【悪徳業者に騙されない】特殊清掃料金の相場目安と事例7選で徹底解説!

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ホームページを見ても、料金体系がわかりにくいな

そもそも、どの特殊清掃業者に依頼したらいいの?

とお困りではないでしょうか。

特殊清掃業者は5,000社以上もあるため、どこに依頼するのがベストなのか迷ってしまいますよね。

実は、業者選びだけでもかなり料金が変わるって知っていましたか?

同じ特殊清掃業者と言っても、ゴミ屋敷などを現状復帰してくれるだけでなく、遺品整理や遺品買取を請け負う会社もあります。

あなたの需要に合わせた業者選びをしないと、とんでもない請求を受けることも…。

この記事では、特殊清掃業者選びで迷っている人に向けて、料金相場や間取りに合わせた様々な事例と合わせて解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

特殊清掃の料金は複数の業者に見積もりをしてもらおう

特殊清掃業者の中には、料金が不明確だったり、作業の質が低すぎる悪徳業者がいるのは事実です。

こういった悪徳業者に騙されないために、必ず相見積もりを取ってから費用が高すぎないか確認して、依頼する業者を決めましょう

もし、特殊清掃をお考えであれば、私たちブルークリーンにもご相談ください。

ブルークリーンであれば、無料で見積もりと清掃内容を丁寧にお伝えします

即日の対応を心がけていますので、ぜひお気軽にご連絡下さい。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

カスタマーサービス部所属

▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
日刊SPA!
bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video

1.特殊清掃の料金相場はいくら?

特殊清掃料金の相場目安と事例7選で徹底解説!

まずは、誰もが気になる特殊清掃の料金相場から見てみましょう。

特殊清掃の料金相場は、間取りや除菌をどのレベルまで行うかなど、作業内容で異なるので幅広いです。

例えば、1Rの清掃が6万円程度で済む場合や、一戸建てで100万円以上のケースもあります。

このように、一口に特殊清掃と言えど、依頼する前の家の状態によっては複数のオプションが必要になり、部屋の広さ関係なく高額になるケースが多いです。

そこで、間取りと作業別で分けて目安となる料金を紹介しますので参考にしてみてください。

(1)間取り別の料金相場

では、間取り別の料金相場を見てみましょう。

間取り 費用の目安
1K〜1R(9㎡〜28㎡) 78,000〜280,400円
1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡) 135,000〜482,000円
4DK〜(71㎡~) 245,000〜690,000円
物量過多の部屋(ゴミ屋敷) 要見積もり

特殊清掃は害虫駆除から事故物件の現状復帰など多岐に渡りますので、決まった料金相場がありません。

あくまでも目安として参考にしてください。

(2)作業別の料金相場

次に、作業別の料金相場を紹介します。

作業内容 料金
体液や血液の清掃 49,960〜98,000円
基本消臭処理(例1K) 16,700〜24,500円
消毒・除菌(例1K) 19,120〜22,470円
畳撤去(体液血液付着) 5,000〜9,000円/枚
建具撤去 (体液血系付着) 4,000〜8,000円/枚
オゾン脱臭 BC工程 49,800円/h

同じ作業であっても特殊清掃の業者ごとに相場は変動するものです。

不安な人は、実際に料金を聞くことのできる無料見積もりのサービスを利用することをお勧めします。

2.特殊清掃にかかる料金を安く抑えるコツ

特殊清掃にかかる料金を安く抑えるコツ次に、特殊清掃にかかる費用を最小限に抑えるための具体的な方法を紹介します。

この内容を理解しておけば、不必要な出費を削減でき、コストパフォーマンスの良い清掃サービスを得ることができます

一方で、この情報を知らないままでは、適切な比較や選択ができずに高額な費用を支払うリスクがあります。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  1. 相見積もりを取って費用を比較する
  2. 出来るだけ早く依頼する

