遺品整理で出てきた着物、どうする?後悔しない処分方法と判断のコツをプロが解説

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遺品整理で出てきた着物を処分する方法と注意点を紹介!

「遺品整理をしていたら、和ダンスの中からたくさんの着物が出てきた」

「古くてシミや虫食いがあり、リサイクルも難しそうなので処分したい」

そんなお悩みを抱えていませんか?

遺品整理で出てきた着物は、そのまま捨てるには気が引ける一方で、扱いに困るもののひとつです。

着物を処分する方法は全部で7つあり、状態や希望に応じて選択できます。

中でもおすすめなのは、着物以外の遺品整理にも対応し、不用品の分別や処分を一括で任せられる「遺品整理業者」に依頼することです

本記事では、遺品整理で見つかった着物の処分方法や、処分時の注意点をわかりやすく解説します。

読み終えるころには、着物の扱いに関する不安が解消され、スムーズかつ納得のいく形で処分が進められるようになるはずです。

着物の処分に困ったら、すぐに相談してください

故人が大切にしていた着物が大量にあった場合は、処分に困ってしまいますよね。

買取に出したり、ゴミとして処分することは簡単ですが、気が引けてしまうものです。

しかし、着物を放置していても、保管場所に困ったり財産相続とみなされたりして、親族間のトラブルの原因となってしまうこともあります

もし、今すぐ故人が残した着物を処分したいと考えているなら、私たちブルークリーンにご相談ください。

ブルークリーンでは、無料で最短即日の見積もり対応が可能です。

LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。

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監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

取締役 環境復旧対策部部長

▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」
・これまで4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video

