亡くなった人の物を捨てられない時の対処法は?気持ちの整理のつけ方を紹介

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亡くなった人の物を捨てられない時の対処法は?気持ちの整理のつけ方を紹介

亡くなった人の物を捨てられないという悩みを抱えている方は多いでしょう。

故人との思い出が詰まった物を手放すのは、心理的にも実践的にも難しいことです。

では、具体的にどのような理由があるのでしょうか?

この記事では、亡くなった人の物を捨てられない理由と、それに対する解決策を紹介します。

捨てられない理由を知り、遺品整理に取り組むためのポイントや、気持ちを整理する方法を参考にして、ぜひ新しい一歩を踏み出してください。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

カスタマーサービス部所属

▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
日刊SPA!
bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video

1.なぜ?亡くなった人の物を捨てられない理由とは?

なぜ?亡くなった人の物を捨てられない理由とは?故人との思い出が詰まった物を手放すのは、心が痛むことですよね。

しかし、そのままにしておくと、部屋が狭くなったり、埃がたまったり、衛生的にも良くありません

また、相続や税金の問題もあります。

では、どうすれば遺品整理ができるのでしょうか。

まずは、捨てられない理由を知ることが大切です。

亡くなった人の物を捨てられない理由には、以下が挙げられます。

  • 故人との思い出が強い
  • 捨てることへの罪悪感がある
  • 時間が確保できない
  • 整理する物が多すぎる
  • 処分方法がわからない

それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

理由1.故人との思い出が強い

亡くなった人の物を捨てられない最も大きな理由は、故人との思い出が強いことです。

物は故人との絆や特別な瞬間を象徴し、捨てることでそれらの思い出が失われるように感じられるからです。

亡くなった人の物には、故人との思い出が詰まっています。

たとえば以下は、故人の存在や思い出を感じさせる物です。

  • 故人が愛用していた洋服やアクセサリー
  • 故人がプレゼントしてくれた物や一緒に買った物
  • 故人が書いた手紙や日記、写真やビデオ

故人への愛情や感謝の気持ちが強いほど、捨てられない気持ちになります。

理由2.捨てることへの罪悪感がある

亡くなった人の物を捨てられないもうひとつの理由は、捨てることへの罪悪感があることです。

大切にされていた物を捨てることは、その人の存在や思い出を軽視しているように感じられ、罪悪感や後悔を引き起こすことがあります

例えば、以下のようなものは、故人からの贈り物やメッセージとして受け取られます。

  • 故人が自分に残してくれた遺品や形見
  • 故人が高価だったり、珍しかったりする物
  • 故人が自分に使ってほしいと言ってくれた物

これらの物を捨てることは、故人への裏切りや無駄遣いの感覚を生む場合があります。

理由3.時間が確保できない

亡くなった人の物を捨てられないさらにひとつの理由は、時間が確保できないことです。

遺品整理には時間とエネルギーが必要であり、忙しい生活の中でそれらを確保することが難しい場合があります。

以下の理由などは、遺品整理を先延ばしにする要因です。

  • 仕事や家事などで忙しい
  • 故人の家や部屋が遠くて通うのが大変
  • 故人の物を整理するのに複数の人の協力が必要

遺品整理は感情的な負荷も伴い、急いで行うことは避けたいという思いもあります。

また、遠方に住んでいる場合や、一人暮らしの場合は、遺品整理に手伝ってくれる人も少ないというのも理由に挙げられるでしょう。

理由4.整理する物が多すぎる

亡くなった人の物を捨てられないもうひとつの理由は、整理する物が多すぎることです。

遺品は数多く存在し、それらをひとつひとつ整理するのは困難な作業です。

  • 故人が長年住んでいた家や部屋にある物
  • 故人が収集していた趣味やコレクションの物
  • 故人が使っていた日用品や家電など

また、衣服や家具だけでなく、書類や写真、趣味の品やコレクションなどもあります。

遺品を整理するには時間と労力が必要であり、それが物量の多さによってさらに困難になることがあります。

整理する物が多すぎると、どこから手を付ければいいかわからず、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

理由5.処分方法がわからない

亡くなった人の物を捨てられない最後の理由は、処分方法がわからないことです。

遺品をどのように処分すればよいのか、適切な方法や手続きがわからない場合、捨てることが難しくなります

以下のようなものは、処分方法には法的な規定や地域のルールも関わってくるため、迷いや不安が生じます。

  • 故人の個人情報や貴重品などを含む物
  • 故人の遺言や相続などに関係する物
  • 故人の生前契約や会員登録などに関係する物

また、故人の物を売ったり寄付したりする場合も、どこにどのように行うかわからないことがあります。

このように、処分方法がわからないと、遺品整理に手が出せないこともあります。

2.亡くなった人の物が捨てられないことによるデメリット!

