「特殊清掃を頼みたいのに、ゴミ屋敷だから断られてしまった」
「ゴミ屋敷清掃と特殊清掃をまとめて任せられる業者はないだろうか」
そんな悩みを抱えていませんか?
実際、ゴミ屋敷の特殊清掃に本格的に対応できる業者は限られており、依頼者の不安につけ込む悪徳業者も存在します。
そのため、「誰に任せれば安心できるのか」が最大の課題となります。
本記事では、ゴミ屋敷と特殊清掃を同時に依頼する理由や、対応できる業者の選び方を専門家がわかりやすく解説します。
さらに、依頼できる作業内容、メリットだけでなくデメリットまで正直にお伝えします。
「知らなかった」では済まされない特殊清掃の世界。
安心して再出発できるよう、ぜひ参考にしてください!
▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」)
・これまで4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ」
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video
1.ゴミ屋敷片付けは自力で可能?特殊清掃業者に依頼すべき理由
結論から言えば、ゴミ屋敷を片付けるには特殊清掃業者に依頼するのが最も確実な方法です。
ただし、ここで大切なのは「ゴミ屋敷になってしまった背景には、人それぞれの事情がある」ということです。
忙しさ、心身の不調、家族関係の変化、経済的な問題など、原因は一概に語れるものではありません。
そのため、「自分がだらしなかったせいだ」「周りに知られたら恥ずかしい」と自分を責める必要はないのです。
実際、ゴミ屋敷と呼ばれる状態まで進行してしまうと、片付け・分別・処分・清掃を一人で行うのはほぼ不可能です。
1人で進めるなら、少なく見積もっても1週間以上はかかるでしょうし、悪臭や害虫、カビや細菌といった健康リスクにも直面します。
体力や精神的な負担を考えると、無謀ともいえる作業です。
「でも、本当に業者を頼む必要があるの?」
「費用はどれくらいかかるの?」「時間は?」
と疑問や不安を感じるのも当然です。
安心してください。
特殊清掃は「孤独死や事故現場」だけのものではなく、ゴミ屋敷の片付けや生活空間の再生にも広く利用されています。
意外に身近な存在であり、依頼できる範囲は思っている以上に幅広いのです。
まずは、特殊清掃業者に具体的に「どんな作業を頼めるのか」を知ることから始めてみましょう。
関連:[【2025年最新版】ゴミ屋敷のレベルは6段階!自力で片付けられるか?限界別の対処法をプロが解説]
2.特殊清掃業者が行う作業内容とは?“普通の清掃”との違い
前章では「ゴミ屋敷の片付けは特殊清掃業者に依頼すべき」とお伝えしました。
では実際に、特殊清掃業者はどんな作業をしてくれるのか気になりませんか?
一見すると「不用品を片付けて、掃除をしてくれるだけ」と思うかもしれません。
しかし、普通の片付け業者やハウスクリーニングと比べると、特殊清掃業者が担う役割はまったく異なります。
特殊清掃は、表面的な片付けにとどまらず、悪臭・細菌・害虫といった“見えないリスク”まで解決するのが特徴です。
重たいモノ・大量の廃棄物処理 | 家具や家電、大量のゴミ袋などを法令に則って処分。搬出困難なものも安全に撤去。 |
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強烈な臭いの消臭・脱臭 | 市販の消臭剤では効かない生活臭・腐敗臭を、オゾン処理や薬剤を使って根本から分解。再発防止まで視野に入れた処理が可能。 |
害虫駆除・衛生管理 | ハエやゴキブリなどの害虫、さらには発生源となる汚染物も除去。再び繁殖しないよう徹底した衛生管理を実施。 |
特殊清掃業者に依頼できる作業は多岐にわたりますが、ここではゴミ屋敷対応で特に重要となる3つの代表的な作業をわかりやすく整理しました。
これを知っておくと、“普通の清掃との違い”がより明確になるはずです。
(1)重たいモノ・大量の廃棄物処理
ゴミ屋敷では、大量の廃棄物に加え、自力では動かせないほどの大型家具や家電が山のように残されているケースが少なくありません。
特殊清掃業者に依頼すれば、こうした通常の清掃業者では対応できない重たい物も、まとめて処理してもらえます。
代表的な例には以下があります。
- 冷蔵庫・洗濯機などの大型家電(家電リサイクル法対象品)
- ソファや本棚、ベッドといった大型家具
- ピアノやトレーニング器具などの重量物
