【500人調査】ペット飼育者の48%が掃除・消臭をしても住宅を元に戻せず|専門業者への依頼は7.8%

2026.9.26

Category調査・アンケート
【500人調査】ペット飼育者の48%が掃除・消臭をしても住宅を元に戻せず|専門業者への依頼は7.8%
  • 掃除をしてもペットの臭いが取れない
  • 床や壁についた傷・汚れを元の状態へ戻せず困っている

このように、ペットによる住宅の傷や汚れ、臭いに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ペットとの暮らしでは、抜け毛だけでなく、尿・糞による染みや臭い、床・壁紙の傷などが発生することがあります。軽い汚れは日常的な掃除で対応できますが、建材の内部まで染み込むと、自力では十分に取り除けないケースも少なくありません。

一方で、「専門業者へ頼むほどではない」「どこへ相談すればよいかわからない」と考え、家庭での対応を続けている方もいるでしょう。

そこで今回は、ブルークリーンが住宅でペットを飼育した経験のある全国の30~80歳の男女500人を対象に、「ペット飼育に関するアンケート」を実施しました。

本記事では、調査結果をもとに、住宅に発生した傷・汚れ・臭いの種類や場所、自力で元の状態へ戻せなかった経験、専門業者の利用状況などについて詳しく解説します。

調査名 ペット飼育に関するアンケート
調査期間 2026年9月7日~2026年9月8日
調査方法 Freeasyを用いたWeb調査
調査対象 住宅でペットを飼育した経験がある全国の30~80歳の男女
有効回答数 500人

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ペットによる住宅への影響は「尿・糞による汚れ・臭い」が48.8%で最多

ペットによる住宅への影響は「尿・糞による汚れ・臭い」が48.8%で最多。「抜け毛」も48.0%とほぼ同率となった。

ペットによって住宅に発生した傷・汚れ・臭いでは、「尿・糞による汚れ・臭い」が48.8%で最多でした。ほぼ同率で「抜け毛」が48%となっています。

次いで多かったのは、以下の回答です。

  • 床・フローリングの傷・汚れ:27.4%
  • 壁紙・クロスの傷・汚れ:24.6%
  • 畳・カーペットの傷・汚れ:23.6%
  • 柱・建具・ドアの傷:23.4%
  • その他のペット臭・嘔吐などによる汚れ:23.4%

ペットによる住宅への影響は、掃除で取り除きやすい抜け毛だけではありません。建材に染み込む可能性がある汚れや臭い、補修が必要になる傷まで多岐にわたります。

一方、「特に臭いや汚れは発生していない」と回答した人も25.6%いました。すべての飼育家庭で、汚れや臭いの問題が生じているわけではないこともわかります。

傷・汚れ・臭いが発生した場所は「リビング・居間」が71.4%

ペットによる傷・汚れ・臭いの発生場所は「リビング・居間」が71.4%で最多。「廊下・玄関」34.6%、「壁・柱」21.8%、「寝室」18.4%と続いた。

ペットによる傷・汚れ・臭いが発生した場所は、「リビング・居間」が71.4%で最多でした。

次いで、「廊下・玄関」が34.6%、「壁・柱」が21.8%、「寝室」が18.4%となっています。キッチンは9.8%、ベランダ・屋外は7.4%でした。

リビングはペットや家族が長い時間を過ごすため、抜け毛や臭いが残りやすいと考えられます。粗相による汚れが発生する可能性もあるでしょう。

また、廊下や玄関はペットの移動経路になりやすい場所です。歩き回ることで、床の傷や汚れが複数の場所へ広がる場合もあります。

これらの結果から、室内を確認する際は、汚れが目立つ場所だけを見るのでは不十分なことがわかります。家具の下や壁際など、普段の掃除で見落としやすい部分も定期的に確認することが大切です。

48%が掃除や消臭をしても十分に元の状態へ戻せなかったと回答

ペットによる傷・汚れ・臭いについて、48%が「自分で掃除や消臭をしても十分に元の状態へ戻せなかった経験がある」と回答した。

ペットによる傷・汚れ・臭いについて、48%が「自分で掃除や消臭などを行っても、十分に元の状態へ戻せなかった経験がある」と回答しました。

住宅でペットを飼育した経験がある人の約半数が、自力での対応に限界を感じた経験を持つことがわかります。

表面の汚れを落とせても、床材や壁紙、その下地まで染み込んだ汚れや臭いは残る場合があります。柱や建具についた深い傷も、掃除だけで元の状態へ戻すことは困難です。

一方、「元の状態へ戻せなかった経験はない」と回答した人は52%でした。汚れの程度や発見時期、住宅に使われている素材などによって、対応の難しさは異なると考えられます。

犬・猫の飼育経験者は半数以上が「元の状態へ戻せなかった」

ペットの種類別に自力で元の状態へ戻せなかった経験を見ると、犬の飼育経験者は54.8%、猫は57.8%。うさぎは63.9%、爬虫類は57.1%だった。Q1は複数回答のため各区分には重複を含む。

