ハウスクリーニングと特殊清掃の違いとは?作業内容・費用・対応範囲を徹底比較

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ハウスクリーニングと特殊清掃の違い、作業内容・費用・対応範囲を徹底比較する記事のアイキャッチ。

「かなり部屋が汚れているがハウスクリーニングで対応できるのか、特殊清掃が必要なのか判断がつかない」

「そもそもハウスクリーニングと特殊清掃は何が違うのだろう」

このような疑問を抱えていませんか。

一般的にハウスクリーニングは、日常的な生活汚れを落とすサービスのことを指します。

一方、特殊清掃は孤独死した遺体の体液や強い臭気など、通常の清掃では除去できない汚染に対応するサービスです。

ハウスクリーニングと特殊清掃では作業内容や費用相場が大きく異なるため、状況に応じて使い分けるようにしましょう。

本記事では、ハウスクリーニングと特殊清掃の違いについて、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

清掃業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • ハウスクリーニングと特殊清掃の違い
  • 特殊清掃が必要になるケース
  • 自分の状況に合ったサービスの選び方

ハウスクリーニングと特殊清掃の違いを一覧で比較

防護服を着た自社スタッフが噴霧器を持ち上げてノズルの先から液体が噴射されている様子

ハウスクリーニングと特殊清掃は、どちらも室内をきれいにするサービスですが、対応する汚れの種類や作業目的などに大きな違いがあります。

まずは以下の比較表で、両者の違いを確認しておきましょう。

比較項目 ハウスクリーニング 特殊清掃
対応する汚れ 水垢・油汚れ・カビなどの生活汚れ 血液・体液・腐敗物・強い臭い
作業目的 美観の回復 原状回復・衛生回復
効果期間 一時的 中長期
技術レベル 一般的な清掃技術 専門的な清掃技術
使用機材 一般的な清掃道具 専用の機材・薬剤
作業範囲 清掃のみ 片付け・消臭・除菌など幅広く対応
料金 比較的安い 高額になりやすい

ハウスクリーニングと特殊清掃の役割には明確な違いがあるので、用途に応じて使い分けることが大切です。

以下の見出しでは、それぞれの違いをさらに詳しく掘り下げていきます。

汚れレベルの違い

黒いグローブを装着し扉の上部にマスカーテープを貼っている様子

ハウスクリーニングと特殊清掃では、対応する汚れのレベルが根本的に異なります。

ここでは、それぞれのサービスがどのような汚れに対応しているのかを具体的にみていきましょう。

ハウスクリーニングが対応する汚れ

ハウスクリーニングが対応するのは、日常生活のなかで蓄積する家庭汚れです。

具体的には、以下のような汚れが挙げられます。

  • キッチンの油汚れや焦げつき
  • 浴室の水垢・カビ
  • トイレの黄ばみ・尿石
  • エアコン内部のホコリ・カビ
  • 窓ガラスのくもり

いずれも市販品である程度は除去できる汚れです。

しかし、長年放置して固着した汚れとなると、対応が難しいケースも少なくありません。

また、仕事や家事で忙しく、掃除に十分な時間をかけられない方もいるでしょう。

そのような場合に、専用の薬剤や機材を使って汚れを効率的に取り除いてくれるのがハウスクリーニングです。

普段手が行き届いていない場所も徹底的に掃除してくれるので、ハウスダストやダニなどによる健康被害も抑制できます。

特殊清掃が対応する汚れ

特殊清掃が対応するのは、一般的な清掃では除去しきれない深刻な汚染です。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 孤独死や事故で漏れ出した体液・血液
  • 遺体の腐敗に伴う強烈な臭気
  • ハエ・ウジ虫などの害虫
  • ゴミ屋敷で繁殖したカビや雑菌

