孤独死した遺体や現場はどうなる?遺体を発見したときの対処法を解説

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孤独死した遺体や現場はどうなる?遺体を発見したときの対処法を解説

もし1人で生活している家族が孤独死してしまった場合、現場をどう処理するべきか分からず不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。

孤独死した遺体は、死後数時間で腐敗が始まり、最終的には溶けてしまいます。

そのため、孤独死があった現場は血液や体液、ウジ虫などが広がって近隣住民の迷惑になる可能性もあるのです。

この記事では、孤独死した遺体や現場がどのようになるのか、遺体を発見したときの対処法を詳しく解説します。

遺体を発見したときは何をすればよいのか、孤独死した現場はどのように対処すべきか知っておくことで、万が一のときに焦らず冷静に対応できますよ。

孤独死現場の清掃に困ったら、すぐ相談してください

孤独死の現場で遺体を発見してしまった人は、現場の清掃をどうするべきか悩んでしまいますよね

「早く掃除しなければ…」と思い、自分で対処しようと考える人も多いでしょう。

しかし、孤独死の現場を清掃するとなると、感染症のリスクや精神的苦痛を受ける可能性があります。

もし、孤独死の現場を清掃しなければいけないなら、私達ブルークリーンにご相談ください。

ブルークリーンでは、無料で最短即日の見積り対応が可能です。

LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

カスタマーサービス部所属

▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
日刊SPA!
bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video

