あなたの大切な住まいで、突如雨漏りが発生し、その結果カビが発生してしまった…。
なんとも困った事態ですよね。
カビは見た目の問題だけでなく、健康への影響も心配されますので、雨漏りによるカビ対策は急務です。
この記事では、そんな皆さんの切実な悩みに対応するため、どのように雨漏りによるカビの問題を解決するかを紹介します。
あなたの住まいと健康を守るための一歩を、この記事とともに踏み出しましょう。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video
1.雨漏りによるカビのスポット別の除去(消毒)方法!
まず、雨漏りによって発生したカビをスポット別に除去する方法について解説します。
- 壁紙に発生した雨漏りによるカビ
- 天井に発生した雨漏りによるカビ
- 天井裏に発生した雨漏りによるカビ
- 屋根裏に発生した雨漏りによるカビ
- フローリングに発生した雨漏りによるカビ
- 畳に発生した雨漏りによるカビ
1つずつ見ていきましょう。
(1)壁紙に発生した雨漏りによるカビ
壁紙に生じたカビは、消毒用アルコールによるふき取りが有効です。
カビは湿度が高い環境で繁殖しますが、消毒用アルコールにはカビの成長を抑制する効果があります。
壁紙に発生したカビは一見、取りきれないかもしれませんが、アルコールでしっかりふき取ることにより、カビの繁殖を抑えることが可能です。
具体的な処理方法としては、まず、消毒用アルコールを吸わせた布を用意します。
次に、壁紙上のカビに対して優しくこすりつけます。
この時、力を入れすぎると壁紙を痛める可能性があるので注意が必要です。
また、全てのカビをふき取った後は、同じ箇所をもう一度アルコールで拭き、再度カビが発生するのを防ぎます。
したがって、壁紙に発生した雨漏りによるカビの除去には、消毒用アルコールによるふき取りが有効です。
(2)天井に発生した雨漏りによるカビ
天井にカビが生じた場合、カビ取り剤の使用とその後の乾燥が重要です。
カビは湿度が高いと繁殖しやすくなりますが、カビ取り剤によりカビの生育を阻止し、その後の乾燥により湿度を下げることで再発を防ぎます。
例として、まずカビ取り剤をスプレー形式などで直接カビが生じている箇所に吹きかけます。
そして、指定の時間だけ待ち、その後に水または湿らせた布で拭き取ります。
カビ取り剤の使用後は、乾燥機や扇風機などを使用してしっかり乾燥させます。
これにより、再度のカビの発生を防ぐことができます。
(3)天井裏に発生した雨漏りによるカビ
天井裏にカビが生じた場合、カビ取り剤を用いて除去し、定期的な換気が必要です。
天井裏は通気性が悪く、湿度が高い環境が続くとカビが繁殖しやすくなります。
しかし、カビ取り剤を使ってカビを取り除き、定期的に換気することで湿度を下げることが可能です。
実際には、まずカビ取り剤を天井裏のカビに直接吹きかけます。
その後、指定時間待ってから拭き取ります。
カビの除去後は、換気扇を使用して天井裏の湿度を下げることでカビの再発を防ぎます。
また、定期的に天井裏の湿度を確認し、高い場合は換気を行うことが重要です。
(4)屋根裏に発生した雨漏りによるカビ
家の屋根裏でカビが発見された場合、カビ取り剤が活躍します。
カビの胞子は生命力が強く、日常的な清掃だけでは取りきれないからです。
特に屋根裏は人の手が届きにくい場所であるため、専用の道具と剤を用いて一気に除去します。
具体的には、カビ取り剤を塗布し、時間を置くことでカビを浮かせ、ブラシなどでこすり落とします。
その際、カビの胞子が飛ばないようにマスクや手袋などの防護具を着用することも忘れてはいけません。
さらに、カビの繁殖を抑制するためには、湿度管理が不可欠です。
屋根裏は通常、通気性が低く、湿度が高まりやすいのが特徴です。
そのため、定期的に換気を行い、湿度を下げることが重要となります。
(5)フローリングに発生した雨漏りによるカビ
フローリングの表面にカビが生じた場合、アルコール除菌スプレーが効果的です。
アルコールはカビの胞子を破壊し、その繁殖を防ぎます。
具体的な手順としては、アルコール除菌スプレーを吹きかけ、しっかりと拭き上げます。
ただし、フローリング材によってはアルコールに弱いものもあるため、目立たない場所で試すなど、適切な注意が必要です。
そして、カビが発生した最大の原因である湿気を取り除くことが必須です。
カビ除去後、風通しを良くし、フローリングを乾燥させることで再発防止に繋がります。
(6)畳に発生した雨漏りによるカビ
畳でカビを見つけた場合、その対応策はカビの種類と程度によります。
軽度のカビに対しては、エタノールやお酢を用いると効果的です。
これらは酸性で、カビの生育を阻害します。
スプレーボトルに入れて吹きかけ、乾いた布で拭き取るだけで良いものです。
一方、黒カビが生えている場合は、エタノールではなく重曹が有効です。
重曹はアルカリ性で、黒カビの生育を中和します。
水で溶かした重曹をスプレーボトルに入れ、吹きかけてから乾かすだけで、黒カビは除去できます。
2.雨漏りによって発生したカビによる病気や健康被害とは?
