遺品整理って、何から手をつければいいか分からない…。
そんなふうに途方に暮れていませんか?
「手順がわからず時間だけが過ぎていく」
「本当にこれで正しいのか不安になる」
遺品整理は、人生で何度も経験することではありません。だからこそ、誰もが最初は迷います。
この記事では、誰でも実践できる「遺品整理の正しい方法と手順」を、プロの視点で分かりやすく解説します。
この記事を読み終えたとき、「これなら自分でもできそう」と感じられるはずです。
悩む前に、一緒に一歩を踏み出しましょう。
▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」)
・これまで4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ」
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.遺品整理の正しい進め方とは?基本の流れを押さえよう
実は、遺品整理のやり方で大切なのは、4つの種類に分けて整理を行うことだけです。
たったそれだけで、荷物や思い出の品をごちゃごちゃにせずに作業を進めることができます。
なぜかと言うと、遺品整理は種類豊富な今まで知らなかったものを片付けることで手間取るからです。
それなら、4つのわかりやすい種類に大別してしまって片付ければ良いということになります。
具体的には以下の4つに分けてみましょう。
- 財産
- 思い出
- リサイクル
- 処分
分けることができれば、後は処分するのか残すのかを判断するだけで済むはずです。
では、具体的にどのように分別するのか見ていきましょう。
(1)財産として分けるもの
財産として、分けるものは以下の通りです。
- 銀行の通帳
- クレジットカードやキャッシュカード
- 有価証券
- 不動産などの権利関係書類
- 価値の高い物(貴金属や宝石、美術品など)
これらのものは法的な手続きが必要になるため、優先的に整理しておきましょう。
また、お金にできそうなものは、まとめてリサイクルショップに持っていき買い取ってもらうのもおすすめです。
価値の高い物のなかには、思い出の品が含まれていることもあります。
間違えてリサイクルショップに持っていかないようにしましょう。
(2)思い出として残しておくもの
思い出として、取っておくものには次のものが含まれます。
- アルバム
- 写真
- 趣味のもの
アルバムや写真等はまとめて管理しておきましょう。
また、故人が生前に趣味で集めていたものも思い出の1つです。
場所をとりすぎない程度にいくつかだけ残しておき、それ以外はリサイクルショップや買い取ってくれるお店に持っていくと良いでしょう。
(3)リサイクルするもの
リサイクルできるものは、以下の通りです。
- 家電
- 家具
- 書籍
家具や家電で、まだ使えるものがあればリサイクルすることができます。
リサイクルショップに持っていくことで買い取ってもらえるので、お金にすることができるのは嬉しいですよね。
また、持ち運びが難しいものなら、業者に頼んで家に来てもらいましょう。
その場で査定し、買い取ってもらうことができます。
(4)処分するもの
残りの遺品は全て処分します。
特に趣味のものや書籍など、お金になりにくいものは処分してください。
処分する際は小さいものから順番に行い、「迷ったものは捨てる」などルールを決めて、物を減らしていきましょう。
そうすることで、徐々に減らすことができるようになるはずです。
また、壊れた家電や家具などは業者に頼んで処分してもらいます。
業者なら、家まで来て引き取ってくれるため、捨てる手間が省けて便利ですね。
ここまでお話したように、4つの種類に分けるやり方で遺品を整理すれば、でごちゃごちゃにならずに素早く終わらせられるでしょう。
しかし、遺品整理には時間がかかるため、まとまった日に集中してすることを心がけてみてください。
【関連記事】遺品整理で残すものはこの7つ!後悔しない判断手順と処分方法
2.遺品整理にはどのくらい時間がかかる?最低3日は確保を
遺品整理を自力で行うなら、最低でも3日間はスケジュールを確保しておくのが基本です。
しかしこれは「ワンルーム」「身寄りが少ない」「処分中心」といったシンプルなケースに限ります。
実際には、5〜7日ほどかかるケースも少なくありません。
なぜこれほど時間が必要になるのか?主な理由は以下の通りです。
仕分けに時間がかかる | 遺品はゴミではありません。形見分けや供養すべきもの、価値のある物といった判断が求められます。 |
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大型家具・家電の処分には手配が必要 | 粗大ごみの申し込みは自治体によって予約制。タイミングによっては回収まで1週間以上待つことも。 |
貴重品・契約関係の整理が想像以上に大変 | 通帳、証書、印鑑、契約書、スマホやパソコンの中のデータなど、見落としがちな重要物も時間を要します。 |
手を止めてしまう感情の整理 | アルバムや手紙、思い出の品を前にすると、感情が込み上げて作業が止まってしまう場面もあります。 |
また、故人が住んでいた家が広かったり、空き家期間が長く物が劣化・散乱していたりする場合は、一人や家族だけでは太刀打ちできないこともあります。
そのため、
- 作業人数は何人か
- どこまで自分たちでやるのか(業者に依頼するか)
- 廃棄手配や役所手続きは誰がやるのか
こうした段取りを整理したうえで、最低3日、できれば1週間程度の見込みを持つことが、ストレスなく進めるための現実的な「遺品整理の方法」です。
3.遺品の量が多いときは、無理せず専門業者に任せるという選択肢を
遺品整理では、思った以上に物の量が多く、途中で手が止まってしまうケースが少なくありません。
「とにかく片付けたい」という気持ちとは裏腹に、分別・搬出・処分の手間に加え、想定外の時間と体力を要するのが現実です。
