「実家を綺麗にして健康に過ごしてほしい」
「親が元気なうちに生前整理をしたい」
親だけとなった実家は、体力的な問題から散らかりやすくなります。
しかし、早めに片付けなければ親がこの世から去った後、子供に大きな負担が掛かる可能性は高いでしょう。
そこでこの記事では、生前整理という観点から実家を片付けるポイント、説得の方法を解説します。
費用の相場についても解説しているので、業者に初めて頼むという人にはぜひ読んで頂きたいです。
実家を片付けて、今後の負担を少しでも減らしておきましょう。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.実家片付けたいと考えている人は多い
親が亡くなった後のことを考えると、実家の片付けはなるべく早い段階で行うべきでしょう。
広い一軒家で親が1人で住んでいるというケースは多く、ゴミの片付けができず散らかっているという話を良く聞きます。
実家が散らかりやすい原因には様々ありますが、それらの原因の多くは親が高齢になることで起こります。
実家が散らかりやすい原因について見ていきましょう。
実家が散らかりやすい原因
実家が散らかりやすい原因の多くは親の高齢化です。
親が高齢になるにつれて起こる以下の問題が起こります。
- 親の体力が落ちているから
- 親の認知能力が落ちているから
- 孤独感が強まっているから
高齢になると、どうしても体力、認知能力が落ちてしまい家の片付けが難しくなります。
また、親が一人暮らしの場合、周りに人がいない孤独感からものに愛着をもってしまい、捨てられなくなることも多いです。
しかし、実家の片付けはなるべく早く行わなければ親が亡くなった後、片付けは全て親族の負担になってしまいかねません。
今は大丈夫でも、実家はちょっとしたきっかけで散らかってしまうことがあります。
実家の片付けは他人事ではないと考え、実家がゴミ屋敷化する前に対策を考えていくことが大切です。
親と揉めることなく片付けることが重要
実家が散らかっている場合、親と揉めることなく片付けることが重要です。
親に実家の片づけを強要してしまうと、親もプライドが傷つけられたと感じ、強い反発を受ける可能性が高いです。
そのため、無理に片づけを進めるのではなく、しっかりと親に納得してもらった状態で片付けを始める必要があります。
実際に、実家の掃除を「ナイーブな問題」と受け止めている方は多いです。
次は親が元気なうちに実家をなるべく片付けておくべき理由を詳しく紹介します。
実家の様子に不安を感じる人は、ぜひ読んでみて見てください。
2.実家を片付けられない親の心理とは?
この見出しでは、親が実家を片付けられない背後にある心理を解説します。
知っておけば、親の感情を理解し、スムーズに片付け活動を進められるでしょう。
知らないままでは、親とのコミュニケーションが難しく、片付け作業がスムーズに進まないか、関係がこじれる可能性があります。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 物を捨てることに罪悪感がある
- 体力が衰えて片付けの気力が無い
- 物を捨てることが苦手
それでは、1つずつ見ていきましょう。
心理1.物を捨てることに罪悪感がある
物を捨てることに対しての罪悪感は、多くの人が共有する感情と言えます。
物に対しての思い入れや、過去の記憶、または「いつか使うかもしれない」という期待があるからです。
たとえば、子供のころのおもちゃや学生時代のノートなど、現在は使っていなくても過去の自分を思い出すアイテムは捨てることが難しくなります。
また、購入時に高価だったアイテムや、プレゼントとしてもらった物など、価値や感謝の気持ちが結びついている物は、ただ捨てるだけではもったいないと感じることが多いのです。
しかし、持ち物が多くなることで生活空間が狭くなったり、探しているものが見つからなくなることも。
そこで、物を手放す勇気を持つことで、新しい生活スタイルや気持ちのクリアさを手に入れることができます。
物を捨てることのメリットを理解し、少しずつ手放していくことで、罪悪感を乗り越える手助けとなるでしょう。
心理2.体力が衰えて片付けの気力が無い
親御さんが高齢になると、体力の低下から片付けるエネルギーが減ってきます。
理由は、加齢に伴う筋力の低下や疲れやすさ、または健康上の問題が寄与していることが多いです。
