床が水浸しになったときの対処法!原因や放置するリスク、清掃費用を解説

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「何かをこぼした覚えはないのに突然床が水浸しになっている」

「とりあえず拭いたけれど、このままで大丈夫なのか…」

このような不安を抱えてこのページへたどり着いた方は多いのではないでしょうか。

床が水浸しになる原因は、冷蔵庫や洗濯機などの家電トラブルだけでなく、給排水設備の不具合や大雨による浸水などさまざまです。

見た目はきれいになったように見えても、床材の下に水が残っていると、カビや腐食、シロアリ被害など、後から大きなトラブルにつながるおそれがあります。

この記事では、床が水浸しになったときの正しい対処法をはじめ、考えられる原因・放置するリスク・清掃や修理にかかる費用の目安を分かりやすく解説します。

ご自宅の状態に合わせて、どこまで自分で対応し、どのタイミングで業者に相談すべきか判断する材料として、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 床が水浸しになったときの対処法
  • 床が水浸しになる原因
  • 専門業者へ依頼するメリットと費用

床が水浸しになったときの対処法

床が水浸しになったときに自分でできる初期対応の手順を示したバナー画像

床が急に濡れているのを見つけたときは、まず落ち着いて状況を確認し、順番に対処していくことが大切です。

ここでは、自分でできる初期対応の手順を解説します。

水を拭き取る

まずは、床の表面にある水をしっかり拭き取ることが重要です。

放置するとフローリング材が膨張したり、継ぎ目から水がしみ込みやすくなり、後の腐食や浮きにつながるおそれがあります。

吸水性の高いタオルや雑巾、キッチンペーパーを使い、できるだけ水分を残さないよう丁寧に拭き取りましょう。

水が広範囲に広がっている場合は、以下のような道具を活用するのもおすすめです。

  • 吸水シート
  • モップ
  • 乾いたバスタオル

また、家具の脚元まで水が届いている場合は、家具の劣化を防ぐためにも一度移動させておくと安心です。

床材が「しっとりと柔らかい」「踏むと沈む」などの異変があれば、内部に水が浸透している可能性が高いため、業者への相談も視野に入れる必要があります。

消毒する

水が汚れていたり、生活排水・外部からの浸水が疑われる場合は、簡易的な消毒を行っておくと安心です。

家庭用のアルコールスプレーや次亜塩素酸ナトリウムを使い、床の表面を拭き取りましょう。これにより、細菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

ただし、フローリング材によっては漂白剤が変色の原因になることもあるため、素材に合った消毒方法を選ぶことが大切です。

なお、泥水や生活排水による浸水・水漏れの場合は、表面だけの消毒では不十分なことも多いので、床下まで洗浄を行える業者へ相談する必要があります。

しっかり乾燥させる

表面を拭き取ったあとは、しっかり乾燥させましょう。

水分がわずかでも残っていると、カビの発生が一気に進み、床材の劣化や悪臭の原因になります。

フローリング床を乾燥させる際は窓を開けて空気の通り道を作るほか、以下のような方法が有効です。

  • 扇風機を床に向ける
  • サーキュレーターで風を循環させる
  • 除湿機を稼働させる

乾燥には数時間〜半日ほどかかることもありますが、焦らずしっかり乾かしましょう。

なお、乾燥後にフローリング同士の継ぎ目が膨らんだり、表面が波打つような変形が見られる場合は、内部に水が残ったまま膨張している可能性があるため、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

水漏れの原因を突き止める

応急処置が終わったら、なぜ床が水浸しになったのか原因を確認しましょう。原因を特定しなければ、同じトラブルが繰り返されるおそれがあります。

チェックすべきポイントは次のとおりです。

  • キッチン・洗面所・トイレ周りの給排水管(接続部のゆるみ・水滴)
  • 洗濯機・冷蔵庫・エアコンなど家電の排水トラブル
  • 結露による水たまり(冷蔵庫の下や窓際など)
  • 大雨や強風後の侵入水(ベランダ側・玄関側からの浸入)