これらのコツを活用すれば、特殊清掃の費用を適切に抑えることができるでしょう。

コツ1.相見積もりを取って費用を比較する

特殊清掃の費用を抑える一つのコツとして、複数の業者から見積もりを取得し、比較しましょう。

業者によって、費用が数万円から数十万円まで変わることもあるからです。

例えば、同じ清掃内容であってもA社は10万円、B社は15万円といった違いが出ることがあります。

そのため、最初に依頼する前に、複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの詳細な内訳やサービス内容をよく比較することが大切です。

ただし、安いからといって必ずしも良いとは限らないので、料金だけでなく業者の評判や信頼性、対応力などもチェックすることをおすすめします。

相見積もりを取ることで料金を安く抑えるだけでなく、自分に最適な業者を選ぶための重要な情報を得ることができるのです。

コツ2.出来るだけ早く依頼する

特殊清掃の料金を抑えるためのもう一つのコツは、なるべく早期に依頼をすることです。

清掃作業が複雑になるほど、それに伴い作業時間や必要な機材、専門的な技術が増え、結果として料金が高額になるからです。

例えば、生活排水やゴミが長期間放置された場合、その汚染度や臭いは日に日に強くなります。

これを完全に除去するためには、より専門的な技術や機材、作業時間が必要となり、結果として費用は高額になるでしょう。

また、早期に依頼をすることで、必要な清掃作業が未然に防げ、最終的な清掃コストを下げることも可能です。

これは、特に孤独死現場の特殊清掃や遺品整理のような大規模な作業においては、費用を大きく抑えるための重要なポイントとなります。

そのため、特殊清掃を検討している方は、問題が大きくなる前に早めに業者に依頼するべきなのです。

3.特殊清掃を業者に依頼すると受けられるサービスの種類とは

特殊清掃を業者に依頼すると受けられるサービスの種類とはこの見出しでは、特殊清掃を業者に依頼した際に受けられるさまざまなサービスについて詳しく説明します。

この情報を把握しておくことで、自分のニーズに最も適した業者を選ぶための基準を持つことができ、効率的かつ適切な清掃サービスを受けることが可能となります。

一方で、この情報を知らないままだと、自分の必要とするサービスを適切に提供できる業者を見つけられず、時間と費用を無駄にする可能性があります。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  • 消臭・消毒
  • 汚染物質の除去
  • 残留物の処理
  • 害虫駆除
  • 原状回復工事

それぞれのサービスが具体的にどのようなものであるかを理解すれば、より適切な業者選びが可能となります。

サービス1.消臭・消毒

特殊清掃における一つの重要なサービスとして、消臭・消毒があります。

これは、不快な臭いを取り除き、環境を清潔に保つための非常に重要な作業です。

不快な臭いは、人々の心地よさや健康に影響を与えます。

特に、死後の遺体清掃やゴミ屋敷の清掃など、強い臭いが発生する場合には、専門的な消臭処理が必要となります。

消臭・消毒の作業は、専門の薬剤を使用して、強烈な臭いを根本から除去することが可能です。

また、消毒作業は、バクテリアやウイルス、カビなどの有害な微生物を殺菌し、衛生的な環境を維持するために行われます。

これは、特に感染症の拡大を防ぐためにも重要な作業となります。

サービス2.汚染物質の除去

特殊清掃には、さまざまな種類の汚染物質の除去が含まれます。

これには、生物性の汚染(バクテリア、カビ、ウイルスなど)から化学性の汚染(有害化学物質、揮発性有機化合物など)、そして物理的な汚染(ゴミ、塵、煙、破片など)まで、多岐にわたる汚れの種類が含まれます。

