「親が亡くなったため、実家に行ってみると大量のゴミで溢れていた」
「遺品整理で出るゴミの処分に困っている」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
遺品整理で発生するゴミは、家庭系一般廃棄物です。
家庭系一般廃棄物を処分する方法は、家庭ゴミとして捨てるか、自治体のゴミ処理場に持ち込むもしくは業者に依頼するかのどれかになります。
この記事では、遺品整理で発生するゴミを処分する方法、ゴミ回収を業者に依頼するメリットについて詳しく解説します。
この記事で遺品整理で発生したゴミに関する知識を身に付け、スムーズにゴミの処分を進めていきましょう。
遺品の高価買取は心つむぐ遺品整理にお任せください
遺品整理を依頼する業者によっては、遺品を買い取ってくれます。
しかし、その中で価値あるものを見つけ、適正な価格で買い取ってくれる業者を見つけるのは難しいことでしょう。
心つむぐ遺品整理では、貴重な遺品を高価格で買い取り、遺品が新たな価値を持つ機会を提供しています。
LINEで無料の見積もり相談も実施しているので、気軽にお声がけ下さい。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.遺品整理で発生するゴミの種類とは
遺品整理で発生するゴミは「家庭系一般廃棄物」に該当します。
ゴミは大きく分けて、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2種類があります。
「産業廃棄物」とは、事業活動に伴って発生する廃棄物のなかで、廃棄物処理法で認定されている20種類の廃棄物のことです。
そして、「一般廃棄物」は「産業廃棄物」以外の廃棄物になります。
さらに、「一般廃棄物」は「事業系一般廃棄物」「家庭系一般廃棄物」「特別管理一般廃棄物」の3種類に分けられているのです。
このなかの「家庭系一般廃棄物」は、一般家庭の日常生活のなかで発生するゴミと把握しておきましょう。
したがって、遺品整理で発生するゴミは「家庭系一般廃棄物」になるのです。
2.遺品整理で発生するゴミを処分する方法
遺品整理で発生するゴミは「家庭系一般廃棄物」となりますが、あまりにゴミが大量に発生している場合は、そのゴミの処分に困ってしまいますよね。
ここでは、遺品整理で発生するゴミを処分する方法を紹介します。
ゴミの種類や量に注意して、適切な方法で確実にゴミを処分しましょう。
方法1.家庭ゴミで捨てる
1つ目は、家庭ゴミとして捨てる方法です。
遺品整理で発生するゴミは「家庭系一般廃棄物」なので、市町村が管理するゴミの集積場に出せます。
遺品整理をする身内や親族でゴミの分別をしっかりとおこない、市町村のルールに沿ってゴミを処分しましょう。
家庭ゴミとして捨てる場合の費用は無料です。
そのため、時間と労力をかけられるなら、もっとも金銭的な負担の少ない処分方法となります。
方法2.自治体のゴミ処理場へ持ち込む
2つ目は、自治体のゴミ処理場へ持ち込む方法です。
遺品整理で発生したゴミがあまりに多いときは、家庭ゴミとして集積場へ運ぶのが困難だったり、1回でまとめて処分できなかったりします。
そのような場合は、自分でトラックをレンタルして自治体のゴミ処理場へ持ち込むのがおすすめです。
もし自分でトラックを運転できなかったりレンタルすることが難しかったりするときは、自治体の一般廃棄物収集運搬許可業者にゴミの集荷を依頼するとよいでしょう。
家庭系一般廃棄物であれば1Kg程度で15~40円、ベッドやソファなどの大型家具は1,000円~3,000円程度で処分してもらえます。
ただし、集荷を依頼する場合はこれらに別途運搬費用が加算されますので注意が必要です。
各自治体のホームページで一般廃棄物収集運搬許可業者を確認できますので、集荷の料金や日程について問い合わせてみてください。
方法3.業者に回収してもらう
3つ目は、ゴミを業者に回収してもらう方法です。
遺品整理で発生するゴミを処分するときは、手伝える身内や親族が少なかったり、ゴミの処分に時間を割けないことがあったりします。
そのような場合は、業者にゴミの回収を依頼するのがおすすめです。
ここで言う業者とは、不用品回収業者や遺品整理業者になります。
