大きくて重く、意外と厄介なマットレス。
「どこに捨てればいいの?」「粗大ゴミで本当に大丈夫?」と、いざ手放そうとしたときに困る方が後を絶ちません。
実際、マットレスは自治体によって処分ルールが異なり、種類によっては引き取ってもらえないケースもあります。
さらに、運搬・手続き・分別など、思った以上に手間や費用がかかることもあります。
この記事では、そんなマットレス処分の“迷い”を解消するために、2025年最新の処分方法を8パターンに整理しました。
それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく比較し、あなたに最適な方法を見つけられるよう構成しています。
「急ぎで処分したい」「少しでも安く済ませたい」「家から運び出せない」など、あらゆる状況に対応した情報を掲載。
無駄な出費や時間のロスを避けるためにも、まずはこの記事で“正しい手放し方”をチェックしてみてください。
こんな方におすすめ!
- マットレスを処分したいけれど、何から手をつけていいかわからない方
- 自治体のルールや分別が面倒で悩んでいる方
- 重たいマットレスを自分で運び出せない方
- 引っ越しや遺品整理で大量の不用品を一括で処分したい方
- できるだけ安く・簡単に・安心して処分したい方
▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」)
・これまで4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ」
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.マットレスを処分する8つの方法|費用・手間・手続きの違いとは?
さっそく、マットレスの処分方法を8つに分けて紹介します。
メリット・デメリットを含めお伝えするので是非参考にしてみてください。
- 買い替えと同時に引き取ってもらう
- 友人・知人に必要な人はいないか聞く
- ネットショップで売る
- リサイクルショップで売る
- 指定取引場所に持ち込む
- 粗大ゴミとして自治体で処分する
- 自分で解体し、一般ゴミとして出す
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれあなたの状態に合ったものを選んでみてくださいね。
(1)買い替えと同時に引き取りしてもらう
使わなくなった古いマットレスを、買い換えと同時に引き取りをしてもらう方法です。
およそ3,000円の費用がかかり、自治体や自分で処理する場合と異なり、費用が高くなってしまう傾向があります。
購入した家具店によっては、マットレスの引き取りができない可能性があるので確認が必要です。
新しいマットレスの搬入と同時に引き取ってくれるので、処分まで保管する必要がないことがメリットといえますね。
しかし、マットレスを買い換えなければ引き取りができません。
買い替えによってマットレスの処分が必要になったあなたには、おすすめの方法といえるでしょう。
(2)友人・知人に必要な人はいないか聞く
あなたの周りで必要な人に譲るという方法があります。
実際に私もマットレスを譲った経験があるのですが、意外にマットレスが欲しいという友人はすぐに見つかるものです。
その際は、車の持ち運びができれば持ち運んであげて、そうでない場合は、宅急便の大型家財配送サービスを利用して梱包から搬入まで頼んでみましょう。
費用としては、車で持ち運べれば0円、配送サービスを利用すると8,000円〜10,000円が一般的です。
知っている人に譲れる安心感はメリットといえますが、そもそも必要な人が見つからない場合や、発送、運び出しの手間の多さはデメリットといえますね。
費用やお互いの条件が合えば、友人に譲ることも検討してみてはいかがでしょうか。
(3)ネットショップで売る
ネットショップや、フリマアプリで業者を通さず直接売る方法です。
有料で買い取ってもらえば、処分費用は発生せず、プラスで手元に残ることもあるでしょう。
有名ブランド品であれば、30,000円以上の高価でやりとりされているケースがあります。
しかし、「見知らぬ人が寝ていた」という心理的なハードルでなかなか売れないこと、売るまでは自宅でマットレスを保管しなければならないことはデメリットといえるでしょう。
また、買い手が見つかったとしても、梱包から発送まで大型家財便などで発送すると、10,000円前後の費用が発生します。
場合によっては、かえって手間と費用がかかってしまうかもしれません。
マットレスが売れるまでの保管場所と時間的な余裕があれば、ネットショップでマットレスを出品してみましょう。
(4)リサイクルショップで売る
リサイクルショップに持ち込み、買い取ってもらう方法です。
