「久しぶりに実家に帰省したら猫屋敷になっていた」
帰省してはじめて、実家が猫屋敷になっていたことに気付くケースは少なくありません。
実家が猫屋敷になっているのもショックですが、さらに異臭までするとどうすればよいのか分からず混乱してしまいます。
猫屋敷になってしまったら、素人では対応できないのですぐに業者に相談してください。
そのまま放置してしまうと、臭いや鳴き声などで近隣住民に迷惑をかけるだけでなく、家族や猫の健康にも影響を及ぼすでしょう。
この記事では、猫屋敷になってしまったときのリスクや対処法、業者に依頼するときの費用相場をご紹介します。
猫屋敷を清掃して、家族と猫が怪我や病気に怯えることなく安心して生活できる環境を整えましょう。
実家が猫屋敷になってしまったらすぐにご相談ください
久しぶりに実家に帰ったら猫屋敷になっており、どうすればよいか分からず困っていませんか。
猫屋敷は家族の健康に影響を及ぼすので早く対処すべきですが、自力での清掃は控えましょう。
なぜなら、猫屋敷の清掃は怪我や病気のリスクが高く、素人では対応できないからです。
猫屋敷の清掃をどうすればよいのかお困りなら、ぜひブルークリーンにご相談ください。
ブルークリーンでは、最短即日の無料見積もりをおこなっているので、近隣住民から通報されてしまったというように素早い清掃が必要な猫屋敷にも対応できます。
LINEでも相談できますので、気軽にお声がけください。
1.知っておこう!猫屋敷を清掃せず放置する危険性
実家が猫屋敷化しているのを目の当たりにすると、ショックのあまりその場を立ち去りたくなる人もいるでしょう。
しかし、猫屋敷はすみやかに清掃すべきです。
猫屋敷をそのままにしておくことで、家族や猫の健康が悪化したり、近隣住民から警察へ通報されたりする恐れがあります。
ここからは、猫屋敷を放置する2つのリスクを見ていきましょう。
(1)家族や猫の健康に悪影響を及ぼす
猫屋敷になると家族や猫の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。
猫屋敷に住む家族は、猫の汚物や毛により感染症やアレルギーを発症してしまう恐れがあります。
また猫屋敷は、猫にとっても快適な場所とは言えません。
十分なエサや衛生的な環境を与えられずに育った猫屋敷の猫は、感染症やノミ・ダニによる皮膚病にかかるリスクが高くなります。
抵抗力の弱い子猫の場合、亡くなってしまう恐れもあるのです。
このことから、猫屋敷は住民や猫にとって暮らしにくい場所であり、早急に清掃する必要があります。
(2)異臭により近隣住民から通報される
実家の猫屋敷を放置してしまうと、異臭により近隣住民から警察に通報され、遠方の家族に連絡がくることもあるので注意が必要です。
猫の排泄物は他の動物に比べて、臭いが強い特性があります。
なぜなら、猫の排泄物にはフェリニンと呼ばれる強烈な臭いを放つ物質が含まれているからです。
そのため、猫の汚物を放置してしまうと、猫屋敷周辺にも異臭が漂い近隣住民に迷惑をかけてしまいます。
しかしながら住民は猫の汚物の臭いに慣れてしまっているため、異臭が外に漏れていることに気がつきません。
通報されても「臭いはしない」と反論し、近隣住民とトラブルになってしまう恐れもあります。
猫屋敷の住民との話し合いや説得が上手くいかなければ、遠方の家族が呼び出され、謝罪や慰謝料の支払いを求められてしまうかもしれません。
このような事態になる前に、猫屋敷は早急に清掃する必要があります。
2.なぜ?猫屋敷の清掃を業者に相談すべき理由
実家が猫屋敷化したら放置せず、すぐに専門の清掃業者に相談しましょう。
なぜなら住民の家族や親戚など、素人が猫屋敷を清掃するには大きな労力とリスクがあるからです。
ここからは、なぜ猫屋敷の清掃は業者に任せるべきなのか、3つの理由を解説します。
理由1.猫の糞尿の臭いを素人では完全消臭できない