上記のような汚染は床材・壁の内部にまで浸透していることが多く、目に見える部分だけを拭き取っても、臭いや病原体が残存してしまいます。

目に見えない汚染も含めて、衛生面を根本から回復できる点が特殊清掃の特徴といえるでしょう。

作業の目的の違い

シューズカバーを装着した自社スタッフが床にローラーを施工している様子

次に、ハウスクリーニングと特殊清掃が何を目的として行うものなのかを確認していきましょう。

ハウスクリーニングは「見た目をきれいにする」

ハウスクリーニングの目的は、汚れを落として室内の見た目を美しく整えることです。

浴室の水垢やキッチンの油汚れを除去したり、窓の冊子にたまったほこりを取り除いたりして、部屋を元のきれいな状態に戻します。

例えば、賃貸物件で入居者が入れ替わる際には、ハウスクリーニングを行うケースが一般的です。

ただし、ハウスクリーニングは目に見える範囲の清掃にとどまります。

部屋中に染み付いた臭いや、建材内部に浸透した汚染などに対応することは原則としてできません。

特殊清掃の目的は「住める状態まで戻す+トラブル再発の予防」

特殊清掃の目的は、汚染された室内を人が安全に住める状態に戻し、臭気戻りやカビの再発などのトラブルを防ぐことです。

例えば、孤独死現場では、体液や腐敗物の撤去・除菌・消臭などを行います。

さらに、汚染が深刻な場合は、床板や壁材の解体・交換を伴う原状回復工事まで実施することも少なくありません。

また、臭気やカビが再発しないよう、温湿度管理・含水率の測定・空気質調査などが行われることもあります。

このような多角的なアプローチによって、表面上の清掃だけでは解消できない問題を根本から改善し、中長期的にトラブルが再発しないようにするのも特殊清掃ならではです。

作業内容の違い

黒いグローブを装着し階段の踏面を清掃する様子

次に、ハウスクリーニングと特殊清掃の具体的な作業内容を比較してみましょう。

ハウスクリーニングの作業範囲

ハウスクリーニングの作業範囲は、家庭で行う一般的な清掃とほとんど変わりありません。

キッチン・浴室・トイレ・エアコン・窓ガラスなど、住宅内の各設備を対象とした清掃が中心です。

しかし、プロ用の洗剤・道具を使って頑固な汚れを落とすため、自分で掃除するよりも、より美しい仕上がりが期待できます。

部屋全体の清掃や気になる箇所だけの清掃など、業者によってさまざまなプランが用意されているので、必要に応じて使い分けるようにしてください。

特殊清掃の作業範囲

孤独死やゴミ屋敷などの現場では、清掃だけで解決できない問題が複合的に発生しているため、一連の作業をまとめて対応できる体制が欠かせません。

特殊清掃の主な作業範囲は以下のとおりです。

  • 清掃:体液・血液・腐敗物を専用の薬剤で除去する
  • 原状回復:汚染が深刻な箇所は床板や壁材の解体・交換まで実施する
  • 遺品整理・ゴミ撤去:室内に残された家財や大量の廃棄物を分別・搬出し、貴重品の捜索や形見分けにも対応する
  • 消臭・除菌:オゾン脱臭や業務用薬剤を用いて、部屋中に浸透した臭気成分や細菌・カビを根本から除去する

片付けから衛生環境の回復までワンストップで依頼できることが、特殊清掃のメリットです。

使用する道具・薬剤の違い

スプレーガンを壁に向ける様子

次に、ハウスクリーニングと特殊清掃で使用する道具と薬剤の違いを解説します。

ハウスクリーニングの道具

ハウスクリーニングで使用するのは、家庭用のものよりも洗浄力が高いプロ仕様の道具です。

具体的には、以下のような道具を使いながら清掃作業を進めます。

  • マイクロファイバークロス
  • 高圧洗浄機
  • スチームクリーナー
  • ファイバースコープ
  • 風呂釜配管洗浄機材
  • ハンドポリッシャー

どの業者も使用する道具は、基本的に同じです。

業者間の品質差は、主にスタッフの技術力や作業の丁寧さに左右されます。

特殊清掃の道具

特殊清掃では、防護服・防毒マスクなどの安全装備に加え、業務用の専用薬剤や大型機材を使用して作業を行います。

代表的な道具としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 臭気成分を分子レベルで分解するオゾン発生装置
  • 建材内部に浸透した汚染を除去する業務用の酵素系薬剤
  • 空気中の微生物を測定するための検査機器

