「マンションのカビがすごい…どうすれば?」放置のリスク・除去費用・責任をプロが回答

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マンションのカビがすごい!業者に依頼した場合の除去費用や責任の所在を解説

「マンションのカビがすごい…どうすればいいの?」

そんな悩みを抱える方は少なくありません。

マンションでカビがすごい状態になると、天井や壁に広がるだけでなく、健康や建物そのものに影響を与える深刻な問題へと発展します。

結論から言うと、カビを根本的に解決するには自分での掃除だけでは不十分で、状況に応じて専門的な除去や対策が必要になります

本記事では、カビの原因や放置によるリスク、除去にかかる費用や責任の所在までを、専門知識に基づいて分かりやすく解説していきます。

最後までお読みいただければ、あなたの住まいを「カビの不安から解放された安心できる空間」に変えるための具体的な道筋が見えてくるはずです。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

取締役 環境復旧対策部部長

▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」
・これまで4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video

1.マンションのカビがすごい時、業者に依頼した場合の除去費用相場は?

マンションのカビ除去を業者に依頼した際の費用相場とは?

マンションのカビ除去を業者に依頼する場合、費用は部屋の広さやカビの発生状況によって大きく変わります

実際の依頼でも、ワンルームの軽度なカビ清掃と、3LDK全体に広がった重度のカビ除去では、必要な作業も金額もまったく違います。

基本的には、部屋が広いほど作業範囲が増え、作業日数も長くなるため費用は高くなります

例えば、軽度であればワンルームや1Kで数万円台に収まることもありますが、2LDK以上になると5〜10万円前後になるケースが多く、壁紙や下地にカビが浸透している場合は張り替え費用が加算され、10万円を超えることもあります。

間取りタイプ ハウスクリーニング費用
ワンルーム・1K 78,000〜154,000円
1DK・2K 135,000〜240,000円
1LDK・2DK 189,000〜300,000円
2LDK・3DK 240,000〜380,000円
3LDK・4DK 280,000円〜482,000円
4LDK以上 400,000円〜

現場で特に多いのは、浴室やエアコン内部といった“湿気がこもりやすい場所”のカビです。

これらは部屋全体ではなく部分的な作業となるため、比較的費用は抑えられます。

浴室なら1〜3万円程度、エアコン内部の清掃は1台あたり1〜2万円前後が相場です。

場所 費用相場
エアコン清掃 12,000円〜15,000円
換気扇清掃 12,000円〜15,000円
浴室清掃 15,000円〜18,000円
トイレ清掃 10,000円〜13,000円
フローリング清掃 20,000円〜28,000円
キッチン清掃 12,000円〜20,000円

ここで押さえておきたいのは、「どの程度まで広がっているか」が費用を左右する最大のポイントだということです。

カビは時間とともに広がるため、放置すればするほど清掃範囲が拡大し、結果的に費用が増大します。

実際の現場でも「最初に相談していれば半分の費用で済んだ」というケースは珍しくありません。

そのため、日常的な湿度管理や換気を意識することはもちろんですが、自己対策で追いつかないと感じた時点で専門業者に相談するのが最も確実な方法です。

ゴミ屋敷のカビ除去は“専門資格者”にお任せください

実家やご自宅がゴミ屋敷化し、さらにカビまで発生してしまうと、どこから手を付ければいいか分からず不安になる方も多いはずです。

放置してしまうと、体調を崩す原因になったり、住環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの対応が望まれます。

ブルークリーンでは、Gold Morr認定のカビ除去スペシャリストが監修しており、専門的な知見に基づいた安全で確実なカビ除去を行います。

人手や時間が確保できないときでも、安心してお任せいただけます。

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ゴミ屋敷のカビ除去でお困りなら、ぜひお気軽にブルークリーンへご相談ください。

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2.マンションのカビがすごい場合、責任は管理会社?それとも入居者?

