「久々に帰省したら実家がゴミ屋敷になっていた」
「年老いた両親がごみをうまく捨てられず家に散乱している」
帰省してはじめて、実家がゴミ屋敷になっていたことに気づくケースは少なくありません。
実家がゴミ屋敷になってしまうのもショックですが、さらにカビ臭さまで感じてしまうと、どうすればよいのか分からず途方に暮れてしまうでしょう。
ゴミ屋敷のカビを放置すると気管支喘息やアレルギーを発症する可能性があるので、早く除去することが大切です。
ゴミ屋敷のカビ除去を家族の代わりにできないときは、業者に依頼しましょう。
この記事では、ゴミ屋敷でカビが発生しやすい理由やカビの除去方法、カビを再び発生させないための対策についてご紹介します。
ゴミ屋敷のカビを除去して、遠方の家族が喘息やアレルギーなどの病気に怯えることなく安心して生活できる環境を整えましょう。
ゴミ屋敷のカビ除去でお悩みならばすぐにご相談ください
ゴミ屋敷でさらにカビまで見つけてしまい、何から手を付ければよいか分からずお困りではありませんか。
ゴミ屋敷のカビ除去をそのままにしてしまうと、病気や怪我のリスクが高まるので、早く除去する必要があります。
「人手が確保できない」「時間がない」ときは、業者に依頼するのも1つの方法です。
ゴミ屋敷のカビ除去にお困りなら、ぜひブルークリーンにご相談ください。
ブルークリーンでは、無料で最短即日の見積もり対応が可能です。
LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。
1.なぜ?ゴミ屋敷でカビが発生しやすい理由
カビの元である胞子は目に見えないほど小さく、空気中に浮遊しています。
空気中にあるカビの胞子は次の3つの条件が揃った環境の壁や床に付着すると、約2~3日で増殖し私たちの目でも確認できるくらいまで拡大するので注意が必要です。
- 温度が25℃~30℃
- 湿度が70%以上
- 埃や食べかすなどの栄養分
日本は高温多湿なため、どこでもカビが発生しやすい環境となっていますが、ゴミ屋敷は次の2つの理由からさらにカビが生えやすいと言われています。
理由1.部屋を閉め切って湿度と温度が高くなるから
ゴミ屋敷の住民は部屋の外にゴミや臭いが漏れないよう、閉め切って生活している人が多いですが、部屋を閉め切ると外気を遮断するため湿度と温度が高くなります。
さらに空気中のカビの胞子を外に排出できないので床や壁に付着しやすく、カビの増殖スピードが早まるので注意が必要です。
ゴミ屋敷にカビが生えるのは、壁や床だけではありません。
飲み捨てたペットボトルも、カビの発生源になりやすいので注意が必要です。
ペットボトルの水分や飲み口に付いた唾液の細菌や食べかすを栄養分に、カビが増殖します。
理由2.生ごみやほこり、垢が栄養分となるから
生ごみやほこり、垢はカビの栄養分となり増殖スピードを早めます。
これらが溜まっているゴミ屋敷は、まさにカビにとって楽園と言っても過言ではないでしょう。
湿度や温度の条件が揃うと、カビは豊富な栄養分を糧に増殖し続け、しまいには部屋全体に広がっていきます。
2.ゴミ屋敷のカビ除去を自分でする4つの方法
自分の実家がゴミ屋敷になり、カビを発見してしまうと誰でもショックを受けてしまうものです。
ただ、不衛生な環境下に大切な家族を置いておくわけにもいかないので、自力でなんとかしようとする人もいるでしょう。
ここからは、ゴミ屋敷のカビ除去を自分でする4つの方法をご紹介します。
方法1.酸素系漂白剤を使う
お風呂やキッチンなどの水回りのカビ取りと聞くと、塩素系漂白剤をイメージしがちですが、酸素系漂白剤も効果があります。
ただ、酸素系漂白剤の場合、塩素系と異なり浸け置く時間が必要です。
そのため酸素系漂白剤を使ってカビ取りをするときは、寝る前や外出前におこないましょう。
- 酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜ、水を少量ずつ加えながらペーストを作る
- カビが気になる部分に塗り込み、時間を置く
- ペーストを水で流す前に歯ブラシやスポンジで擦る
- ペーストを40℃前後のぬるま湯で流す
酸素系漂白剤は、塩素系と比較すると安全に使用できますが、手指に付着すると肌荒れを起こす恐れがあるので、手袋をしてから作業するのがおすすめです。
方法2.酢と重曹を使う
床や壁のカビには、酢水と重曹を使いましょう。
