遺品整理をどうすればよいか悩んでいる人は多いでしょう。
遺品整理を手あたり次第におこなっていると、処分してはいけない遺品を勝手に処分するなどして、他の相続人とトラブルになる恐れがあります。
また、遺品整理により発生した物音で、近隣住民に迷惑をかけてしまうことも。
遺品整理を自分でするときにはコツがあり、コツを押さえることで作業がスムーズに勧められたり、トラブルを防いだりできます。
この記事では遺品整理のコツや遺品整理の進め方、注意点について解説します。
遺品整理のコツや方法を知って、計画的に遺品整理を進めていきましょう。
遺品整理に挫折してしまった人はプロにお任せください
遺品整理を自分ではじめたけど、作業量が多くてお困りではありませんか。
遺品整理を自分でするとなるとゴミ回収日を考慮したり、遺品整理の人員を確保したりと、コツがいります。
仕事や家庭の事情などで忙しいときは、遺品整理業者に依頼するのも1つの方法です。
遺品整理にお困りなら、ぜひ心つむぐ遺品整理にご相談ください。
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▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.遺品整理を進める6つのコツ
はじめて遺品整理をする場合、「何からはじめればよいのかわからない」、「遺品はどうやって処分するのかしら」など、わからないことも多いでしょう。
そこで、遺品整理を進める6つのコツをご紹介します。
コツ1.気持ちの整理をつける
遺品整理は、不用品の処分や片付けと異なり、「精神的に大きなダメージを負った状態」からスタートします。
大切な人を亡くした直後は「何も手につかない…」こともあるでしょう。
ここで無理して大切な故人の遺品整理をしようとすると、悲しみがより深くなり心身の不調が起きてしまう恐れもあります。
その結果、遺品整理が長引いたり、遅くなったりしてしまうことも。
「早く遺品整理をしなければ」という気持ちもあるかと思いますが、まずは自分の心に耳を傾け、ゆっくり気持ちの整理をしましょう。
コツ2.計画的なスケジュールを立てる
遺品整理を滞りなく進めたいのであれば、まずは計画的なスケジュールを立てましょう。
まず、遺品整理は自分の家の片づけと異なり、自分の判断だけで進めてよいものではありません。
遺品は故人の「財産」なので、価値があるものは相続手続きに関係するものもあるので、勝手に処分できないからです。
遺品整理でトラブルにならないよう、相続人を集めてどのように遺品整理を進めていくか話し合いましょう。
またタンスなど粗大ごみを処分するときには、1人で運び出せないので家族や知人の協力が必要になる場合もあります。
人手が確保できる日をいくつかピックアップしておくことも大事です。
そして意外と忘れがちなのが、ゴールを決めておくこと。
遺品整理を慌てて進めていく必要はありませんが、「いつでもできるから後回しに…」という考えではいつまでも終わりません。
作業完了日を決めておき、ゴールを目指した遺品整理のスケジュールを立てていきましょう。
コツ3.貴重品がないか調べる
遺品整理のなかでも最初にしておきたい作業が貴重品の捜索になります。
なぜなら、貴重品のなかには「相続財産」に該当するものもあり、価額によっては相続税が発生することがあるからです。
相続財産に該当する貴重品は次の通りです。
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 銀行の預金通帳
- 不動産などの権利関連書類
- 貴金属、美術品などの価値が高い物
- 有価証券
これらの貴重品は、早めに捜索しどうやって分割または処分するか、相続人同士で話し合う必要があります。
「貴重品の分割・処分方法がわからない」、「この貴重品は相続税の対象になるかしら」など貴重品について不明点がある場合は、税理士や行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。
コツ4.遺品を仕分けする
貴重品の捜索が終わったら、残った遺品を仕分けします。
遺品は次の3つにわけて、上から順番に仕分けすると、作業がはかどります。
- 残すもの
- 保留するもの
- 処分するもの
ここで注意しておきたいのが、「残すもの」の仕分けルールです。
遺品整理する人が独断であれこれ処分してしまうと、遺族間でトラブルになる恐れがあります。
反対に残すものが多過ぎるといつまでも片付きません。
まずは何を残すべきか、遺族間でしっかり話し合いルールを決めましょう。
そのときに、家具や家電など大型の遺品の引き取りの有無や、価値があったものを売った場合のお金の配分も合わせて確認しておくと、遺品整理がよりスムーズに進みます。