60歳以上の高齢者は運動機能が低下し、日常の家事や整理整頓にも影響が出てきます。
例えば、過去には簡単に動けていた重い家具や大量の物を持ち上げることが困難になり、これが片付けを妨げる要因となります。
また、片付けを始めると、途中で疲れてしまい終えることができないというケースも多く見られます。
このような状況を打破するため、家族が協力して片付けをサポートする、またはプロの片付け業者に依頼することも一つの解決策です。
少しでも親御さんの負担を減らし、気力が湧く環境を整えてあげることが、快適な生活空間を作り出す第一歩となるでしょう。
心理3.物を捨てることが苦手
親御さんの中には、物を捨てることが苦手で、それが実家の片付けの障害となるケースも少なくありません。
理由は、物に対しての愛着や、将来的な利用を考えて捨てることができない「取っておきたい心理」からくるものです。
具体例としては、親御さんが戦後の困難な時期を生き抜いてきた場合、物に対して特別な価値を感じ、なかなか手放せないということがあります。
また、使わなくなった衣類や家電製品も、「いつか使うかもしれない」と保持してしまう傾向があります。
これを克服するためには、親御さんに物を捨てることのメリットを理解してもらい、少しずつでも不要な物を手放す習慣をつけることが重要です。
また、家族が一緒に片付けをすることで、親御さん一人だけの負担を軽減し、片付けを進めやすくする支援を行いましょう。
3.親が元気なうちに実家を片付けよう
親の体力は今後どんどん落ちていくので、親が元気なうちに片付けを始めることが最も大切です。
親が亡くなった後、実家の片付けは子どもたちの負担になってしまいます。
実家が遠方にある人だと、特に片付けが大変になってしまうので早い段階での対処が必要でしょう。
実家の片付けで意識すべき「生前整理」とは
実家の片付けでは、単に荷物の整理をするだけでなく生前整理を行うことも必要です。
生前整理とは、死後のことを考えて身の回りのものや財産の整理をすることを指します。
実家の片付けでは、生前整理を意識し親がどんな財産を持っているか明確にしなければいけません。
片付けを行う中で、以下の工夫があると親が亡くなった後の片付けも楽になります。
- 貴重品を一箇所にまとめる
- 死後処分してほしいものをリストアップする
- 不要なものはできるだけ早く処分する
今後のことについて親と話し合う機会を設ければ、親の持ち物にどんな価値があるのかしっかり把握することができます。
片付けとともに生前整理を進めましょう。
実家は早く片付けなければ、突然親が倒れた時の負担が大きくなってしまいます。
しかし、親が実家の片付けに反対し、なかなか作業が進まないケースも少なくありません。
そこでここからは、実家の片付けに同意してもらう方法を解説します。
自分の今後、親の今後を考え、片付けに同意してもらえるよう根気強く交渉しましょう。
関連:実家のゴミ屋敷を何とかしたい!説得のコツと片付けのポイント
4.実家を片付ける前に知っておくべきポイント
この見出しでは、実家を片付ける前に把握しておくべき重要なポイントを紹介します。
これらのポイントを知っておけば、親の感情を傷つけず、効率的でスムーズな片付けが期待できます。
知らないままだと、片付け作業中に親との関係がこじれたり、後悔することになるかもしれません。
具体的に紹介する内容は以下の通りです。
- 実家の物は両親の人生の一部である
- 物を捨てる判断は親がする
- 物を捨てすぎないようにする
順番に見ていきましょう。
ポイント1.実家の物は両親の人生の一部である
実家の中にある多くの物は、両親の人生の一部や大切な思い出が詰まっています。
これらの物は、彼らの人生の歴史や経験を反映しているためです。
たとえば、父が若い頃に購入したレコードコレクションや母が手作りした刺繍、あるいは両親が旅行先で購入した記念品などは、彼らにとって計り知れない価値があります。
これらは単なる物ではなく、両親の人生のエピソードや共有した時間を物語っている大切なアイテムです。
実家を片付ける際は、これらの物に対する敬意を持ち、両親の思いや価値観を理解しようとすることが重要です。
不要な物を処分する過程で、両親とコミュニケーションをとりながら、一緒に思い出を振り返り、どの物を保持し、どの物を手放すかを決めましょう。