一見問題がなさそうに見えても、排水ホースの劣化や、床下での水漏れが原因になっているケースもあります。

原因が分からないまま放置すると、床材内部で水が広がり続けることもあるため、異変が続く場合は早めの調査が必要です。

【関連記事】
床下の水漏れ・水たまりの原因とは?確認方法や対処法、修理費用まで徹底解説

マンションの場合は管理会社や大家さんにも連絡しよう

マンションなどの集合住宅では、床の水浸しが「自室だけの問題」で終わらないことがあります。

給排水管のトラブルや上階からの漏水が原因となり、建物全体に関わる問題に発展するケースもあるため、異変に気づいたら早めに管理会社または大家さんへ連絡しましょう。

特に、以下のような状況では、個人での判断が難しく、建物側の調査が必要です。

  • 下の階に水がしみ出している
  • 天井から落ちてくる水が確認できる
  • 共用部の配管が原因の可能性がある

管理会社へ報告すると、原因調査・専門業者の手配・保険の案内などをスムーズに進めてもらえるでしょう。

床が突然水浸しになる原因とは

床が突然水浸しになる原因について、家電故障や配管トラブルなどの代表例を解説するバナー画像

床が水浸しになると、「どこからこんなに水が?」と戸惑うものです。

床が水浸しになる原因は、家電の故障や配管トラブル、さらには天候の影響など、身近なところに潜んでいるケースが多く見られます。

原因によって対処法や必要な修理内容が大きく変わるため、まずはどのパターンに当てはまるのか確認しておくことが大切です。

家電からの漏水

床が急に濡れていたとき、意外と多いのが家電が原因のケースです。特に、冷蔵庫・洗濯機・エアコンは水を扱う機会が多いため、ちょっとした不具合でも漏水につながりやすくなります。

家電による水漏れの主な原因としては、以下が挙げられます。

  • 排水ホースの外れ・破損(洗濯機・食洗機に多い)
  • 受け皿の水漏れ・結露水のたまり過ぎ(冷蔵庫)
  • ドレンホースの詰まり(エアコン)
  • 霜取り機能の不具合による結露水の流出

これらのトラブルは、表面上は少量の水に見えても、長期間気づかずに放置すると床下まで水が染み込み、床材の腐食につながることがあります。家電の下は確認しづらいため、「最近湿っている気がする」「水滴がある」と感じたら早めに点検してみましょう。