1.衝撃!孤独死した遺体や現場はどうなるのかを解説

1.衝撃!孤独死した遺体や現場はどうなるのかを解説

孤独死した現場や遺体は、悲惨で壮絶な状態になってしまいます。

なぜなら、孤独死した遺体が数日間から数か月も放置されると腐敗してしまうからです。

ここでは、孤独死した現場や遺体がどのような過程で腐敗が進んでいくのかを順番に見ていきましょう。

こちらの内容は気分を害する表現や文章があるため、苦手な人は避けて「2.孤独死した遺体を発見したときにやるべき3つの手順」に進んでください。

【関連記事】孤独死によって遺体は溶ける?体に起きる変化や放置するデメリットを紹介

(1)内蔵から腐敗が進む

孤独死した遺体の腐敗は、胃や腸などの消化器系から進んでいきます。

死後1時間程度で腸内の細菌が増殖し、消化液によって内臓を溶かしていくのです。

人の身体にはいくつもの細菌が潜んでいますが、生きているうちは免疫作用の働きにより細菌の増殖が抑制されています。

しかし、死亡してしまうと細菌を抑制することができず、細菌は増殖し身体の腐敗を進めていくのです。

(2)腐敗ガスが発生し体液や血液が漏出する

次に、腸内にあった細菌は増殖しながら遺体の分解を進めていきます。

遺体の分解に伴って腐敗ガスが発生し、死臭と言われる臭いを伴うでしょう。

さらに、腐敗ガスは体全体へと広がり膨張し、肉や皮膚を引き裂きます。

そして、引き裂かれた箇所から体液や血液が漏出し、ガスマスクのような専用マスクを着用しなければ現場に入れないほどの悪臭を放つのです。

死臭の臭いは、チーズが腐った臭いやくさやの臭いに似ていると言われています。

(3)ハエやウジ虫が大量発生する

最後は、死臭の臭いによって大量のハエが遺体に集まってきます。

ハエは、腐敗した人の肉や血もエサとしているからです。

死臭によって集まってきたハエは遺体に卵を産みつけ、一日足らずで卵が孵りおびただしい数のウジ虫が発生するようになります。

さらに、ウジ虫たちは遺体を食べて成虫となり、遺体に卵を産みつけるので、ハエとウジ虫が半永久的に増え続けることになるでしょう。

ハエやウジ虫が大量に発生すると、現場だけではなく近隣の住宅にも侵入するようになります。

ハエは、遺体が持っていた病原体を取り込んでいる可能性があり、ハエを介して近隣住民が感染症にかかる危険があるので注意が必要です

孤独死の現場で遺体を発見した場合は、遺体の引き取りや現場の清掃などを早急に実施しましょう。

2.孤独死した遺体を発見したときにやるべき3つの手順

2.孤独死した遺体を発見したときにやるべき3つの手順

孤独死した遺体や現場に遭遇することは、そう何度も経験することではありません。

そのため、いざ孤独死した遺体を発見したときにどのように対処するべきか分からず、困ってしまうことも珍しくないでしょう。

ここでは、孤独死した遺体を発見したときにやるべきことを3つの手順に分けて紹介します

全体の流れを把握し、やるべきことを確認しておきましょう。

手順1.警察に連絡を入れる

孤独死した遺体を発見したときは、早急に警察に連絡を入れましょう。

警察は孤独死した遺体があった現場の検証をおこない、下記について詳しく調べます。

  • 死亡時刻
  • 死亡要因
  • 身元確認

上記の項目について正確な情報を得るために、警察が到着し現場検証が終了するまでは、孤独死現場に入ったり物に触れたりしないようにしましょう

当然、遺体に触れることも許されません。

現場検証が終了して遺体の身元確認ができたら、警察によって遺族への連絡がおこなわれます。

連絡は、両親や子どもなど血縁関係の近い人から優先的におこなわれるのが基本です。

血縁関係による優先順位は、下記の表のようになります。

親等 血縁関係
1親等 両親、子ども
2親等 祖父母、兄弟姉妹、孫
3親等 曽祖父母、叔父叔母、甥姪、ひ孫

もし現場で身元確認ができない場合は、警察が遺体を引き取ったあとにDNA鑑定によって身元の確認をすることになります。

孤独死した遺体を警察に引き取ってもらう際の流れや費用については、下記の記事で詳しく解説しています。

遺体の引き取りの流れや費用について不安がある人は、確認しておきましょう。

孤独死で警察に引き取られたときに支払う費用は?引き取り後の流れも解説

手順2.特殊清掃ができる専門業者に連絡する

警察によって遺体の引き取りが完了したあとは、孤独死現場の清掃をおこなわなければいけません。

しかし、孤独死で放置された遺体による現場の汚れや臭いを取り除くのは困難です。

また自分で清掃をおこなうとなると、感染症や精神的苦痛を受けるリスクを伴うため、無理に清掃するのは控えるほうがよいでしょう。

そのため、孤独死現場などの特殊清掃をおこなえる専門業者に清掃の依頼をするのがおすすめです。

特殊清掃ができる専門業者は、孤独死によって付いた遺体の体液や血液、臭いを除去するための技術や道具を持ち合わせています。

確実に汚れや臭いを除去するためにも、専門業者への依頼を検討してみましょう。

孤独死現場の清掃については、下記の記事で詳しく紹介しています。

清掃の流れや業者を選ぶポイントがわかるので、こちらも併せてご確認ください。

孤独死清掃の現場とは?清掃の流れや業者を選ぶポイントまで

手順3.葬儀と火葬の準備をする

警察による検証が終わり、遺体や貴重品などが遺族のもとに返ってきたあとは、葬儀や火葬の準備を始めましょう。

孤独死の場合は遺体の発見が遅れているため、衛生上すぐに火葬しなければいけない状態になっていることが多くあります。

そのため、遺族が遺体を引き取ったらすぐに火葬する流れが一般的です

もし遺体を引き取る遺族がいないときは、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」という法律に基づいて、孤独死の現場となった市町村が火葬や埋葬をおこなうことになっています。