亡くなった人の物が捨てられないことによるデメリット!亡くなった人の物を捨てられないことには、いくつかのデメリットがあります。

  • いつまでも過去に縛られる
  • 保管スペースが取られる
  • 放置しすぎるとカビやほこりが発生する

過去にしがみつくことなく、スペースを確保し、健康的な環境を維持できます。

また、亡くなった人の物を整理することで、故人との思い出をきちんと整理し、未来に向けて前進もできます

それぞれのデメリットを知って、今後に役立ててください。

デメリット1.いつまでも過去に縛られる

亡くなった人の物を捨てられないと、いつまでも過去に縛られるかもしれません。

亡くなった人の物に囲まれていると、その人の存在が強く感じられて、自分の気持ちが前に進めなくなるからです。

  • 新しいパートナーとの関係に臆病になる
  • 転職や引越しの機会を見送る
  • 自分の趣味や夢を諦める

このように、過去に縛られすぎると、新しい出会いやチャンスを逃してしまうかもしれません。

ですから、亡くなった人の物を捨てることは、自分の心を軽くして、未来に向かって歩き出すことにつながります。

デメリット2.保管スペースが取られる

亡くなった人の物を捨てられないと、保管スペースが取られることもデメリットです。

遺品を保管し続けると、下記の問題が発生するためです。

  • 居住空間が狭くなる
  • 他の目的に使えるスペースが制限される
  • 物の整理や掃除が面倒になる

たとえば、ベッドやソファが置けなくなったり、収納や棚が使えなくなったりするなどが考えられます。

そのため、保管スペースを確保すると、自分の生活空間や趣味の場所が狭くなってしまうかもしれません。

ですから、亡くなった人の物を捨てることは、自分の空間や時間を自由に使えるようにすることにつながります。

デメリット3.放置しすぎるとカビやほこりが発生する

亡くなった人の物を捨てられないと、放置しすぎるとカビやほこりが発生することも多くあります。

長期間放置することになり、湿気や埃によってカビやほこりが発生するためです。

場合によっては、健康や環境に悪影響を及ぼすだけでなく、遺品そのものの価値を低下させる可能性もあります。

  • アレルギーや喘息などの症状を引き起こす
  • 害虫や悪臭などの不快感を与える
  • 遺品の色や形や機能を損なう

このように、カビやほこりが発生すると、健康や衛生面に悪影響を及ぼす可能性があります。

ですから、亡くなった人の物を捨てることは、自分の身体や環境を清潔に保つことにつながります。

3.亡くなった人の物を捨てられない時の気持ちの整理のつけ方は?

亡くなった人の物を捨てられない時の気持ちの整理のつけ方は?亡くなった人の物を捨てることは、心の整理をすることでもあります。

しかし、それができないと悩んでいる人も多いでしょう。

そこで、亡くなった人の物を捨てられない時に試してほしい気持ちの整理のつけ方を3つ紹介します。

  • 時間が解決してくれるのを待つ
  • 心の中にある感情を吐き出す
  • 処分しやすい物から手を付けてみる

1つずつ見ていきましょう。

方法1.時間が解決してくれるのを待つ

亡くなった人の物を捨てられない時、時間が解決してくれることがあります。

時間が経過することで、自分の心に変化が起こり、物への感情や絆が変わってくるからです

以下のように、時間の経過によって感情や視点が変わることがあります。

  • 悲しみや喪失感が和らぎ、物に対する執着が薄れる
  • 物に対する思い出や感謝が強まり、物を手放すことで故人に感謝を伝えられる
  • 物に対する罪悪感や後悔が消え、物を手放すことで故人に迷惑をかけないことができる

亡くなった人の物を捨てられない一番の理由は、気持ちの整理がつかないことです。

故人との思い出が詰まった物を手放すことは、故人との別れを受け入れることにもつながります。

だからといって、無理に早く捨てようとする必要はありません。

時間が解決してくれるのを待つ方法は、自分のペースで慎重に取り組み、心の整理が進むことが多い方法です。

方法2.心の中にある感情を吐き出す

亡くなった人の物を捨てられない時、心の中にある感情を吐き出すことも有効です。

心の中に感情を抱え込むと、心に負担がかかり、物を手放す心理的な壁が高くなってしまうからです。

感情を吐き出す方法は人それぞれですが、以下のような方法があります。

  • 悲しみや喪失感を言葉や筆記で表現する
  • 怒りや不満を友人やカウンセラーに相談する
  • 泣いたり、叫んだりして感情を自然に流す

亡くなった人の物を捨てられない時には、心に溜まった感情を吐き出すことが大切です。

感情を表現することで、心の整理がしやすくなり、物を手放しやすくなる効果が期待できます。

また、自分の気持ちに向きあうことで、故人への想いや遺品への執着度合いも見えてくるかもしれません。

方法3.処分しやすい物から手を付けてみる

亡くなった人の物を捨てられない時、処分しやすい物から手を付けてみることもおすすめです。

その理由は、処分しやすい物から始めることで、徐々に整理が進み、自信や達成感が得られるからです。

処分しやすい物とは、以下のような特徴を持つ物です。

  • 故人と直接関係がない物(例:新聞や雑誌、食品や日用品など)
  • 故人が使用していた頻度が低かった物(例:季節外の衣服や趣味用品、未開封の物など)
  • 故人が捨ててもいいと言っていた物(例:不要な書類や古い家具、壊れた物など)

