マットレスの処分方法7選|費用相場・無料で捨てる方法・注意点まで解説

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2026年最新のマットレス処分方法を解説するアイキャッチ。スプリング入り・ノンコイルの種類別費用相場、粗大ごみとしての出し方、自分で解体して無料で捨てる方法と注意点を提示。

引っ越しや買い替え、実家の片付けなどをきっかけに、不要になったマットレスの処分に困っていませんか。

マットレスはサイズが大きく重さもあるため、「粗大ごみで出せるの?」「スプリング入りでも捨てられる?」「できれば安く処分したい」と悩む方が多い家具のひとつです。

そこで本記事では、マットレスの処分方法を7つに分けてわかりやすく解説します。費用相場や無料で捨てる方法、スプリング入りマットレスの注意点までまとめているので、あなたの状況に合った方法を見つけてください。

この記事でわかること
  • マットレスの正しい処分方法
  • スプリング(コイル)入りマットレスの処分方法
  • マットレスの処分を業者に依頼する際の注意点

マットレスの処分方法一覧

マットレスの処分方法7選を比較するバナー。自治体、持ち込み、解体、回収業者、買取、譲渡、引き取りの各メリット・デメリットを提示。

マットレスの処分方法は、大きく分けて7つあり、費用を抑えたいのか、手間を減らしたいのかによって最適な方法は変わります。

まずは以下の表で、全体像を確認してみましょう。

方法 費用 手間 スプリング
粗大ごみ あり・なし
持ち込み あり・なし
解体 なし
回収業者 あり・なし
買取 あり・なし
譲渡 あり・なし
引き取り あり・なし

*◎=安い/手間が少ない、〇=一般的、△=費用が高い/手間がかかる

それぞれにメリット・デメリットがあるため、状況に合わせて選ぶことが大切です。

ベッドフレームは別で処分が必要

マットレスと一緒に処分を検討されることが多いのが、ベッドフレームです。

ただし、マットレスとフレームは素材も構造も異なるため、多くの自治体では別々に処分する必要があります。

フレームは粗大ごみ扱いになることが一般的で、解体の可否や費用も異なります。

ベッドフレームの処分方法は、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。

【関連記事】ベッドの処分方法完全ガイド|方法別の費用やポイント、注意点を解説

マットレスの正しい処分方法7選

マットレスの正しい処分方法7選を解説するバナー。粗大ごみ、持ち込み、解体、回収業者、買取、譲渡、引き取りの各メリット・デメリットを比較し、状況に合わせた選び方を提示。

マットレスの処分方法は一つではありません。費用を抑えたいのか、手間をかけたくないのか、すぐに処分したいのかによって最適な方法は変わります。

ここでは代表的な7つの方法を、それぞれの流れや注意点とあわせて丁寧に解説します。

自治体の粗大ごみに出す

最も一般的なのが、自治体の粗大ごみとして処分する方法です。多くの地域で対応しており、費用も比較的安く

手続きの流れは以下のとおりです。抑えられます

  1. 自治体の粗大ごみ受付センターへ、電話やインターネットで申し込む
  2. 指定された金額分の粗大ごみ処理券をコンビニなどで購入し、マットレスに貼る
  3. 指定日に、自宅前や決められた集積場所へ出す

注意点として、申し込みから回収までは数週間かかるのが一般的です。引っ越しなどで急いでいる場合は、早めの手配が必要なことを覚えておきましょう。

また、スプリング入りマットレスは自治体によって扱いが異なり、回収不可なケースや追加料金が発生するケースもあります。

処理券の金額違いや氏名の記入漏れがあると回収されない場合もあるため、案内をよく確認して準備しましょう。

自治体のごみ処理施設へ直接持ち込む

車を持っている方の場合、自治体のごみ処理施設へ直接持ち込む「自己搬入」という方法もおすすめです。

自治体によっては予約が必要ですが、回収日を待たずに処分できる点がメリットです。

持ち込み時の料金は、計量した重量に応じて算出されることが多く、粗大ごみ回収より安く済むケースもあります。

受付から支払いまでの流れは以下のとおりです。

  1. 自治体の公式サイトや広報誌などで受付時間や利用条件を確認し、必要であれば事前予約を行う
  2. 搬入時間に合わせてマットレスを施設へ持ち込む(分別方法や搬入場所は自治体ごとに異なるため事前確認が必要)
  3. 受付後、係員の指示に従って指定場所へ荷下ろしを行う
  4. 計量結果に基づき、処理料金を支払う