マンションのカビがすごい場合は誰の責任になるの?マンション内でカビが発生した場合、その原因と責任の所在は一概には決まりません。

貸主と借主、どちらの責任になるかは、カビの発生原因によるため、下記にわけてを詳しく説明します。

  1. 貸主の責任になるケース
  2. 借主の責任になるケース

それでは、各ケースについて具体的に見ていきましょう。

(1)貸主の責任になるケース

建物の構造や設備に起因してカビが発生している場合は、貸主(大家や管理会社)の責任となるケースが一般的です。

これは、建物の設計上の欠陥や施工不良、設備の不具合がカビの発生を助長していると判断されるためです。

例えば、断熱性能が不十分な窓や外壁の影響で室内に結露が生じ、その水分を栄養源としてカビが繁殖してしまうことがあります。

換気設備の故障や排気ダクトの不備なども、カビの原因としてよく見られる事例です。

こうした場合、貸主は構造上の欠陥や設備不良を改善し、入居者が衛生的に生活できるようにする義務があります。

実際の現場では、専門業者による建物調査や空気中のカビ菌数の測定、表面サンプリングや培養検査を行い、原因を科学的に特定するケースもあります。

こうした客観的なデータに基づくことで、責任の所在を明確にでき、適切な補修や清掃の方針を立てやすくなります。

もし「建物の構造に問題があるのでは?」と疑われる場合は、まず管理会社や大家に相談し、必要に応じて専門業者や第三者機関による調査を依頼することが望ましいでしょう。

参考:カビ対策専門家会合 報告書(カビの発生予防と早期発見のために)3.今後のカビ対策に向けて|文部科学省

(2)借主の責任になるケース

一方で、入居者の生活習慣や管理不足によって発生したカビは、借主の責任とされるケースが多く見られます。

たとえば、窓の結露をそのままにしていたり、換気を怠ったりすると、室内の湿度が慢性的に高まり、壁紙や家具の裏にカビが繁殖してしまいます。

掃除不足により浴室やキッチンの黒カビが広がるケースも典型的です。

実際、同じマンションでも一部屋だけ極端にカビがひどい場合、日常の換気や清掃が不十分だったことが原因と判断されることは珍しくありません。

入居者には、エアコンや除湿機の活用、こまめな換気、浴室使用後の水滴拭き取りなど、基本的なカビ対策を日常的に実践することが求められます。

こうした対策を怠った結果としてカビが発生し、壁紙や床材の張り替えが必要になると、その修繕費や清掃費用を借主が負担することになります。

つまり、日頃の小さな怠慢が大きなトラブルにつながるということです。

貸主と借主の責任について理解した上で、カビの発生を防ぐための生活習慣の見直しや、適切な対策を行うことが重要です。

3.【天井まで真っ黒?】マンションのカビがすごい状態になる原因とは

【天井までカビだらけ?】マンションのカビがすごいことになってしまう原因とは?ここからは、マンションの中でカビが繁殖しやすい原因を探ります。

  • 熱がこもりやすく結露ができやすい
  • 気密性が高く風通しが悪い
  • 立地や構造によっては日当たりが悪い

それでは、カビの発生を防ぐための具体的な対策について考えていきましょう。

原因1.熱がこもりやすく結露ができやすい

一部のマンション、特にRC造のマンションは、熱がこもりやすく結露ができやすい特性を持っています。

これがカビ発生の一因となります。

その理由は、外気温の変動に強く影響され、マンション全体が冷えると、暖め返すのが大変だからです。

たとえば冬場、マンション全体が冷えきった状態で暖房をつけると、壁や窓ガラスに結露が生まれます。

これが湿度を高め、カビの発生を招くものです。

原因2.気密性が高く風通しが悪い

次に、マンションの構造がカビの繁殖に影響を及ぼす場合もあります。

RC造のマンションは、非常に気密性が高く、熱や湿気がたまりやすい構造を持っています。

また、マンションは風が通りにくい間取りが多いため、部屋の中の湿度が高まりやすいものです。

たとえば、物を多く置いている部屋や密集した家具の間は、風通しの悪い環境が作られ、カビの発生に繋がります。

原因3.立地や構造によっては日当たりが悪い

日当たりが悪い場合、部屋は湿った状態が続き、カビが生えやすくなります。

特に、マンションの立地や構造が影響します。

建物が密集した都市部や北向きの部屋は日照時間が短く、カビが繁殖しやすい環境が形成されます。