- 物置や庭に放置された屋外の不用品
これらは「運び出すだけ」でも大仕事。階段や通路を通す際の安全管理も必要で、素人が無理をすればケガや事故につながるリスクもあります。
「まだ使えるモノ」「売却できそうなモノ」があれば、その場で買取やリサイクルに回して現金化することも可能です。
また、遺品や思い出の品のように「残してほしいモノ」があれば、事前に伝えることで必要なものを分けて確実に残してもらえるので安心です。
- 法令に基づく適切な廃棄(不法投棄の心配なし)
- 大型家電のリサイクル券手配までワンストップ
- 搬出作業をチームで行うため安全・迅速
- 分別や仕分けを徹底してくれるので「後から必要だった」が起こりにくい
自力で数日かけて苦労するより、特殊清掃業者に依頼すれば数時間〜1日で片付き、身体的にも精神的にも負担が圧倒的に軽くなります。
(2)強烈な臭いの消臭・脱臭
ゴミ屋敷に共通する大きな問題のひとつが、強烈な悪臭です。
表面のゴミを片付けても、臭いは壁や床、天井にまで染み込み、簡単には消えません。
長年放置された食品の腐敗臭や排泄物のアンモニア臭、カビの繁殖臭など、原因は多岐にわたります。
中には、亡くなった方の体液や血液が染み込んだ腐敗臭が混じることもあり、時に人体に悪影響を及ぼす有害なガスを発生させることすらあります。
「市販の消臭スプレーで対応できるのでは?」と思うかもしれませんが、一般的な消臭剤は臭いを一時的に覆い隠すだけです。
発生源そのものを分解できないため、数日で再び悪臭が戻り、近隣から苦情が入ってしまうケースも珍しくありません。
そこで必要になるのが、特殊清掃業者による専門的な消臭・脱臭です。
特殊清掃業者は臭いの発生源を突き止め、専用の薬剤やオゾン処理で臭気成分を分解します。
場合によっては建材の洗浄や交換まで行い、根本から臭いを断ち切ります。
さらに臭気測定や再発防止策を実施することで、二度と同じ悩みに苦しむことがないよう徹底的に対処してくれるのです。
「片付けが終わったのに、臭いが残って生活できない」そんな不安を抱え続ける必要はありません。
強烈な臭いを完全に取り除き、安心して暮らせる空間を取り戻すためには、やはり特殊清掃業者に依頼するのが最も確実です。
(3)害虫駆除・衛生管理
ゴミ屋敷や長期間放置された部屋では、害虫の発生が避けられません。
目に見えるゴキブリやハエだけでなく、ウジやダニといった小さな虫、さらにはシロアリやキクイムシのように建材を食い荒らす害虫まで潜んでいる可能性があります。
孤独死など発見が遅れたケースや、食品ゴミが大量に残された部屋では、害虫が一気に繁殖します。
厄介なのは、遺体やゴミを片付けてもすぐには消えず、しぶとく生き残って部屋に住みついてしまうことです。
結果として、「見た目は片付いたのに、虫だけが残る」という恐ろしい状況に陥ることもあります。
さらに、シロアリやキクイムシなどが発生している場合、被害は目に見えないところで進行しています。
床下や柱が食い荒らされ、最悪の場合は床が抜ける危険性すらあるのです。
これは単なる清掃では対応できず、専門知識と駆除技術が欠かせません。
特殊清掃業者に依頼すれば、片付けや消臭と並行して害虫駆除を行い、薬剤処理や再発防止まで徹底して実施してくれます。
単に「今の不快さをなくす」だけでなく、将来の生活環境を守るための衛生管理までセットで行うことができるのです。
「もう二度とあの虫の姿を見たくない」そう感じる方こそ、清掃と同時に害虫駆除を行える特殊清掃業者に任せるべきでしょう。
では実際に、特殊清掃を依頼したゴミ屋敷の事例を見てみましょう。
参考:キクイムシ類(鞘翅目ゾウムシ科ナガキクイムシ亜科・キクイムシ亜科)|公益財団法人国際緑化推進センター
3.【事例付き】ゴミ屋敷の特殊清掃にかかる費用と相場感
業者に依頼すると、ゴミ屋敷も特殊清掃が必要なケースも簡単に片づけられることをお話してきました。
ここでは実際に依頼した事例を見て、作業内容や料金、かかった時間を参考にしてみましょう。
- 間取り:1DK
- 作業人数:7名
- 作業時間:2日
- 作業費用:731,000円
(オーナーと負担)
ご紹介するのは、東京都三鷹市の1DKアパートの事例です。
亡くなった方の遺族と物件のオーナーからの依頼で、原状回復工事も含めた作業でした。
部屋全体に荷物が広がる、いわゆるゴミ屋敷の状態で、亡くなった方の発見がキッチン付近であったことからハエが大量発生しています。
腐敗集が強く残るなか、ゴミが多いことで形見分けもできておらず、貴重品を捜索しながらの作業となったのです。