酸性の酢はカビを含めた菌の増殖を抑え汚れをはがす働きがあり、重曹には汚れを中和・分解する性質があります。
- 酢と水を1:2の割合で混ぜ、酢水を作りスプレー容器に入れる
- 床または壁のカビに酢水を吹きかける
- 重曹をふりかけて、スポンジで擦りカビを落とす
- 床や壁の重曹を拭き取る
頑固なカビには、重曹をふりかけたあとにラップやキッチンペーパーで上から覆い、しばらく浸け置いて拭き取ると良いでしょう。
「重曹をふりかけて床や壁を擦ったら、傷がつかないか心配」と思う人もいるかもしれません。
でもご安心ください、重曹は崩れやすい性質を持っており、擦ったら粒子になるので床や壁に傷はつかないですよ。
方法3.60℃以上の熱湯を使う
カビの多くは熱に弱く、60℃以上の温度で加熱すると死滅します。
お風呂やキッチンのカビ取り前に、熱湯をかけておくとカビのたんぱく質が変異し、剥がれやすくなるのでおすすめです。
熱湯でのカビ取りには、60℃の熱湯を5秒間かけるとよいでしょう。
温度が高すぎる熱湯は、パッキンやタイル、シンクを痛める恐れがあります。
方法4.カビ取り剤を使う
1~3の方法を試しても取れないカビは、市販のカビ取り剤を使用するのがおすすめです。
市販のカビ取り剤は即効性がある反面、薬剤によって手が荒れたり、吸い込んで喉を傷めたりする恐れがあります。
使用上の注意をよく読むのはもちろんのこと、手袋を装着し換気を十分におこないながら使用しましょう。
これまで紹介したゴミ屋敷のカビ除去を自分でする方法は、お金がない状態でも、家にあるものを使ってできます。
ただゴミ屋敷のカビ除去をする前には、ある程度片付けをしなければならず、自分一人でするのは大変です。
兄弟や親戚に助けを求めるのはもちろんのこと、業者に依頼することも検討しましょう。
3.必見!ゴミ屋敷でカビが発生しやすい場所
日本は高温多湿でカビが生えやすいため、カビが発生している場所はおおよそ予測できるかと思います。
けれどもカビの栄養分が豊富なゴミ屋敷では、思いもよらない場所にカビが生えている可能性があるので注意が必要です。
たとえば、エアコンや洗濯機など家電の内部、家具の裏などもくまなくチェックしてください。
これから紹介する3つの場所は、とくにカビが生えやすい場所なので、念入りに清掃しましょう。
(1)浴室やトイレなどの水回り
水回りは、カビの発生条件の1つである水分が豊富にあるので発生しやすい環境です。
その中でも浴室やトイレは密室で風通しが悪く、カビの栄養分も豊富にあるのでカビが発生しやすい場所の1つに挙げられます。
浴室やトイレではぬめりが生じる赤カビと、増殖すると落としにくい黒カビがよく見られるので、チェックしましょう。
(2)窓ガラスや壁
屋内と屋外の気温差によってできる結露は、窓ガラスや壁のカビを発生させます。
一般家庭でも窓ガラスや壁は、カビが発生しやすい場所の1つです。
ただゴミ屋敷の場合、結露によって栄養分となるゴミが付着してしまい、カビの増殖を促してしまうのでとくにご注意ください。
窓ガラスや壁では、頑固な黒カビがよく見られます。
結露は部屋の換気をこまめにし屋内と屋外の温度差を小さくしたり、除湿器を設置し、湿度をコントロールしたりすると抑えられるでしょう。
(3)押し入れやクローゼット
押し入れやクローゼットもカビが繁殖しやすい場所の1つです。
「浴室や窓ガラスと違って、水分は少ないはずなのになぜカビが生えるのか」疑問に思う人もいるでしょう。
まず押し入れやクローゼットは、閉め切ることが多いので、湿度と温度が高くなりカビが生えやすくなります。
また、押し入れやクローゼットに入っている衣類や布団の汚れやほこりはカビの栄養分になり、増殖を促してしまう恐れがあるので注意が必要です。
押し入れやクローゼットでは、木材など自然素材にできやすい白カビ・緑カビがよく見られます。
4.ゴミ屋敷のカビ除去を業者に依頼する3つのメリット
ゴミ屋敷のカビ除去は自分でもできますが、その前にゴミを片付けなければなりません。
ゴミ屋敷のレベルによっては、1人で片付けることが難しく、途中で挫折してしまう恐れもあります。
また、カビの多くは奥深くまで根を張るのです。
市販品のカビ取り剤や酢水では、カビを完全に取り除くのは難しいケースもあるかもしれません。
ゴミ屋敷のカビ除去をするのが難しいときは、業者に依頼するのも1つの方法です。
メリット1.短時間で確実にカビを除去でき気分がスッキリする
業者に依頼すれば短時間でカビを除去してもらえます。