次に「保留するもの」に仕分けした遺品には故人の写真や手作りの品、証書や日誌などが該当します。
こちらは故人の思い入れのある遺品になり、遺族の感情が揺さぶられることが多いので、処分するか残すかの決断は後回しにしましょう。
故人にもよりますが、遺品整理の仕分けの大部分を占めるのが「処分するもの」です。
処分するもののなかには、故人の衣類やまだ使える日用品が含まれていることもありますが、残し過ぎるといつまでも片付きません。
引き取り手がないものは処分することをおすすめします。
コツ5.価値があるものは売る
遺品の仕分けで「処分するもの」のなかには、まだ使える家電や家具、開封していない贈答品など価値があるものが含まれていることがあります。
少額でも売れそうなものは、買取を依頼するとよいでしょう。
一つひとつの値段は少額でも、集めればまとまった金額になる場合もあります。
遺品整理で得たお金は、遺族間で話し合い分割するか、遺品整理の片づけの費用の一部に充てるか、あらかじめ決めておくことをおすすめします。
コツ6.不用品を一気に処分する
遺品の仕分けや価値あるものの買取が終わったら、「処分するもの」にわけた遺品を一気に処分しましょう。
そうはいっても、自分で遺品整理をする場合、自治体のゴミ出しルールに従って分別し、処分する必要があります。
とくに粗大ごみの場合、基本的に収集は月1~2回程度。
捨てるゴミの大きさによっては、人手の確保も必要です。
さらに大型の家具の家具・家電を動かす場合、どうしても大きな音が出てしまうので、近隣住民に迷惑にならないよう、日中に作業をおこなう必要があります。
このように自分で不用品を処分すると費用は安く済みますが、手間や時間が必要になります。
遺品整理のコツを紹介してきましたが、実際には時間・人員などの関係で全てやりきるということは難しいです。
「死に支度の身辺整理で最低でもやっておくことべき2つのこと」の記事では、遺品整理をする中でも最低限やっておくべきことについて紹介しています。
忙しい中でも少しずつ進められる内容なので、併せてチェックしてみてくださいね。
2.自分で遺品整理をするときの注意点
遺品整理のコツがわかったところで、さっそく遺品整理をはじめようとしている人もいるでしょう。
しかし、自分で遺品整理をおこなう際には3つの点に注意が必要です。
注意点をあらかじめ知っておくと、相続人や近隣住民とのトラブルを回避できますので、遺品整理を始める前に確認しておきましょう。
注意点1.スケジュールに余裕をもつ
遺品整理は1日では終わりません。
故人の遺品の量によっては、数週間~数ヶ月かかることも予想されます。
また故人が賃貸住宅に住んでいる場合、遺品整理が長引けば長引くほど家賃が発生してしまいます。
そのため、多くの人は遺品整理をできるだけ早く済ませようと、ムリなスケジュールを立ててしまいがちです。
しかし無理なスケジュールを立ててしまうと、人手が確保できずに少人数で家具や家電を搬出しなければならなくなる恐れもあります。
大きな家具や家電を少人数で持ち運ぶのには、手間も時間もかかり怪我のリスクも高まるため大変危険です。
また短期間で作業をするとなると、心身の不調が出てくる恐れがあります。
無理なく遺品整理を終わらせるためにも、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
完了日から逆算してスケジュールを設定すると、余裕をもって作業ができるだけでなく、急な予定変更にも対応できます。
注意点2.処分を迷うものは保留にする
遺品整理を始める前に、遺族間で「残すもの」を話し合っておきましょう。
しかし、話し合ったとしても処分すべきものか残しておくべきか迷う遺品が出てきます。
仕分けに迷った遺品は、ひとまず決断を保留にしておきましょう。
ここで、焦って遺品を捨ててしまうと後悔したり、他の遺族から「遺品を勝手に処分された」とトラブルに発展してしまったりする恐れがあります。
注意点3.近隣住民に配慮する
遺品整理で掃除や片づけをするときの音は思いのほか大きく、騒音として近隣住民に迷惑をかけている恐れがあります。
遺品整理をしていると、つい時間を忘れて作業に没頭してしまいがちです。
朝早くからの作業や夜遅くまでの作業は、近隣住民の生活の妨げになってしまうこともあるので、常識の範囲内の時間帯に作業をするようにしましょう。
また、常識の範囲内で作業するにしても、遺品整理の前に近隣住民に挨拶をすることも忘れてはいけません。
遺品整理による騒音や不用品の搬出作業で迷惑をかける恐れが十分考えられます。
最初にお詫びの挨拶をしておくと作業時の苦情やトラブルを最小限に抑えることができます。
3.自分でできないときは業者に依頼する