- 貴重品の捜索(形見分け)
- 残置物の撤去
- 腐敗物の除去
- 害虫駆除
- 消臭消毒
- オゾン脱臭
7人のスタッフで作業にあたり、2日間かけてようやくきれいな状態を取り戻しました。
ゴミ屋敷の中から貴重品を探し出しながら片付けを進めるのは、決して簡単なことではありません。
もし1人で取り組んだとすれば、少なくとも15日以上はかかってしまうでしょう。
このように、特殊清掃とゴミ屋敷清掃を専門業者に依頼することで、短期間で確実に部屋を再生することができます。
特殊清掃業者がゴミ屋敷を清掃した事例をもっと見たい方は「【衝撃事例でわかる】特殊清掃のリアル15選!放置リスクと費用の差に注意!」の記事もご覧ください。
「とはいえ、業者に頼むと費用が高いのでは…」と心配する方も多いかもしれません。
しかし、自分で行えばもっと大きな出費やリスクにつながる可能性があります。
次に、業者に依頼することで得られるメリットについて確認していきましょう。
4.ゴミ屋敷清掃を特殊清掃業者に頼むメリットと注意点
ここまで、実際のゴミ屋敷清掃と特殊清掃の事例をご紹介しました。
確かに料金は発生しますが、それでも多くの方が業者に依頼するのは、費用以上のメリットがあるからです。
一方で、業者に頼む際には注意点やデメリットも存在します。
ここからは、利用者の立場に立って、メリットとデメリットの両面を整理してお伝えします。
メリット1.短時間で綺麗になる
ゴミ屋敷清掃や特殊清掃を専門業者に依頼する最大の魅力のひとつは、短時間で確実に部屋をきれいに戻せることです。
業者は必要な人数をすぐに確保でき、さらに消臭・害虫駆除・感染症対策といった専門知識と技術を持ち合わせています。
だからこそ、個人では何日もかかる作業を、わずか数日、場合によっては1日で終わらせることも可能です。
一方、あなたが1人で進めようとすれば、仕事や家事の合間に時間を割く必要があり、数日どころか何週間もかかってしまうでしょう。
そのうえ、強烈な悪臭や害虫の発生に直面すると、適切な処理方法が分からず、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
こうした難しいケースでも短期間で安全に解決してくれるのが、特殊清掃業者に依頼する最大のメリットと言えます。
メリット2. 不用品を買い取ってくれる
特殊清掃業者の中には、不用品の買い取りサービスを同時に行ってくれるところがあります。
例えば、遺品整理の際に残された価値ある家具や家電、ブランド品などは、その場で査定・買い取りが可能です。
単にゴミとして処分するのではなく、まだ使えるものを現金化できるのは大きな利点です。
買い取りで得た金額を清掃費用に充てれば、依頼にかかるコストを抑えることができるでしょう。
中には、売却額が処分費を上回り、実質的にプラスになるケースもあります。
さらに、処分と買い取りを同時に頼めるため、別途リサイクルショップや買い取り業者を呼ぶ必要がありません。
時間も手間も節約でき、効率的に片付けが進むのです。
「ゴミは処分、価値あるものは活かす」そんな柔軟な対応をしてくれるのも、特殊清掃業者に依頼する大きなメリットといえます。
デメリット.高額になることも
ゴミ屋敷清掃と特殊清掃を同時に依頼すると、どうしても費用が高額になるケースがあります。
これはデメリットのひとつですが、だからといって自力で片付けるのはおすすめできません。
大量のゴミや強烈な悪臭、害虫の発生といったリスクを前に、個人で安全に作業を完了させるのはほぼ不可能だからです。
確かに専門業者に頼めばお金はかかります。
しかし、短時間で安全に、しかも根本から清掃できることを考えれば、結果的にコストパフォーマンスは高いと言えます。
さらに不用品を買い取りしてもらえれば、その分費用を抑えられる可能性もあります。
依頼範囲を調整できるプランを用意している業者もあるため、予算に合わせた柔軟な提案を受けることも可能です。
注意したいのは、悪徳業者の存在です。
最初は「安くできます」と言いながら、後から「追加作業が必要だ」と言って高額な追加料金を請求するケースも実際にあります。こうした被害を避けるためには、信頼できる専門業者を選ぶことが欠かせません。
では「どこに依頼すれば安心なのか?」その答えのひとつが、初心者でも安心して依頼できるブルークリーンです。
次の章では、ブルークリーンが選ばれている理由について詳しくご紹介します。
5.初心者も安心!特殊清掃業者ブルークリーンの特徴と強み