また、市町村が火葬や埋葬をおこなう際の費用については、遺留分の金銭でまかなうのが基本です。

遺留分で費用をまかないきれない場合は、相続人の確認のうえ遺品を売却するなどして費用を捻出することが許可されています。

(参考:行旅病人及行旅死亡人取扱法 | e-Gov法令検索

3.孤独死の現場は特殊清掃業者に任せるべき理由

3.孤独死の現場は特殊清掃業者に任せるべき理由

孤独死した遺体の引き取りが完了したあとは、孤独死現場を清掃する必要があります。

しかし、孤独死した遺体の血液や体液、臭いを自分で除去するのは困難です。

そのため、孤独死の現場の清掃は特殊清掃業者に依頼することをおすすめします。

ここでは、孤独死の現場の清掃を特殊清掃業者に任せるべき理由を詳しく紹介するので、参考にしてください。

また、以下の記事では特殊清掃業者の作業内容を深掘りした内容や、実際に行った事例についても紹介していますので、併せてご覧ください。

特殊清掃とは?現場の事例や費用・業者の選び方を解説

理由1.感染症のリスクを回避できるから

孤独死の現場の清掃をする際は感染症のリスクを伴いますが、特殊清掃業者に任せるとそのような細菌やウイルスを回避できます。

孤独死した遺体から漏出した体液や血液には、数多くの細菌やウィルスが潜んでいるのです。

そのため孤独死の現場を自分で清掃するとなると、細菌やウィルスによる感染症を防がなければいけません。

しかし、一般的な清掃道具では細菌やウィルスを死滅させることは難しく、感染症を防ぎきることは困難です

感染症のリスクを回避するためにも、特殊清掃業者に清掃を任せましょう。

理由2.精神的苦痛を受けずに済むから

2つ目の理由は、精神的苦痛を受けずに済むからです。

孤独死の現場や遺体の状態は、悲惨で壮絶になっていることが多くあります。

これまで見たこともない光景を目の当たりにして精神的な苦痛を受けることは珍しくないでしょう。

清掃時のみ苦痛を受けるならまだしも、一度見たり嗅いだりした光景や臭いが忘れられず、その後も精神的苦痛を受け続けることもあります

特殊清掃業者に作業を依頼すれば、直接的な精神的苦痛を受けずに清掃を進められますよ。

理由3.死臭を確実に除去できるから

特殊清掃業者による作業では、死臭を確実に除去してくれます。

孤独死した遺体の体液や血液は、床材や壁などの建材に染み込んでしまうこともあるため、一般的な清掃道具で完全に除去することは困難です。

一時的に臭いが消えたと思っても、数時間後には再び死臭が発生することもよくあるでしょう。

特殊清掃業者では、体液や血液が染み込んでしまった建材を解体して交換するので、確実に死臭を除去することが可能です

解体をおこなうには解体届や解体業許可が必要になるので、特殊清掃業者を探す際は業者のホームページから資格の有無を確認するとよいでしょう。

以下の記事では、死臭や腐敗臭を取る方法、放置するリスクについても紹介していますので、気になる人は併せてご確認ください。

死臭や腐敗臭を取り切る方法とは?プロの特殊清掃業者が『取れない臭い』を消臭します

理由4.遺品整理を同時に依頼できる可能性があるから

孤独死の現場を清掃するときは、同時に遺品整理をおこなわなければいけないケースがあります。

そのため、特殊清掃業者が遺品整理も同時におこなえる場合は、清掃と合わせて遺品整理を依頼すると楽に作業を進めることが可能です。

くわえて、特殊清掃と遺品整理を別々の業者に依頼するよりも費用を抑えやすくなり、支払いや連絡先も1つになるメリットもあります

特殊清掃業者を探す際はサービス内容を確認し、特殊清掃だけでなく遺品整理も依頼できるか見ておくとよいでしょう。

 

4.孤独死した現場の清掃なら私達ブルークリーンにお任せください

4.孤独死した現場の清掃ならブルークリーンにお任せください

私達ブルークリーンは、これまで2,000件以上の作業実績を誇り、数多くの孤独死した現場の対応をしてきました。

そのため、孤独死の現場が悲惨で壮絶な状況でも迅速かつ丁寧に作業をおこない、スムーズに現場の清掃をおこなうことが可能です。

お見積もりや相談は無料となっていて、最短即日での対応もできます。

孤独死した遺体や現場の清掃でお困りなら、ぜひ私たちにお任せください。

ここからは、ブルークリーンで実際におこなった孤独死した現場の施工事例を3つ紹介します。

事例1.遺体の発見まで2か月かかった現場

事例1.遺体の発見まで2か月かかった現場

1つ目の事例は、孤独死した遺体の発見まで2か月かかった現場です。

こちらの現場は、故人が亡くなってから長期間が経過していたため、強烈な腐敗臭と大量の害虫が発生しており、悲惨で壮絶な状態となっていました

また、足の踏み場がないほどに家財道具や生活雑貨が散乱していたので、特殊清掃以外の作業が必要になっていたのです。

この事例では、以下の作業を提案させていただきました。

  • 腐敗物の撤去
  • 消毒消臭
  • 残置物の撤去
  • 貴重品の捜索
  • 床の部分解体
  • 壁紙撤去

建物のオーナーや不動産会社が作業スペースの確保や近隣への周知をおこなってくれたため、当日中にすべての作業を完了させることができました。

事例2.建物の前まで腐敗臭がしていた現場

事例2.建物の前まで腐敗臭がしていた現場

次は、建物の前の道路まで腐敗臭が漏れていた現場です。

こちらの事例は、不動産会社が管理している物件で孤独死が発生し、いつも依頼している原状回復工事業者に特殊清掃を断られたのをきっかけで、ブルークリーンにたどり着いたとのことでした。

現場の状況は、5畳ほどの1Rタイプの部屋で生活雑貨や本が大量にあり、押し入れの前に体液や髪の毛が残っていました。

腐敗臭が本や紙類に移ったことで臭いが強くなり、建物の前まで腐敗臭が漏れ出していたようです

この事例でおこなった作業は、以下の通りです。

  • 腐敗物の撤去
  • 除菌
  • 脱臭
  • 形見分け(貴重品の捜索)
  • 残置物撤去
  • 仕上げ清掃

当初懸念していた臭いも、汚染箇所を清掃したのちに残置物を撤去したところほとんど除去することができ、お客様に大変喜んでいただきました。

事例3.コタツの中で孤独死していた現場

事例3.コタツの中で孤独死していた現場

最後は、コタツの中で孤独死していた現場です。

こちらの事例は、建物を所有するオーナー様から不動産会社を通して私たちに依頼していただきました。

現場の状況は、当初予想していたほどコタツ下の床へのダメージが少なく、室内の残置物もほとんどなく比較的きれいな状態でした

この事例でおこなった作業は、以下の通りです。

  • 腐敗物の撤去
  • 消毒消臭
  • 残置物の撤去
  • 貴重品の捜索

家具や生活雑貨の量が少なく、汚染箇所も狭かったことから、短時間で作業を完了させることができました。

まとめ

孤独死した遺体は腐敗が進んでいるケースが多く、現場も悲惨な状況になります。

また、孤独死した遺体や現場の処理を自分でおこなうと、感染症のリスクや精神的苦痛を受ける可能性があるので注意が必要です

したがって、孤独死した遺体や現場の処理は特殊清掃ができる専門業者に依頼することをおすすめします。

専門業者に依頼することで、安心かつ安全に現場を清掃することが可能です。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

カスタマーサービス部所属

▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
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