猫の糞尿の臭いを自分で何とかしようとしても、素人が臭いを完全消臭するのは難しいです。
猫の糞尿にはフェリニンと呼ばれる特殊な成分が含まれており、市販されている消臭剤では分解できません。
完全消臭するには、特殊な成分を分解する専門の薬剤や機器が必要になります。
そして専門の薬剤や機器は、特殊清掃業者しか扱うことができません。
特殊清掃の内容については、以下の記事で解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
理由2.猫の汚物や死骸の処理を任せられる
猫屋敷には、猫の糞尿だけでなく残念ながら死骸も見つかる可能性がありますが、業者なら適切な処理をしてくれます。
猫の死骸は一般廃棄物として処分できない可能性があり、自身で猫屋敷の清掃をするなら火葬や埋葬などの手続きが必要になるかもしれません。
また猫の糞尿や毛を処分する場合には、自治体によってルールが違うのでご注意ください。
たとえば、次のようなルールがあります。
- トイレに流す
- 一般ごみに出す
- 生ごみ処理機に入れる
- 庭の土に埋める
大量の糞尿がある場合、自治体のルールに従って処分しようとすると一度に捨てられる量に限界があるため、処分に時間がかかるでしょう。
清掃業者に依頼すれば、猫の汚物や死骸の処理はもちろんのこと、猫屋敷の不用品もまとめて引き取ってくれます。
理由3.怪我や病気のリスクが高い
素人が感染症予防対策をしないまま、不用意に猫屋敷の清掃をしてしまうと、粉末化した糞尿を吸い込んでしまう恐れがあります。
粉末化した糞尿を吸い込んでしまうと、感染症のリスクが高まるため大変危険です。
また不衛生な環境で育った猫は、細菌やウイルスを保菌している可能性があります。
猫は警戒心の強い動物なので、清掃中に噛まれたり爪を立てられたりするかもしれません。
そこから猫が保菌していた細菌やウイルスが体内に入り、小さな怪我が化膿しひどくなる恐れもあるのです。
猫屋敷に住む家族や猫のために、できるだけ早く清掃したい気持ちもわかります。
けれども、不用意に素人が清掃しようとすると怪我や感染症のリスクが高く、さらに清掃も中途半端になってしまうので、すぐに業者に相談しましょう。
3.猫屋敷の清掃を業者に依頼したときの作業手順
猫屋敷の清掃を業者に依頼する前に、どのような作業をしてくれるのか確認しておきましょう。
なぜなら、業者がおこなう猫屋敷清掃の作業内容を知らないと見積もりを提示されたときに、内容に見合った金額か判断できないからです。
また作業内容を知ることで、悪質な業者に不正請求されるのを回避できるでしょう。
ここからは、業者がおこなう猫屋敷の作業内容を手順ごとに解説します。
手順1.現地訪問・見積もり作成
業者はまず部屋の状況確認と見積もり作成のため、現地を訪問します。
猫屋敷の清掃は、糞尿の片付けや臭いが染み付いた床や壁の張替え・コーティングなど の作業がメインとなる特殊清掃です。
そのため、一般的なハウスクリーニングよりも費用が高額になる可能性があるので覚えておきましょう。
猫屋敷の清掃の場合、作業内容によって料金が決まります。
猫屋敷清掃に必要な作業内容ごとの料金相場は次の通りです。
作業内容 | 費用相場 |
排泄物の撤去 | 35,000円/人 |
消臭・除菌剤の散布 | 30,000円~ |
特殊コーティング | 100,000円/部屋~ |
汚染畳の処分 | 5,000円~10,000円/枚 |
壁紙クロスはがし | 35,000円/部屋 |
床解体 | 35,000円/部屋 |
フェロモン臭分解 | 80,000円~100,000円/部屋 |
家財のふき取り | 35,000円/人 |
オゾン脱臭 | 20,000円~50,000円/日 |
また、猫屋敷の多くはゴミ屋敷にもなっているので、これらの料金にゴミ屋敷清掃料金も追加されます。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 費用相場 |