これにより、家族間の絆が深まり、両親も物を手放しやすくなるでしょう。
ポイント2.物を捨てる判断は親がする
片付けの過程で、物を捨てる判断は基本的に親が主導するべきです。
親がその物に対してどのような思い入れや価値を感じているか、子供には分からないことが多いからです。
また、親が自らの意志で物を手放すことが、精神的な負担を軽減し、スムーズな片付けが進む土壌を作ります。
例えば、子供から見れば不要に見える古い写真や手紙も、親にとってはかけがえのない思い出の品である可能性があります。
親がこのような物を自ら手放す判断をすることで、心の準備や整理ができ、片付けが心地よいものとなります。
親を尊重し、彼らの意見や感情を大切にすることは、実家の片付けにおいて不可欠なポイントです。
対話を通じて親の意志を理解し、一緒に決断をしていくことで、家族間の信頼や理解が深まり、効果的な片付けが可能となります。
ポイント3.物を捨てすぎないようにする
片付けの過程で物を捨てすぎないよう注意が必要です。適切な量の物を保持することが、安心感を提供し、生活を豊かにします。
これは、特に高齢の親が日々の生活で必要と感じている物や思い出深い物が、過剰に処分されないようにするためです。
たとえば、親が日常的に使用している古い食器や家具、思い出深いアルバムなどを突然処分すると、親が戸惑ったりストレスを感じたりすることがあります。
これらは彼らにとって心の支えや生活の一部として機能していることも多いです。
片付けを行う際は、親とコミュニケーションを密に取り、どのアイテムを保持するか共同で決定しましょう。
過去の思い出や使用頻度、親の生活スタイルに配慮して、一緒にどのアイテムを保持するか、どのアイテムを処分するかを検討しましょう。
これにより、親の心理的負担を減少させることができます。
5.実家の片付けで親を説得する方法
実家の片付けには、その家に住んでいる親の同意が必要です。
実家を無断で片付ければ、親との関係が悪くなってしまいます。
ほとんど実家がゴミ屋敷のような状態であっても、ゴミを勝手に捨てるのはトラブルのもとです。
親の孤立化を防ぐためにも、親を説得して片付けに同意してもらいましょう。
実家の片付けに同意してもらうには、以下のような方法があります。
- 汚部屋のリスクを知ってもらう
- 実家を整理することのメリットを伝える
- リサイクルや寄付を提案する
- とにかく1ヶ所だけ掃除をする
それぞれの方法をチェックし、最適なものを選びましょう。
方法1.汚部屋のリスクを知ってもらう
体力がなくて片付けられない、片付けが面倒、という親に対しては、ゴミ屋敷のリスクを知ってもらいましょう。
ゴミ屋敷のリスク伝えた上で説得すれば、早い段階で片付けをしようと前向きな気持ちになる人も多いはずです。
汚れた部屋に住むリスクとしては、以下のものがあります。
- 火災のきっかけとなる
- 転倒事故につながる
- カビが発生する
- 害虫に刺される
- 近所からクレームが来る
命や家財を失う危険があると知れば、親も片付けに前向きになってくれるでしょう。
一方、リスクを説明しても親が片付けを嫌がる場合も少なくありません。
その際は清掃業者を使うことを提案し、自分で片付けをしなくても家が綺麗になると説明しましょう。
方法2.実家を整理することのメリットを伝える
実家を整理することのメリットを親に伝えて説得しましょう。
実家の整理が「生前整理」につながることはもちろん、実家を整理することで以下のようなメリットがあります。
- 身体が動かなくなってもどこに何があるか把握できる
- 身体的・心理的な健康になる
- 家族が帰ってきやすくなる
親に対して、実家を整理することのメリットや自分の想いを伝えることで、親の説得につながります。
加齢によって動きづらくなる前に実家整理を終わらせることのメリットをしっかり伝えるようにしましょう。
方法3.リサイクルや寄付を提案する
もったいないからものを捨てられない、という親にはリサイクルや寄付を提案しましょう。
捨てるのをもったいないと感じる人は、まだ使えるかも、別の人が使うかも、と考えてものを溜め込みやすいです。
そのため、ものを子供が捨てようとしても「まだ使える」と抵抗されるケースが多くあります。
親がものに執着している場合は、そのまま捨てるのではなく寄付やリサイクルをしましょう。