業者にゴミの回収を依頼すると、ゴミの分別や運搬をすべて任せることができるので、もっとも簡単にゴミを処分できますよ。
ゴミの回収を依頼するときにかかる費用は、部屋の間取りとゴミの種類、処分量によって変動します。
不用品回収業者の場合は、ソファやベッドなどの大型家具で4,000円~(サイズによる)となっていて、自治体のゴミ回収に比べると割高です。
家庭系一般廃棄物の回収についても、10Kg当たり300円~500円程度の費用がかかってきます。
ゴミの処分を業者に依頼するときは、必ず事前に見積もりをとりましょう。
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
3.ゴミの処分は業者に依頼するべき4つの理由
遺品整理で発生するゴミの処分方法を紹介してきましたが、なかでもおすすめはゴミの処分を業者に依頼することです。
時間に余裕があったり、複数人でゴミの処分に当たれたりする場合を除き、業者に依頼することのメリットは大きいでしょう。
ここでは、ゴミの処分を業者に依頼するべき4つの理由を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由1.大量のゴミにも対応してくれる
1つ目は、大量のゴミにも対応してくれることです。
ゴミの処分方法でも触れましたが、ゴミが大量に発生しているときはゴミの処分に困ってしまいますよね。
しかし、業者にゴミの処分を依頼したときは、そのような心配は一切する必要がありません。
ゴミの量に応じて運搬車両を調整し、確実にゴミの処分をおこなってくれますよ。
例えば、大型ごみとして捨てなければならない布団についても処分してくれます。
詳しくは「遺品整理での布団の処分方法は?再利用方法や供養について解説」の記事でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
理由2.ゴミ回収以外のサービスを受けられる
2つ目は、ゴミ回収以外のサービスを受けられるからです。
たとえば、遺品整理業者にゴミの回収を依頼した場合は、ゴミの回収のほか遺品整理・ハウスクリーニング・整理整頓などのサービスを受けることができます。
ゴミの回収だけでも十分ですが、ほかのサービスをお願いすることで時間や体力的にも余裕をつくれるのがうれしいですね。
理由3.ゴミの分別をしなくてよい
3つ目は、ゴミの分別をしなくてもよいことです。
ゴミの分別は、ゴミの量に比例して大変になるでしょう。
しかし、ゴミの回収を業者に依頼すればゴミの分別をする必要がなくなります。
ゴミの量が多くゴミの種類が多い場合は、よりこのメリットを感じられるでしょう。
理由4.好きなときに回収してもらえる
4つ目は、好きなときにゴミを回収してもらえることです。
遺品整理で発生するゴミを処分するときは、賃貸物件から退去を迫られるなどで期限を決められることがあります。
そのようなときでも、業者にゴミの回収を依頼すれば期限内にゴミの処分をおこなってくれるでしょう。
また、業者のスケジュールが空いていれば、自分のすきなタイミングでゴミの回収を依頼できるのもメリットになります。
4.業者に依頼する前にやっておくとよいこと
ゴミの回収を業者に依頼するときは、あらかじめやっておくとよいことがあります。
ここで紹介する3つのことを事前におこなってからゴミの回収を業者に依頼すると、トラブルを防ぎスムーズにゴミを処分できますよ。
ゴミの処分を業者に依頼することを検討している人は、必ずチェックしておきましょう。
(1)貴重品や形見を仕分ける
貴重品や形見が間違ってゴミとして処分されないように仕分けておきましょう。
貴重品とは、現金・クレジットカード・通帳・身分証・印鑑・宝石・貴金属などが該当します。
形見は故人の写真やアルバム、思い出の品物などのことです。
また、着物など残しておきたい衣類などがあれば、このタイミングで仕分けておいてください。
衣類については、3つのパターンに分けて分類するのがおすすめです。
詳しくは「衣類の遺品整理は3つに分ければOK!処分する時期や方法を解説」と「遺品整理で出てきた着物を処分する方法と注意点を紹介!」の記事で紹介しているので、併せてご確認ください。
(2)レンタル品の返却やサブスクの解約をする