これらの汚染物質は、生活環境を大きく悪化させ、住む人々の健康を危険にさらすこともあります。

特に、有害化学物質や病原体が混じった汚染は、特別な取り扱いと専門的な処理が必要です。

例えば、一部のゴミ屋敷では、廃棄物が蓄積し、それによって発生する化学物質やバクテリアによって、居住者や訪問者の健康が危険にさらされていることがあります。

このような状況では、プロの特殊清掃業者が必要となり、適切な装備と技術を持つスタッフが、汚染物質を安全かつ効率的に除去します。

汚染物質の除去は、特殊清掃の中心的なサービスの一つであり、これによって安全で清潔な環境が再び確保されます。

サービス3.残留物の処理

特殊清掃における残留物の処理は、ゴミ屋敷整理や遺品整理、または孤独死現場の清掃など、様々なシチュエーションで求められるサービスです。

残留物とは、不用品やゴミ、故人の遺品、または汚染されたアイテムなど、特殊な状況によって残された物品のことを指します。

これらの残留物は、それぞれ異なる取り扱いが必要となり、その方法は法規制や状況により大きく異なります。

例えば、遺品整理では故人の遺品を適切に分別し、価値あるものは遺族に返却し、それ以外のものは法律に基づき適切に処分する必要があります。

また、汚染された残留物は、感染症の拡大防止のため専門の廃棄処理が必要です。

ですので、残留物の処理を専門業者に依頼することで、安全かつ適法な処理が可能となります。

さらに、時間や手間を節約するだけでなく、心の負担も軽減されるでしょう。

そのため、残留物処理は特殊清掃業者にとって重要なサービスの一つとなります。

サービス4.害虫駆除

特殊清掃業者の提供する害虫駆除サービスは、住環境を健康で快適に保つために非常に重要です。

害虫とは、ゴキブリ、ダニ、ノミ、ハエなど、人間の生活に悪影響を及ぼす生物のことを指します。

これらの生物は、病原体を媒介する可能性があり、その存在は衛生的な問題を引き起こすだけでなく、心理的なストレスも引き起こします。

例えば、ゴキブリは食品に汚染を引き起こし、またアレルギー反応を引き起こすことが知られています

また、ダニはアレルギー疾患やアストマを引き起こす可能性があります。

これらの害虫を駆除することは一人で行うのは困難であり、専門的な知識と技術を必要とします。

そのため、特殊清掃業者に依頼することで、正確かつ効果的な害虫駆除が可能となります。

安心して生活できる環境を保つためにも、特殊清掃業者の害虫駆除サービスは必要不可欠なものと言えます。

サービス5.原状回復工事

特殊清掃業者が提供する原状回復工事サービスは、物件を以前の状態に戻すための重要な作業です。

ゴミ屋敷や遺体発見現場などで汚染が発生した場合、物件は元の状態に戻すことが困難になることがあります。

壁や床、天井についた汚れや臭い、損傷があり、これらを自分で処理するのは非常に大変です。

例えば、遺体発見現場では、血液や体液が床や壁に浸透し、そのままにしておくと臭いの原因になります。

また、長期間放置されたゴミ屋敷では、ゴミや汚れが床や壁を傷つけることがあります。

こうした状況では、専門的な技術と経験を持つ特殊清掃業者に原状回復工事を依頼することが最良の選択です。

業者は、汚れや臭いの原因を除去し、物件を元の状態に戻すための適切な手段をとります。

4.特殊清掃の料金事例

特殊清掃料金の相場目安と事例7選で徹底解説!