1.遺品整理で見つかった着物の処分方法7選|手放し方と特徴を比較解説

1.遺品整理で出てきた着物を処分する7つの方法

遺品整理で出てきた着物は、故人の思い出が詰まっていたり価値の高いものがあったりして処分に困ってしまいますよね。

ゆっくり考える時間があればよいのですが、遺品整理は期限を気にしなければいけないこともあります

ここでは、着物を処分する方法7つをご紹介しますので、ご自身の状況に合わせて適切な処分方法を検討しましょう。

方法1.遺品整理業者に処分してもらう

1つ目は、遺品整理業者に処分してもらう方法です。

着物を遺品整理業者に処分してもらうメリットは、着物の処分と同時に遺品整理をおこない処分までしてくれるところにあります。

そのほかにも、遺品整理後にハウスクリーニングや特殊清掃などをおこなってもらえるのも魅力です

遺品整理業者への料金が発生してしまいますが、時間や体力的に余裕がないときはおすすめな方法となります。

また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。

遺品整理の費用相場は?料金を安くする方法と業者に処分を依頼するメリット

方法2.専門業者へ売却する

2つ目は、着物専門の買取業者に売却する方法です。

着物の価値は素人目では判断することが難しいですよね。

しかし、着物専門の買取業者であれば、経験豊富な鑑定士が着物を査定してくれます。

そのため、価値の高い着物をしっかりと見極め、相場に合った買取価格を掲示してくれるでしょう

また、このような買取業者は、自宅まで来て着物を査定する「出張買取サービス」をおこなっていることも多くあります。

自宅にいながら着物を買取してもらえるので、店舗に行く時間がない人はぜひ利用してみましょう。

方法3.NPO団体に寄付する

3つ目は、NPO団体に寄付して処分する方法です。

近年ではインバウンド(訪日外国人)需要の影響もあり、和文化への関心が高まる中で、着物のニーズが再注目されています。

そうした背景から、着物を必要とする人々へ届ける取り組みとして、NPO団体が不要になった着物の寄付を広く受け付けています。

寄付された着物は、国内外の教育・福祉施設、伝統文化の普及活動などへ有効活用されます

着物本体だけでなく、帯や下駄、扇子といった和装小物も寄付対象として歓迎されているため、付属品とあわせてまとめて送ることが可能です。

寄付の方法はシンプルです。まずはNPO団体の公式ホームページからメールなどで問い合わせて申し込みを行います。

その後、団体から専用の配達伝票が送付されるので、それを貼付したうえで、段ボールに詰めた着物類を発送すれば完了です。

大切な着物が、誰かの役に立つという安心感とともに、心ある整理ができる手段のひとつです。

方法4.家庭ゴミとして捨てる

4つ目は、家庭ゴミとして捨てる方法です。

着物は、一般的には燃えるゴミや古布に分類されるので、家庭ゴミとして捨てられます。

ただし、自治体によっては家庭ゴミとして捨てることができない場合もあるので、捨てる前にゴミ出しのルールを確認してみましょう

遺品整理の作業中に発生したゴミはどうやって捨てれば良いのか気になる人もいると思います。

以下の記事で、詳しい処分方法や費用についても紹介するので、併せてご確認ください。

【保存版】遺品整理で出るゴミの種類と処分方法!業者に頼むべき理由と注意点も解説

方法5.リサイクルショップなどへ売却する

5つ目は、リサイクルショップや古着屋に着物を売却して処分する方法です。

店舗によっては着物の取り扱いがあるため、すぐに持ち込んで査定してもらえる手軽さが魅力です。

ただし、多くのリサイクルショップや古着屋では、着物に関する専門知識が十分でないこともあり、たとえ大島紬や結城紬といった高価な反物であっても、適正な価値が評価されず、安値で引き取られてしまうケースがある点には注意が必要です。

そのため、「とりあえず売ってみたものの、想像以上に安かった」「わざわざ足を運んだのに買い取り自体を断られた」といった声も少なくありません。

一方で、「価格は気にせず、処分を急ぎたい」という場合には、近所でサッと手続きが済む選択肢として有効です。

とにかく早く着物を手放したい人や、売却額にこだわらない人には、リサイクルショップや古着屋への持ち込みはひとつの手段として検討できるでしょう。

方法6.リメイクする

6つ目は、着物をリメイクする方法です。

故人が残した着物は、自分にはサイズが合わなかったり汚れやほつれがひどかったりして、着物として着ることができないことが多くあります。

そのようなときは、綺麗な部分だけを切り取り縫い合わせ、リメイクするのがおすすめです。

裁縫の技術や時間が必要となりますが、故人の思い出の着物を違う形として残すことができます

ヘアゴムや巾着、小物入れなど、自分の好きなものにリメイクしてみてはいかがでしょうか。

方法7.第三者に譲る

7つ目は、第三者に譲って着物を活用してもらう方法です。

「故人が大切にしていた着物を、ただ捨てたり売ったりするのは気が引ける」そんな気持ちを抱く方には、親戚や知人、信頼のおける友人などに譲るという選択が向いています。

とくに晴れ着や訪問着、結婚式で使えるような格式ある着物であれば、成人式や七五三、卒業式などのイベントで活用したいと考えている方から喜ばれる可能性が高いでしょう。

状態がよく、サイズも合うようであれば、着物を引き継ぐことは新たな「命のつながり」にもなり得ます。

大切な思い出の詰まった品物だからこそ、「必要としている誰かに受け継いでほしい」という想いに共感してくれる人へ譲るのは、心にやさしい選択肢のひとつです。

2.遺品の着物をスムーズに整理・処分するために意識したいポイント

2.遺品整理で着物をスムーズに処分するポイント

遺品整理をするときは故人が亡くなった悲しみにより、遺品の片付けや分別に予想以上に時間がかかってしまうことがあります。

遺品整理で出てきた着物についても例外ではありません。

ここでは、遺品整理で着物をスムーズに処分するポイントを紹介します。

しっかりとポイントを把握し、スムーズかつ確実に着物を処分しましょう

ポイント1.買取業者に査定に来てもらう

ポイントの1つ目は、買取業者に査定に来てもらうことです。

故人が亡くなったあとは、着物以外の遺品を分別したり、部屋の掃除をしたりで時間がいくらあっても足りません。

着物を売却するときは、リサイクルショップや古着屋に持ち込む方法もありますが、スムーズかつ確実に着物を処分したいなら、買取業者に査定に来てもらうのがおすすめです。

着物が大量にあり押し入れから出すのが大変な場合でも、自宅に買取に来てもらうとそういった手間も省けるでしょう

自宅で査定をしてもらえる安心感もありますし、時間を有効に使えるのもよい点です。

着物の売却を検討している人は、まずは出張買取サービスのある買取業者に問い合わせてみましょう。

ポイント2.遺品整理と同時に処分してもらう

ポイントの2つ目は、着物を遺品整理と同時に処分してもらうことです。

遺品整理をするときに、着物やほかの遺品を分別してそれぞれ処分しようとしてしまうと、膨大な時間と労力をかけてしまうことになります。

遺品整理業者に遺品整理を依頼する場合は、事前の打ち合わせにより処分するものと残すものを仕分けすることが可能です。

そのため、一回の作業でまとめて遺品を分別し処分できます

着物の処分を遺品整理業者に任せることで、遺品整理を同時におこない着物の処分と遺品整理をスムーズに進めることができるでしょう。

【関連記事】遺品整理業者とは?料金・選び方・失敗しないコツをプロが徹底解説!