こうした一連の流れを、自分のペースで完了できるのが特徴です。

ただし、マットレスは大きくかさばるため、車への積み込みや施設での荷下ろしが負担になることもあります。軽トラックやワンボックスなど、大きめの車がある方に向いた方法といえるでしょう。

なお、各自治体で受付方法や料金体系、持ち込み可能な品目や手続きが異なるため、事前に公式サイトなどで確認するのがおすすめです。

解体して一般ごみとして出す【無料】

マットレスを解体できる場合は、一般ごみとして出す方法も検討しましょう。

家庭ごみとして出せば、粗大ごみの手数料がかからず、無料で処分が可能です。

ただし、可燃ごみや不燃ごみに出すには、自治体が定めるサイズ以下にカットする必要があります。

基準は地域によって異なりますが、指定のごみ袋に収まる大きさまで小さくすることが求められるケースが多いです。事前に分別区分とサイズ規定を確認しておきましょう。

なお、スプリング入りマットレスの解体には注意が必要です。内部には金属製のコイルが組み込まれており、構造によっては解体作業の難易度が高くなります。

例えば、「ポケットコイル」が使われているマットレスは、コイルが一つひとつ不織布などの袋に包まれていて並んでいます。通常であればコイルは400〜600個ほどあることが多いので、分解に時間がかかる点は覚えておきましょう。

また、「ボンネルコイル」が使われているマットレスは、コイル同士がワイヤーで連結されている構造です。まとまった金属フレームのような形状になっているため、切断や分離が難しい場合があります。

いずれのタイプも、切断時にコイルが跳ね返ったり、金属部分で手を切ったりする危険があるので、作業は慎重に行いましょう。

十分な工具や作業スペースが確保できない場合は、無理に解体せず、別の処分方法を検討するほうが安全です。

不用品回収業者に依頼する

自分で運び出すのが難しい場合や、できるだけ手間をかけずに処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法があります。

専門業者に依頼すれば、大型のマットレスでも、部屋からの搬出や解体作業までまとめて対応してもらえるのがメリットです。

不用品回収業者を利用する場合、申し込みは電話やインターネットから行い、訪問日時を決めたうえで回収に来てもらう流れが一般的です。即日対応している業者もあるため、「急ぎで処分したい」「引っ越し日が迫っている」という方には向いています。

ただし、費用は他の方法と比べて高くなる傾向があります。マットレス1点でも5,000円〜15,000円程度になることがあり、階段作業や解体が必要な場合は追加料金が発生することも少なくありません。

見積もりを事前に取り、総額がいくらになるのかを必ず確認しましょう。

また、不用品業者については依頼時のトラブルも報告されているため、「マットレスの処分を業者に依頼する際の注意点」を参考に、優良業者を選ぶことが大切です。

リサイクルショップ・買取に出す

状態が良いマットレスであれば、リサイクルショップや出張買取サービスを利用できる可能性があります。

買取が成立すれば、処分費用がかからないどころか、現金化できる点が大きなメリットです。また、出張買取に対応している店舗であれば、運び出しも任せられる場合があります。

しかし、マットレスは衛生面の観点から買取不可とされるケースが非常に多いのが実情です。

使用済みであること、シミやへたりがあること、製造年数が古いことなどが理由で断られることも珍しくありません。

売却を検討する場合は、事前に「マットレスの買取可否」を確認しておきましょう。

フリマアプリ・譲渡で手放す

フリマアプリや地域掲示板、知人への譲渡を利用して手放す方法もあります。状態が良く、人気サイズや有名ブランドのマットレスであれば、購入希望者が見つかる可能性もあるでしょう。