1K〜1R | 1〜2名 | 1〜3時間 | 30,000~80,000円 |
1DK~3LDK | 3〜8名 | 2〜12時間 | 50,000~500,000円 |
4LDK | 4〜10名 | 6〜15時間 | 200,000~700,000円 |
見積もりを取るときは、複数の業者に相見積もりを取りましょう。
複数の業者の料金とサービス内容を比較することで、信頼できる業者を選べて安心して作業を任せられます。
手順2.猫の糞尿や不用品の撤去
猫屋敷の清掃は、まず臭いの根源となっている猫の糞尿や不用品の撤去から始めます。
飼育放棄された猫は、家の至るところに糞尿をしているため、素人がすべて撤去するのは難しいでしょう。
専門業者なら、猫の習性を把握しているので、糞尿を見逃さずにすべて撤去してくれます。
また猫屋敷の住民は猫の世話だけでなく、自分の身支度や食事も満足にできていない可能性が高いです。
その結果、ゴミ屋敷になり不用品やごみに囲まれた生活をしている住民も少なくありません。
猫屋敷を隅々まで清掃できるよう、清掃に支障をきたす不用品も合わせて撤去します。
手順3.除菌消臭
猫の汚物や不用品を撤去したら、いよいよ除菌、消臭作業です。
まずは猫の汚物でシミになった壁や床を専用薬剤を用いて清掃します。
清掃すると猫の汚物の臭いは軽減されますが、それでも完全消臭には至りません。
猫の糞尿に含まれる特殊な臭い成分を分解するため、専用の薬剤や機器を用いて壁や床を消臭します。
清掃・消臭作業である程度の除菌はできますが、猫の糞尿には多くの雑菌やウイルスが含まれているため、壁や床に残っているかもしれません。
住民が感染症に怯えることなく生活できるよう、除菌作業も合わせておこないます。
手順4.臭いの強い箇所の解体・コーティング
猫屋敷の期間が長いと、糞尿が壁や床に染み込んでしまい、特殊な薬剤や機器を用いても完全消臭に至りません。
除菌消臭をしても臭いが強く残っている床や壁は、コーティングもしくは解体して消臭します。
コーティングで臭いを閉じ込めたり、解体で床や壁を張り替えたりすることで、外に臭いが漏れるのを防ぐことが可能です。
手順5.空間の脱臭
床や壁の消臭作業が完了したら、オゾン脱臭機を使い空間全体の消臭・除去をします。
ペット臭にオゾンが使われる理由は、オゾンが強力な酸化力を持つからです。
オゾンがアルカリ性のアンモニア成分に接触すると、酸化分解し無臭化します。
しかし、猫の糞尿に含まれる臭い成分はアンモニア臭だけではありません。
猫の尿に含まれるフェリニン臭は、オゾン脱臭機では臭いが残ってしまいます。
よってペット消臭を専門にしている業者は、オゾン脱臭に頼らず専用の薬剤や機器を使った脱臭もおこなうのです。
手順6.ハウスクリーニング
猫屋敷では、猫の糞尿以外にもカビや埃が発生しているかもしれません。
住民と猫が健康で安心して生活できるよう、最後の仕上げとしてハウスクリーニングをおこないます。
なお、ハウスクリーニングは業者によって別料金が発生することもあるので見積もり時に確認するとよいでしょう。
4.要チェック!猫屋敷の清掃を業者に依頼するときの注意点
猫屋敷の清掃を業者に依頼しても、全ての業者が完全消臭してくれるとは限りません。
なかには、清掃や消臭が行き届いていないのにも関わらず、高額な清掃費用を請求する業者もいるので注意が必要です。
大切な家族を猫屋敷から解放するためにも、信頼できる業者を選びましょう。
ここからは、猫屋敷の清掃を業者に依頼するときの注意点をご紹介します。
注意点1.見積もりの金額が低すぎる業者は避ける
猫屋敷の清掃を業者に任せるのであれば、できるだけ安い業者に依頼したいものです。
しかし、相見積もりをしたときに金額が他の業者と比べ低すぎる業者は避けたほうがよいでしょう。
