「遺留品を処分したいけど何から手をつけていいか分からない」
とお考えではありませんか?
実際、遺留品の処分を経験するタイミングは多くなく、必要性に迫られて動き出すことがほとんど。
ですが、方法がわからなければ不安になるほか、失敗してしまうことが多いのも事実です。
この記事を読むことで、遺留品を処分する2つの方法が分かり、具体的なファーストアクションを踏み出すことができるようになります。
それではさっそく見ていきましょう。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.遺留品処分の仕方
遺留品処分の仕方には2種類あります。
- 自分で遺留品を処分をする場合
- 遺留品処分を業者に委託する場合
まずは以下で「自分で遺留品を処分をする場合」を解説していきます。
2.自分で遺留品を処分をする3つのステップ
自分で遺留品を処分する場合は、以下の3つのステップに分けて行うが良いでしょう。
- ステップ1.必要な道具を準備する
- ステップ2.遺留品を仕分ける
- ステップ3.実際に処分する
順番に見ていきましょう。
ステップ1.必要な道具を準備する
遺留品の処分作業に入る前に、道具や服装を整えましょう。
<道具>
- ゴミ袋
- ハサミ、もしくはカッター
- ダンボー
- ガムテープ
- ロープ
- マジックペン
- ペンチ
- ドライバー
- 台車
- 運搬用の車(軽トラ、ワゴン車など)
<服装>
- 作業着、汚れても良い服
- マスク
- 軍手
- スリッパ
必要な道具がないと、作業中に外に買いに行かないといけなくなります。
それも何往復もすることを考えると、先に用意しておく方が賢いですよね。
また、遺留品を運ぶ作業は重労働なので、服装も気をつけておきましょう。
そして、一番忘れると大変なのが、遺留品の廃棄場所と運送方法の手配です。
予約が必要なごみ処理場もあるので、前日までに連絡しておき、運送用のトラックやワゴン車を忘れずに予約しておきましょう。
ステップ2.遺留品を仕分ける
遺留品の整理は、以下の3つに仕分けながら進めていくと効率的です。
- 貴重品など残すもの
- リサイクルできるもの
- 処分するもの
何も考えずに整理しても、最終的にごちゃごちゃになる可能性が高いです。
この3つの基準で物を仕分けながら処分するものを明確にしていきましょう。
具体的な仕分ける方法を見ていきます。
貴重品など残すもの
貴重品や相続の際に必要な書類は、見つけ次第、ダンボールに入れて保管しましょう。
<残すもの例>
- パスポート
- 年金手帳
- 通帳
- クレジットカード
- 土地の権利書
- 健康保険証
- 有価証券
- 宝石、骨董品などの価値のあるもの
遺留品を整理しているときに、大事な書類や価値のあるものを間違って処分してしまうケースが多いです。
処分する作業をする前に、先に残すべきものを仕分けるほうが良いでしょう。
リサイクルできるもの
貴重品以外は全て処分してもよいのかというと、そうでもありません。
リサイクルショップで買い取ってくれる遺留品も多く存在します。
例えば下記のようなものが該当します。
<リサイクルできるもの例>
- 家電(冷蔵庫、テレビ、洗濯機など)
- 家具(ベッド、タンス、机など)
- 衣類
- 金属類(銅、アルミなど)
リサイクルショップで買取ができるのは、製造から5年以内の家電、高級家具、ブランドの衣類などです。
価値ある銅やアルミなどの金属類は、専門の事業者に依頼すれば買取や引取をしてくれます。
処分するもの
貴重品など残すもの、リサイクルできるもの、以外は処分するものとなります。
処分するものはしっかり分別する必要があります。
各自治体によって分別法は異なりますが、一般的な分別は以下の通りです。
<分別の例>
- 燃えるゴミ(紙、ほこり、革製品、生ゴミなど)
- 燃えないゴミ(金属類、電球、スプレー缶など)
- 粗大ゴミ(大型家具、家電、布団など)
- 処理困難なゴミ(消火器、金庫など)
各市町村のホームページで細かい分類はチェックしておきましょう。
ステップ3.実際に処分する
「リサイクルできるもの」に該当する商品は、リサイクルショップに行って買い取ってもらいましょう。
モノによっては高く買い取ってもらえるかもしれません。
リサイクルショップによっては出張買取サービスもあるので、それを利用するのも良いですね。
また、「処分するもの」に関しては、前述した通りしっかり分別する必要があります。
各自治体によって分別法は異なるので、細かい分類はホームページでチェックした上でゴミ処理場に持って行きましょう。
価値ある銅やアルミなどの金属類に関しては、専門の事業者に依頼すれば買取や引取をしてくれます。
3.遺留品処分は意外と大変?注意すべきことを解説
ここまで「自分で遺留品を処分をする場合」を解説してきましたが、失敗例も多くあるので3つ紹介します!