雨漏りによって発生したカビによる病気や健康被害は、下記の3つが挙げられます。
- アレルギー性鼻炎
- 皮膚炎
- シックハウス症候群
それぞれの健康被害について詳しく見ていきましょう。
(1)アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、カビの胞子によって引き起こされる一般的な症状です。
カビの胞子は空気中に浮遊し、これを吸い込むとアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
具体的な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがあります。
これらは、身体がカビの胞子を異物として認識し、反応している結果です。
アレルギー性鼻炎に悩まされる前に、雨漏りによるカビの除去は急がれます。
こまめな清掃や適切な湿度管理でカビの繁殖を防ぎ、健康被害を未然に防ぐことが重要となります。
(2)皮膚炎
カビによる健康被害として、皮膚炎も懸念されます。
カビの胞子や菌糸が直接皮膚に触れることで、炎症を引き起こす可能性があります。
皮膚炎の具体的な症状としては、かゆみ、赤み、腫れなどがあります。
特に皮膚の薄い部分や、傷口からカビが体内に侵入すると、さらに深刻な症状を引き起こすことがあります。
カビの除去と並行して、カビが直接皮膚に触れないような生活習慣の見直しも必要です。
これにより、皮膚炎のリスクを軽減できます。
(3)シックハウス症候群
最後に、シックハウス症候群について解説します。
シックハウス症候群は、室内の空気汚染が原因で起こる症状群のことを指し、カビの繁殖はその一因となり得ます。
主な症状としては、頭痛、めまい、喉の痛み、咳、吐き気などです。
これらは、室内の空気がカビの胞子で汚染され、それを長時間吸い込むことで引き起こされます。
シックハウス症候群を防ぐためには、雨漏りの修理とカビの除去が不可欠です。
そして、定期的な換気で室内の空気を清潔に保つことも、その対策の一部と言えるでしょう。
3.賃貸物件で雨漏りによるカビが発生した場合はどう対処すればいい?
貴方の賃貸物件で雨漏りが生じ、カビの問題が起こったとき、何をすべきかを誤解することは困難を倍増させる可能性があります。
そこで、最善の選択をするための対処方法を解説します。
- 大家さんや管理会社に連絡する
- 自分で除去方法を試してみる
- ハウスクリーニング業者に依頼する
これらの対処方法について、各項目で詳しく説明していきます。
これにより、自身の状況に最適な選択を行いましょう。
方法1.大家さんや管理会社に連絡する
賃貸物件でカビが発生した場合、最初に行うべきは大家さんや管理会社に連絡することです。
賃貸物件の修理やメンテナンスは、基本的に大家さんや管理会社の責任になるからです。
たとえば、ある日、天井から雨漏りが始まり、それによってカビが発生したとします。
そういった場合、大家さんに報告を行うことで、適切な修理が実施され、カビの問題も解決される可能性があります。
よって、まずは大家さんや管理会社への連絡を優先して行いましょう。
方法2.自分で除去方法を試す
もし、カビの発生が自身の生活習慣によるものである場合や、対応を待つ時間がない場合、自分で除去方法を試すのもひとつの方法です。
たとえば、浴室の換気不足やキッチンの料理中の蒸気等でカビが発生した場合、市販のカビ取り剤を使用したり、湿度を管理したりする対策を行うなどが有効です。
しかしながら、作業には十分な注意が必要であり、自身での対応が困難な場合は次の方法を試すことをおすすめします。
方法3.ハウスクリーニング業者に依頼する
カビの問題が大規模であったり、自己対応が難しかったりする場合、ハウスクリーニング業者に依頼することも選択肢のひとつです。
専門的な技術を持つ業者は、カビの根本原因を突き止め、適切な除去方法を行います。
たとえば、壁紙の裏にカビが発生しているといった場合、業者は適切な工具を使って壁紙を剥がし、カビを根絶します。
そのため、自身での対応が難しい場合や、専門的な対応が必要な場合は、ハウスクリーニング業者への依頼を検討してください。
4.新築なのに雨漏りによるカビが発生することはあるの?