なぜなら金額が低すぎる代わりに、作業内容を限定したり、清掃を疎かにしたりする可能性があるからです。
このような業者に依頼してしまったら、臭いを完全消臭できなかったり、壁や床の汚れがとれていなかったりする恐れがあります。
その結果、別の業者に再依頼しなければならず、費用がさらに高額になってしまうかもしれません。
一度の依頼で満足のいく清掃・消臭をしてもらうためにも、料金相場よりも金額が低すぎる業者は避けたほうがよいでしょう。
注意点2.ペット消臭に特化した技術があるか確認する
猫屋敷清掃を業者に依頼する際には、ペット消臭に特化した技術があるか確認しておきましょう。
猫屋敷清掃に対応する業者のなかには、「オゾン脱臭機で完全消臭します」と宣伝している業者もいます。
オゾン脱臭機は空間消臭には欠かせない機器で、多くの清掃業者で利用されているのでこの宣伝は間違いではありません。
しかし、猫屋敷清掃業者の作業内容で説明したとおり、オゾン脱臭機は最後に使用します。
オゾン脱臭機を利用する前に次の作業が必要です。
- 猫の汚物の撤去
- 壁や床の清掃
- 専用の薬剤や機器による臭い成分の分解
- 臭いの強い場所のコーティング・解体
ところが業者のなかには、目に見える猫の汚物処理や清掃のみ行い、消臭作業はオゾン脱臭機頼みといったような悪質な業者もいるので注意が必要です。
この場合、臭いの根源となっている猫特有の臭い成分が壁や床に残っているため、時間が経つと再び臭いが漏れ出る恐れがあります。
このことから、オゾン脱臭機のみ宣伝している業者は、ペット消臭の技術が乏しい可能性があるので、避けたほうがよいでしょう。
5.猫屋敷の清掃にお困りなら私たちブルークリーンにご相談ください!
猫屋敷化した実家は早めに清掃すべきですが、自分で清掃すると感染症や怪我のリスクが高くなります。
清掃できたとしても、猫の汚物には特殊な成分が含まれているため、完全消臭は難しいです。
もし、実家が猫屋敷になってしまいお困りの場合は、私たちブルークリーンにご相談ください。
特殊清掃の実績が豊富なブルークリーンなら、専用の薬剤や機器を使用し、猫屋敷の清掃・脱臭が可能です。
最短で即日の対応も可能ですので、近隣住民から通報されてお困りの場合もすぐに訪問できます。
LINEや電話で無料の相談もご利用いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
ここからは、実際にブルークリーンでおこなった猫屋敷の清掃事例を見ていきましょう。
ブルークリーンがおこなった猫屋敷の施工事例
こちらは1Kの部屋の猫屋敷を清掃、消臭した事例になります。
この事例は、お客様が出張中に自宅で飼っているペットの世話を友人に任せていたところ、帰ってきたら糞尿が散乱していたため、困っていたとのことです。
現地を訪問すると、猫の糞尿だけでなく餌や生ごみも散乱しており、部屋全体に強烈な臭いが充満していました。
スタッフが部屋を見渡すと複数の猫が放し飼いとなっていたようです。
こちらの事例では猫の糞尿の撤去後に除菌、消臭、さらに空間の臭いに対して脱臭をおこなっています。
急いで対応してほしいとのご希望でしたので、2名のスタッフが3時間ほどで清掃を完了させました。
まとめ
遠方にある実家が気づかないうちに猫屋敷化してしまうのは珍しいことではありません。
配偶者との別れや引っ越しなどにより孤独感が強まると、猫で寂しさを埋めようとしてしまうからです。
不妊治療をしていない猫を飼ってしまうと、いつの間にか増えて世話しきれなくなり、臭いや汚れだけでなく健康にも影響が出てくる恐れがあります。
実家が猫屋敷化してしまったら、すぐに業者に相談すべきです。
大切な家族と猫が安心して生活できる環境を整えましょう。
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video