3.遺品の着物を手放すときに注意すべき3つの落とし穴とは?

3.遺品の着物を処分するときにある3つの注意点

安易に着物を処分すると、思わぬトラブルを招きかねません。

たとえば、相続放棄をしても遺品を相続したとみなされることがあります。

そのため、遺品整理で出てきた着物を処分するときは、慎重な判断を下す必要があるのです。

ここからは、遺品整理で出てきた着物を処分するときの3つの注意点を紹介していきます

着物を処分したあとに悲しい思いをしないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

注意点1.遺言書の有無を確認する

着物やそのほかの遺品を処分するときは、故人が残した遺言書がないかを確認しましょう。

価値の高い着物があった場合は、遺言書によって相続人を指定していることもあります

そのようなときに、勝手に着物を処分してしまうと金銭的トラブルに発展しかねません

もし遺言書が見つかっているのであれば、弁護士のもとで遺言書の確認をするのが賢明でしょう。

注意点2.親族で処分方法を話し合っておく

遺品整理をするときは、同居の家族を中心に親族全体で処分方法を話し合っておく必要があります。

着物を処分するのは簡単ですが、一度処分してしまった着物を復元することはできません

自分にとって貴重ではないものも、家族や親族にとっては故人との思い入れのある品ということもあります

家族や親族がみんな納得する方法で着物を処分することを徹底しましょう。

注意点3.売却時は相続税が発生することがある

遺品整理をするときは、故人の財産を相続するかどうかを決めておく必要があります。

なぜなら、故人の財産を相続する場合には相続税が発生することがあるからです。

また、財産を相続しないと決めているにもかかわらず遺品を売却してしまうと、単純承認となり財産を相続するとみなされる場合があります。

そして、もし財産を相続するとみなされた場合は、相続税を支払わなければいけません

したがって、遺品整理をするときは相続するかしないかを決め、その結果によって遺品の処分方法を検討しましょう

相続放棄するときの注意点を知りたい人や相続放棄で失敗したくない人は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

勘違いされやすい、遺品整理における財産の管理義務について、わかりやすく解説しています。

相続放棄したのに遺品整理したら“借金ごと相続”!?知らないと危ない管理義務の落とし穴

4.大切な着物を丁寧に扱いたい方へ|遺品整理はブルークリーンにご相談を

遺品整理は信頼できる専門業者ブルークリーンにお任せください

遺品整理で出てきた着物を処分するならブルークリーンへご依頼ください。

ブルークリーンは4,000件以上の遺品整理や特殊清掃、ゴミ屋敷の掃除の依頼実績がある清掃業者です。

ブルークリーンの遺品整理では価値が高いと思われる着物は買取をおこない、値段がつかないものはそのまま処分します

また、遺品整理や清掃も同時におこなえるので、一回の依頼ですべての悩みを解決できますよ。

相談は無料なうえ、最短即日での対応が可能です

LINE相談も受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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5.着物の処分で迷ったらプロの手を借りて。大切なのは「納得できる判断」

遺品整理で出てきた着物を処分する7つの方法をご紹介してきました。

そのなかでもおすすめなのは、着物を含めた遺品の仕分けと不用品の処分をまとめて任せられる、遺品整理業者への依頼です。

遺品整理業者であれば、着物の扱いに配慮しながら、他の遺品との整理も並行して進められるため、心身への負担を最小限に抑えながらスムーズに作業を終えることができます。

もし、どの方法を選ぶべきか迷ったときは、無理に一人で判断しようとせず、まずはプロに相談してみてください

ご遺族の気持ちに寄り添いながらサポートを行うブルークリーンでは、365日24時間対応でご相談をお受けしています。

納得のいくかたちで大切な着物に区切りをつけるためにも、ぜひお気軽にご相談ください。