故人が生前に借りていたDVDやCDなどのレンタル品の返却や、動画配信や食料品配達のようなサブスクリプションサービスの解約はあらかじめ済ませておきましょう。
もしそのままでいると、延滞金や利用料が発生し続けてしまうからです。
故人が利用していたサービスについては、契約書等の書類で確認しましょう。
もし利用しているサービスが分からない場合は、支払いに使っているクレジットカードや銀行口座を凍結することで対策できます。
(3)賃貸の場合は備え付けの家具などを区別する
賃貸物件に住んでいる場合は、その物件に備え付けられている家具や備品を区別しておきましょう。
もし知らずに処分してしまった場合は、不動産会社から高額な請求をされてしまう可能性があります。
不安なときは、不動産会社にあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
5.遺品整理を業者に依頼するときの3つの注意点
遺品整理で発生するゴミの回収は、不用品回収業者ではなく遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
理由は、遺品整理で発生するゴミの処分と同時に遺品整理をおこなってくれるからです。
もし遺品整理業者ではなく不用品回収業者に依頼してしまうと、相場以上の金額を請求されたり不用品以外を処分されたりしてしまうかもしれません。
ここでは、遺品整理を業者に依頼するときの3つの注意点を紹介します。
注意点1.無許可の業者には依頼しない
1つ目は、一般廃棄物収集運搬許可を取得していない無許可の業者には依頼しないことです。
ゴミの回収資格でよくある勘違いとして、古物商の許可、産業廃棄物処理業許可、遺品整理の資格があれば家庭系一般廃棄物を運搬できるものと認識しているケースがあります。
しかし、そのような許可や資格では家庭系一般廃棄物を運搬することができないので注意しましょう。
無許可の業者に依頼してしまい、業者が不法投棄をおこなったことを理由にゴミを排出した人が責任を負ったという事例があるので注意してください。
「ゴミの回収は無料です」やポスティングチラシを配っている業者は、無許可業者の可能性があります。
ゴミの回収を業者に依頼するときは、細心の注意を払いましょう。
注意点2.不用品回収業者に依頼しない
2つ目は、不用品回収業者に依頼しないことです。
遺品整理をするときに、不用品回収業者に遺品以外のゴミを処分してもらうケースがありますが、これはおすすめできません。
理由は、不用品回収業者には遺品整理に関する知識がなく、遺品の扱いが雑になることが多いためです。
遺品として仕分けておいたはずのものが雑に扱われ、さらにゴミとして処分されることも多くあります。
したがって、遺品整理で発生するゴミの処分と遺品整理は、遺品整理業者に依頼するとよいでしょう。
注意点3.相見積もりをとって相場を知る
3つ目は、相見積もりをとって遺品整理の相場を知ることです。
遺品整理を業者に依頼するときは、周りに相談できる人がいなかったり、時間的な余裕がなかったりして急いで業者に依頼してしまうことがあります。
そのような場合は、遺品整理の相場がわからず、結果的に一般的な相場よりも高い値段で依頼してしまうことになるかもしれません。
したがって、遺品整理を業者に依頼するときは、必ず複数社から相見積もりをとりましょう。
結果、遺品整理の相場を把握し、適正な価格で遺品整理を依頼できます。
6.遺品整理のゴミ回収を依頼するなら心つむぐ遺品整理へ
遺品整理で発生したゴミの処分にお困りなら心つむぐ遺品整理にご相談ください。
私たち心つむぐ遺品整理は2,000件以上の遺品整理や特殊清掃、ゴミ屋敷の掃除の依頼実績がある清掃業者です。
もちろんゴミの処分だけではなく遺品整理も同時に対応可能ですよ。
ゴミだからといって決して雑に扱わず、遺品として丁寧に作業をおこないますので安心してください。
365日24時間即日対応、相談は無料です。
LINE相談も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
7.遺品処分に抵抗を感じる方に向けたアドバイス
最後に、遺品の処分に対して感じる抵抗や迷いに対して、どのように向き合い、行動に移すべきか紹介します。