新築の家だと、驚くかもしれませんが、雨漏りによるカビが発生することはあります。
これは、家の特性や環境、施工品質などによるものです。
第一の原因は、「高気密・高断熱」の家です。
これらの家は、外部からの空気の流入を最小限に抑え、室内の温度を保つために作られています。
しかし、これが逆に室内の湿度を上げ、結露を促進し、カビが発生しやすい環境を作る可能性があります。
たとえば、冬季に暖房を使用すると、窓や壁に結露が発生し、その結果カビが繁殖するなどです。
次に、「木材の乾燥が不十分」です。
家を建てるための木材が適切に乾燥されていない場合、その木材が湿気を保持し、それがカビの発生源になります。
たとえば、木材の湿度が高い状態で家を建築した場合、時間とともに木材から湿度が放出され、室内が湿度高くなるため、カビが発生しやすくなります。
また、「埋立地・川や田んぼ周辺などの立地」もカビの原因です。
これらの地域では、地下水位が高いため、建物の下から湿気が上がることがあります。
特に、地下室がある場合や、床下が湿っている場合などには注意が必要です。
最後に、「施工会社による瑕疵」も忘れてはいけません。
家の建設中に、施工ミスや材料の不具合があると、雨漏りや湿度上昇の原因となり、結果としてカビが発生します。
たとえば、屋根や壁の防水処理が不適切な場合、雨水が室内に侵入し、カビの繁殖を促す可能性があります。
このように、新築でも雨漏りによるカビが発生する可能性があるため、注意が必要です。
5.雨漏りによるカビの除去業者をお探しならブルークリーンにお声がけください!
自宅に雨漏りによるカビが発生し、困っている方は多いかもしれません。
そんな時に頼りになるのが我々、ブルークリーンです。
ブルークリーンは、雨漏りから発生したカビの特殊清掃を得意としております。
専門的な技術と知識を持ったスタッフが迅速かつ丁寧に対応します。
ここからは、下記にわけて具体的な事例を2つ紹介します。
- 畳にカビが生えた部屋の特殊清掃
- 玄関に染みついた体液の特殊清掃
これらは実際にブルークリーンが取り組んだ作業事例で、皆様の参考になるかと思います。
事例1.畳にカビが生えた部屋の特殊清掃
この事例では、畳部屋に大量のカビが発生してしまった戸建て住宅の対応を行いました。
専門スタッフ3名で約1.5時間かけ、全てのカビを除去しました。
間取り | 戸建て |
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作業時間 | 1.5時間 |
作業人数 | 3名 |
作業費用 | 275,000円 |
詳細 | 畳がカビだらけになった部屋の特殊清掃【東京都大田区】 |
事例2.玄関に染みついた体液の特殊清掃
この事例は1Kのマンションで、玄関に体液が染みついてしまったケースです。
これもカビの一種で、3日間の作業で完全に除去することができました。
間取り | 1K |
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作業時間 | 3日 |
作業人数 | 3名 |
作業費用 | 350,000円 |
詳細 | 玄関で発覚した孤独死によって染み付いた体液の特殊清掃【東京都墨田区】 |
6.雨漏りでカビ臭いと感じたら早めに対処することが重要です!
雨漏りによるカビは、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの対処が重要です。
大家さんや管理会社に連絡する方法、自分で除去する方法、ハウスクリーニング業者に依頼する方法がありますが、専門的な技術と知識を持つ業者に依頼することをおすすめします。
また、新築でも雨漏りによるカビの発生があるため、注意が必要です。
ブルークリーンは、雨漏りから発生したカビの特殊清掃を得意としており、専門的な技術と知識を持ったスタッフが迅速かつ丁寧に対応します。
雨漏りによるカビでお困りの方は、ぜひブルークリーンにご相談ください。