ここまで、ゴミ屋敷清掃や特殊清掃は専門業者に依頼する方が安心で確実だということをお伝えしてきました。
しかし一方で、悪徳業者に高額請求をされたり、強引に契約を迫られたりするトラブルも実際に起きています。
せっかく依頼するのに、不快な思いをするのは避けたいものです。
優良業者の共通点は、事前にしっかりと見積もりを行い、その内容を丁寧に説明してから作業に移ることです。
「いきなり高額な請求をされた…」
「見積もりを依頼しただけなのに、契約を強要された…」
そんな経験は、誰しもしたくありませんよね。
ブルークリーンでは、初めての方でも安心できるように明確で分かりやすい料金体系を提示し、ご依頼者の事情に合わせた最適なプランをご提案しています。
さらに、親切で丁寧な対応を徹底しているため、「頼んでよかった」と感じていただけるはずです。
業者選びに迷ったときには、ぜひブルークリーンを選択肢のひとつとしてご検討ください。
きっと安心して任せられる業者との出会いにつながるでしょう。
特殊清掃・ゴミ屋敷清掃でブルークリーンが信頼されるワケ
ブルークリーンは、24時間365日・土日祝日も対応可能な清掃業者です。
ご遺族や不動産会社などからは「対応の早さ」と「広いエリアカバー」で厚い信頼をいただいています。
遠方にお住まいで立ち会いが難しい方でも、鍵をお預かりして安心して作業をお任せいただけます。
また、悪徳業者にありがちな「見積もりを飛ばして作業を強行する」といったことは一切ありません。必ずスタッフが現地を確認し、お見積もり内容にご納得いただいてから作業に着手いたします。
まずはお気軽に、無料のお見積もり・お問い合わせをご利用ください。
実際の作業風景はYouTubeチャンネル「特殊清掃ch|すーさん」や「BLUE CLEAN【公式】」でご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
※写真:IICRC「Fire and Smoke Restoration Technician」、「Trauma and Crime Scene Technician」研修時の様子。当時のブルークリーン技術者(左:藤原未波、右:永井宏)、中央は現地職員。
さらにブルークリーンでは、2023年11月に国際清掃認証機関 IICRC(Institute of Inspection Cleaning and Restoration Certification) が認定する
「Fire and Smoke Restoration Technician(火災・煙損復旧技術者)」や「Trauma and Crime Scene Technician(特殊清掃技術者)」資格取得のため、技術者をアメリカに派遣しました。
これらは、火災による煙・煤・有害残留物の除去だけでなく、孤独死や事件現場などトラウマ清掃に伴う衛生管理や臭気分解、建材保護のための復旧理論までを国際水準で体系的に学ぶ専門資格です。
単なる経験則に依存するのではなく、科学的根拠と国際的な作業標準に基づいた施工を実現できる点が大きな強みです。
ブルークリーンでは、こうした国際基準に基づく確かな技術と豊富な経験を活かし、火災復旧から孤独死や事件現場などの特殊清掃まで幅広く対応しています。
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「どこに相談していいかわからない」
そんな時こそ、私たちにご相談ください!
24時間365日、専門スタッフが丁寧に対応いたします。
6.まとめ|ゴミ屋敷清掃は信頼できる特殊清掃業者選びが鍵
本記事では、特殊清掃とゴミ屋敷清掃を業者に依頼すべき理由や、そのメリットについて解説してきました。
要点を整理すると次の通りです。
- 重たい荷物の搬出から脱臭・害虫駆除まで幅広く対応できる
- 専門知識を持つスタッフが短期間で部屋を綺麗にしてくれる
- 不用品の買い取りを利用すれば、費用を抑えることも可能
- 自力で清掃するよりも安全性・コストパフォーマンスに優れている
ゴミ屋敷や特殊清掃の問題は、放置するほど被害が広がり、解決が難しくなってしまいます。
だからこそ、信頼できる業者に早めに相談することが大切です。
ブルークリーンでは、国際基準の技術と安心の体制で、清掃から消臭、衛生管理までトータルでサポートいたします。
「どこに相談すればいいかわからない」とお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。