ここまで特殊清掃の料金相場やサービスの種類についてお話してきました。

しかし、「ちょっとイメージしにくい」と感じた人はいないでしょうか。

よりわかりやすく相場を伝えるために、実際にあった具体的な特殊清掃事例を料金も含めて7つご紹介します。

事例を見れば、どんな内容の依頼ができるのかのイメージもしやすいはずです。

それでは、1つずつ見ていきましょう。

事例1.清掃/1DKマンション

  • 作業内容:部屋の清掃
  • 作業人数:2名
  • 作業期間:4時間
  • 金額:105,000円

まずは、1DKのマンションの清掃のみで依頼したときの事例です。

清掃のみの依頼で4時間、2人の作業員で行い105,000円の費用だけで済んでいます。

この事例では、以前住んでいた住人が、荷物をそのまま残したままで去ってしまいオーナーが片付けなければいけない状況でした。

探し物や残す物の整理依頼は特にないので、簡単な仕分作業と清掃だけの依頼となったのです。

オプション等も特になく「清掃」を行った案件となりますが、荷物量や部屋数が少なければより低価格で依頼できるでしょう。

事例2.遺品整理/戸建4LDK

  • 作業内容:部屋の清掃、遺品整理
  • 作業人数:4名
  • 作業期間:6時間
  • 金額:293,000円

この事例は、戸建4LDKの遺品整理を依頼した不動産会社のケースです。

遺品整理のみではなく、清掃も依頼して6時間、4人の作業員で行い293,000円でした。

通常清掃に加えて、ご遺族の方お立ち合いの元、形見分けや、必要書類や、貴重品の捜索を重点的に行っています。

物件自体は広い一戸建てではありましたが、故人様が几帳面で綺麗な状態に保たれており作業はスムーズに終わったのです。

このように、遺品整理に関連するオプションも含めて依頼すれば、複数の業者に依頼するよりもお得な料金で済むことは多いでしょう。

事例3.ゴミ屋敷整理/1Kマンション

ゴミ屋敷整理_1Kマンション

  • 作業内容:ゴミ屋敷の清掃
  • 作業人数:6名
  • 作業期間:8時間
  • 金額:385,000円

葬儀会社経由で、遠方の遺族の方から依頼を受けた1Kマンションのゴミ屋敷整理の事例です。

鍵を預かり、6人の作業員で8時間の清掃を行い385,000円でした。

この事例のポイントは、部屋一面に天井まで届きそうなゴミの量で、衛生環境もひどく、害虫が多く発生していたことです。

そのため、基本の清掃にプラスして、部屋の脱臭や害虫駆除といった別の依頼も必要となることに。

しかし、依頼した清掃会社にすべて任せることができたことから、そのまま片付け滞りなく完了したのです。

遺族は、鍵を預けて依頼していたので、葬儀や火葬にも影響がありません。

さらに、作業完了報告書で、遠方の遺族にビフォーアフターを写真等で知らせることができたのです。

これなら依頼した場所にまた足を運ばなくても、郵送された報告書で完了を見届けることができますね。

近場に特殊清掃会社がなくても、遠方からお願いすることもできる点は覚えておいてください。

事例4.浴室の特殊清掃/マンションの浴室

浴室の特殊清掃_マンションの浴室

  • 作業内容:浴室の特殊清掃
  • 作業人数:1名
  • 作業期間:7時間
  • 金額:261,000円

こちらは、遺族から依頼を受けた浴室の特殊清掃の事例です。

マンションの浴槽は狭いため、1人で対応し、7時間で261,000円でした。

浴槽の特殊清掃は狭いこともあり、基本的に1人での作業が多いです。

またこの事例は、浴槽内で遺体が発見されたというケースで、腐敗臭が浴室内に残り、浴槽内は遺体から発生した汚染水が満たされており、目も当てられない悲惨な状況でした。

しかし、丁寧な作業により浴室全体の清掃後、簡易脱臭と原因物を全て取り除いたことで悪臭はほぼ収まったのです。

このように見た目を綺麗にするだけではなく、臭いまで対応してもらえることも業者に頼むメリットと言えます。

事例5.遺体の特殊清掃/マンションのキッチン

  • 作業内容:遺体の特殊清掃
  • 作業人数:1名
  • 作業期間:7時間
  • 金額:187,000円