市販の消臭剤や除菌スプレーでは、部分的・一次的な効果しか得られないことがあります。

一方、特殊清掃の専用機材を使えば、目に見えない臭気の原因菌や細菌まで根本から除去することが可能です。

また、汚染が建材の深部にまで達している場合は、電動工具を使って床板や壁材を解体・撤去するケースもあります。

特殊清掃では、ハウスクリーニングよりも強力で専門性の高い道具が使われており、高い効果と安全性を実現しているのです。

作業者の専門性とリスクの違い

シロッコファン部品が液体に湿潤されている様子

次に、ハウスクリーニングと特殊清掃における作業者の専門性とリスクの違いについて解説します。

ハウスクリーニングは比較的誰でも対応可能

ハウスクリーニングは一般的な清掃技術が中心となるため、比較的参入しやすい業界です。

最低限の作業であれば、特別な国家資格や免許も必要ありません。

フランチャイズ形式で全国展開している大手チェーンが多いことからも、参入障壁の低さがうかがえます。

もちろん、プロとして質の高い仕上がりを提供するには、それなりの経験や技術が必要です。

しかし、研修やマニュアルがあれば、短期間で習得できるレベルの作業が大半を占めます。

作業中に病原菌や有害物質にさらされるリスクも低く、一般的な清掃では、通常の作業着や手袋などの基本的な保護具で対応できるケースが多いでしょう。

特殊清掃は専門知識・経験が必要

特殊清掃の現場で、安全かつ迅速に作業を進めるには、専門的な知識と豊富な経験が求められます。

汚れを除去する技術だけでなく、多分野にまたがる幅広い知識が求められる点が特徴のひとつです。

例えば、汚染がどこまで浸透しているかを正確に見極めるには、木造やRC造といった建築構造に関する知見が欠かせません。

また、腐敗のメカニズムや消毒薬剤の化学反応を正しく理解するための化学・生物学的知識も必要とされます。

さらに、防護服の着脱方法や廃棄物の適正処理に関する知識がなければ、作業者自身が感染症にかかるリスクもあるでしょう。

このように、特殊清掃は誰でもできる作業ではないため、有資格者が在籍しているかどうかが業者選びの重要な判断基準となります。

特殊清掃員の仕事内容や資格などに関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

【関連記事】特殊清掃員とは?仕事内容やきついと言われる理由、資格や給料を徹底解説

費用の違い

ブルークリーン株式会社の実際の見積書

ここでは、ハウスクリーニングと特殊清掃に要する費用負担の違いについて解説します。

ハウスクリーニングの費用感

ハウスクリーニングの費用は、間取りや居住者の有無などによっても変動しますが、数万円〜10万円程度が一般的な相場です。

以下に、間取り別の費用目安をまとめました。

間取り 入居中の料金相場 空室の料金相場
1R・1K 約1.5万〜3.5万円 約1.5万〜2.5万円
1DK・2K 約1.5万〜4万円 約2万〜3.5万円
1LDK・2DK 約2万〜5万円 約2万〜4万円
2LDK・3K・3DK 約3万〜6万円 約3万〜5.5万円
3LDK・4K・4DK 約4万〜7.5万円 約3.5万〜7万円
4LDK・5DK〜 約6万円〜 約4.5万円〜

入居中は家具や家電の養生・移動が必要になるため、空室時よりも費用が高くなる傾向にあります。

なお、延べ床面積が広い場合や汚れがひどい場合には、追加料金がかかることがあるため、料金体系は事前に必ず確認しておきましょう。

特殊清掃の費用感

特殊清掃の費用は、間取りや汚染の程度、必要な作業内容によって変動します。

基本的には、数十万円以上の費用負担が生じるものと考えておきましょう。

以下は、ブルークリーンの施工データをもとにした間取り別の平均費用です。

間取り 特殊清掃の平均費用
1K 34万1,766円
1R 39万9,047円
1DK 48万752円
1LDK 57万8,993円
2K 56万5,904円
2DK 59万3,333円
2LDK 52万1,928円
3DK 66万5,142円
3LDK 92万519円
3LDK以上 83万6,250円
一軒家 60万1,184円

特殊清掃では専門的な作業が必要になるため、ハウスクリーニングと比較すると費用は高額になる傾向があります。

また、遺品整理やゴミの撤去を同時に依頼する場合は、その分の費用も上乗せされるケースが一般的です。

ただし、正確な金額は現場の状況を確認しなければわからないので、まずは無料の出張見積もりを活用し、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

特殊清掃の費用については、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

【関連記事】特殊清掃の費用相場・平均費用を徹底解説|料金は誰が払う?安く抑えるポイントは?

