屋根裏を駆け巡る、不快な物音と悪臭。
ハクビシンのせいで悪夢の夜を過ごすのは、非常に辛いものです。
しかし、駆除にはリスクも伴うため、安全策も考慮しなければなりません。
そこで、この記事では、ハクビシンの捕獲駆除に必要な法的知識や、自分でできる駆除方法、専門業者の選び方から後始末のコツまでを詳しく解説します。
本記事を読めば、家の屋根裏を安全にハクビシンから守る方法が明確になり、安心して快適な家庭生活を送れるようになるでしょう。
1.注意!ハクビシンの捕獲駆除には狩猟免許が必要です
ハクビシンの騒音や悪臭に頭を悩ませている方へ、ハクビシンの捕獲や駆除には 狩猟免許が必要です。
ハクビシンをはじめとした鳥獣の捕獲は、法律で規定された方法と手続きに従って行う必要があります。
捕獲方法によっては、市町村からの許可や狩猟免許が求められることが多く、「網猟免許」、「わな猟免許」、「第一種銃猟免許」、そして「第二種銃猟免許」の4種類があります。
特に、わなを用いた捕獲や銃を使用する場合は対応する免許を必要とします。
ただし、居住地の敷地内など特定の条件を満たす場合で「小型のはこわな」を使う限りは、狩猟免許が不要なケースも存在します。
居住者ならば日々の監視が可能で、安全に配慮しながら捕獲活動をすることが想定されるためです。
一方で、市町村などの公共機関が捕獲許可を得た場合、それに補助者として参加するには狩猟免許は必要ありません。
しかし、自ら駆除を行うには、必要な資質や知識、そして法的な手続きを理解しておくことが重要です。
また、狩猟免許取得には一定の試験を受ける必要があるため、計画的な準備が求められます。
済む敷地内や特定の条件下でない場合は、プロの業者に依頼することが安全で合法的な解決策と言えるでしょう。
専門業者は法律を遵守しつつ迅速に対応してくれ、適切な駆除を行うので、安心して相談することをおすすめします。
2.ハクビシンを駆除せず放置すると起きる4つの被害
ここでは、4つのハクビシンによる被害を見ていきましょう。
- 屋根裏からの足音が聞こえる
- 糞尿の臭いがする
- 「溜め糞」によって天井にシミができる
- 感染症にかかる危険がある
それぞれのリストに記された内容について、これから1つひとつ詳しくご説明します。
被害1.屋根裏からの足音が聞こえる
時には家屋の屋根裏部分に巣を作るハクビシンですが、夜行性の生き物であり、主に夜間に活動します。
夜中になるとハクビシンは探索や餌探しのために動き回り、その結果、屋根裏を駆け回るような大きな足音が生まれるのです。
家族が就寝している時間帯にこの足音がすると、寝つきが悪くなったり、夜中に目覚めたりする原因となり、睡眠を大きく妨げる問題に発展する可能性が高まります。
また、屋根裏でハクビシンが行動することは建物の構造にも影響を与える可能性もあるのです。
屋根裏は通常、住宅の構造上軽量なものが置かれることを前提として設計されており、ハクビシンの体重によって圧迫を受けることで天井材の痛みが早まり、最悪の場合は構造自体の強度が低下する恐れすらあります。
この足音は、単なる騒音に留まらず、建物の安全にも関わる大切なサインとして、注意深く対処する必要があるものです。
被害2.糞尿の臭いがする
ハクビシンは自身が居住する場所に糞尿を排泄しますが、これが積み重なると強烈な悪臭を放ち始めます。
特に屋根裏など換気があまり効かないところに多量の糞尿がある場合、その臭いは家全体に広がり段々と強くなり、居住者にとって非常に不快です。
この臭いは単に不快であるだけではなく、衛生面でのリスクも大いに含んでいます。
臭いが強い場合、その空間での食事が喉を通らなくなることもありますし、吐き気を感じるほどの状態にまでなる可能性も否定できません。
結果として生活の質が著しく損なわれ、心身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
この臭い問題は見過ごせないため、ハクビシンの駆除と同時に徹底した清掃が必要となります。
被害3.「溜め糞」によって天井にシミができる
「溜め糞」とは、ハクビシンが同じ場所に何度も糞尿を排泄することにより、時間とともに堆積し、液状化した糞尿のことです。
この溜め糞は、その場所に留まり続けることで、天井材を徐々に湿らせていきます。
結果として天井から染み出し、シミとして現れる被害が出るのです。