フリマアプリを活用するメリットは、処分費用をかけずに済む点にあります。売却できれば現金化も可能で、譲渡であれば粗大ごみの手数料も不要です。

一方で、マットレスは大型商品のため配送方法が大きなハードルになります。

送料が高額になりやすいうえ、発送の手配にも手間がかかるため、「引き取り限定」で出品する方法を選ぶ人も少なくありません。

その場合は、購入者との日程調整や立ち会いが必要になります。

また、個人間取引ではトラブル防止の対策も不可欠です。使用年数や汚れ、へたりの有無などは正確に記載し、写真も十分に掲載しておきましょう。

衛生面を気にする購入者も多いため、清掃状況を明記しておくと安心感につながります。

販売店の引き取りサービスを利用する

新しいマットレスに買い替える場合は、販売店の引き取りサービスを利用できることがあります。

同等品を購入することを条件に、古いマットレスを有料で回収してもらえる仕組みです。

例えばニトリでは、新しいマットレスを購入する場合に限り、古いマットレスを4,400円(税込)で引き取ってもらえます。新しいマットレスの搬入と同時に回収してもらえるため、自分で運び出す必要がなく、手続きもシンプルです。

ただし、引き取りのみの利用はできない場合が多く、費用も発生します。また、対象商品や条件は店舗ごとに異なるため、購入前の確認が欠かせません

とはいえ、買い替え予定がある方にとっては、手間を減らせる現実的な選択肢といえるでしょう。

スプリング(コイル)入りマットレスを処分する際の注意点

スプリング入りマットレスを処分する際の注意点を解説するバナー。自治体による受け入れ拒否のリスクや、自力での解体が危険であること、適切な処分ルートの選び方を提示。

スプリング(コイル)入りマットレスは、ウレタン製などのマットレスに比べて処分の難易度が高くなります。

内部に金属製のコイルが組み込まれていて、解体や分別に手間がかかるためです。

解体時に鋭いコイルやワイヤーが飛び出すことがあり、工具の跳ね返りによるケガの危険も伴います。無理に作業を進めると事故につながるおそれがあるため、慎重な判断が欠かせません。

また、自治体によってはスプリング入りマットレスを粗大ごみとして受け付けていない場合もあります。金属部分の分離を求める地域や、「処理困難物」として回収対象外とする地域もあるため、事前確認は必須です。

こうした事情から、スプリング入りマットレスの解体が難しい場合や安全面に不安がある場合は、不用品回収業者への依頼も現実的な選択肢といえるでしょう。

費用はかかるものの、搬出や処分を任せられる点に安心感があります。

最近では分別がしやすいマットレスも登場

近年では、処分時の分別をしやすくしたマットレスも登場しています。カバーを開けるだけで内部の素材を取り出せる設計になっており、コイル(スプリング)部分とウレタン部分を分けやすいのが特徴です。

