冷蔵庫の処分方法6選|費用相場・持ち込み・無料処分まで徹底解説

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2026年最新の冷蔵庫処分方法を解説するアイキャッチ。170L以下・171L以上のサイズ別リサイクル料金、持ち込み手順、不用品回収業者の費用相場を提示。

冷蔵庫が突然冷えなくなった、引っ越しで不要になった、実家の片付けで古い冷蔵庫が出てきた。

このような理由で「冷蔵庫を処分したい」と考える方は少なくありません。

しかし、冷蔵庫は粗大ごみとして出すことができず、家電リサイクル法に沿って処分する必要があります

そのため、「手続きは難しい?」「費用はいくらかかる?」「どこに持ち込めばいい?」と不安に感じる方も多いでしょう。

そこで本記事では、冷蔵庫の正しい処分方法や費用の目安、持ち込み手順、できるだけラクに処分するコツまでわかりやすく解説します。

できるだけ手間をかけず、安心して処分したい方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 冷蔵庫の正しい処分方法
  • 冷蔵庫の処分にかかる費用
  • 冷蔵庫を安く処分するコツ

冷蔵庫は粗大ごみで処分できない?家電リサイクル法の基本

冷蔵庫が粗大ごみとして処分できない理由と家電リサイクル法の基本を解説するバナー。2026年最新のルールに基づき、正しく処分するための義務や仕組みを提示。

冷蔵庫は、自治体の粗大ごみとして処分することはできません。「家電リサイクル法」という法律で、処分方法が定められているためです。

まずは、その理由とルールを確認しておきましょう。

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目

冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象となる「特定家庭用機器」に含まれています。対象となる家電は、エアコン、テレビ(液晶・プラズマ・ブラウン管・有機EL)、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)の4品目です。

これらの家電は、製造したメーカーが回収・リサイクルする仕組みになっているため、通常のごみとして自治体が粗大ごみや一般ごみとして回収することはできません。

冷蔵庫を普通に捨てられない理由は、本体にフロン類や金属資源など、適切に回収・再資源化すべき素材が含まれているためです。

不適切に廃棄すると、環境への負担が大きくなったり、貴重な資源が無駄になったりするおそれがあります。

そのため、法律で処分方法が定められているのです。

違反するとどうなる?不法投棄・無許可回収のリスク

冷蔵庫を山林や空き地などに不法投棄した場合、廃棄物処理法により罰則の対象となる可能性があります。

内容によっては罰金や懲役が科されることもあるため、安易に処分してはいけません。

また、注意したいのは「無料回収」をうたう無許可業者の存在です。

無料回収業者は一見便利に見えても、回収後に高額な追加料金を請求されたり、「積み込み後はキャンセルできない」と言われたりするトラブルが数多く報告されています。

さらに、回収業者が適切に処分せず、不法投棄してしまうケースも少なくありません。

家庭ごみを回収するには、自治体の「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。しかし、無料回収をうたう業者の中には、この許可を持たずに営業しているところもあります。

もし無許可業者に依頼し、その回収品が不法投棄された場合、状況によっては依頼者側が責任を問われる可能性もあるのです。

こうしたリスクを避けるためにも、冷蔵庫は家電リサイクル法に沿った正規の方法で処分しましょう。

冷蔵庫の正しい処分方法6選

冷蔵庫の正しい処分方法6選を比較解説するバナー。家電量販店、指定引取場所、不用品回収、買取、オークション、自治体の回収など、状況に応じた選び方を提示。

冷蔵庫の処分は、買い替えなのか、すぐに処分したいのか、できるだけ安く済ませたいのかで向いている方法が変わります。

ここでは代表的な冷蔵庫の処分方法を6つ紹介します。あなたの状況をイメージしながら、どの方法が向いているか確認してみてください。

① 新しい冷蔵庫を買うときに引き取ってもらう

冷蔵庫を買い替えるなら、購入するお店に引き取りを依頼する処分方法がおすすめです。

この場合、新しい冷蔵庫の配送日に合わせて古い冷蔵庫を回収してもらえることが多く、自分で運び出す必要がありません。

なお、「無料引き取り」と表示されていることもありますが、実際には家電リサイクル法に基づく「リサイクル料金(3,000〜5,000円程度)」と「収集運搬費(3,000~6,000円程度)」が必要です。