たとえば、窓からの日光が届かない部屋や、建物の影になってしまう部屋では、カビ予防が重要となります。

注意!マンションの1階~3階の低層階は特にカビだらけになりやすい

最後に注意したいのが、マンションの階数とカビの関係です。

実は、新築のマンションでも、地面に近い低層階(1階や2階など)では、地面から湿気が上昇してカビが発生しやすいことがあります。

たとえば、下の階から上がってくる湿気や地面の湿気により、部屋全体が湿った状態になることがあります。

これらの理由から、低層階に住む際は、特にカビ対策を心がける必要があります。

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4.【放置は危険】マンションのカビがすごい部屋で病気になる前に取るべき対策

【マンションの部屋のカビがすごい】病気になる前にカビ対策をしよう!カビは、その存在自体があなたの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ここからは、具体的な対策を3つに絞って紹介します。

  • 換気などで風通しを良くする
  • 定期的に結露や汚れの拭き掃除をする
  • 除湿剤や防カビ剤を使用する

それでは、具体的な方法を詳しく解説していきましょう。

方法1.換気などで風通しを良くする

最初に大切なのは、部屋の中の風通しを良くすることです。

カビは湿度の高い場所を好むため、部屋の湿度を下げることでカビの発生を防げます。

具体的には、一日に何度か窓を開けて部屋の空気を入れ替えると良いでしょう。

また、換気扇を活用することも有効です。

たとえば、料理の際や風呂上がりに換気扇を使うと、湿度を効率良く外に逃すことができます。

方法2.定期的に結露や汚れの拭き掃除をする

次に、定期的に結露や汚れの拭き掃除をすることもカビ対策になります。

窓ガラスや壁についた結露は、そのままにしておくとカビの肥やしになります。

これを防ぐためにも、毎日の掃除の中に結露拭きを含めると良いでしょう。

また、カビは汚れをエサにして繁殖するため、定期的な掃除を行い、部屋を清潔に保つことも重要です。

方法3.除湿剤や防カビ剤を使用する

最後に、除湿剤や防カビ剤を使用することもひとつの手段です。

除湿剤は部屋の湿度を下げ、防カビ剤はカビの繁殖を抑制します。

これらを適切に使うことで、カビの発生を効果的に防げます。

たとえば、クローゼットや押し入れなど、湿度が高くなりがちな場所に除湿剤を置くと良いでしょう。

また、掃除後の壁や天井に防カビ剤をスプレーすることもカビ対策に有効です。

5.マンションやアパートのカビがすごい時は引っ越しも選択肢になる?

マンションやアパートのカビがひどい時は引っ越しするのもアリです!

カビの発生が慢性的で、掃除や除湿、業者による清掃を行っても改善が見られない場合、引っ越しを検討するのは現実的な選択肢のひとつです。

特に健康被害が疑われるようなケースでは、住環境を変えること自体が最大の予防策となります。

ただし、引っ越しには大きなコストと労力が伴います。

退去費用に加えて、新しい物件への入居費用や引越し業者への依頼料も必要です。

東京都内で一般的なファミリー世帯が業者を利用した場合、10万〜20万円程度が目安となります。

さらに、敷金や礼金、仲介手数料なども重なるため、実際にはそれ以上かかることも少なくありません。

加えて、新居探しにも注意が必要です。

次の住まいを選ぶ際は、単に家賃や立地だけでなく、カビが発生しにくい環境かどうかを必ずチェックすることが大切です。

例えば、

  • 湿気がこもりやすい1階や半地下の部屋は避ける
  • 日当たりが極端に悪い物件は避ける
  • 換気設備(24時間換気システムや浴室乾燥機など)が整っているか確認する

といったポイントを押さえるだけでも、カビの再発リスクを大きく減らせます。

最終的に、カビが改善しない環境に住み続けることは健康リスクが高く、精神的なストレスも蓄積します。

費用や労力を考慮した上であっても、引っ越しは「カビ問題を根本から断ち切る最後の解決策」になり得るのです。

関連記事:【2025年最新版】ゴミ屋敷のカビ除去方法|放置リスクと再発防止策を専門家が解説

6.マンションのカビがすごい…そんな時はブルークリーンにご相談ください!