こちらで紹介する内容を知っておけば、遺品の処分がスムーズになり、故人への感謝や追悼の気持ちを大切にしながら前に進むことが可能です。
知らないままでは、感情的な判断により大切な遺品を手放してしまったり、逆に不要な物を保持し続けることで精神的な負担が増えるかもしれません。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 故人が何を望んでいたのか考える
- エンディングノートの指示通りに遺品を処分する
- 必ず遺品は誰かが処分することになる
- いつか使うかもしれないと思うものは処分するべき
1つずつ、見ていきましょう。
アドバイス1.故人が何を望んでいたのか考える
遺品の処分を行う際に、故人が何を望んでいたのか考えることが大切と言えます。
故人の意志を尊重し、彼らが大切にしていたものや価値観を理解することができるからです。
例えば、故人がコレクションしていたアイテムや、家族に残しておきたいと思っていた思い出の品などがあるでしょう。
残しておきたいものを大切に保管し、その他のものは処分するという選択が考えられます。
また、故人の意向を汲み取りながら遺品整理を進めることで、その人生に敬意を表し、心の整理もつけやすくなるでしょう。
遺品整理を進める前に、故人が何を望んでいたかを家族で話し合い、共有することをお勧めします。
これにより、故人の意志を尊重した遺品整理が行えます。
アドバイス2.エンディングノートの指示通りに遺品を処分する
エンディングノートの指示通りに遺品を処分しましょう。
エンディングノートは、故人が生前に残した自分の遺志や遺品整理に関する具体的な希望を記したものであり、これに従うことで故人の意向に沿った行動が可能となります。
例えば、エンディングノートには、貴重品の保管場所、特定の遺品を誰に託すか、または家具や衣類などの処分方法についての指示が含まれている場合があります。
これに従って行動することで、故人の意志を尊重し、また遺族間のトラブルを防止することができます。
ですので、エンディングノートがある場合は、まずそれを確認し、内容に従って遺品整理を進めるようにしましょう。
アドバイス3.必ず遺品は誰かが処分することになる
遺品は必ず誰かが処分しなければなりません。
これは避けられないことであり、故人の遺族や親しい人々がその責任を担うことが一般的です。
遺品整理には多くの時間がかかることが一般的で、特に故人が多くの物を所有していた場合、その整理や処分には数日から数週間かかることもあります。
そのため、できる限り計画的に進め、必要な場合は専門の業者に依頼するなどして、適切に処理するようにしましょう。
家族や友人と協力して進めることで、故人の遺品に対する感謝や敬意を表しながら、次のステップへと進む手助けとなるでしょう。
アドバイス4.いつか使うかもしれないと思うものは処分するべき
遺品整理を行う際、「いつか使うかもしれない」と思うものは処分しましょう。
保管場所は限られている上、不要なものを持ち続けることが負担となることがあるためです。
具体的な例として、故人が集めていた雑誌や書籍、古い家電製品などは、現在の生活において不要である場合が多いです。
そのため、処分することで遺族は故人の生活空間を整理し、新しい用途や活用方法を考える余地ができます。
遺品整理を進める際は、それぞれのアイテムに対して「本当に必要か?」と自問し、使う可能性が低いものは積極的に処分するようにしましょう。
これにより、故人の遺品を大切にしつつ、新しい生活をスムーズに始めるための環境を整えることができます。
遺品整理で発生するゴミは業者に処分を頼むのがおすすめ
遺品整理で発生するゴミは、家庭系一般廃棄物です。
処分方法は、家庭ゴミとして捨てる・自治体のゴミ処理場に持ち込む・業者に依頼するのどれかになります。
おすすめは、遺品整理業者に依頼することです。
遺品整理業者に依頼するメリットはいくつかありますが、最大のメリットは遺品整理と同時にゴミの仕分けもおこなってくれることと言えるでしょう。
遺品整理業者に依頼するなら心つむぐ遺品整理へお問い合わせください。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video