そもそもゴミ屋敷のカビ除去をする前に、片付けをしなければなりません。
しかしゴミ屋敷のごみの量は、想像していた以上に多く持ち運びが大変です。
ゴミ袋1つに入る量が少なかったとしても、何度も持ち運びしていたら、肩や腰に大きな負担がかかるでしょう。
またごみ分別も自分でしなければならないので、ゴミを集めるだけでも時間がかかり、カビの除去作業までなかなか進まない可能性もあります。
大切な家族のためとはいえ、手間や時間がかかると途中でくじけてしまいそうになりますよね。
業者に依頼すれば経験豊富なプロが作業をするので、短時間でゴミ屋敷の片づけとカビの除去ができます。
ゴミ屋敷問題が解決すれば、部屋がきれいになるのはもちろんのこと、気分もスッキリし、家族との関係も良好になるでしょう。
メリット2.清掃時の怪我やカビによる健康被害を防げて安心できる
カビ除去を業者に任せれば依頼者の安全も防ぐことができます。
ゴミ屋敷を自分で片付けようとすると、ゴミにつまづいて怪我をしたり、カビ臭い部屋の空気を吸って気分が悪くなったりと健康被害が出てしまう恐れがあります。
家族のためとはいえ、ゴミ屋敷の片付けで体調を崩してしまうと、仕事や家庭など日常生活に支障が出てしまうかもしれません。
業者に依頼すれば、怪我や病気のリスクを最小限にゴミ屋敷のカビ除去ができます。
メリット3.ゴミ屋敷やカビの再発防止になり健康的な生活を送れる
ゴミ屋敷のカビ除去を業者に依頼すると、再発防止になり今後も安全で健康的な生活が送れるようになります。
家族ではない他人がゴミ屋敷に入るのは、抵抗を感じる住民もいるはずです。
しかし、第三者が介入することで住民は我が家がゴミ屋敷であることを理解し、生活を改めるきっかけになるため再発防止に役立つでしょう。
もちろんゴミ屋敷の片付けやカビ除去は自分でもできますが、手間と時間がかかります。
またゴミ屋敷を片付ける人の多くは住民ではなく、別の場所に住んでいる家族や親戚でしょう。
なぜならゴミ屋敷の住民は、片付けられないもしくは片付けなくてもよいと思い込んでしまっているからです。
よって片づけをする人は仕事や家事、育児の合間にゴミ屋敷の片づけをするので、片付けやカビの除去に充てられる時間が限られてしまいます。
その結果、片付けが長期化し疲れ切ってしまうため、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
また、ゴミ屋敷を家族で片付ければ無料ですが、業者に依頼すると少なからず費用がかかります。
以下はゴミ屋敷の清掃費用の相場です。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 相場 |
1K〜1R | 1〜2名 | 1〜3h | 30,000~80,000円 |
1DK~3LDK | 3〜8名 | 2〜12h | 50,000~500,000円 |
4LDK | 4〜10名 | 6〜15h | 220,000~700,000円 |
このように、数万円や数十万円の費用を支払うことで、もう二度とゴミ屋敷にしてはいけないという意識を高めるきっかけになるでしょう。
以下の記事では、清掃業者の選び方や事例を紹介していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
5.要確認!ゴミ屋敷の再発を防止する3つの対策
家族が安心して生活できるよう、ゴミ屋敷を片付けてカビ除去をしても、時間が経てばゴミ屋敷に元通りというケースは少なくありません。
ゴミ屋敷は片付けたら終わりではなく、片付けたあとがスタートです。
再びゴミ屋敷にならないよう、住民の意識改革をする必要があります。
ゴミ屋敷の再発を防ぐために、家族ができる3つの対策を見てみましょう。
対策1.ゴミ屋敷の危険性を理解してもらう
「ゴミ屋敷に住み続けるとどうなるのか」具体的なリスクを説明し、危険性を理解してもらいましょう。
ゴミ屋敷に住み続けた場合に予想されるリスクは次の通りです。
- 埃やカビによる体調不良
- 生ごみの放置による害虫・害獣の発生
- ごみの散乱による転倒・怪我
- コンセントに詰まったほこりが原因の火災発生
害虫や害獣の発生、火災のリスクは近隣住民にも危険が及ぶ恐れがあります。
ゴミ屋敷は自分だけでなく周りの人たちにも迷惑をかけてしまうことを説明すると、危険性を理解してもらいやすくなるのでおすすめです。