ブルークリーンの紹介

マンションのカビがすごい状態になると、見た目の不快さだけでなく、アレルギーや呼吸器疾患などの健康リスクを高め、ご家族の生活に深刻な影響を及ぼします。

特に、天井や壁一面に広がるようなケースでは、自己対応だけでは根本的な解決が難しく、早めかつ確実な除去が不可欠です。

ブルークリーンでは、これまで3,000件以上の清掃・カビ除去実績を積み重ねており、マンション特有の「結露や換気不足によるカビ問題」に数多く対応してきました

大きな強みは、世界40か国以上で導入されている最新のカビ除去システム「ゴールドモア(Goldmorr)」を扱える点です。

社員の8割以上が認定資格を取得しており、米国EPA(環境保護庁)認証の世界基準技術を用いて、カビ菌糸そのものを分解・除去。

漂白剤のように表面を白く見せるだけではなく、再発防止まで徹底できるのが特徴です。

人体や環境にも安全で、入居者が安心して暮らせる住まいを取り戻すことができます。

また、ブルークリーンでは事前の丁寧なヒアリングと明確な見積りを徹底し、最短で即日対応も可能です。

遠方のご実家や急ぎの依頼でも安心して任せられます。

LINEや電話での無料相談・無料見積もりもご利用いただけますので、「マンションのカビがすごい…」とお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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ここからは、弊社で実施したカビ除去の作業事例をご紹介します。