遺族からの依頼を受けた、キッチン周りの遺体起因の特殊清掃の事例です。

先ほどお話した浴槽の事例と同じく、1人で対応し、7時間で187,000円でした。

この事例では、死後2週間を経過した後、遺体がキッチンで発見された孤独死の為遺体の髪の毛や頭皮の一部がこびりついており、悪臭が発生していました。

そのため、腐敗物の除去や消臭消毒、清掃に加えてオプションとしてオゾン脱臭を依頼

臭いが完全に収まり、綺麗なキッチンの状態を取り戻すことができたのです。

もともと、キッチン回りは水場ということもあり、湿気によって臭いがきつくなりやすい場所となります。

強力な脱臭を、専用の薬品で行える業者だからこそ、元の姿に戻すことができた事例です。

事例6.遺品整理と特殊清掃/1Rマンション

遺品整理と特殊清掃_1Rマンション

  • 作業内容:特殊清掃と遺品整理
  • 作業人数:3名
  • 作業期間:4時間
  • 金額:145,000円

次に、1Rマンションの遺品整理と特殊清掃の事例です。

3人の作業員で約4時間の作業により、145,000円でした。

生前、ヘビースモーカーだったという方が住んでいた部屋という事もあり、タバコのヤニや匂いが腐敗臭と相まって、臭いが強い現場です。

部屋で亡くなられたので、腐敗物の除去と、遺品整理、クロスとカーペットの剥離工事、部屋全体のオゾン脱臭まで丁寧に行われました。

結果、悪臭の原因除去に成功し、タバコの臭いも気にならない状態となったのです。

小さい部屋であれば、特に臭いがきつくなりやすいので、気になるならオプションの追加も検討してみるのも良いですね。

事例7.特殊清掃とゴミ屋敷整理/1Kロフト付きマンション

特殊清掃とゴミ屋敷整理_1Kロフト付きマンション

  • 作業内容:特殊清掃とゴミ屋敷整理
  • 作業人数:6名
  • 作業期間:1日
  • 金額:978,000円

最後に、大手不動産経由で依頼を受けた、ゴミ屋敷整理と特殊清掃の事例です。

部屋に入るや否や圧倒的な量の生活ゴミによる腐敗臭が充満しており、ゴミにより足の踏み場が全くないという状態というケースでした。

更に、警察が遺体を撤去する際、窓ガラスを割っていたのでその匂いが外に漏れており一刻も早い処理が求められていたのです。

そこで、部屋全体のゴミの除去と特殊清掃として消毒消臭、オゾン強力脱臭、壁紙剥がしと床材の解体、加えて貴重品整理を実施。

ロフト付きの間取りだったため、通常よりも時間がかかりましたが、見事に片づけることができたのです。

この事例のように、ロフトなどの変わった間取りがあるときには、見積もりしておくと料金の目安がわかりやすくなります。

5.悪質な業者に特殊清掃を頼むと起きがちなトラブル

悪質な業者に特殊清掃を頼むと起きがちなトラブル前の見出しでは、実際に業者が行った特殊清掃の事例を写真と共に紹介しました。

次に、悪質な特殊清掃業者を選んだ際に起こりうるトラブルについて説明します。

この内容を把握しておくことで、事前に悪質な業者から自身を守るための知識を身につけることができ、安心して特殊清掃業者を選ぶことが可能となります。

一方で、この情報を知らないままでは、不適切な業者による損害や不適切なサービスに見舞われるリスクが高まるでしょう。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  • 作業開始後に追加料金を請求される
  • 作業中に発見した貴重品を窃盗される
  • 作業後も臭いが残ったままになる
  • 廃棄物を不法投棄される

これらの情報を理解し、注意深く業者選びを行うことで、不適切なトラブルを避けることが可能です。

トラブル1.作業開始後に追加料金を請求する

特殊清掃業者との取引で避けたいトラブルの一つに、作業開始後に追加料金を請求される事態があります。

このようなトラブルは、最初の見積もりが不適切であったり、業者が意図的に低い見積もりを提示して契約を獲得しようとした結果、発生します。

特殊清掃は状況により必要な作業が変わるため、事前にすべての費用を正確に見積もるのは難しいですが、そのための訓練と経験を持つ業者であれば、大きな誤差は出ないはずです。

