遺品整理をおこなうことになり、起こりうるトラブルを心配されていますか。
遺品整理には心労がつきものでしょうから、せめてトラブルを回避できるに越したことはないですよね。
しかし、遺品整理を自分で済ませるにしても、業者に依頼するとしても、残念ながらトラブルに見舞われる可能性はあるのです。
この記事では、遺品整理の際に想定されるトラブルと対策について解説します。
トラブル事例と対策を事前に把握しておくと、よりスムーズに遺品整理ができるようになりますよ。
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遺品の買取りサービスに対応している業者もあり、遺品のなかで処分する予定のものを買い取ってもらうことで、現金化することが可能です。
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▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.自分で遺品整理をする際のトラブルと対策
遺品整理を業者に依頼せずに、自分で済ませる人はいます。
業者に依頼するより費用が節約できたり、自分のペースで進められたりなどのメリットがあるからでしょう。
しかし、自分で遺品整理をおこなう場合、トラブルになる可能性があるので注意が必要です。
代表的なトラブル事例と対策についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
(1)遺品のトラブル
遺品整理の現場は、予想以上に遺品の量が多かったり、物やゴミが散乱していたりする可能性があります。
よって、下記のような遺品のトラブルが予想されるのです。
- 物やゴミが大量にあると作業量も膨大になる
- 保管すべき物と捨てるべき物の区別がつきにくい
生活をしていれば家財の一式が揃っていて、生活用品や衣類はたまっていくものです。
これらが遺品となり、残す物と捨てる物に仕分けして、不用品は自治体のルールに従って処分する必要があります。
よって物量が多ければ多いほど、作業量も膨大になってしまうのです。
また、遺品のなかには、必ず保管しなくてはいけない物もあります。
たとえば相続にかかわる銀行通帳や証券類、現金、身分証明書、印鑑、クレジットカード類です。
財産相続の対象となっている物品を処分してしまうと、財産分与に影響を与えることも考えられます。
したがって、相続の手続きに必要な書類は徹底的に探して、管理も万全にしてください。
自分の力では及ばないようであれば、遺品整理業者の利用を検討してもよいでしょう。
(2)親族間のトラブル
遺品整理は、残念ながら親族間のトラブルも生みやすいのです。
具体的には、下記の事例でもめるケースが多くなっています。
- 親族に相談せずに遺品整理をする
- 無計画に片見分けをする
遺族のひとりが勝手に遺品整理を開始したり、ひとりの判断で遺品の処遇を決めたりすると、トラブルに発展しがちです。
相続の際には、市場価値のあるものを相続遺産として計上することになります。
不用品に見えるものでも、遺族によっては思い入れがあるかもしれません。
故人が生前に片見分けをする約束をしていた物品の可能性もあります。
したがって、遺品整理をおこなう前には、かならず親族間で綿密な話し合いをしましょう。
誰が遺品整理を実行するか、どの遺品をどう扱うか、形見分けについてなどを決めておくことで、トラブルを回避できるようになります。
また、ひとりが遺品整理をおこなうと、遺品の着服で疑われるかもしれません。
複数人で実行すると相互で監視ができて、作業も早く済むためおすすめです。
遺品整理をするにあたって、最低でも行わなければならないことが2つあります。
「死に支度の身辺整理で最低でもやっておくことべき2つのこと」の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご確認くださいね。
(3)近隣住民とのトラブル
遺品整理においては、近隣住民への配慮も欠くべきではありません。
なぜなら、下記のようなトラブルが想定されるからです。
- 悪臭や害虫の問題などが発生する
- 空き家を放置すると防犯上のリスクが高くなる
- 遺品整理をする際に騒音が発生する
遺品整理の現場に遺体や生ゴミがあった場合、対応に時間がかかればかかるほど、悪臭が漂います。
部屋が長期間放置されると、カビや害虫が発生するかもしれません。
これらの問題は遺品整理をする人だけでなく、近隣の住民にとっても害があるのです。
さらに、空き家を放置することで、防災性や防犯性が低下することも考えられます。
よって、遺品整理はできるかぎり速やかに済ませましょう。
また、遺品整理をおこなう際の騒音がトラブルに発展するかもしれません。
対策としては、遺品整理をおこなう前に、近隣住民に事情を説明して合意を得ておきましょう。
万が一のトラブルが起きても、もめることなく話し合いで解決できる可能性が高くなります。
作業する時間帯に考慮をしたり、音を外に漏らさないようドアや窓をしめて作業したりなど、音の発生を抑える工夫もしてくださいね。
2.遺品整理業者に依頼する際のトラブルと対策
近ごろは遺品整理業者を利用する人が増加していて、悪質な業者によるトラブルも相次いでいます。
実際に、料金や作業内容に関するトラブルについて、国民生活センターに相談が寄せられているのです。
遺品整理する現場の状態が悪かったり、遺品の処分が難しかったりする場合など、専門業者を利用せざるを得ない人もいるでしょう。
トラブルなく遺品整理業者を利用できるように、トラブル事例や対策をお伝えします。
(参考:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル|国民生活センター)
(1)料金のトラブル
遺品整理の料金に関する相談は多く、下記のようなトラブルが報告されています。
- 見積額よりも高額な料金を請求された
- 事前にキャンセル料の説明はなかったのに、高額なキャンセル料を請求された
遺品整理のサービス内容や料金は、業者によってさまざまです。
そのため、どのような作業が必要になり、それに対する費用はどれくらいなのかを細かく確認する必要があります。
キャンセル料金についてや、当日の作業によっては追加料金がかかるかも、必ず事前に質問してください。