完全に費用がかからないわけではない点は理解しておきましょう。

とはいえ、処分の手続きが購入の流れの中で完結するため、別途申し込みをする必要がなく、初心者の方でも迷いにくいのは大きなメリットです。

申し込みの際は、回収が配送と同日なのか、別日になるのか、当日の搬出はどこまで対応してもらえるのかを確認しておくとよいでしょう。

特に階段作業がある住居では、追加費用が発生するケースもあるため、事前に問い合わせするのがおすすめです。

② 家電量販店に引き取りを依頼する

買い替えをしない場合でも、大手の家電量販店では冷蔵庫の回収を受け付けていることがあります。

例えば、ヤマダ電機、ビックカメラ、ケーズデンキ、エディオンなどの店舗では、家電リサイクル法に基づく回収に対応しているケースが一般的です。

回収方法は店舗によって異なり、店頭へ自分で持ち込む方法のほか、自宅まで引き取りに来てもらえる訪問回収に対応している場合もあります。

ただし、すべての店舗が同じ条件で対応しているわけではありません。

「過去にその店舗で購入した製品に限る」「事前予約が必要」「回収対応エリアが限定されている」などの条件が設けられていることがあります。

また、訪問回収の場合は別途出張費がかかるケースもあるので、事前にチェックしておきましょう。

費用は、家電リサイクル法で定められたリサイクル料金に加えて、店舗ごとに設定された収集運搬費が必要です。

まずは最寄りの家電量販店に、冷蔵庫の回収は可能か問い合わせてみましょう。

③ 指定引取場所へ自分で持ち込む

冷蔵庫をできるだけ安く処分したいなら、指定引取場所へ自分で持ち込む方法があります。

この方法のポイントは、収集運搬費をかけずに済むことです。支払いは基本的にリサイクル料金のみになります。

流れとしては、最初に郵便局で家電リサイクル券をもらい、必要事項(冷蔵庫のメーカーや容量など)を記入してからリサイクル料金を支払います。その後、指定引取場所へ持ち込み処分するのが一般的です。

指定引取場所は地域ごとに決まっていて受付時間や休業日があるため、行く前に必ず確認しておきましょう。

ただし、冷蔵庫が大きく重いため、車が必要になるほか、積み込みや搬出に人手が要る場合もあります。費用は抑えられますが、手間と安全面を考えて選ぶことが大切です。

④ 自治体が案内する回収方法を利用する

自治体では、家電リサイクル法の対象品目について、指定の回収業者や申し込み先を案内しています。

一般的には、自治体のホームページや問い合わせ窓口で回収方法を確認し、案内された指定業者に申し込みを行います。

その後、回収日や引き渡し方法を調整して処分を進める流れです。

費用は、家電リサイクル法で定められたリサイクル料金に加えて、収集運搬費がかかります。

金額は業者や地域によって異なりますが、正規ルートで処分できる点が安心材料です。

この方法は、無許可業者を避けたい方や、手順を確認しながら確実に進めたい方に向いています。

自治体の案内に沿って進められる点が大きなメリットといえるでしょう。

⑤ 不用品回収業者に依頼する

「今すぐ処分したい」「搬出が大変で自分では動かせない」「他の不用品もまとめて処分したい」という場合は、不用品回収業者に依頼する方法がよく選ばれます。

この方法の場合、冷蔵庫を自宅まで取りに来てもらえるため、手間は少なく済むのがメリットです。

一方で、費用は他の方法より高くなりやすいということは覚えておきましょう。

冷蔵庫単品でも数千円から一万円程度かかることがあり、現場の状況によっては追加料金が発生するケースもあります。

依頼する際は、料金の内訳が明確か、見積もり後に追加料金が出ないかを必ず確認しましょう。

また「無料回収」を強くうたう業者は、後から高額請求になるトラブルがあるため避けたほうが安心です。

⑥ リサイクルショップ・フリマ・譲渡

冷蔵庫がまだ使える状態であれば、処分ではなく売却するという選択肢もあります。

具体的には、リサイクルショップでの買取、フリマアプリへの出品、知人への譲渡などの方法です。

この場合、費用をかけずに手放せるだけでなく、状態によってはお金になる可能性もあります。

ただし、古い冷蔵庫は売れにくい点には注意が必要です。製造から年数が経っているものや、傷みがあるもの、動作に不安があるものは、買取を断られることも少なくありません。