自力で進めようとすると、以下のような課題が発生します。
- 地域のゴミ分別ルールに沿った細かな仕分け作業
- 粗大ゴミ・家電リサイクルなど廃棄方法の違いへの対応
- 自治体の予約・運搬・搬出などの実務的負担
- 「捨ててもいいか判断できない物」の心理的ストレス
特に、一人で遺品整理を担う場合、作業量は想像以上に重くのしかかります。
分別、搬出、手続き、そして「思い出」と向き合う時間など。
そのすべてを限られた日数で終えるのは、精神的にも体力的にも負担が大きいものです。
さらに、ご家族が遠方に住んでいたり、高齢で手伝いが難しいケースでは、スケジュール調整や人手の確保すらままならず、遺品整理が“止まったまま”になることも。
そんなとき、頼れる選択肢として注目されているのが「遺品整理専門業者」の活用です。
専門業者に依頼することで、以下のような安心と効率が得られます
- 不用品の分別から搬出・処分まですべて一括で完結
- 価値のある品はその場で査定・買取対応
- 廃棄物処理法やリサイクル法など法令に基づく適正処理
- 感染リスクや重量物の扱いも専門知識と装備で安全対応
もちろん、どの業者でも良いわけではありません。
後悔しない依頼のために、次のようなチェックが欠かせません。
- 一般廃棄物収集運搬の許可、もしくは適切な提携体制があるか
- 個人情報や遺品の取り扱い方針が明確に示されているか
- 見積もりに不明点がなく、追加費用が発生しないか
- 実績や口コミ評価に信頼性があるか
「片付けること」だけが目的ではなく、“きちんと手放せる”ことが、心の整理にもつながります。
時間や費用とのバランスを見ながら、プロの手を借りる選択も、大切な一歩になるでしょう。
また、以下の記事では遺品整理の費用について詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
【関連記事】遺品整理の費用相場は?料金を安くする方法と業者に処分を依頼するメリット
4.遺品整理業者に依頼すると何をしてくれる?3つの主要サポートを解説
遺品整理業者がやってくれることは以下の3つです。
- 不用品の処分
- 不用品の買取
- 遺品の供養
これらを一度に行うことができるのは嬉しいですよね。
以下でそれぞれ解説していきます。
(1)不用品の処分
遺品業者は、大きな不用品も全て回収してくれます。
自力で処分する場合は手続きをして、家具や家電などを特定の場所に運ばなければいけません。
しかし、業者に依頼することで家まで来てくれ、それら全てをまとめて処分してくれるのです。
(2)不用品の買取
業者に依頼することで、不用品の買取も行ってくれます。
処分する際に、まだ使えるものや値がつくものはプロがその場で査定して買い取ってくれるのです。
不用品を買い取りしてもらい、手元に戻ってきたお金を費用に充てるというのも、賢い使い方ですね。
(3)遺品の供養
遺品整理業者は、遺品の供養まで行ってくれます。
思い出の品や形見などを供養してもらえるサービスもあるため、気になる人はぜひ依頼してみましょう。
ここまでお話したサービスは、日時を指定するだけで、その時間に来てもらえます。
また、自分で行ったら何時間もかかることを1,2時間ほどで行ってくれます。
不用品が多い場合、自力でやる時間とお金を考えたら、最初から業者に依頼する方がコスパが良いケースが多いです。
5.信頼できる遺品整理業者を選ぶなら?ブルークリーンが選ばれる理由
遺品整理業者をお探しなら、ぜひブルークリーンにご相談ください。
ブルークリーンは、特殊清掃や遺品整理の実績が4,000件以上ある会社です。
ブルークリーンの遺品整理の特徴を以下にまとめました。
- 遺品の仕分けから、不用品の回収、清掃までワンストップで対応可能
- 見積もり、相談は無料
- 見積書は作業内容まで分かりやすく明記
- 即日対応可能
ブルークリーンの遺品整理では、無料で見積もりをおこない、見積もりの内容に納得していただいてからの着手を徹底しています。
以下の画像は過去にお出しした見積もりで、作業内容や諸費用、必要な人員を確認いただけるため、安心してご依頼いただくことが可能です。
また、Youtube「すーさんTV」や公式サイトの実績ページで、作業風景から実際の事例までを公開しています。
メールやLINEでも無料でお問い合わせが可能なので、お気軽にご相談くださいね。
6.「自分でやるのは限界かも」と思ったら、無理せずプロに頼ることが大切です
ここまで、遺品整理の基本的な方法や流れについてご紹介してきました。
「分別のコツは掴めたけれど、実際に手を動かすとなると腰が重い」
「時間を確保できないまま、気づけば何ヶ月も手付かずになってしまった」
そんな状況に、心当たりはないでしょうか?
遺品整理は、モノの片付けにとどまらず、感情の整理や人間関係にも影響する繊細な作業です。
だからこそ、無理をしてすべてを自力で抱え込む必要はありません。
「どう進めたらいいかわからない」「精神的に向き合う余裕がない」「時間や体力的にとてもじゃないけど難しい」そんなときは、遺品整理の専門家に頼るという選択肢を前向きに考えてみてください。
プロに任せることで、以下のようなメリットがあります。
- 限られた日数で整理を完了できる
- 分別・処分・搬出が一括で完結し、負担が大幅に軽減される
- 残された品物に対して、価値の判断や適切な取り扱いをしてもらえる
- 自分では気づきにくい法的な手続きや整理後の活用提案も受けられる
遺品整理は、誰かの「人生の終わり」に向き合う時間です。
だからこそ、あなた自身が後悔しない方法を選ぶことが何より大切です。
もし「もう一人では難しい」と感じたなら、それは“諦め”ではなく、
大切な人の遺品をきちんと整理しようとする、真摯な判断です。
無理をせず、必要なタイミングでプロの力を借りる。
それもまた、遺品整理を前に進める正しい方法のひとつです。