マットレスは「見知らぬ人が寝ていた」という心理的ハードルが高く、リサイクルショップでも値がつきにくいので、流通が少ないです。
ブランド品のフランスベッドなどであれば、30,000円以上の買取が可能です。
お手元のマットレスがブランド品の場合や、車をお持ちでリサイクルショップへの持ち込みが可能な場合はリサイクルショップに持ち込んでみましょう。
(5)指定取引場所に持ち込む
指定取引場所(ゴミ収集センター)に直接持ち込む方法です。
車があれば、100円〜200円とお住まいの地域によって違いますが、比較的安価で処分することが可能です。
管轄地の住民でなければ処分できないため、身分証明書を忘れず持参しましょう。
車がなければ処分ができないことがデメリットといえます。
車をお持ちで、マットレスを部屋から運び出すことができれば、安価に処理できるので、自治体の指定取引場所をチェックしてみましょう。
(6)粗大ゴミとして自治体で処分する
粗大ゴミとして、自治体で処分する方法です。
1,000円〜2,000円程度の粗大ゴミ処理券を購入し、最寄りの収集所に持ち運びます。
自治体によっては、マットレスのスプリング(金属バネ)が回収不可品目として扱われている場合があるので、注意が必要です。
自力で最寄りの収集所へ持ち運ぶ必要はありますが、安価な処分方法といえるでしょう。
まずは、マットレスが回収可能で最寄りに収集所があるかどうか、自治体に電話で問い合わせてください。
(7)自分で解体し、一般ゴミとして出す
自分でマットレスを解体し、一般ゴミとして出す方法です。
工具さえあれば処分費用は0円で済みますが、時間と手間がかかります。
スプリング付きのマットレスであれば大人2人で3時間以上かかるケースもあり、あまりおすすめする処分方法ではありません。
工具もイチから揃えようと思うと5,000〜6,000円発生します。
かけた費用に対して、削れる時間や費用が見合わないので、どうしてもという事情以外では避けた方が無難な処分方法です。
(8)不用品回収業者に依頼する
電話一本で駆けつけてくれる不用品回収業者へ依頼する方法です。
買取が見込めない古いマットレス、買い替えの予定がない場合は不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
費用は10,000円〜15,000円です。
粗大ゴミとしての回収よりも割高にはなりますが、即日回収ができることや、部屋からの持ち出しも行ってくれる点を考えると最も楽でコスパがいい方法といえるでしょう。
関連記事:【分別しないと違法?】ゴミを“仕分けせずに処分する方法”3選!最も簡単でお得なルートとは?
2.手間ゼロで処分完了!不用品回収業者に依頼するメリットと注意点
マットレスの処分は不用品回収業者に依頼することが最も楽です。
回収業者の依頼は手間が掛からず、電話1本で完了することができます。
大きなメリットとしては、以下の3点があります。
- 電話1本で完結
- 回収不可能なマットレスがない
- 即日回収が可能
「集合住宅で持ち出しが困難」
「スプリングマットレスで粗大ゴミ回収を断られた」
などのケースでも回収業者であれば引き取ってくれるので安心といえるでしょう。
お困りのあなたはまず、不用品回収業者への問合せからはじめることをおすすめします。
3.意外と知らない?マットレス処分に関する基礎知識と注意点
最後に、マットレスの処分時に知っておいて欲しい豆知識を3つご紹介します。
- マットレス処分のタイミング
- 買い取りしてもらいにくい
- 分解して出すのはおすすめしない
1つずつご紹介しますね。
知識1.マットレス処分のタイミング
マットレスの寿命、買い替え目安はおよそ5年〜10年といわれています。
マットレスの軋み音や、凹みが目立って来た際は処分、買い替えのタイミングです。
また、快眠と生活習慣|厚生労働省によると、快眠のために重要なのが睡眠をとりまく環境とされています。
あなた自身が眠りやすいマットレスを見つけ、買い換えることは睡眠環境を整えるのにも一役買うわけです。
買い替えを検討するときには、今の寝付きや寝起きが良いのかを基準としてみるのも良いでしょう。
知識2.買い取りしてもらいにくい
マットレスは、汗や皮脂などの懸念からとにかく買い手が見つかりにくい製品と考えられます。
知らない人が寝ていたという抵抗感は大きく、高級ブランド以外は値がつかないといったケースもあるでしょう。
買い替えをした際、マットレスの処分をお考えのあなたは、不用品回収業者や粗大ゴミに出すなど処分を前提に考えましょう。
知識3.分解して出すのはおすすめしない
マットレスを分解して処分する方法はおすすめしません。
大人2人が作業しても3時間以上かかってしまうほど大変で、時間と費用のコスパが悪いからです。