口コミ1.見積もりスタッフが話しやすい

見積もりスタッフが話しやすいブルークリーンを利用した人々からは、スタッフとのコミュニケーションの良さについての高い評価が寄せられています。

特に、見積もりの段階での対話は、依頼者にとって初めての経験で戸惑うことが多いです。

そのような中、ブルークリーンのスタッフは話しやすいとの声が多く、初めての依頼でも安心して進められます。

口コミ2.仕事が早く対応が良心的

仕事が早く対応が良心的マンションのカビ問題を解決したいとき、スピーディな対応は何よりも大切です。

ブルークリーンは、作業の早さと良心的な価格設定が評価されています。

短期間での施工にも対応しており、また無駄な費用を抑えた合理的な見積もりが評判です。

口コミ3.自分ではどうしようもない部屋を綺麗にしてもらえた

自分ではどうしようもない部屋を綺麗にしてもらえた

そして最も大切なのは、一般的な清掃では到達できないレベルの効果です。

実際にブルークリーンをご利用いただいたお客様からは、

「自分ではどうしようもなかった部屋が見違えるほど綺麗になった」

「再発に悩んでいたカビが本当に収まった」

といった声が数多く寄せられています。

その理由は、私たちが単なる清掃会社ではなく、バイオリカバリー(Bio Recovery)の専門集団だからです。

世界的な感染症対策や災害復旧の現場で培われた技術を住宅に応用し、目に見える汚れだけでなく、空気中や壁内部に潜むカビ菌まで徹底的に対処します。

「もう無理かもしれない」と感じるほど深刻なマンションのカビでも、プロの力を借りれば解決可能です。

これらがブルークリーンが選ばれる最大の理由であり、安心しておすすめできる根拠でもあります。

快適で健やかな暮らしを取り戻すために、次に進む前にぜひ一度、ブルークリーンへのご相談をご検討ください。

私たちはマンションでの生活環境を“生まれ変わらせる”覚悟でサポートいたします。

7.まとめ|マンションのカビがすごい時は専門業者に依頼するのが最も確実

マンションのカビは、放置するとアレルギーや呼吸器疾患など、健康に直接影響するリスクがあります。

その原因は、結露しやすい構造や換気不足、日当たりや立地条件など多岐にわたり、どれも住んでいる人自身の努力だけでは解決が難しい場合があります。

日常的には、換気や除湿、結露の拭き取り、防カビ剤の活用などである程度の予防は可能です。

しかし、繰り返し発生したり広範囲に広がったりするカビは、生活習慣の工夫だけでは追いつかないことも少なくありません。

そんなときに大切なのは、「自分や家族の健康を守る」視点で判断することです。

専門業者に相談する、あるいは住環境そのものを見直すことも選択肢のひとつ。

どんな方法を選ぶにせよ、無理をして我慢し続ける必要はありません。

カビに悩まされない住まいを手に入れることは、快適な暮らしの第一歩です。

ご自身やご家族が安心して過ごせる環境を整えることを、ぜひ優先して考えてみてください。

8.マンションのカビに関するよくある質問7選【費用・責任・対策】

最後に、実際に「マンションのカビがすごい」とお困りの方からよく寄せられる質問をまとめました。

費用や責任の所在、効果的な対策など、専門業者として現場でお答えしてきた内容を整理しています。

これから対策を考えている方は、ぜひ参考にしてください!

Q1. マンションのカビがすごい場合、貸主と借主どちらの責任になるのですか?

マンションのカビの責任は、原因が「建物の構造や設備」にあるか、それとも「入居者の生活習慣」にあるかで判断されます。

貸主(オーナー・管理会社)の責任になるケース 例:外壁や屋上からの雨漏り、断熱不足による結露、換気設備の不具合など、建物の瑕疵(欠陥)が原因でカビが発生している場合。この場合は、オーナー側に修繕義務や原状回復の責任が発生することがあります。
借主(入居者)の責任になるケース 例:結露を放置する、換気をほとんど行わない、濡れた洗濯物を部屋干しして放置するなど、日常的な管理不足が原因の場合。この場合は入居者負担で清掃や修繕を求められる可能性があります。

実際には「建物由来」と「生活習慣由来」が重なっていることも多いため、判断が難しいケースも少なくありません。

そのため、カビがすごい状況になった場合は、まず 写真を撮って証拠を残す、管理会社や大家に早めに連絡する ことが重要です。

場合によっては、第三者機関による カビ調査(空気中の胞子量測定や菌種同定) を行うことで、原因を明確にできるケースもあります。

 

Q2. 業者に依頼した場合、マンション1室全体のカビ除去費用はどのくらいかかりますか?

マンション1室全体のカビ除去費用は、部屋の広さやカビの程度、作業範囲によって大きく変動します。

一般的な目安としては、ワンルームで7~15万円前後2LDK程度で20~40万円前後3LDK以上になると30万円を超えるケースもあります。

また、浴室やキッチンなどの局所的な清掃であれば1~2万円台から対応可能ですが、壁一面や天井、床下までカビが広がっている場合は専門的な除去と再発防止施工が必要となり、費用は上振れします。

特にマンションは気密性が高く再発リスクもあるため、単なる表面清掃ではなく「カビ菌糸まで分解できる施工」を選ぶことが重要です。

ブルークリーンのように世界基準のバイオリカバリー技術を持つ業者であれば、費用は適正に抑えつつ、長期的に安心できる環境を取り戻せます。

Q3. 市販のカビ取り剤では取れない黒カビがありますが、プロなら完全に除去できますか?

市販のカビ取り剤で落ちない黒カビは、壁や木材の内部まで菌糸が入り込んでいることが多く、表面だけを漂白しても根本的な解決にはなりません。

そのため、「何度掃除してもまた黒く浮き出てくる」という状態が繰り返されます。

プロが行うカビ除去は、市販品とは大きく異なります。

例えばブルークリーンで導入している「ゴールドモア(Goldmorr)」システムは、米国EPA(環境保護庁)認証を受けた世界基準の技術です。

漂白剤のように“見た目だけ白くする”のではなく、カビの菌糸そのものを分解・除去し、再発リスクを大幅に減らすことができます

さらに、建材を傷めにくく、人体や環境にも安全性が高いため、ご家族が暮らすマンションでも安心して施工可能です。

参考:米国 | 保健・化学物質対策 | 環境省

Q4. カビがすごい部屋に住み続けると、どんな健康被害が出る可能性がありますか?