ものを捨てるられない親も、リサイクルや寄付で別の人に使ってもらえるなら手放しても構わない、と考えてくれるはずです。
方法4.とにかく1ヶ所だけ掃除をする
親がどうしても片付けに賛成してくれない場合、とにかく1ヶ所だけでも掃除をしましょう。
一部分だけでも部屋が清潔になれば、親も片付けることの気持ちよさや快適さに気がつくはずです。
また、綺麗なスペースを守ろうとゴミを積極的に捨てる人も多いので、新しく出たゴミはゴミ箱に捨てるなど親の行動も前向きなものになるでしょう。
親の性格によっては、親が片付けに賛成してくれるまで1年以上を要することもあります。
しかし、無断で片付けるのはトラブルの元になるので、根気強く説得することを心がけてみてください。
次は、実家の片付けが決まった後にすべきことについて解説します。
効率的に、無理なく片付けを済ませるためぜひ参考にしてください。
6.実家の片付けを行う時の4つのコツ
親が片付けに同意してくれただけでは、実家の片付けが進みません。
親や他の家族とも話し合い、具体的な片付け計画を作りましょう。
ただし、片付けの途中でトラブルが起こると、親がネガティブになりまた片付けを拒否することもあります。
上手く片付けるため、以下のコツを意識して慎重に進めましょう。
- ものを勝手に捨てることはしない
- 捨てたくないものをピックアップする
- 小さいスペースから片付ける
- 一時保管スペースを作る
では、それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
コツ1.ものを勝手に捨てることはしない
片付けの大前提として、親の許可なく実家のものを捨てるのは避けましょう。
いくら親が片付けに同意してくれていても、うっかり大切なものを捨てれば家族仲が一気に悪くなる可能性もあります。
ゴミに見えるものでも、親にとっては大切なものかもしれません。
捨てられないものは一時的に保管する場所を作るなどして、親の気持ちに寄り添うことが大切です。
何を捨てるときでも、必ず親の確認を取ってからにしましょう。
コツ2.捨てたくないものをピックアップする
片付けを始める前に、どうしても今後残していくべきものをリストアップしましょう。
片付けの最中にうっかり大切なものを無くしてしまうと、のちの生活が不便になることもあります。
まだ使う家電、家具はもちろん、通帳や印鑑などを事前にメモしておけば、うっかり捨てる可能性は低くなるでしょう。
貴重品のみを入れる貴重品ボックスを掃除の前に用意しておくと安心です。
また、捨てないもののリストアップを行う際、保管場所もあらかじめ決めておけば片付けはスムーズに進むでしょう。
さらに、生活に必要なものとは別に、親にとって大切なものを聞いておく必要もあります。
片付けの前に話し合いをして、どうしても捨てたくないものは何か考えてもらいましょう。
コツ3.小さいスペースから片付ける
片付けの達成感を早く味わい、モチベーションを上げるためには小さいスペースから片付けることが大切です。
最初に広いリビングの掃除を始めると、なかなか床が見えず掃除をしても意味がないのではとネガティブな気持ちになります。
一方、台所や洗面所、玄関などの小さいスペースなら、取捨選択の必要ないものが多く片付けがはかどりやすいです。
綺麗になった部屋を見れば、親も清潔な家での明るい暮らしを思い出して気分も前向きになるでしょう。
また、外にゴミが出ている場合、近隣の住民のことを考えて外から掃除を始めるのも効果的です。
コツ4.一時保管スペースを作る
あらかじめ一時保管スペースを作っておけば、ものを捨てるストレスを軽減できます。
今までものを溜め込んできた親にとって、いきなり不要なものを全部捨てるのは相当なストレスです。
捨てる、ときっぱり決断するのは大きな負担になるので、片付けを途中で諦めてしまう可能性もあります。
片付けを続けるためには、捨てるべきか捨てないべきか迷うものを一時保管スペースに置くのがおすすめです。
とりあえず迷ったものを入れる箱を作れば、捨てる、という大きな決断を減らすことができるので心の負担は軽くなります。
順調に片付けが進むよう、親の様子を見ながら慎重に進めましょう。
次は、自力で片付けられない場合の対処法を解説していきます。
7.実家の片付けは清掃業者に頼むのもあり!