<失敗例3選>
- 価値あるものを捨ててしまう
- 大きいものを処分するときに壊してしまう
- 面倒で処分しないままになってしまう
順番に見ていきましょう。
失敗例1.価値あるものを捨ててしまう
価値あるものを捨てるのは非常にもったいないです。
多くの遺留品を整理していると、間違えて価値ある貴金属などを捨ててしまったりするケースがあります。
時計、ネックレス、ブローチなどのアクセサリーや時計などの貴金属は、3万~20万円程度の高価買取の対象になる場合もあります。
素人目ではその物の価値に気づかないことも多いです。
価値があり、高値で買取してもらえるものを捨ててしまうのは本当にもったいないことです。
時計、ネックレス、ブローチなどのアクセサリーや時計などの貴金属はしっかりとっておきましょう。
失敗例2.大きいものを処分するときに壊してしまう
大きいものを1人で運ぼうとして失敗する例も多く見られます。
具体的には、テレビや冷蔵庫、タンスなどの大きな遺留品は持ち運ぶのはかなり大変で、運搬するとき壁にぶつけて壊してしまったり、落として怪我をしてしまったりします。
特に階段での怪我の事例は多いので、注意しましょう。
階段や狭い道を通るのであれば、あらかじめ運搬するもののサイズを測っておいたほうが良いかもしれません。
もし大きなものを処分する際には、複数人で注意深く丁寧に運びましょう。
失敗例3.面倒で処分しないままになってしまう
遺留品の整理をしようと思っても、量が多すぎて憂鬱になってしまい、処分せず放置したままになる失敗例もあります。
確かに、たくさんの遺留品の中から価値あるものを選別するには手間もかかりますし、運搬も大変です。
しかし、面倒くさいことを後回しにしていると、いつまでも多くの遺留品が部屋のスペースを圧迫してしまい非常にストレスです。
仕分けをしてから、少なくとも3日以内には処分しましょう。
5.遺留品処分が難しいと感じたら業者に依頼しよう
ここまで読んでいただいた方で、「遺留品処分はやっぱり面倒くさい、難しい」と感じたら業者に依頼するのも一つの方法です。
自力でするのが難しい遺留品の選別や不要品の処理、価値ある遺留品の売却まで全て任せることができて、すごく楽になります。
とくに業者に頼むメリットは以下の3つです。
- 大きな家財もまとめて処分してくれる
- その場で買取査定をしてくれる
- 遺品の供養までやってくれる
以下でそれぞれ解説していきます。
メリット1.大きな家財もまとめて処分してくれる
遺品業者は大きな家財も全て回収してくれます。
自力で処分する場合は手続きをして、家具や家電などを特定の場所に運ばなければいけません。
失敗例にも上げましたが、家具や家電を運搬する際に壊してしまったり 、落として怪我をしてしまうリスクがあります。
業者に頼めば、家まで来てくれてそれら全てをまとめて処分してくれます。
メリット2.その場で買取査定をしてくれる
業者に依頼するとその場で買取査定を行ってくれます。
処分する際に、まだ使えるものや値がつくものはプロがその場で値付けをして買い取ってくれるため、価値あるものとそうじゃないものを選別する手間が省けます。
時計、ネックレス、ブローチなどのアクセサリーや時計などは、ものによっては3万~20万円程度の高価買取の対象になる場合もあります。
素人目ではなかなか気づけないものが多いので、プロが買取査定してくれるのは大きなメリットです。
メリット3.遺品の供養までやってくれる
遺品整理業者の中には遺品供養まで行ってくれるところもあります。
思い出の品や形見などを供養してもらえるサービスもあるため、気になる人はぜひ依頼してみましょう。
日時を指定するだけで、その時間に来てくれるため、自分で供養するより遥かに簡単です。
不用品が多い場合、自力でやる時間とお金を考えたら、最初から業者に依頼する方がコスパは良いです。
7.おすすめのお片付け業者なら心つむぐ遺品整理!
心つむぐ遺品整理は、LINEで気軽に相談できるので、安心して依頼できる会社です。
はじめて業者に依頼する人は、
「金額はどれくらいかな?」
「かなり汚い状態だけど、大丈夫かな?」
など、心配なことも多いはず。
そんな場合でもLINEで気軽に相談に乗りますので、迷っている人はまずお気軽なお問い合わせからお待ちしております。
間取り | 費用の目安 |
---|---|
1K〜1R(9㎡〜28㎡) | 78,000〜280,400円 |
1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡) | 135,000〜482,000円 |
4DK〜(71㎡~) | 245,000〜690,000円 |
物量過多の部屋(ゴミ屋敷) | 要見積もり |
8.遺留品処分に関する身近な疑問
遺留品処分についてよくある質問2つに回答します。
- 遺留品処分っていつ行うのが最適っですか?
- 遺留品処分を業者に頼むと料金はどれくらいかかりますか?
以下で順番に答えていきます。
遺留品処分っていつ行うのが最適ですか?
遺品整理を始める時期は、一般的に四十九日法要を目安にといわれていますが、特に決まりはありません。
故人の住まいが賃貸物件で退去日がある場合は、それまでに遺品整理を行う必要がありますが、基本は気持ちの整理が出来次第始めていくのが良いと思います。
遺留品処分を業者に頼むと料金はどれくらいかかりますか?
遺品整理の相場は20万円です。
遺品整理の値段は間取りの大きさによって変わってきます。
以下の表を参考にしてみてください。
間取り | 1K〜1R | 1DK〜3LDK | 4LDK |
作業人数 | 2〜5名 | 3〜7名 | 5〜8名 |
作業時間 | 2〜8h | 5h | 12〜20h |
相場 | 10万~40万円 | 15万~50万円 | 25万~70万円 |
遺品整理は以下の2つの要素によって値段が変わってきます。
- 荷物の量
- オプションサービス
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。遺留品整理できそうでしょうか?
もし自分でするのが億劫な場合は是非、遺品整理業者に無料相談してみることをオススメします。
実際に、やってみた人の多くが意外に大変だったという遺留品整理。
迷った人はぜひこの記事を参考に進めてみてください。