ペットの種類別に見ると、犬の飼育経験者259人のうち54.8%が、自力では十分に元の状態へ戻せなかったと回答しました。猫の飼育経験者206人では57.8%です。

犬や猫は住宅内を広く移動することが多くあります。そのため、排泄物や抜け毛だけでなく、床・壁・柱など複数の場所に影響が及ぶ可能性があります。

うさぎの飼育経験者では63.9%、爬虫類では57.1%が、元の状態へ戻せなかったと回答しました。ただし、それぞれの回答者数は36人と28人です。ほかのペットより元の状態へ戻しにくいとは断定できません。

また、ペットの種類に関する設問は複数回答です。犬と猫など、複数の動物を飼育していた人はそれぞれの集計に含まれます。ペットの種類だけで、傷や汚れへの対応の難しさが決まるわけではありません。

飼育期間5年以上では52.9%が「元の状態へ戻せなかった」

飼育期間が5年未満の人では、十分に元の状態へ戻せなかった割合は35.5%でした。一方、5年以上の飼育経験者では52.9%となり、5年未満より17.4ポイント高い結果です。

飼育期間別の割合は、以下のとおりでした。

飼育期間 元の状態へ戻せなかった人の割合
6か月未満 11.8%
6か月~1年未満 25.0%
1年以上~2年未満 30.0%
2年以上~3年未満 45.2%
3年以上~5年未満 44.1%
5年以上~10年未満 48.8%
10年以上 54.1%

全体として、飼育期間が長い層ほど、自力では元の状態へ戻せなかった経験を持つ割合が高い傾向にあります。長期間の飼育により、汚れや臭い、傷が少しずつ蓄積している可能性があります。

ただし、今回の結果だけでは、飼育期間と汚れ・臭いの因果関係までは断定できません。ペットの種類や頭数、住宅の素材、掃除の頻度なども関係していると考えられます。

専門業者へ依頼した経験がある人は7.8%にとどまる

ペットによる傷・汚れ・臭いへの対応で、ハウスクリーニングや特殊清掃などの専門業者へ依頼した経験がある人は7.8%、依頼経験がない人は92.2%だった。

ペットによる傷・汚れ・臭いへの対応として、専門業者へ依頼した経験がある人は7.8%でした。ここでいう専門業者には、ハウスクリーニングや特殊清掃などが含まれます。

一方、依頼した経験がない人は92.2%でした。自力で十分に元の状態へ戻せなかった経験がある人は48%でしたが、専門業者の利用経験者は1割未満にとどまっています。

自力で改善できなかった場合でも、市販の洗剤や消臭剤による対応を続けている人がいると考えられます。傷や汚れをそのままにしているケースもあるかもしれません。

専門業者への依頼理由は「自分では汚れ・染みを落とせなかった」が56.41%で最多

専門業者への依頼理由は「自分では汚れ・染みを落とせなかった」が56.41%で最多。「傷・破損を直せなかった」46.15%、「臭いを取り除けなかった」41.03%と続いた。

専門業者へ依頼した39人に理由を聞いたところ、「自分では汚れ・染みを落とせなかった」が56.41%で最多でした。

次いで、「自分では傷・破損を直せなかった」が46.15%でした。「自分では臭いを取り除けなかった」も41.03%にのぼります。

このほか、「汚れ・臭いの範囲が広かった」が23.08%でした。「自分で対応するには手間や時間がかかりすぎると感じた」は15.38%です。

専門業者への依頼は、掃除の負担を軽くするためだけではありません。自力では改善できない汚れ・傷・臭いへの対処が、主な理由となっていることがわかります。

専門業者へ依頼した人の84.62%が「依頼してよかった」と回答

専門業者への依頼経験者の84.62%が「依頼して非常によかった」「依頼してよかった」と回答。「どちらともいえない」「あまりよかったとは思わない」は各7.69%だった。

専門業者への依頼経験がある39人のうち、「依頼して非常によかった」と回答した人は17.95%でした。「依頼してよかった」は66.67%です。

両者を合わせると84.62%となり、依頼経験者の8割以上が肯定的に評価しています。

一方、「どちらともいえない」と「あまり依頼してよかったとは思わない」は、それぞれ7.69%でした。「依頼してよかったとは思わない」と回答した人はいませんでした。

専門業者の利用経験者は全体の7.8%と少ないものの、利用者からは肯定的な回答が多く寄せられています。

ペットによる傷・汚れ・臭いは早めに対応することが重要

ペットによる住宅の傷・汚れ・臭いは早めの対応が重要。尿・糞による汚れ・臭いは48.8%、抜け毛は48.0%で、防水・傷対策やこまめな清掃、換気などの日常的な予防が大切。