給排水設備からの漏水

キッチン・洗面所・トイレなどの給排水設備は、日常的に多くの水を扱うため、接続部の緩みやパッキン劣化によって水漏れを起こすことがあります。

床が突然濡れていた場合、家電よりもこうした設備トラブルが原因となっているケースも少なくありません。

代表的な例として、以下が挙げられます。

  • シンク下の配管接続部からの水滴
  • トイレタンクの結露・部品の故障
  • 洗面台の排水トラップの緩み
  • 床下の給水管の亀裂・老朽化

給排水設備は見えない部分で水漏れが進むことが多く、発見が遅れるほど被害が広がりやすくなります。

床材が柔らかくなっていたり、カビ臭さを感じる場合は床下でも水漏れが発生している可能性が高いので注意が必要です。

大雨や水害による浸水

台風やゲリラ豪雨などの強い雨が続いたあとに床が濡れていた場合は、屋外からの浸水が原因となっている可能性があります。

特に、戸建ての場合は以下のような経路から水が入り込むことがあります。

  • 玄関・勝手口からの逆流
  • ベランダの排水口の詰まり
  • 外壁やサッシの隙間からの浸入
  • 地面の水位が上がったことによる床下浸水

水害によって入ってくる水には泥や雑菌が含まれているため、表面だけ拭いても内部に汚れやカビが残る場合もあります。

また、床下の断熱材が濡れると乾燥に時間がかかり、腐敗や悪臭の原因になるケースも少なくありません。

床が水浸しの状態を放置するリスク

床が水浸しの状態を放置すると建物内部のダメージが進むリスクを解説するバナー画像

床が濡れた状態をそのままにしてしまうと、見た目以上に深刻なダメージが建物内部で進行してしまうことがあります。

後になって大規模な修理が必要になる場合もあるため、どのようなリスクがあるのか把握しておくことが大切です。

以下では、床が水浸しの状態を放置するリスクについて見ていきましょう。

フローリングや建材の腐敗

フローリングは木材を使用しているため、水に弱い特徴があります。水を吸った状態が続くと、板が膨張して反り返ったり、継ぎ目が浮き上がってくることがあるでしょう。

また、フローリングの下にある根太(ねだ)や下地材にまで水分がしみ込むと、内部で腐敗が進行し、踏むと軋む・沈むといった症状が現れるようになります。

さらに、腐敗が広がると床全体の強度が低下し、最終的にはフローリングの張り替えが必要になるケースも少なくありません。

特に、キッチンや洗面所付近で起きた水浸しは、集中的に水がたまりやすく、腐敗が早く進む傾向があります。

もしも「少し浮いている気がする」「歩くと柔らかい」といった異変がある場合は、内部で腐食が始まっている可能性があるので、早めに専門業者へ相談しましょう。

カビや雑菌の繁殖

床が水浸しになったあとに床材の内部や床下に水分が残ると、カビが急速に繁殖しやすくなります。

カビは一度発生すると根を深く広げ、表面を拭くだけでは完全に除去できません。また、カビが発生すると独特のカビ臭が室内に広がり、衛生面だけでなく日常生活にも不快感が残ります。

さらに、カビや雑菌が室内に漂うことでアレルギー症状・喘息・皮膚トラブルを引き起こす可能性もあり、健康への影響も否定できません。

特に、小さな子どもや高齢者、免疫の弱い方がいる家庭では注意が必要です。

乾燥が不十分なまま家具を戻すと、家具の裏や脚部にもカビが発生しやすくなるため、水浸し後は「表面が乾いた=安全」とは限らない点に気をつける必要があります。

シロアリなどの害虫の発生

床が水浸しになったあと、床下が高湿度の状態で長期間放置されると、木材の内部が柔らかくなり、シロアリが侵食しやすくなります。

シロアリ被害は表面からでは分かりにくいため、気づいたときには床下の大部分が食い荒らされていたというケースも少なくありません。

また、湿った環境はゴキブリ・ダニ・コバエといった害虫の発生源にもなりやすく、室内全体の衛生状態を悪化させる要因となります。

水浸しから数日で害虫の活動が活発になることもあるため、湿気が残らないよう早めに乾燥と点検を行うことが大切です。

漏電や火災

床に溜まった水が電気配線やコンセント内部に入り込むと、漏電を引き起こす可能性があります。

特に、床付近にコンセントが設置されている住宅や、機器の電源コードが水に浸かってしまった場合は注意が必要です。

漏電が起きるとブレーカーが落ちるだけでなく、状況によっては火災につながるおそれもあります。

また、家電製品が水に濡れた状態で使用されると、部品がショートして発火の原因になることがあります。

「水がかかっただけだから大丈夫」と油断せず、電気に関わる部分が濡れている可能性がある場合は、必ず電源を切る・ブレーカーを落とすなど安全確保を優先しましょう。

床下や下の階への浸水

水がフローリングの継ぎ目から床下へ流れ込むと、目に見えない場所で水が溜まり続けることがあります。

マンションの場合は下の階へ水が漏れ、トラブルや補償問題に発展することも珍しくありません。

特に、給排水設備の故障が原因の場合は、短時間で大量の水が床下に流れ込むこともあり、気づくのが遅れるほど修理が大がかりになります。

床が局所的に沈む・湿った空気が上がってくる・カビ臭がするなどの異変がある場合は、床下で浸水が進んでいるサインです。

早めに不動産管理会社が専門業者へ相談し、適切に対応してもらいましょう。

床が水浸しになったときは業者へ依頼するのがおすすめ

床が水浸しになった場合は内部の水分残りに備えて専門業者へ依頼する重要性を伝えるバナー画像

床が軽く濡れた程度であれば、自分で拭き取り・乾燥を行うだけで問題ないケースもあります。しかし、水が広範囲に広がっていたり、床下まで浸水している可能性がある場合は、個人の対応だけで完全に元通りにするのは非常に難しいのが実情です。

見た目が乾いていても内部には水分が残りやすく、腐敗やカビ、シロアリ被害などが時間差で発生することもあります。

そのため、被害を最小限に抑えるためには、早い段階で専門業者に相談することが大切です。専門業者に依頼すれば、以下のようなメリットを得られます。

  • 床下の浸水状況まで正確に診断できる(目視で分からない被害を発見)
  • 専用機材で徹底乾燥・消毒ができる(再発防止に効果的)
  • カビや腐敗の進行を抑えられる
  • 給排水設備の故障を同時にチェックできる
  • 修理の要否や費用を適切に判断できる