特に、製造から10年以上経過している冷蔵庫は、引き取り手が見つかりにくい傾向があります。

また、売却や譲渡を選ぶ場合は、搬出や運搬の手配も必要になります。受け渡し方法や運び出しの段取りまで含めて、現実的に対応できるかを考えて判断しましょう。

冷蔵庫の処分にかかる費用相場

2026年最新の冷蔵庫処分費用相場を解説するバナー。170L以下・171L以上のサイズ別のリサイクル料金と、収集運搬料を合わせた総額の目安を提示。

冷蔵庫の処分にかかる費用は、「リサイクル料金」と「収集運搬費」の2つで構成されています。

どの方法を選ぶかによって総額は変わるため、まずはそれぞれの目安を確認しておきましょう。

リサイクル料金の目安

リサイクル料金は、冷蔵庫の容量とメーカーによって異なります。

冷蔵庫の場合は、「内容積(L)」で区分され、170L以下か171L以上かで料金が分かれているのが一般的です。

主要メーカーの料金目安は以下の通りです。

  パナソニック パナソニック(三洋) 東芝ライフスタイル 日立グローバルライフ シャープ 三菱電機
小さいサイズ(170L以下) 3,740円 3,740円 3,740円 3,740円 3,740円 3,740円
大きいサイズ(171L以上) 4,730円 4,730円 4,730円 4,730円 4,730円 4,730円

リサイクル料金の支払い方法

リサイクル料金の支払い方法には、「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」の2つがあります。処分方法によって、どちらを使うかが決まります。

まず、料金販売店回収方式は家電量販店などに回収を依頼する場合の方法です。

冷蔵庫を買い替えるときや、店舗に引き取りをお願いする場合は、回収時にそのままリサイクル料金を支払います。手続きは販売店が進めてくれるため、初めてでも迷いにくい方法です。

次に、料金郵便局振込方式は自分で指定引取場所へ持ち込む場合の方法です。

事前に郵便局で家電リサイクル券を購入し、料金を支払ってから冷蔵庫を持ち込みます。収集運搬費がかからないため費用は抑えられますが、運搬は自分で行う必要があります。

収集運搬費の相場

収集運搬費とは、冷蔵庫を自宅から回収し、指定引取場所まで運ぶための費用です。

これは法律で一律に決まっているものではなく、依頼する店舗や業者によって金額が異なります。

主要な家電量販店ではおおよそ次のような料金設定になっているので、目安として参考にしてください。

家電量販店 収集運搬料金
ヤマダ電機 170L以下・171L以上ともに3,300円
ビックカメラ 170L以下・171L以上ともに2,200円
EDION 170L以下:3,740円~5,599円
171L以上:4,730円~6,149円
ケーズデンキ 170L以下・171L以上ともに2,200円

冷蔵庫を処分する前にやっておくべき準備・注意点

冷蔵庫を処分する前に必要な準備を解説するバナー。前日までの電源OFF、水抜き、霜取りの手順、搬出経路のサイズ確認などの注意点を提示。

冷蔵庫は大型家電のため、事前準備をしておかないと処分当日に慌ててしまうことがあります。

回収や持ち込みをスムーズに行うためにも、前日までにできる準備は済ませておきましょう

少し手間をかけるだけで、搬出時のトラブルや追加料金のリスクを減らせます。

中身を空にする

まずは冷蔵室・野菜室・冷凍室の中身をすべて取り出しましょう。食品や調味料が残ったままだと、搬出時にこぼれたり傷んだりする可能性があります。

特に冷凍食品は急に処分できないため、数日前から計画的に消費していくのがおすすめです。取り外せる棚やケースがあれば軽く拭いておくと、臭いや汚れのトラブルも防げます。

電源オフにして水抜き・霜取りを行う

中身を空にしたら電源を切り、コンセントを抜きましょう。冷蔵庫内部には霜や水分が残っているため、そのまま運ぶと水漏れの原因になります。

回収日の前日には電源を切り、ドアを開けた状態で霜取りを行ってください。溶けた水が床に広がらないよう、タオルや雑巾を敷いておくと安心です。

十分に水抜きができていないと当日の回収を断られる場合もあるため、余裕をもって準備しておくことが大切です。

搬出時のためにドアを固定しておく

冷蔵庫のドアが開いたままだと、搬出中にぶつかったり転倒したりする危険があります。粘着テープやひもなどで軽く固定しておくと安全です。

強く締めすぎる必要はありませんが、持ち上げたときに自然に開かない状態にしておくのがポイントです。

このとき、付属品やトレーが外れていないか、電源コードが垂れ下がっていないかもあわせて確認しておきましょう。

搬出通路を確保しておく

冷蔵庫は想像以上に大きく、わずかな障害物があっても搬出が難しくなります。玄関や廊下、階段の通路に物が置いてある場合は事前に移動させておきましょう

特に集合住宅や階段作業がある住まいでは、搬出条件によって追加料金が発生することもあります。通路の幅や曲がり角のスペースをあらかじめ確認し、スムーズに運び出せる環境を整えておくと安心です。