故人の家が賃貸や介護施設で、引き渡し日までの期間が短期間だった場合、自分1人で遺品整理するのは、ムリがあることも。
そうでなくても、遺品整理を1人ではじめたけど、なかなか終わらず途方に暮れてしまう人もいるでしょう。
このようなときは、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
遺品整理業者に依頼することで、次のようなメリットがあります。
業者に依頼するメリット1.短時間で片付く
遺品整理の作業は、遺品の仕分けだけではありません。
故人の家にあるごみの分別や不用品の回収そして、清掃まで多岐にわたります。
そのため、遺品整理を自分だけでしようとすると2週間から長いと1か月以上かかることもあります。
また普段仕事をしている人や子育てや介護に従事している人は、遺品整理のために休みを返上する必要があることも少なくありません。
さらに故人が賃貸住宅に住んでいた場合、長引けば長引くほど家賃がかかってしまう恐れも。
遺品整理業者に依頼すると、最短1日で作業が完了します。
遺品整理を早く済ませたい事情がある、遺品整理にかける時間を短縮したい場合は、業者に依頼することをおすすめします。
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
業者に依頼するメリット2.手間がかからない
遺品整理のなかでとくに大変なのが、不用品の処分です。
燃えるゴミだけならばすぐに片付けられるのですが、家具や家電などの粗大ゴミは回収日が限られるため、回収日に合わせて搬出する必要があります。
粗大ゴミの回収日に人手が足りないと、搬出ができないので処分が先延ばしになってしまいます。
その結果、粗大ゴミの処分ができず遺品整理が長引いてしまう恐れもあるのです。
遺品整理業者に依頼すれば、小さなゴミから粗大ゴミまでその日のうちに回収してもらえます。
遺品整理にかかる時間が短縮されるのはもちろんのこと、人手を確保するなどの手間も省くことができます。
業者に依頼するメリット3.精神的に楽になる
遺品整理を自分ですると故人との思い出がよみがえり、処分するものに仕分けた遺品でさえ「本当に処分すべきか」迷ってしまうことも少なくありません。
その結果、遺品の仕分けで「保留するもの」が大半を占め、遺品整理が進まずにストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
遺品整理業者に依頼すれば、処分に迷う遺品もプロの目で仕分けすることができます。
また仕分けと同時に貴重品の捜索もしてくれるので、依頼者や遺族が見つけられなかった思い出の品を見つけてくれることもあります。
業者に遺品整理を依頼するとメリットはありますが、具体的にどのような業者に頼めばよいかわからないですよね。
「遺品整理業者を選ぶならこんな業者がおすすめ!【失敗しない業者選び】」の記事では、具体的な業者の選び方やよくあるトラブルとその対処法について解説しています。
遺品整理を業者に依頼することを検討しているなら、知っておくべき内容となっていますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
4.良い遺品整理業者を見極める3つのポイント
前の見出しでは、遺品整理を業者に依頼するメリットについて紹介しました。
業者に依頼する方がスムーズに遺品整理を行えることがわかったと思います。
しかし、実際に遺品整理を依頼する業者をどう選べば良いかわからないという人も多いでしょう。
この見出しでは、遺品整理業者を選ぶ際に重視すべき3つのポイントを解説します。
これらのポイントを把握しておくことで、信頼性が高く、適切なサービスを提供する業者を選ぶことができ、安心して遺品整理を進められます。
一方で、これらのポイントを知らないままだと、不誠実な業者に依頼してしまう可能性があり、過剰な料金を請求されることや、遺品の取り扱いに問題が生じることもあります。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 見積書の内容がハッキリ書かれているか
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているか
- 言葉遣いや説明が丁寧かどうか
1つずつ、見ていきましょう。
ポイント1.見積書の内容がハッキリ書かれているか
まず、見積書の内容がハッキリと書かれているか確認しましょう。
見積書が詳細であればあるほど、その業者の透明性が高く、信頼できる業者である可能性が高いからです。
これは、業者が不当に費用を請求することなく、公平かつ公正にサービスを提供する意欲があることを示しています。
見積書には、作業時間・人件費・処分費用・移動費など、すべての費用が明確に項目別に書かれていることが理想です。