ただし、専門業者への依頼には費用もかかります。以下では清掃・修理のパターン別にかかる費用を紹介するので、依頼の際の参考にしてください。

水浸しの床の処理を業者に依頼する費用

水浸しになった床の処理を業者へ依頼する場合にかかる費用は、以下のとおりです。

依頼パターン 費用
床上+床下の清掃・乾燥・消毒 8万円〜数十万円程度
フローリングの張り替え 1万円~2万円/畳
水漏れの修理 給水管・排水管の補修:1万円〜5万円 パッキン・接続部の交換:5,000円〜2万円 洗濯機・食洗機など家電の内部修理:1万円〜3万円 床下配管の大規模修理:5万円〜20万円

なお、実際の費用は部屋の広さや水漏れの原因などによっても異なります。そのため、必ず依頼前に見積りをもらい、費用総額を確認することが大切です。

水浸しの床でお困りならブルークリーンへご相談を

床下浸水の復旧ならブルークリーン

床の水浸し被害は、表面が乾いたように見えても、床下や建材の内部には水分が残りやすく、あとから腐食・カビ・悪臭などのトラブルが発生しやすい非常にデリケートな状態です。

ブルークリーンでは、こうした水害・漏水トラブルの復旧に特化し、現場の状況に合わせて適切な処理を行っています。

【ブルークリーンが対応できる主なサービス】
  • 床上の水の除去・吸引
  • 床下の洗浄・乾燥・消毒
  • 断熱材や下地材の状態チェック
  • カビの除去と防カビ施工
  • 必要に応じたフローリングの補修サポート
  • 水漏れ原因の調査と改善提案

被害範囲を正確に見極めることで、無駄な修理を避けつつ、再発しにくい環境へ整えることが可能です。

「水浸しの原因か何か分からない」
「床下にまで水漏れがいっていないか不安」

そんなときは、お気軽にブルークリーンへご相談ください。専門スタッフが迅速に状況を確認し、最適な復旧方法をご提案させていただきます。

床が水浸しになったときによくある質問

最後に、床が急に水浸しになったときによくある質問を紹介します。似たような疑問を持っている方は、ぜひここで解消しておきましょう。

水浸しになった床はどのくらいで腐る?

床下に水が残った状態が続くと、数年で腐敗してしまう可能性があります。

ただし、水浸しになった床が腐り始めるまでの期間は、湿度・温度・建材の種類・水に触れていた時間によっても大きく異なります。

そのため、一度床が水浸しになった場合は専門業者へ点検を依頼し、必要に応じて乾燥・消毒などの対処をしてもらうのがおすすめです。

床が水浸しになったときは保険は使える?

床が水浸しになったときに保険が使えるかどうかは、原因や状況によって判断が変わります。

火災保険・家財保険では、以下のようなケースが補償対象になることがあります。

【保険が適用される主な例】

  • 給排水設備の故障による漏水(給水管の破損・老朽化など)
  • 上階からの漏水事故(マンション・アパート)
  • 台風・豪雨など自然災害による浸水
  • 突発的・偶然の事故による水濡れ

一方、以下は対象外となることが多いです。

  • 経年劣化による破損(長年使ったパッキンからのにじみ など)
  • 故意・過失がある場合
  • 湿気・結露によるカビや腐敗

保険の適用範囲は契約内容ごとに異なるため、まずは保険会社へ連絡することが重要です。

フローリングから水が染み出る原因は?

フローリングから水が染み出している場合、表面の拭き残しではなく、床下になにかしらの原因がある可能性が高いです。

主な原因には次のようなものがあります。

  • 給水管・排水管の漏水(キッチン・洗面所・浴室付近に多い)
  • 家電の故障による慢性的な水漏れ(洗濯機・食洗機など)
  • 雨水の浸入(外壁の劣化や基礎の隙間から侵入)
  • 結露による床下湿気の蓄積

この場合、個人では原因の特定が難しいため、床下点検と乾燥作業ができる専門業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

床が水浸しになったときは、まず水を拭き取る・消毒する・乾燥させるといった応急処置が重要です。

しかし、表面が乾いていても床下や建材内部に水が残っているケースも多く、放置すると腐敗やカビ、シロアリ被害、下階への漏水など、あとから深刻なトラブルへ発展する可能性があります。

また、原因も家電や配管の故障、雨水の浸入など多岐にわたるため、早めに原因を特定し正しく対処することが大切です。

なお、被害の見極めや完全乾燥は個人では難しいため、不安がある場合は専門業者へ相談するのが安心です。適切な処置を行うことで、家を長く安全に保ち、快適な生活を取り戻すことができます。

監修者 鈴木亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社

取締役 環境復旧対策部部長

▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」
・これまで8年以上4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる

▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video