また、遺品整理業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取って、料金やサービス内容を比較しましょう。
出張見積もりの料金を請求する業者もあるようなので、業者に問い合わせをしたときに、見積もり料についても確認してください。
また、こちらの記事では、遺品整理の費用について紹介しているので、ぜひご確認ください。
(2)遺品のトラブル
遺品を丁重に扱ってくれる業者ばかりではなく、遺品に関するトラブルも多数相談されています。
具体的には下記のような事例です。
- 処分しないように指示した物を処分された
- 遺品を安く買い叩かれた
- 遺品を盗まれた
事前に処分する物と残す物について指示を出しておいても、作業員のミスによって処分されてしまうかもしれません。
必ず残しておきたい遺品は、あらかじめ作業現場から運び出して保管しておくと、確実に守れます。
自分で運び出せない物については、作業員がわかるように印をつけて、明確にしておきましょう。
遺品整理業者のなかには、遺品の買い取りサービスを提供している業者もあります。
誠実な査定によって適切な価格をつけてもらえる場合もあれば、相場以下の値段になってしまうこともあるようです。
とくに宝石や貴金属、骨とう品、美術品などは、専門家でないと正確な査定ができない可能性があります。
このような価値の分かりにくい物は、専門の買取業者に鑑定を依頼するのがおすすめです。
遺品から金品や高額な物が見つかることは珍しくなく、業者による窃盗も報告されています。
窃盗を防ぐには、業者を呼ぶ前に貴重品を分けておくか、作業中に立会いをして見張りましょう。
(3)対応のトラブル
遺品整理業者は故人や遺族を弔う心構えであるべきですが、意識が低い業者も存在するのです。
具体的には、下記のトラブルが相談されています。
- 契約と実際に提供されたサービスに差があった
- 作業が雑だった
- 不法投棄された
出張見積もりを業者に依頼したところ、説明が不十分なまま契約を急かされたとの相談が寄せられています。
このように契約内容の確認ができていないと、のちに作業内容や料金についてトラブルになりがちです。
また、具体的なサービス内容や費用が記載されていない書面が交付されていたり、契約書すら発行されないケースすらもあったりします。
遺品を乱暴に扱われたり、乱雑な作業をされたりして、遺品や現場の部屋を傷つけられたという相談もあとを絶ちません。
回収された遺品は自治体が指定する施設へ搬入されるのが一般的です。
しかし、違法な手段で処理する業者も存在し、不法投棄をする業者を利用した側まで罪に問われることもあります。
このようなトラブルは、しかるべき対応をしてくれる優良な業者を選ぶことで回避できるのです。
※優良な遺品整理業者の選び方については、こちらの記事を参考にしてください。
3.トラブルが生じやすい悪質業者の特徴
遺品整理のトラブルを避けるためには、悪質な業者を回避して、優良な業者を選択する必要があります。
料金が安かったり、見積もりが短時間で済んだりしたら、優良な業者に見受けられるかもしれません。
しかし、これらは悪質な業者の特徴でもあり、のちにトラブルになる可能性もあるのです。
詳細をお伝えするので、業者を選ぶ際の参考にしてください。
特徴1.料金が安すぎる
料金が高すぎる業者は避けるべきですが、安すぎる業者にも注意が必要です。
他の業者と比較して異常に安い場合は、見積もり時よりも多額の追加請求をされる可能性があります。
あるいは、不法投棄をしているから安いのかもしれません。
料金が安いという理由だけで契約をするのは避けて、料金の内訳をしっかり確認してください。
特徴2.業者の情報を公開していない
公式サイトが存在しない業者や、チラシに詳しい情報が記載されていない業者は、疑ってかかるべきです。
誠実な対応をしている業者は、事業所の所在地や電話番号、代表者名、保有している資格などを記載しています。
さらに、提供しているサービスに自信を持っている業者なら、施工事例を詳しく紹介しているでしょう。
依頼を検討している遺品整理業者がある場合は、インターネットで検索して、公式サイトをくまなくチェックしてみてください。
特徴3.訪問見積りをせずに契約を迫る
見積もりが電話やメールで済めば、手間が省けたように感じるかもしれません。
しかし、遺品整理の現場を訪問せずに、正確な見積もりを算出することは難しいのです。
強引に電話で契約を迫る業者や、訪問見積もりを断る業者には気をつけてください。
作業の当日に、高額な追加費用を請求してくる可能性が高いからです。
ただし、遺品整理の現場が遠方で、電話で打ち合わせをしなくてはいけないケースもあるでしょう。
その際は、現場の状況をできるかぎり細かく説明し、平均的な費用や作業にかかる時間について、疑問が解消できるまで相談してください。
優良な業者であれば、リクエストに誠実に対応してくれて、スムーズにこなせる段取りを組んでくれるはずです。
4.遺品整理トラブルが生じた場合の相談先
細心の注意を払って遺品整理業者を選択しても、トラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
困ったことがあったり、不安な状況であったりするなら、専門機関に相談してアドバイスを聞きましょう。
下記の機関は、遺品整理の相談を受け付けています。
トラブルを回避できるに越したことはありませんが、万が一のときのために、相談先を把握しておきましょう。
5.遺品整理のトラブルが心配なら心つむぐ遺品整理へ!
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まとめ
自分で遺品整理をしても業者に依頼しても、想定されるトラブルはあります。
しかし、起こりうるトラブルと対策を事前に把握することで、回避できる可能性は高くなるのです。
もし遺品整理業者に依頼するなら、信頼できそうな業者を選択して、綿密な打ち合わせをしましょう。
納得できるまで相談し説明を受けると、スムーズに遺品整理を済ませることができますよ。
参考:遺産相続トラブルを解決
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video