たとえば、業者が作業開始後に「予想以上に時間がかかった」「特別な道具が必要だった」などと主張して追加料金を請求してきた場合、それは明らかな問題です。

このようなトラブルを避けるためには、見積もりは細かく、明確に行うことが大切です。

また、追加料金が発生する可能性を前もって説明し、その際の料金体系を理解しておくことも重要です。

そして、万が一、納得できない追加料金が発生した場合は、その理由をしっかりと業者から説明を求めましょう。

トラブル2.作業中に発見した貴重品を窃盗する

特殊清掃の現場で起こり得るトラブルの一つとして、作業中に発見した貴重品を窃盗するケースがあります。

このトラブルは、特に遺品整理やゴミ屋敷の清掃など、所有者の監視が難しい場合に発生しやすい問題です。

貴重品が散乱していたり、不要なものと一緒に保管されていると、その存在を業者が見つけ、盗んでしまう可能性があります。

例えば、業者が家具の引き取りを行う際に、家具の中に隠されていた金品を盗むといった事例が報告されています。

これを防ぐためには、清掃業者を選ぶ際に信頼性を確認することが重要です。

そのためには、口コミや評価、実績などをしっかりとチェックしましょう。

また、作業前に可能な限り自分で貴重品を片付けておくこと、作業中に業者の行動をチェックすることも有効です。

トラブル3.作業後にも臭いが残ったままになる

特殊清掃のトラブルとして、作業後にも臭いが残ったままになることも多いです。

これは、業者が清掃後に消臭処理を十分に行わなかった結果、特に強烈な臭いが発生するケースにおいて、臭いが完全に取り除かれずに残ってしまうというトラブルです。

そのため特殊清掃には、専門的な消臭技術と経験が必要となります。

例えば、一部の消臭剤は、時間が経つと効果が弱まるものもあり、それが原因で後から臭いが戻ってくるというケースがあります。

この問題を避けるためには、消臭に強い業者を選ぶことが大切です。

具体的には、オゾン脱臭機などの専門機材を使用している業者を選びましょう

また、見積もり時には、臭いの原因や消臭の方法について具体的に説明を求めることも重要です。

いずれにせよ、特殊清掃後の臭いには専門の知識と技術が必要です。

しっかりとした業者選びと確認作業を行うことで、このようなトラブルを未然に防ぐことが可能です。

トラブル4.廃棄物を不法投棄する

特殊清掃の際には、清掃業者が手間や費用を節約するために、廃棄物を不法投棄するというトラブルが起こることもあります。

この行為は、環境破壊を引き起こすだけでなく、不法投棄を行った者には厳しい罰則が科されます。

例えば、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、不法投棄を行った者には、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科されると明記されています。

そうならないためには、事前に業者の評判を確認し、正しく廃棄物を処理する姿勢を持った企業を選ぶことが重要です。

さらに、清掃後にどのように廃棄物を処理したかの報告書を求めるなど、証拠を残す対策も有効です。

特殊清掃を頼む場合は、廃棄物の適正な処理が行われる業者を選ぶことが大切です。

それにより、環境への負荷を減らすだけでなく、法律に違反するリスクも避けることができます。

6.特殊清掃の業者を選ぶ3つのポイント

特殊清掃の業者を選ぶ3つのポイント前の見出しでは、悪質な特殊清掃業者に依頼をすると起きてしまいがちなトラブルを解説しました。

次は、トラブルに巻き込まれないために知るべき特殊清掃業者を選ぶポイントを紹介します。

この内容を理解しておけば、最適な業者を選択し、高品質な特殊清掃サービスを受けるための具体的な基準を持つことができます

逆にこの情報を知らないままだと、業者選びを間違い、結果的に期待に合わないサービスを受けてしまう可能性があります。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  • 実績は豊富にあるか
  • 見積もり書の内容は明確になっているか
  • 必要な許可を取得しているか