本格的に実家を片付けるなら、自力でするより業者に頼むのがおすすめです。
ゴミ袋が溜まっているだけで、まだ床が見える状態のなら自力で掃除することもできます。
しかしゴミが山積みになり、足の踏み場もない状態だと自分たちで清掃するのは困難です。
ですが清掃業者に頼めば、長くても数日で片付けを完璧に済ませることができます。
高齢の親と子供だけでは、片付けで体力的に疲れ果て、言い争いに発展する恐れも少なくありません。
しかし専門の業者に依頼すれば、必要なものと不要なものを確認しながら清掃を進めてもらえるので親と喧嘩になる可能性は低いでしょう。
また、大型の家具などを運ぶ際に怪我をしてしまうケースもあります。
トラブルを防ぐためにも、ゴミをスムーズに処分してくれる清掃業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼した方が良いケース
特に以下のケースの場合は業者への依頼がおすすめです。
- 粗大ごみが多く、持ち運びに力が人手が必要
- ごみの量が多く、掃除に時間がかかる
- 異臭がしている
ごみが多い場合、通常の掃除とは異なり、時間も費用もかかってしまいます。
そのため、途中で挫折することが多く、実家が片付かない恐れがあります。
そのようなケースを防ぐためにも業者への依頼がおすすめです。
業者であれば、短時間で各部屋の清掃から異臭対応まで行ってくれるので、一度に片付けることが可能です。
また、粗大ごみが多い場合は捨てるのにも費用がかかるため、個別で処理するのではなく、業者に依頼して一度に整理してしまいましょう。
片付けをしたいけど本当に業者に頼むレベルなのかと思い、迷っている人もいるはずです。
結論から言うと、少しでも業者に頼みたいという気持ちがあれば、相談だけでも良いので連絡してみるのが良いでしょう。
以下の記事で、部屋の片付け業者の相場や依頼前に知るべき注意点も紹介しているので、併せてご確認ください。
8.清掃業者に実家の片付けを頼む費用をはどれくらい?
実家の片付けを清掃業者にお願いする際には、部屋の大きさによって費用を支払わなければいけません。
行政に片付けの相談に行く場合でも、業者に支払う料金は基本的に自分たちで負担することになります。
サービス内容、料金などから適切な清掃業者を選びましょう。
参考として、以下の表ではブルークリーンに片付けの依頼をした際の目安価格を明記しています。
部屋の広さ | かかる料金(目安) |
---|---|
1K〜1R(9㎡〜28㎡) | 78,000〜280,400円 |
1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡) | 135,000〜482,000円 |
4DK〜(71㎡~) | 245,000〜690,000円 |
物量過多の部屋(ゴミ屋敷) | 要見積もり |
ゴミの量がかなり多い場合、相場を超えた値段になることも少なくありません。
なるべく費用を抑えたい人は無理のない範囲で掃除をしておくか、不用品買取を同時に行ってくれる業者を探しましょう。
下記の記事では、生前整理・遺品整理を業者に依頼する際の費用について解説しています。
安く依頼する方法についても解説しているので、併せてご確認ください。
参考:遺品整理の費用相場は?安くする方法と業者に依頼するメリット
9.素早い実家の片付けならブルークリーンへ
実家の片付けにお悩みの人は、ぜひブルークリーンにお問い合わせください。
ブルークリーンは遠方でも立ち会いなしの見積もりが可能ですので、実家の親も働いていて忙しいという人におすすめです。
また、その場で不用品の買取の必要があれば、実際の買取金額を清掃費用から割り引くこともできます。
一部分だけの清掃ならさらに値段を下げることも可能なので、ご利用の範囲に合わせてお気軽にご相談ください。
会社名 | ブルークリーン株式会社 |
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住所 | 〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-9-20グランレイム糀谷1F |
TEL | 0120-194-902 9:00~19:00 (土日祝日含む) |
公式サイト | https://b-clean.jp/ |
実家の片付けは親の気持ちに寄り添いながら行いましょう
終活という考えから、生前整理を検討する人は増えており、実家を元気なうちにしっかり片付けておきたいと考える人は増えています。
片付けには親の同意が必要となりますが、少しずつものを捨てるなど工夫して説得を続けましょう。
もし、実家の状態がかなり悪い場合、業者に頼んで一気に片付けてしまうのもおすすめです。
まずは、自分と親の負担を減らし健康的な生活を取り戻すため、実家の状態をしっかり確認するところから始めてみてくださいね。
関連:[汚部屋をハウスクリーニングしたい!依頼できるサービスと費用を徹底解説!]
よくある質問のまとめ
最後に、よくある質問についてまとめました。
実家が散らかりやすい原因とは?
実家が散らかる原因は主に以下の通りです。
- 親の体力が落ちているから
- 親の認知能力が落ちているから
- 孤独感が強まっているから
早めに実家の片付けをするべき理由
早めに実家を片付けるべき理由は以下の通りです。
- 親の財産が把握できる
- 身辺整理が楽になる
実家の片付けで親を説得する方法
実家の片付けに同意してもらうには、以下のような方法があります。
- 汚部屋のリスクを知ってもらう
- 実家を整理することのメリットを伝える
- リサイクルや寄付を提案する
- とにかく1ヶ所だけ掃除をする