従来のスプリング入りマットレスは、解体に時間や手間がかかることが課題でした。しかし、あらかじめ分別を想定した構造であれば、処分時の作業負担を軽減できます。

今後マットレスを買い替える予定がある場合は、「分別のしやすさ」も選ぶポイントのひとつとして考えてみるのもよいでしょう。

将来の処分まで見据えて製品を選ぶことで、手間や負担を抑えやすくなります。

マットレスの処分を業者に依頼する際の注意点

マットレス処分を業者に依頼する際の注意点を解説するバナー。一般廃棄物収集運搬業の許可の確認方法や、見積もり以上の追加料金が発生しないかチェックする重要性を提示。

マットレスは大きくて重いため、処分のために不用品回収業者への依頼を検討している方は多いでしょう。

しかし、不用品回収業者に依頼する際は、見積もり後の追加料金や悪徳業者に注意が必要です。

ここからは、マットレスの処分を業者に依頼する際の注意点を解説します。

必ず事前に見積もりをもらう

不用品回収業者に依頼する際は、必ず作業前に見積もりをもらいましょう

電話やメールだけでなく、可能であれば写真を送ったり、訪問見積もりを依頼したりすると、より正確な金額を提示してもらえます。

「だいたいこのくらいです」といった曖昧な回答のまま依頼してしまうと、当日になって想定より高額な請求を受ける可能性があります。

回収費、出張費、作業費、階段料金など、何が含まれているのかを具体的に確認することが大切です。

また、見積もり内容は、できればメールなど形に残る方法で受け取っておくとよいでしょう。

料金が明確で追加料金が発生しないかを確認する

見積もり時には、「追加料金が発生する可能性があるかどうか」も必ず確認してください。

例えば、エレベーターがない建物や、解体作業が必要な場合、想定より搬出が困難な場合などは、追加費用が発生するケースがあります。

追加料金について事前に説明があれば納得できますが、作業後に突然請求されるとトラブルになってしまうでしょう。

特に、見積書に「基本料金〇〇円〜」といったあいまいな記載がある場合は注意が必要です。

最終的に支払う金額はいくらなのか、追加料金の条件は何かを明確にしてから依頼するようにしましょう。

口コミや評判を確認する

業者を選ぶ際は、事前に口コミや評判を確認しましょう。公式サイトには良い情報しか掲載されていないことが多いため、それだけで判断するのは危険です。

地図アプリのレビューや比較サイト、実際に利用した人の体験談などを複数チェックすることで、対応の質やトラブルの有無が見えてきます。

特に注意したいのは、「見積もりより高い金額を請求された」「作業後に追加料金を要求された」「説明が不十分なまま契約を迫られた」といった内容の口コミがないかどうかです。こうした声が複数見られる業者は、避けたほうがよいでしょう。

料金だけでなく、「作業前にきちんと説明してくれた」「追加費用が発生する場合も事前に伝えてくれた」といった点も重要な判断材料になります。価格の安さだけで決めるのではなく、対応の誠実さや説明のわかりやすさも含めて比較しましょう。

口コミはあくまで参考情報ですが、複数の意見を見比べることで、その業者の傾向が見えてきます。焦って依頼せず、少し時間をかけて確認することが、トラブルを防ぐ近道です。

無料回収を謳う不用品回収業者には依頼しない

「無料で回収します」と大きく宣伝している業者には、注意が必要です。

マットレスの処分には、運搬費や処理費用が必ず発生します。そのため、完全に無料で回収できるケースはほとんどありません。

実際には、回収後に「作業費」「積み込み費」「処分費」などの名目で高額請求されるトラブルも報告されています。

費用が極端に安い、もしくは無料と強調している場合は、一度立ち止まって慎重に検討しましょう。料金体系が明確で、事前説明が丁寧な業者を選ぶことが、安全に処分するためのポイントです。

まとめ

マットレスの処分方法には、自治体の粗大ごみ、持ち込み、解体、不用品回収業者、買取や譲渡、販売店の引き取りなど、さまざまな選択肢があります。

費用を抑えたいなら自治体の利用が基本ですが、運び出しが難しい場合や急ぎの場合は業者の利用も現実的な方法です。ただし、スプリング入りマットレスは自治体で対応が分かれることもあるため、事前確認が欠かせません。

また、業者を利用する場合は、見積もり・料金の明確さ・口コミの確認を徹底することで、高額請求やトラブルを防ぐことができます。

正しい手順を踏めば、マットレスの処分は決して難しいものではありません。状況に合った方法を選び、無理のない形で処分を進めましょう。

記事監修・解説

鈴木 亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社 取締役 / 環境復旧対策部部長

🏆 現場施工4,400件超 / ABEMA・日刊SPA! 出演

▼ 保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)

  • 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)
  • 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ ペストコントロール技能師
  • 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)
  • 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」

▼ メディア出演・活動実績