これらのポイントを基に業者を選べば、信頼できる特殊清掃業者を見つけることができるでしょう。

ポイント1.実績は豊富にあるか

実績が豊富な業者ほど信頼性が高いと言えます。

多くの清掃経験を持つ業者は、様々な状況に対応する能力やノウハウを持っており、安心して任せることができるからです。

また、実績が豊富な業者は、その過去の事例を公開していることが多いです。

例えば、「一戸建ての遺品整理」「マンションの特殊清掃」など、具体的な事例を見ることで、その業者が自分のニーズに合ったサービスを提供できるかを確認することができます。

したがって、特殊清掃の業者選びにおいては、豊富な実績を持つ業者を選ぶことがおすすめです。

実績が豊富な業者を選ぶことで、高品質なサービスを受けることができ、安心して清掃作業を任せることができます。

ポイント2.見積もり書の内容は明確になっているか

見積もり書の内容が明確な業者を選ぶことが重要です。

見積もり書が明確であればあるほど、料金の内訳を理解しやすく、後から予想外の費用が発生するリスクを減らすことができるからです。

例えば、一部の悪質な業者では、明確な見積もりを出さず、作業後に追加料金を請求することがあります。

このようなトラブルを避けるためにも、見積もり書の内容が詳細かつ明確な業者を選ぶことが重要となります。

そのため、特殊清掃の業者選びをする際は、見積もり書の内容が詳細であり、料金の内訳が明確になっている業者を選びましょう。

これにより、後から発生するかもしれない予期せぬ費用に対する心配を無くすことができます。

ポイント3.必要な許可を取得しているか

特殊清掃の業者選びの重要なポイントとして、「必要な許可を取得しているか」が挙げられます。

特殊清掃に関わる業者は、産業廃棄物の処理などに関わる特定の許可を持っていることが求められます。

これは、清掃作業が人の健康や環境に影響を及ぼす可能性があるため、適切な知識と技術が確保されていることを保証するためです。

例えば、産業廃棄物の処理には産業廃棄物収集運搬業許可、または一般廃棄物収集運搬業許可(現在新規取得不可)が必要です。

したがって、特殊清掃の業者を選ぶ際には、必要な許可を取得しているか確認しましょう。

これにより、安心して特殊清掃の業者に依頼することが可能になります。

7.特殊清掃は高い…それでも業者に依頼するメリット4選

特殊清掃業者のサービス4つ

特殊清掃は高いな…。特殊清掃業者に頼むのをどうしようかな?」と感じていませんか。

確かに、依頼しなくても自力で清掃を行うこともできます。

しかし、感染症や怪我などのリスク臭いを取りきれず困るなどで業者に依頼するケースは決して少なくありません。

無駄な時間と労力を減らしてすぐに済ませるためにも、業者に依頼してみましょう。

さらに、依頼することで以下4つのメリットが得られます。

特殊清掃を依頼するメリット

  1. 強烈な臭いも消臭できる
  2. 短時間で清掃できる
  3. 原状回復できる
  4. 大きな不用品も処分できる

悩んだときには、ぜひチェックしてみてください。

メリット1.強烈な臭いも消臭してもらえる

特殊清掃の業者に頼めば、簡単に消えない臭いも適切に処理してもらえます。

例えば、どれだけ掃除しても生ごみの臭いって、取れないものですよね。

それと同じで、遺体の腐敗臭や、汚染物の臭いは適切に業務用の消毒を適切に扱わなければ完全に取り除くことが難しいものです。

特殊清掃業者は、プロ専用の洗剤を使うことで、強烈遺体の腐敗臭やペットの臭い、タバコなどの生活臭にいたるまで消臭できます。

また、消毒に関しても日進月歩で技術革新が進んでおり、適切に扱うことのできる特殊清掃業者にしかできないこともあるのです。

特殊清掃業者なら、短時間で綺麗にできる臭いがあることも考慮しておきましょう。

メリット2.短時間で清掃してくれる