以下の記事では、ゴミ屋敷のレベルに応じた片付け方法と対処方法も解説しています。
是非チェックして、自分の家がゴミ屋敷ではないか客観的に見てみるのも良いでしょう。
対策2.定期的にコミュニケーションをとる
ゴミ屋敷の住民の多くは人との関わりを絶ち、孤独感を抱えているので定期的にコミュニケーションがとれる環境をつくりましょう。
なぜなら、孤独感はゴミ屋敷をつくるきっかけになるからです。
孤独感が強くなると、不安や焦りからゴミを周囲に置くことで寂しさを埋めようとする心理が働きます。
その行動がエスカレートしていくとゴミ屋敷になってしまうのです。
大切な家族との死別や慣れ親しんだ土地からの引っ越しなど、孤独を感じる機会は誰でもあることなので、他人事ではありません。
孤独感は1人で癒すことが難しいので、家族が再びゴミ屋敷の住民にならないようにするには、定期的なコミュニケーションが必要です。
家族が定期的に話し相手になるのはもちろんのこと、周囲に協力を求めたり、公的サービスを利用したりするなど、孤立化しないための体制を整えていくとよいでしょう。
対策3.病院の受診を勧める
ゴミ屋敷は住民の怠惰な性格のせいと思われがちですが、心身の不調が関係している可能性があるので、病院の受診を勧めるのもよいでしょう。
ゴミ屋敷の原因と考えられる病気は次の通りです。
- ためこみ症
- うつ病
- セルフネグレクト
- 統合失調症
- 強迫性障害
その他、発達障害や認知症が見つかるケースも考えられます。
まずは病院を受診し、何らかの病気にかかっていないか確認しましょう。
ゴミ屋敷の住民自身が病気であると自覚し、受診するケースは稀なので家族や周囲の人が連れて行くなどの対応が必要です。
以下の記事では、ためこみ症の人が片付けられない原因について詳しく紹介していますので、ゴミ屋敷と病気の関連に興味がある人はこちらもご覧ください。
6.ゴミ屋敷のカビにお困りなら私たちブルークリーンにご相談ください!
ゴミ屋敷のカビ除去は、自分でもできますが、大量にあるゴミの片付けや清掃に追われて、カビ除去まで手に付かない場合もあるでしょう。
けれども、カビの増殖はアレルギーや呼吸器系の病気のリスクが高まるので、ゴミ屋敷に住む家族の健康のためにも早めの除去が必要です。
ゴミ屋敷のカビ除去にお困りなら、私たちブルークリーンにご相談ください。
ブルークリーンなら、予算や作業内容をしっかり打ち合わせした上で、見積書を提示して作業をおこなうので安心してカビ除去を任せられます。
これまで2,000件以上の清掃実績があり、ゴミ屋敷の不用品の処分からカビの除去まで一任できるので、とても便利です。
最短で即日の対応も可能ですので、実家が遠方にありすぐにでも依頼したい場合の対応も問題なくできます。
LINEや電話で無料の相談やお見積もりをご利用いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
ここからは、弊社で実施したカビ除去の作業事例をご紹介します。
ブルークリーンが行った施工事例
3LDKのマンションの特殊清掃とハウスクリーニングをおこなった事例になります。
お客様によるともともとゴミ屋敷だった室内を清掃し、綺麗な状態にしたのですが、血痕や汚物の汚れが落ちずに困っていたとのことです。
現地を訪問すると、血痕や汚物だけでなく、キッチンやお風呂などの水回りに油汚れやカビもありました。
こちらの事例では、スタッフの感染症予防のため部屋を除菌してから、作業を開始しています。
頑固なカビは薬品とハンドポリッシャーを組み合わせて、綺麗な状態に戻すことができました。
まとめ
遠方にある実家がいつの間にかゴミ屋敷化してしまうのは、珍しいケースではありません。
配偶者の死や引っ越しなど誰にでも起こりうる出来事がきっかけで、ゴミ屋敷化してしまうことがあります。
ゴミ屋敷になるとカビが生えやすい環境になり、臭いや汚れだけでなくアレルギーや喘息など健康にも影響が出る恐れがあるので軽視できません。
大切な家族のためにも早くゴミ屋敷のカビ除去をしたいところですが、自力で片づけとカビ除去をするのは大変です。
ゴミ屋敷のカビ除去を自分でするのに限界を感じたら、業者への依頼を検討しましょう。
業者に依頼することで、ゴミ屋敷のカビ問題を短期間で解決できます。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video