今回の調査では、尿・糞による汚れ・臭いと抜け毛を経験した人が、それぞれ約半数にのぼりました。

尿や嘔吐物などを放置すると、床材や畳、カーペットなどに染み込む可能性があります。時間が経過すると、汚れや臭いを取り除くことが難しくなる場合もあります。

また、5年以上の飼育経験者では、52.9%が自力で十分に元の状態へ戻せなかったと回答しました。飼育期間が長いほど必ず汚れが深刻になるとは限りません。しかし、傷や臭いが少しずつ蓄積する可能性には注意が必要です。

ペットによる汚れや臭いに気づいたら放置せず、できるだけ早く掃除しましょう。次のような予防も、住宅への影響を抑えるために役立ちます。

  • トイレ周辺に防水シートを敷く
  • 傷がつきやすい床や壁を保護する
  • 抜け毛をこまめに取り除く
  • 定期的に換気する
  • 家具の下や壁際も確認する

ペットの種類や習性、住宅の素材に合わせて、無理なく続けられる対策を取り入れることが大切です。

自分で改善できない場合は専門業者へ相談する選択肢も

ペットによる日常的な抜け毛や表面の軽い汚れは、掃除機や拭き掃除などで対応できる場合があります。

一方、次のような状態では、専門業者への相談も検討しましょう。

  • 掃除や換気をしても臭いが残る
  • 尿や嘔吐物の染みが取れない
  • 汚れが床材や壁紙の内部まで達している
  • 柱や建具に深い傷がついている
  • 広い範囲に汚れや臭いが発生している
  • 臭いや汚れの発生箇所を特定できない

今回の調査でも、専門業者へ依頼した理由として、自力では落とせない汚れや染みが最多でした。直せない傷や破損、取り除けない臭いも多く挙げられています。

また、住宅の素材に合わない洗剤や道具を使うと、変色や傷みにつながる場合があります。自分で対応しても改善しないときは、無理に作業を続けないことも大切です。

ペット可物件のオーナーは退去時の専門清掃に備えることも大切

今回の調査では、ペットの飼育経験者の48%が、自力では住宅を十分に元の状態へ戻せなかったと回答しました。

ペット可物件では、入居者が日常的に掃除していても、取り除けない汚れや臭いが残る可能性があります。特に、尿などが床材や壁紙の下地まで浸透している場合は、通常の清掃だけでは対応が難しくなります。

柱や建具に深い傷がついている場合も、清掃だけでは改善できません。汚れや傷の程度によっては、専門的な清掃や消臭、内装材の補修が必要です。

対応に時間がかかると、次の入居者を募集できる状態へ戻すまでの期間が延びる可能性もあります。不動産オーナーや管理会社は、ペットによる汚れや臭いに対応できる業者をあらかじめ把握しておきましょう。

退去後に初めて業者を探すのではなく、相談先や対応範囲を確認しておくことが大切です。原状回復や次の入居募集を、円滑に進めやすくなります。

ペット飼育に関するアンケート調査まとめ

本記事では、住宅でペットを飼育した経験がある全国の30~80歳の男女500人を対象に実施した、「ペット飼育に関するアンケート」の結果を紹介しました。

今回の調査結果をまとめると、以下のとおりです。

  • 尿・糞による汚れ・臭いが48.8%で最多
  • 抜け毛を経験した人も48%
  • 傷・汚れ・臭いの発生場所はリビング・居間が71.4%で最多
  • 48%が、掃除や消臭をしても十分に元の状態へ戻せなかった
  • 犬の飼育経験者では54.8%、猫では57.8%が元の状態へ戻せなかった
  • 元の状態へ戻せなかった割合は、飼育期間5年未満で35.5%、5年以上で52.9%
  • 専門業者への依頼経験がある人は7.8%
  • 専門業者へ依頼した39人のうち84.62%が、依頼してよかったと回答

これらの結果から、ペットによる住宅への影響は、抜け毛や表面の汚れだけではないことがわかります。建材に染み込んだ臭いや汚れ、掃除では直せない傷など、自力での改善が難しい問題も発生しています。

ペットを飼育している方は、日常的な掃除と予防を続け、改善しない場合は専門業者へ相談することが大切です。不動産オーナーや管理会社も、退去時に通常清掃だけでは対応できないケースを想定し、ペット由来の汚れや臭いに対応できる業者を事前に確認しておくとよいでしょう。

ブルークリーン株式会社 概要

会社名:ブルークリーン株式会社
代表者:藤田 隆次
所在地:東京都大田区萩中1-6-10フェニックス糀谷1F
設立:2018年7月
事業内容:バイオリカバリー™事業(特殊清掃、災害復旧、感染症対策など)
URL:https://b-clean.jp

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鈴木 亮太

記事監修・解説

鈴木 亮太

Suzuki Ryota

取締役 / 環境復旧対策部 部長

現場施工4,400件超

ABEMA・日刊SPA! 出演

保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)

  • 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)

  • 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ペストコントロール技能師

  • 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)

  • 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」

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