「ゴミ屋敷からすぐにでも引越しをしたい」
「引越し前にゴミ屋敷の清掃をしたい」
自分で片付けるのが難しいほどになってしまったゴミ屋敷は、業者に依頼することで清掃・引越しが可能です。
この記事では、ゴミ屋敷から引越しする手順や準備、業者に依頼した際の価格相場を解説していきます。
自分と家族の健康のためにも、ゴミ屋敷からスムーズに引越しをして心機一転、新しい場所で新しい暮らしを送りましょう。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.ゴミ屋敷でも掃除すれば引越しはできる!
家がゴミ屋敷状態でも、専門の業者に依頼すれば引越しは可能です。
ただし、一般の引越し業者がゴミ屋敷の片付けをしてくれる訳ではなく、ゴミ屋敷状態のままでは見積もりの段階で断られてしまうことが多くあります。
なぜなら、大手引っ越し会社の場合一日に何件も引越しを担当しなければならず、引越しまでに膨大な時間がかかるゴミ屋敷に対応しきれないためです。
そのため、ゴミ屋敷の清掃は清掃専門業者に、引越しは引越し専門業者にそれぞれ依頼する必要があります。
【関連記事】部屋の退去までに掃除が間に合わない…終わらせる方法や間に合わないリスクを紹介
2.ゴミ屋敷の片付け業者を決めて引っ越しするまでの流れ
ゴミ屋敷の引越しには、ゴミ屋敷の清掃と引越しの2段階が必要です。
また清掃前には自分でしておくべき準備もあるので、なるべく綺麗な状態で部屋を退去するため確認しておきましょう。
ゴミ屋敷から引越しをする大まかな流れは、以下の通りです。
- ゴミ屋敷清掃の業者に依頼して見積もりを取る
- ゴミ屋敷の清掃準備をする
- ゴミ屋敷の清掃を行う
- 引越しの業者に依頼する
- 引越しを行う
それぞれ順を追って説明しますね。
ステップ1.ゴミ屋敷清掃の業者に依頼して見積もりを取る
ゴミ屋敷化した家の大半は自力での片付けが難しい状態なので、片付けをする際はゴミ屋敷清掃を行ってくれる業者に依頼をしてください。
各地域ごとにゴミ屋敷の清掃に対応してくれる業者は複数あります。
公式サイトや口コミなどを参照しつつ、格安でサービスの質の高い業者に電話かメールで問い合わせをするのが良いです。
また、契約する前に、一度ゴミ屋敷を見てもらって、料金の見積もりを出してもらいましょう。
ブルークリーンなら、24時間365日いつでもお問い合わせいただけます。
お見積りも無料で作成いたしますので、ぜひお気軽にお声がけ下さい。
ステップ2.ゴミ屋敷の清掃準備をする
依頼する業者が決まったら、清掃の準備に入りましょう。
とはいっても、清掃の大半は業者がやってくれるので特別な準備は必要ありません。
しかし、事前にどうしても捨てたくないもの、引越し先に持っていきたいものなどをリストアップしておくのがおすすめです。
清掃専門業者の多くは、捨てるかどうか判断に迷う場合は依頼者に「捨てて大丈夫ですか」と聞いてくれます。
そこで、事前に捨ててはいけないものをリストアップして伝えておけば、当日の作業も捗るでしょう。
また、ある程度部屋が片付いてから必要なもの、不要なものの仕分けをしたいという場合は安全と衛生のため軍手やマスクを用意しておくと安心です。
清掃に立ち会う場合は、基本的にマスクは必須になるので、清掃業者のアドバイスも聞きながらしっかり用意をしておきましょう。
ステップ3.ゴミ屋敷の清掃を行う
自分での準備も終わり、清掃業者と片付けの日程・流れを調整したらいよいよ清掃です。
作業当日の流れは、以下のようになっています。
- 害虫駆除を行う
- ごみの分別をしてもらう
- ゴミの撤去をしてもらう
- 荷物を搬出してもらう
- 消臭・消毒などクリーニングをしてもらう
- 簡易清掃をしてもらう
- 清掃中に出てきた貴重品を確認する
基本的な清掃は全て業者がやってくれるので、マスクを付けて立ち会っていれば部屋は片付いていきます。
しかし、最後には清掃中に出てきた貴重品類を確認する作業、部屋がしっかり清掃できているかの確認を行う必要があるので全てを任せきりにするのは避けてください。
また、不用品の回収を行っている業者の場合、まだ使えるものを買い取ってもらうこともできます。
買取ができる場合は、最終的に見積り金額から買取金額を引いた金額を支払うことになります。
ステップ4.引越しの業者に依頼する
ゴミ屋敷が片付いたら、必要な家財だけを残して引越しの業者に依頼しましょう。
部屋が片付いた状態であれば、大手引越し業者でも問題なく引越しをお願いできます。
ゴミ屋敷清掃のときと同様、問い合わせをした後で引越し業者が一度部屋を訪れてくれるはずです。
そこから、詳細な見積もりを出してくれるので複数業者に来てもらって比較をしましょう。
ステップ5.引越しを行う
荷物の搬出と、引越し先への移動については、引越し業者が請け負ってくれるので特にこちらですることはありません。
しかし、引越し当日までに必要な荷物を荷造りする必要はあるので、時間を見て進めていきましょう。
荷造り・梱包の時間が取れない人は、まとめて引っ越し作業をおまかせできる業者に依頼するのも手です。
そして引越し当日は、引っ越し作業に立ち会い、運ぶ荷物の確認を行います。
ダンボール何箱分を運ぶのか、家財はどれをもっていくのかなど、業者に聞かれたらしっかりと答えてください。
以上が、ゴミ屋敷から引越しをする流れでした。
しっかりした業者に依頼をすれば、ゴミ屋敷の清掃も引っ越しもそれぞれ1日ほどで終わります。
3.ゴミ屋敷の清掃は自分ではできないの?