特殊清掃とハウスクリーニングはどちらを選ぶべき?

自社スタッフが床面を清掃する様子

次に、特殊清掃とハウスクリーニングがおすすめなケースをそれぞれ解説します。

特殊清掃がおすすめなケース

以下のいずれかに該当する場合は、ハウスクリーニングではなく特殊清掃の依頼を検討しましょう。

特殊清掃がおすすめなケース 特殊清掃が必要な理由
孤独死・事故・事件が発生した 体液や血液が床材・壁に浸透していると、通常の清掃では除去しきれないため
強い腐敗臭や異臭が消えない 市販の消臭剤では対処しきれない臭気が室内に残り続けているため
ハエ・ウジ虫などの害虫が大量発生している 専用の殺虫剤や防護装備を用いた駆除作業が必要になるため
ゴミ屋敷化して衛生環境が著しく悪化している カビや雑菌が広範囲に繁殖している可能性が高く、廃棄物の撤去と合わせて除菌・消臭作業が必要になるため
ペットの糞尿汚染がひどく建材まで劣化している アンモニア臭が染み込み、表面の清掃だけでは臭いが再発してしまうため

上記のケースに共通しているのは、目に見える汚れだけでなく、臭気・細菌・カビといった目に見えない汚染への対処が必要な点です。

判断に迷う場合は、まず特殊清掃業者に現場を確認してもらい、作業範囲を見極めてもらうことをおすすめします。

ハウスクリーニングがおすすめなケース

以下のようなケースであれば、ハウスクリーニングで十分に対応できるでしょう。

  • 退去時・入居前のクリーニング
  • キッチンや浴室など水回りの頑固な汚れ
  • エアコンや換気扇の内部洗浄

体液や腐敗物による特殊な汚染がなく、強い異臭も発生していないのであれば、ハウスクリーニングがおすすめです。

コストを抑えつつ、部屋の見た目をきれいな状態に戻すことができます。

特殊清掃ならブルークリーンがおすすめ

防護服とフルフェイスマスクを装着した自社スタッフが噴霧器を持っている様子

特殊清掃の依頼先を探しているなら、4,400件以上の清掃実績を持つブルークリーンへの相談がおすすめです。

ブルークリーンは特殊清掃の分野で国内トップクラスの実績を有しており、IICRC認定などの国際的な特殊清掃資格の保有者も多数在籍しています。

体液・血液・腐敗臭の除去はもちろん、害虫駆除・湿度管理・ATP検査(ふき取り検査)・遺品整理・建材の解体修復工事まで、現場の状況に応じた施工をワンストップで依頼できる点が大きな強みです。

「自分のケースがハウスクリーニングと特殊清掃のどちらに該当するかわからない」という場合も、まずは相談してみてください。

出張見積もりは無料で対応しており、24時間365日いつでも問い合わせが可能です。

費用面や施工内容にご納得いただいたうえで作業に着手するので、初めて特殊清掃を依頼する方でも安心してご利用いただけます。

まとめ

ハウスクリーニングと特殊清掃は、対応する汚れの種類や作業員の専門性、費用などに大きな違いがあります。

ハウスクリーニングは日常的な生活汚れの除去に適しており、比較的安価に依頼できるサービスです。

一方、特殊清掃は高額になるものの、体液・腐敗物・強い臭気など通常の清掃では対処できない汚染に対応しています。

孤独死現場やゴミ屋敷化した部屋では、目に見えない臭気、細菌・カビへの対処も必要になるため、特殊清掃業者への依頼が不可欠です。

ブルークリーンなら、出張見積もりに無料で対応しています。

24時間365日問い合わせに応じているので、お気軽にご相談ください。

記事監修・解説

鈴木 亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社 取締役 / 環境復旧対策部部長

🏆 現場施工4,400件超 / ABEMA・日刊SPA! 出演

▼ 保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)

  • 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)
  • 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ ペストコントロール技能師
  • 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)
  • 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」

▼ メディア出演・活動実績