こうした準備を事前に行っておけば、回収当日に慌てることなく、安全かつスムーズに冷蔵庫を処分できます。

冷蔵庫の処分を業者に依頼する際の注意点

冷蔵庫の処分を業者に依頼する際の注意点を解説するバナー。一般廃棄物収集運搬業の許可の確認、見積もりの透明性、追加料金の有無など、悪徳業者を避けるチェックポイントを提示。

冷蔵庫を自分で運ぶのが難しい場合や、他の不用品もまとめて処分したい場合は、回収業者に依頼する方法が便利です。

ただし、業者選びを誤ると、高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

安心して依頼するためにも、事前に確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。

一般廃棄物処理業の許可を得ている業者かどうか確認する

家庭から出る冷蔵庫などの廃棄物を回収するには「一般廃棄物処理業」の許可が必要であり、誰でも自由に回収業を行えるわけではありません。

無許可の業者に依頼した場合、回収後に不法投棄されるなどの問題が起きる可能性があります。その場合、依頼者側も責任を問われることがあるため注意が必要です。

業者のホームページに許可番号が記載されているか、自治体の公式サイトで確認できるかを事前にチェックしておきましょう。

料金が明確で追加料金が発生しないか確かめる

不用品回収でよくあるトラブルが、見積もり後の追加料金です。「基本料金〇〇円」と書かれていても、実際には運搬費や階段作業費などが加算され、想定より高額になるケースがあります。

依頼前に、総額はいくらになるのか、追加料金が発生する条件は何かを具体的に確認しておくことが大切です。口頭だけでなく、できれば書面やメールで見積もり内容を残しておきましょう。

口コミや評判で過去にトラブルが起きていないかチェックする

業者を選ぶ際は、公式サイトの情報だけで判断せず、口コミサイトやGoogleレビューなど第三者の評価も確認しておきましょう。

実際に利用した人の体験談には、料金や対応についての具体的な情報が書かれていることがあります。

特に、「見積もりより高い金額を請求された」「作業後に追加料金を求められた」「説明が不十分だった」といった内容が複数見られる場合は注意が必要です。

こうした傾向がある業者は、慎重に検討したほうがよいでしょう。

悪い評価が極端に多い、似たようなトラブルが繰り返し指摘されているといった場合、その業者は避けたほうが無難です。

あわせて、会社の所在地や固定電話番号が明確に記載されているか、問い合わせに対する対応が丁寧かどうかも確認しておくとよいでしょう。

「無料回収」をうたう業者には注意する

「冷蔵庫を無料で回収します」と大きく宣伝している業者を見かけることがありますが、内容をよく確認せずに依頼するのは避けましょう。

実際には、回収当日に「出張費」「運搬費」「階段作業費」などの名目で追加料金を請求されるケースがあります。特に、すでにトラックへ積み込んだ後に金額を提示されると、断りにくい状況になってしまうため注意が必要です。

また、適切な許可を持たない業者が回収を行い、回収後に不法投棄されるといった問題も報告されています。その場合、状況によっては依頼者側が事情を問われる可能性もあります。

「無料」という言葉だけで判断せず、一般廃棄物処理業の許可を持っているか、料金の内訳が明確かを事前に確認することが大切です。

少しでも不安を感じた場合は、自治体が案内している回収方法や、実績のある家電量販店を利用するのがよいでしょう。

まとめ

冷蔵庫は粗大ごみとして処分することはできず、家電リサイクル法に沿って手続きを行う必要があります。ただ、流れを理解してしまえば、特別に難しいものではありません。

大切なのは、リサイクル料金と収集運搬費がかかることを前提に、自分に合った方法を選ぶことです。買い替え時に引き取ってもらうのか、自分で持ち込んで費用を抑えるのか、手間を減らすために回収を依頼するのか。それぞれの特徴を比較しながら判断しましょう。

また、業者に依頼する場合は、許可の有無や料金が明確かどうかを確認することが大切です。正しい方法を選べば、トラブルを避けながら安心して処分できます。早めに準備を進め、買い替えや引っ越しをスムーズに進めましょう。

記事監修・解説

鈴木 亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社 取締役 / 環境復旧対策部部長

🏆 現場施工4,400件超 / ABEMA・日刊SPA! 出演

▼ 保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)

  • 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)
  • 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ ペストコントロール技能師
  • 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)
  • 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」

▼ メディア出演・活動実績