これにより、何に費用がかかっているのかを正確に理解し、必要に応じて交渉することができます。
ですので、選んだ業者には、見積もり時点で詳細な見積書を出してもらうことを強くオススメします。
ポイント2.一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているか
一般廃棄物収集運搬業の許可を持っている業者を選ぶことが、遺品整理を安心して任せられる基準となります。
許可を持っているということは、その業者が自治体の基準をクリアしている証拠であり、信頼性が高まるからです。
許可を持った業者は、遺品の不用品や廃棄物を適切な方法で処分し、環境への影響を最小限に抑えることができます。
このような業者は、利用者に安心感を与え、社会的な責任を果たしていると言えます。
遺品整理を依頼する際は、業者に許可の有無を聞くか、公式サイトなどで確認しましょう。
ポイント3.言葉遣いや説明が丁寧かどうか
対応しているスタッフの言葉遣いや説明が丁寧かどうかをチェックしましょう。
言葉遣いや説明が丁寧な業者は、信頼関係を築く意識があることを示しているからです。
対応の良し悪しは、遺品整理が感情的にも負担が大きい作業であることを考慮すると、特に大切と言えます。
初回の見積もり時や電話対応での言葉遣い、説明内容、態度などを注意深く観察しましょう。
無愛想な態度を取らなかったり、質問にも優しく答えてくれるなど、対応が丁寧であれば安心して作業を任せて良いです。
ですので、遺品整理を依頼する前に、スタッフの対応をチェックしましょう。
5.遺品整理のお困りごとは心つむぐ遺品整理にお任せ!
遺品整理は自分でもすることができますが、粗大ごみ処分のコツが掴めずに、上手く作業が進められない人もいます。
このように、遺品整理にお困りでしたら、ぜひ心つむぐ遺品整理にご相談ください。
心つむぐ遺品整理では関東を中心とし、「遺品整理の途中で挫折してしまった」「退去日までに遺品整理を完了させなければならない」という人のために、次のようなサービスを提供しています。
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その他にも遺品供養などお客様に合わせたサービスを提供しています。
2000件以上の清掃実績、お客様に寄り添う遺品整理サービスの実績が誇りです。
最短で即日の対応も可能で、LINEや電話で無料の相談やお見積もりをご利用いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
ここからは、弊社で実施した遺品整理の作業事例を2つご紹介します。
施工事例1.一軒家
一軒家の遺品整理と残置物の撤去をした事例です。
お客様は亡くなった方の親族の方で、自分で遺品整理を進めていたのですが、荷物の量があまりにも多く、困ってしまい心つむぐ遺品整理に依頼されました。
おこなった作業は次の通りです。
- 家財道具の搬出
- 残置物の撤去
- 貴重品の捜索
- 簡易清掃
荷物の処分ができていなかったものの、お客様が事前に整理整頓していたおかげで、一軒家にもかかわらず1日で作業が完了しました。
施工事例2.1K賃貸物件
1Kタイプのお部屋の遺品整理と部屋の明け渡し作業をした事例です。
お客様は故人様の部屋の退去手続きのため遠方から来るとのこと。
そのため、退去手続きと併行して遺品整理ができないか心つむぐ遺品整理に相談がありました。
通常、遺品整理では現地調査後に見積もりをお客様にご提出し、ご納得いただいてから作業日を決めていきます。
この事例では、お客様のご要望に合わせ、現地調査の当日にそのまま遺品整理の作業をしました。
おこなった作業は次の通りです。
- 仕分け作業
- 残置物の撤去
- 生ごみの中身出し
- 仕上げ清掃
遺品の仕分け作業では、お客様が見つけられなかった思い出の品を見つけることができ、喜んでいただけました。
まとめ
遺品整理は自分ですることもできますが、ゴミの分別や回収、人手の確保など計画的に進めていかないと長引くこともあります。
また、遺品整理をするときには相続人や近隣住民とトラブルにならないよう、いくつか押さえておくべきコツや注意点があります。
遺品整理を自分でする場合は、コツや注意点をあらかじめ確認しておきましょう。
それでも、仕事が家庭で忙しく遺品整理まで手が回らない場合は、ムリせずに遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
費用はかかりますが、精神的な負担も少なく、短期間で遺品整理を済ませることができます。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video