特殊清掃業者は状況に合わせた人数が派遣されるため、短時間で清掃してくれます。

例えば、自力では何日もかかる遺品整理と清掃を短時間で集中して行ってくれるのです。

もっとわかりやすく言えば、年末の大掃除を丁寧にしているのに数時間で済ませるようなものとも言えます。

物が多い、遺品整理の方法がわからないなど、手が止まるときって何度もあるはずです。

苦戦しているうちに、気が付いたら1日過ぎていたということも。

ひどいときには、賃貸で退去できる状態まで整えている間に、家賃が発生し続けてしまうでしょう。

こうした状態にならないためにも、特殊清掃業者に依頼して時短できるのもメリットです。

メリット3.床や壁の汚れなどを原状回復してもらえる

孤独死があった現場では、遺体から出た体液で畳や壁が汚れている場合があります。

このような汚れは、市販の洗剤で落とすことは難しいです。

しかし、特殊清掃では原状回復のニーズに応えられるよう、特殊な洗剤を使い床や壁を綺麗にしてくれます

さらに畳や壁紙の張り替えにも対応している業者もあり、完璧とまではいかないまでも元通りの部屋に戻すことが可能です。

メリット4.大きな不用品も処分してくれる

最後に、特殊清掃業者なら大きな不用品の処分もできるメリットがあります。

もしかしたら、不用品の中に冷蔵庫やラックなど重たいものが含まれていませんか?

粗大ごみって出すだけでもシールが必要になり、無駄な費用がかかりますよね。

そんな大きな荷物でも、トラック等で適切に処分してくれる事も大きなメリットです。

さらに、比較的新しいものや需要のあるものなら「その場で買い取りしてもらって現金化」できます。

何度も繰り返しますが、自力で不用品を処分すると費用や、体力をかなり消費してしまうものです。

特殊清掃業者の多くは、清掃で出た遺品や不用品の買い取りと処分をしてくれます。

売れるものがあればその場でお金を受け取り、清掃代金に充てることもできますね。

以下の記事では、業者の選び方についても具体的に解説していますので、依頼を検討している方はぜひこちらも併せてご覧ください。

特殊清掃とは?現場の事例や費用・業者の選び方を解説

8.特殊清掃の依頼先に困ったらブルークリーンへ相談

ブルークリーンへお任せください

ブルークリーンなら、強烈な臭いの消臭から不用品の処分まで含めた特殊清掃に対応できます。

悪徳業者に見られやすい見積もりの曖昧さもなく、徹底した調査によって明確な料金とプランを提案可能です。

特殊清掃の料金は、現状によって大きく差が出てしまいます。

安心して依頼するためにも、ぜひ無料のお見積りからお問い合わせください。

特殊清掃業者の相見積もりをして料金を抑えよう

特殊清掃業者は、内容や間取り、オプションによって料金が変わります

無料で見積もりをお願いできるところで、しっかりと比較をしてから選びましょう。

悪徳業者もゼロではないため、依頼する際は相見積もりの上、「あなたが納得して安心できる業者に頼むこと」が何より大切です。

特殊清掃を調べている際は、その時点で心を傷まれている方が多いと思います。

せっかく依頼した業者が悪徳業者だと更に悩んでしまう事にもなりかねません。

適正な料金で、手厚いフォローをしてくれる業者を選んで後悔のない選択をしましょう。

また、『特殊清掃とは?気になる手順や費用・業者の選び方まで分かりやすく解説』では業者選びのポイントや特殊清掃に関する基本的な情報を解説していますので、ぜひご覧下さい。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

カスタマーサービス部所属

▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる

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