工程だけでも、以下の4つがあります。
- 分解
- マットレスを剥がす
- 詰め物を剥がす
- スプリングのカット
これだけの工程があり、専用の工具が必要のためハードルは高いです。
マットレスの処分をお考えであれば、不用品回収業者に依頼するか、粗大ゴミとして自治体で処理しましょう。
4.搬出・分別・片付けまで一括対応!マットレス処分はブルークリーンへ
もし、あなたがマットレスを含めて、その他の不用品をまとめて処分したいと考えるならブルークリーンへお任せください。
不用品の処分から片付け、清掃まで幅広く対応・提案いたします。
お問い合わせは24時間365日の受付となっておりますので、お気軽にご相談ください。
ブルークリーンは多くのお客様から“片付けと処分の総合力”で選ばれています。
不用品の回収からお部屋の整理までワンストップ対応 | 冷蔵庫・家具・家電などの大型品はもちろん、分別・袋詰め・運び出しまで一貫して対応。ご高齢の方やお忙しい方でも手間なく任せられます。 |
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24時間365日対応で、急なご相談にも即対応 | 引越しや退去日が迫っている場合でも、スピード対応・即日回収が可能な体制を整えています。 |
費用の見える化&無料見積りで安心スタート | 「いくらかかるか不安…」というお声にお応えし、事前の無料お見積もりで納得してからご依頼可能。現地確認ナシでも概算費用のご案内が可能です。 |
マットレス一枚だけで終わらせず、“ついでに他もまとめて片付けたい”という方は、ぜひこの機会にご相談ください。
お問い合わせは電話・LINE・Webフォームからいつでも受付中です。
まずはお気軽に、無料見積もりからどうぞ!
5.まとめ|あなたに合った処分方法でマットレスをスッキリ手放そう
マットレスの処分は、一見すると「粗大ゴミで出すだけ」と思われがちですが、実際には種類や状態、自治体のルールによって最適な方法は異なります。
たとえば、運び出しが難しい方には不用品回収サービスが便利ですし、まだ使える高品質なマットレスであれば、フリマアプリや買取を活用することで処分費用どころか“収入”になることも。
大切なのは、「自分にとって一番ラクで、納得できる方法」を選ぶこと。
コスト・手間・スピード・安心感、何を優先したいかによって最適な選択肢は変わります。
この記事でご紹介した8つの処分方法を参考に、ぜひあなたのライフスタイルや状況に合った“正しい手放し方”を見つけてみてください。
マットレスをスッキリ処分できれば、気持ちまで軽くなるはずです。
6.マットレス処分に関するよくある質問7選(料金・回収・引き取りなど)
「マットレスを処分したいけど、実際どうすればいいの?」
そんな疑問にお答えすべく、処分費用の目安や回収方法、注意点など、よく寄せられる質問を7つ厳選して最後にまとめました。
自分で搬出できないケースや、回収NGの素材など、見落としがちなポイントもカバーしています。
処分前に知っておけば、ムダな出費やトラブルを防げるはずです。
Q1. マットレスの処分にはいくらかかりますか?
処分方法によって費用は異なります。自治体の粗大ゴミ回収なら1,000〜2,000円程度、不用品回収業者に依頼する場合は搬出作業込みで5,000〜10,000円前後が相場です。
Q2. 自治体の粗大ゴミでマットレスは回収してもらえますか?
多くの自治体で回収対象ですが、スプリングの有無やサイズによって受け付けない場合もあります。事前に自治体のルールを確認しましょう。
Q3. マットレスは解体して普通ゴミで出してもいいの?
原則NGです。解体すれば可燃・不燃ゴミとして処分できる自治体もありますが、手間がかかり危険な作業になるため推奨されません。
Q4. 不用品回収業者に依頼するとその日に回収してくれますか?
即日対応可能な業者も多いですが、予約状況やエリアによって異なります。急ぎの場合は事前に「即日対応可能か」を確認しましょう。
Q5. マットレスの買い替え時に引き取りしてくれるサービスはありますか?
家電量販店や家具店では、購入時に有料で古いマットレスを引き取ってくれるサービスを行っている場合があります。購入前に確認するとスムーズです。
Q6. 処分したいマットレスが部屋から出せません。どうしたらいい?
回収業者の中には、搬出作業込みで対応してくれる業者もあります。自力で運び出せない場合は、搬出対応の有無で業者を選びましょう。
Q7. まだ使えるマットレスは売ったり譲ったりできますか?
状態が良好であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性もあります。ただし、衛生面や輸送コストの都合で引き取り対象外になることもあるため注意が必要です。