、また時には貴重品の取り扱いも含まれるため、信頼性や透明性が求められるからです。
例えば、業者のウェブサイトやパンフレットで、「一般廃棄物収集運搬許可証」や「産業廃棄物収集運搬許可証」、「古物商許可証」などを明示している場合、その業者は信頼できる可能性が高いでしょう。
許認可を取得している遺品整理業者を選ぶことで、不法投棄などをされる心配も無く、安心して依頼を出来るのです。
7.見積もり依頼はブルークリーンへ!実績と対応力で選ばれています
どの遺品整理業者に見積もりを依頼すべきか迷っている方へ。
関東圏で遺品整理をご検討中なら、ブルークリーン株式会社にご相談ください。
私たちは、遺品整理・特殊清掃・ゴミ屋敷清掃などの分野で3,000件以上の対応実績を持つ、専門業者です。
ご相談・お見積もりは完全無料。現地確認後も、正式なご依頼をいただくまでは料金は一切発生しません。
経験豊富なプロのスタッフが、誠実かつ丁寧に対応いたします。
まずは一歩、安心のためのご相談から始めてみませんか。
ブルークリーンの見積書には、作業内容や料金の内訳が明確に記載されており、どこにいくらかかるのかが一目でわかるようになっています。
不明点や不安を残さない、誠実な見積もりこそが、私たちの基本姿勢です。
また、最短で即日の対応も可能で、LINE・電話から無料でご相談・見積もり依頼が可能です。
ご家族の状況に応じて柔軟に対応いたしますので、まずはどうぞお気軽にご連絡ください。
8.遺品整理でよくあるトラブルと防ぐための対策とは?
最後に、遺品整理業者とのトラブルを防ぐ方法を紹介します。
この方法を知っておけば、遺品整理を円滑に進め、後々のトラブルを回避して精神的な負担を軽減できるでしょう。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 女性・高齢者が一人で対応しないようにする
- 見積もり書の内容に納得するまで契約書にサインをしない
悪徳業者に依頼しないためにも、ぜひチェックしてみてください。
方法1.女性・高齢者が一人で対応しないようにする
遺品整理業者とのトラブルを防止するために、女性や高齢者は一人で業者と対応しないようにしましょう。
一人で対応する場合、契約内容の確認が不足していたり、強引な勧誘に対して十分な対応ができないことがあるためです。
業者に遺品整理を依頼する際は、親しい人と一緒に見積もりを取りに行ったり、契約時にも同席してもらい、二人以上で内容を確認することが効果的です。
これにより、契約内容をしっかり理解し、不利益な条件を防ぐことができます。
一緒に業者と対応することで、心強さを感じながら適切な判断ができ、故人の遺品を安心して任せることができます。
方法2.見積もり書の内容に納得するまで契約書にサインをしない
遺品整理業者との契約前には、見積もり書の内容をしっかり確認し、納得するまで契約書にサインしないようにしましょう。
契約を急いでしまうと、後で予想外の費用が発生したり、サービス内容に不満が生じる場合があるからです。
見積もり書を確認する際には、料金の内訳・作業範囲・追加料金の条件などをしっかり確認する必要があります。
実際に、遺品整理業者に依頼する際、見積もり書に記載されていた料金以外に、後から追加料金が発生し困惑したケースがあります。
このような形の追加料金を防ぐためには、契約前に見積もり書の内容を細かくチェックし、疑問点は業者に質問することが大切です。
安心して依頼できる業者と契約するために、見積もり書の確認をしっかり行い、納得できる内容であることを確認してから契約しましょう。
9.遺品整理の見積もりは信頼できる業者に任せるのが正解です
遺品整理の見積もり方法には、「一括見積もりサイトを利用する方法」と「業者に直接問い合わせる方法」の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットはありますが、対応の丁寧さや信頼性を重視したいなら、直接問い合わせて見積もりを取るのがおすすめです。
また、遺品整理の料金や見積書の形式には明確な規定がないため、中には不透明な料金設定や不当な追加請求をしてくる悪質な業者が存在するのも事実です。
大切な故人の遺品を安心して整理するためには、事前に相場感を把握し、見積もり時の確認ポイントを押さえておくことが何より大切です。
関東圏で信頼できる遺品整理業者をお探しの方は、ぜひブルークリーン株式会社へご相談ください。
3,000件以上の対応実績と誠実な姿勢で、ご家族の気持ちに寄り添ったサービスをお約束します。