ここまでの内容を読んで、「ゴミ屋敷を掃除するのにお金をかけたくないけど、自分でする方法はないの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、ゴミ屋敷の清掃を自力でできるかは家の状態によります。
以下はゴミ屋敷のレベルを5段階で表したものです。
- 部屋全体が汚れている状態
- 床が埋まり歩きにくい状態
- 足の踏み場がない状態
- 悪臭や害虫が発生している状態
- 部屋の外にもゴミが出ている状態
このうち、レベル3以上の状態であれば業者に依頼することをおすすめします。
なぜなら足の踏み場がないほどまでゴミがあると、仕分けをするのに相当な時間がかかるからです。
仕分けに労力がかかると、作業が面倒になり片付かない可能性が高いです。
また床がゴミで埋まっていると転倒のリスクもあるので、早めに業者へ依頼しましょう。
以下の記事では、ゴミ屋敷のレベルに応じた片付け方法と対処方法も解説しています。
是非チェックして、自分の家がゴミ屋敷ではないか客観的に見てみるのも良いでしょう。
4.ゴミ屋敷からの引越しにかかる3つの費用
それでは、ここからは具体的にゴミ屋敷から引越しするときに必要な費用を見ていきましょう。
それぞれの費用の相場から支払いのタイミングまで、事前に確認しておくと素早く済ませられます。
ゴミ屋敷から引越しには、以下の費用がかかります
- 清掃業者に支払う費用
- 引越し業者に支払う費用
- 退去時のハウスクリーニングに支払う費用
ぜひ事前に確認しておいてください。
費用1.ゴミ屋敷清掃にかかる費用
ゴミ屋敷清掃にかかる費用相場は、掃除を行う部屋の広さによって決まっていることが多いです。
ただし、たとえワンルームであっても、不用品の量が膨大で、軽トラック1台分を超えてしまう場合は、表で挙げた相場より高い金額になることも少なくありません。
例えば、参考としてブルークリーンでは以下のような費用目安があります。
間取り | 費用の目安 |
---|---|
1K〜1R(9㎡〜28㎡) | 78,000〜280,400円 |
1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡) | 135,000〜482,000円 |
4DK〜(71㎡~) | 245,000〜690,000円 |
物量過多の部屋(ゴミ屋敷) | 要見積もり |
ワンルーム・1Kでは数万円でゴミ屋敷を清掃することも可能ですが、4部屋以上ある一軒家などでは、不用品の量が多いと30万円近くの清掃費用がかかることもあります。
清掃業者に問い合わせをするときは、部屋の広さと不用品の量をなるべく正確に伝え大体の金額を教えてもらってから検討しましょう。
費用2.引越しにかかる費用
引越しにかかる費用は、引越しをする家族の人数や家財の量によって異なります。
大手引越し会社などでは、単身者用パック、家族用パックなどが用意されており状況に合わせて選択が可能です。
また、サービス内容によっても料金が変わることもあります。
例えば、サカイ引越センターでは依頼できるサービス別に、以下のようなコース設定がされています。
コース名 | コースの内容 |
---|---|
せつやくコース | 梱包を全て自分で行う |
らくらくA~Cコース | 梱包を全てお願いできる |
らくらくコースプレミアム | 梱包から新居の荷解きまで全てお願いできる |
また、移動距離や引越しの時期によっても料金が大きく異なる場合があるので、引越しの方がかかる費用の幅は大きいと言えるでしょう。
ですが参考として、荷物の量を考慮せずに算出した平均的な引越し代金をご紹介します。
引っ越しする人数 | かかる料金(目安) |
---|---|
単身引っ越し | 50,000円程度 |
2人暮らし | 100,000円程度 |
3人暮らし | 130,000円程度 |
4人暮らし | 150,000円程度 |
5人以上 | 200,000円〜 |