カビがすごい部屋に長く住み続けると、健康被害のリスクは決して小さくありません。

まず、カビが放出する胞子を吸い込むことで、くしゃみ・鼻づまり・咳といったアレルギー症状や喘息の悪化がよく見られます。

これは「アレルギー性鼻炎」「過敏性肺炎」と呼ばれる反応の一種です。

さらに、免疫力が低下している方や高齢者、小さなお子さまでは、肺に真菌が感染して「肺真菌症」や「アスペルギルス症」といった深刻な病気を引き起こすことがあります。

これは MSDマニュアル(参考:真菌感染症の概要 – 16. 感染症|MSDマニュアル家庭版)でも言及されており、場合によっては重症化して命に関わることもあるため注意が必要です。

また、皮膚や粘膜への刺激によって湿疹やかゆみが悪化したり、頭痛・倦怠感など慢性的な体調不良を招くケースも報告されています。

つまり、カビを放置して住み続けることは「目に見える不快感」だけでなく、「将来的な健康リスク」にも直結します。

広範囲の発生や繰り返しの再発がある場合は、自己対応に限界がありますので、早めに専門業者へ相談することが安心につながります。

Q5. マンション全体でカビが広がっている場合、管理組合や大家に調査を依頼できますか?

マンション全体でカビが広がっている場合は、入居者個人だけの問題ではなく、建物の構造や管理体制に起因している可能性があります。

共用部分や配管設備、換気システムの不具合などが原因であれば、管理組合や大家に調査を依頼することが可能です

特に分譲マンションでは管理規約に基づいて管理組合が対応すべき範囲が明確に定められているため、まずは管理会社や理事会へ連絡するのが適切です。

賃貸の場合も、設備不良や建物構造に起因するカビであれば貸主の責任となるケースが多いため、証拠となる写真や状況を記録した上で相談するとスムーズです。

Q6. カビを再発させないために、入居者が日常的にできる対策はありますか?

カビを再発させないためには、日常的な生活習慣の工夫が欠かせません。

まず基本となるのは「湿度管理」です。

室内の湿度を50〜60%程度に保つことで、カビが繁殖しにくい環境を作れます。

除湿器やエアコンの除湿機能を活用するほか、梅雨や冬場の結露シーズンは特に注意が必要です。

また、こまめな換気も効果的です。

1日数回、窓を数分開けるだけでも空気が入れ替わり、湿気やカビ胞子を排出できます。

浴室やキッチンなど水まわりは、使用後すぐに換気扇を回し、水滴を拭き取ると効果が高まります。

さらに、家具を壁に密着させない、洗濯物を室内に干しっぱなしにしないといった工夫も重要です。

日常的にこれらを実践することで、カビの再発リスクを大きく下げることができます。

Q7. 引っ越しを検討するレベルの「カビがすごい」とは、どんな状態を指しますか?

引っ越しを検討すべきレベルの「カビがすごい状態」とは、単なる点状のカビを超え、壁や天井一面が真っ黒に覆われている場合や、緑・赤・黄色など複数色のカビが混在してカラフルに広がっているケースです。

特に、押し入れ・クローゼットの内部、浴室の天井や壁紙の裏側、エアコン内部など、目に見える範囲を超えて建材内部に根を張っていることも多く、通常の清掃では除去できません。

さらに注意すべきは、自身で強引に清掃すると胞子(分生子)が空気中に飛散し、室内全体に広がるだけでなく、換気や排気を通じて隣室や上下階など近隣にまで被害が及ぶ可能性がある点です。

結果として、家中での再発やご自身・ご家族の健康被害に加え、周囲とのトラブルに発展することもあります。

このような状況に至っている場合は、専門業者による徹底的な除去を検討するか、根本的に住環境を変える=引っ越しを選択することが現実的な対応といえるでしょう。

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