これらの物は、思い出が少なかったり、故人の意思を尊重したりすることで、比較的捨てやすいでしょう。

処分しやすい物から手を付けることで、遺品整理の作業に慣れていきます。

また、部屋がスッキリしてくることで、気分も変わってくるかもしれません。

ただし、処分しやすい物から手を付けるときには、以下の点に注意しましょう。

  • 思い出の品は最後にする(例:写真やアルバム、故人の愛用品など)
  • 一度にやりすぎない(例:一日に一箱分や一袋分など)
  • 気持ちに余裕がないときは無理しない

処分しやすい物から手を付けてみる方法は、心の負担を減らしながら遺品整理ができる優れた方法です。

ここまでで紹介したそれぞれの方法は、ひとつだけではなく、組み合わせて使えます。

自分にあった方法を見つけて、故人との別れを受け入れていきましょう。

4.亡くなった人の物を捨てられない人が業者に整理を依頼するメリット!

亡くなった人の物を捨てられない人が業者に整理を依頼するメリット!亡くなった人の物を捨てられない人が業者に整理を依頼するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 一人でするよりも心身の負担が減る
  • 遺品整理のアドバイスがもらえる
  • 遺品供養も同時に依頼できる

1つずつ、見ていきましょう。

メリット1.一人でするよりも心身の負担が減る

亡くなった人の物を整理することは、心理的にも身体的にも大きな負担です。

故人との思い出や感情が詰まった物を手放すことは、悲しみや罪の意識を感じることがあります。

また、物量が多かったり、重かったり、汚れていたりする場合は、体力的にも消耗するものです。

そのような時に、業者に依頼することで、遺品整理に関連する心理的な負担や身体的な労力を分担してもらえます

業者は遺品整理の専門家であり、故人や遺族の気持ちを尊重しながら、丁寧に作業を行ってくれます。

また、業者は遺品整理のスピードやコストも抑えられるでしょう。

一人でするよりも早く終わらせられるので、時間的なストレスも軽減されます。

費用も見積もりや相談をして、無駄な出費を抑えることも可能です。

一人でするよりも心身の負担が減ることで、故人への想いに向きあう余裕が生まれます。

また、不用品の処分や買取も代行してくれますので、手間や費用も節約できるでしょう。

メリット2.遺品整理のアドバイスがもらえる

亡くなった人の物を整理することは、判断や分別が難しいことです。

故人の意思や価値観を考えながら、どの物を残すか捨てるか決めることは、迷いや不安を感じることがあります。

また、遺品の価値判断や処分方法も悩むことも少なくありません。

業者は、遺品整理の基本的な方法やポイントを教えてくれるため、家族の希望や状況に合わせて最適なプランを提案してくれます。

また、遺品整理に関する法律や手続きもサポートしてくれますので、安心して任せられます。

メリット3.遺品供養も同時に依頼できる

亡くなった人の物を整理することは、故人への供養でもあることも忘れてはなりません。

故人の物を適切に整理するだけでなく、故人への敬意や感謝を込めて遺品供養を行うことは、故人の冥福を祈ることでもあります。

しかし、遺品供養を自分で行うことは、手間や時間がかかることがあるはずです。

そのような時は、遺品整理の専門業者に依頼すると、遺品供養も同時に依頼できます。

業者は遺品整理だけでなく、遺品供養にも対応しています。

故人の物を清めて、神社や寺院などの適切な場所に持っていってくれます。

また、業者は遺族の希望や宗教に合わせて、遺品供養の方法や内容を決めてくれるのも利点です。

遺品整理と遺品供養も同時に依頼できることで、故人への最後のお別れを温かく行えます。

以下の記事では、遺品整理の費用相場についてさらに詳しく解説しています。

費用を安く抑える方法についても紹介しているので、併せてご確認ください。

遺品整理の費用相場は?料金を安くする方法と業者に処分を依頼するメリット

5.亡くなった人の物が捨てられないなら心つむぐ遺品整理にご相談を!

心つむぐ遺品整理亡くなった人の物が捨てられないという方は、ぜひ心つむぐ遺品整理にご相談ください。

物を整理することは、心理的にも身体的にも大変なことですが、一人で悩んだり、苦しんだりする必要はありません。

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亡くなった人の物を整理することは、故人への最後のお別れでもあるものです。

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ご相談や見積もりは無料ですから、ぜひお問い合わせください。

6.亡くなった人の物を捨てられない人はプロの力を借りるのもおすすめ!

亡くなった人の物を捨てられないと感じている方に向けて、デメリットや気持ちの整理のつけ方、業者に依頼するメリットについて紹介しました。

亡くなった人の物を整理することで、自分の心を軽くでき、未来に向けて前進できます。

また、業者に依頼することで、心身の負担を減らせ、遺品整理のアドバイスや遺品供養も同時に行えます。

亡くなった人の物を整理することは、故人との別れを受け入れることでもあります。自分にあった方法を見つけて、前に進んでいきましょう。

また、遺品整理の業者情報やコラムなどを詳しく掲載している「遺品整理くん」というサイトもあります。

より専門的な情報を知りたい人はこちらもチェックしてみてください。