もちろんこの料金は目安ですので、時期や荷物の量によって料金が大きく上下する可能性はあります。
特に単身であれば、格安引越し業者でオフシーズンなら2〜3万円程度で引越しを請け負ってくれるケースも少なくありません。
一方、3月末などの繁忙期には、通常の料金から40〜50%ほど料金が高くなり、30万円近い費用負担が発生する家庭もあるでしょう。
もし引っ越し時期を調整できるなら、引越しまでになるべく荷物を減らして繁忙期を避けるようにしてください。
費用3.家の退去時にかかる費用
住んでいる家が賃貸の場合、退去時には家をクリーニングして元の状態に戻すための費用を負担しなければいけません。
しかし通常使用の範囲内の汚れであれば、クリーニング用の退去費用は10万円以下です。
敷金・礼金ゼロの家でなければ、入居時に支払った敷金で十分支払える金額なので、追加で料金の請求が来ることは基本的にないでしょう。
一方、長期間部屋がゴミ屋敷化していた場合、壁などが劣化していたり、カビや垢などが大量に残っている可能性はあります。
その場合、部屋の状態に応じて追加の退去費用支払いをお願いされる可能性はあるので、ゴミ清掃の業者に依頼する際にハウスクリーニングもお願いしておくのがおすすめです。
以上が、ゴミ屋敷の引越しにかかる費用でした。
一軒家の掃除、引越しになってくると平均的にはかなりの費用がかかるので、業者に依頼することに消極的になってしまう人もいるでしょう。
しかし、業者の中にはゴミ屋敷清掃と引越しをまとめて行ってくれるところもあり、セットで費用が安くなるケースもあります。
5.ゴミ屋敷の引越しはそれぞれで業者を検討しよう
清掃と引越しをセットで行う業者もありますが、地域が限定されていたり、場合によっては追加料金が発生することも少なくありません。
そのため、セットだから安いはずと思いこむのは避けましょう。
また、清掃と引越しをまとめてくれる業者の対応エリアは限られているので、お住まいのエリアが対象外の場合、清掃と引越し、それぞれ別のお得な業者に頼むのがおすすめです。
なるべくゴミ屋敷の引越しにかかる費用を安くするには、荷物をなるべく自力で減らすことはもちろん複数社に見積もりを出してもらい比較検討することが必要になります。
6.ゴミ屋敷の引越しはブルークリーンにおまかせ!
もし、「引っ越しがあるけど部屋がゴミ屋敷だから作業が進まない…」ということであれば、関東圏を中心に特殊清掃を行っているブルークリーンをぜひ検討してみてください。
これまで2,000件以上の掃除実績があり、簡単なハウスクリーニングから一軒家全体の掃除まで幅広く対応してきました。
その場で不用品の買取も可能できるため、まだ使えるものがあれば清掃費用を安く抑えられます。
ブルークリーンはメールやLINEでも問い合わせが可能で、相談や見積もりは無料です。
以下の写真は、ゴミ屋敷の片付けをした事例になります。
間取り | 3DK |
---|---|
作業時間 | 2日 |
作業人数 | 8名 |
作業費用 | 640,000円 |
この方はゴミが肩まであるほど高く積まれており、引越しに伴い片付けを依頼されました。
引越しまで期間がない中、最短の日程で片付けを実施しました。
不用品の仕分けから撤去、簡単な清掃までを行い、無事に引越しの荷造りを始められたそうです。
ブルークリーンでは清掃後の現状復帰にも対応していますので、清掃後に引越し前に問題が発生した場合はすぐに問い合わせができます。
関東中心に地域密着で即日対応ができる清掃業者をお探しなら、ぜひブルークリーンにお問い合わせください。
まとめ
ゴミ屋敷の引越しは、業者に頼むことで可能です。
しかし、ゴミ屋敷状態のままの引越しは断られることが多いため、ゴミ屋敷の片付けができる専門業者に依頼してから、引越しの業者に依頼しなければいけません。
引越し、ゴミ屋敷の片付けを両方請け負っている会社も各地域にあります。
しかし、料金やサービス内容を比較し、別々の業者に依頼するほうが良いのか、セットでお願いしたほうが良いのか検討を進めていきましょう。