見た目に美しくないこのシミは、一旦作られるとその除去は容易ではなく、しばしば住宅の美観を大きく害する結果に至ります。
また、長期間にわたって放置されればされるほど、天井材を腐食させ、建材の交換や大規模な修繕が必要になるケースも珍しくありません。
シミや湿損は見た目の問題だけでなく、建物の状態としても様々なリスクを秘めており、発見次第早急に対策を講じるべきです。
被害4.感染症にかかる危険がある
ハクビシンが居住する場所に排泄された糞尿は、様々なダニやノミなどの害虫を生じさせる栄養源となる可能性があります。
それぞれの害虫は、有害な細菌や寄生虫を運んでくることで人間に様々な健康リスクを及ぼすことが知られています。
例えば、ダニやノミの刺された箇所が化膿したり、かゆみを伴ったりするアレルギー反応が起こることもありますし、場合によってはジステンパーや百日咳など、感染症を引き起こす原因となり得るのです。
また、密閉された屋根裏空間では、ハクビシンの排泄物が乾燥し、空気中に細菌やウイルスを含んだ粉塵として拡散するリスクもあります。
それぞれの細菌やウイルスが呼吸器を通じて人体に入ることで、さらに深刻な健康被害を引き起こすことも考えられるため、害虫の防除と共に、ハクビシンの駆除を早急に行うことは非常に重要です。
住環境の安全を守るためにも、専門の駆除業者に相談し、適切な処置を行うことをおすすめします。
3.自分でハクビシンの駆除をする5つの方法
これから、自分で行うハクビシン駆除の5つの方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
- 侵入経路を塞ぐ
- 現場周辺のゴミや雑草を掃除する
- ハクビシンが嫌う刺激物の臭いを利用する
- 燻煙剤を設置する
- 大きな音で驚かせる
それでは、これから各方法について詳しく解説します。
一時的な駆除は可能ですが、完全に1匹も残らず安全に駆除するのは難しいことがあるため、注意して進めていきましょう。
方法1.侵入経路を塞ぐ
ハクビシンの屋根裏への侵入を防ぐためには、侵入経路を塞ぐことが大切です。
ハクビシンは非常に柔軟な体を持ち、それほど大きな穴がなくても侵入できます。
したがって、家の外観を詳細にチェックし、換気口、煙突、屋根裏窓、下水の排気管、さらに屋根と屋根が重なる部分や壁穴などのちょっとした隙間を洗い出します。
その際、特に直径9cmの円形や1辺8cmの正方形くらいの隙間であっても、ハクビシンが侵入できるという事実に注意を払うことが重要です。
それぞれの穴を塞ぐ際に使用する材料としては、ハクビシンの鋭い爪に耐えることができる金属製のネット、厚掛けの堅牢な木材を用意しましょう。
さらには、ハクビシンがかじることのできない丈夫な金属板などが推奨されます。
また、家の基礎部分や外観と間仕切り壁に沿った隙間にも注意し、見つけ出した隙間はすぐに塞ぐか、自身で修復が難しい場合には専門の業者に築造の相談をすることも効果的な方法の1つです。
侵入経路の封鎖はハクビシンの侵入を防ぐ最も基本的でありながら極めて重要なステップといえます。
方法2.現場周辺のゴミや雑草を掃除する
ハクビシンは、食べ物を求めて人の住まいに近づきます。
よって、彼らを魅了する可能性があるゴミや食べ残しの掃除は防除対策の重要な一部です。
家庭菜園からの生ごみやフルーツの皮、ジュースの空き缶、食品パッケージなども、それらが放つ匂いに引き寄せられたカエルや虫を集め、食物連鎖を通じてハクビシンを惹き込むことになります。
したがって、こうしたゴミはこまめに片付け、ゴミ置き場を清潔に保ち、定期的にゴミを適切な方法で処分することが大切です。
草木も同様に、雑草が生い茂ることによって、ハクビシンにとって隠れ場所となります。
庭の手入れを行い、雑草を定期的に刈り取ることで、ハクビシンが喜ぶ環境を排除することが効果的です。
方法3.ハクビシンが嫌う刺激物の臭いを利用する
ハクビシンは嗅覚が非常に発達しているため、特定の刺激物が含まれる臭いは有効な忌避手段となります。
研究ではハクビシンが強烈な香りを持つものを好まないことが示されているため、この特性を利用して忌避効果を狙えます。
具体的には、強い香りの唐辛子やにんにく、ハッカ油などが有効です。
例えば、唐辛子を粉にしてペットボトルに詰め穴を開け、屋根裏やハクビシンが通る可能性のある場所に配置すれば、辛い刺激臭によってハクビシンを遠ざける効果が期待できます。
また、にんにくを外観まわりに植えたり、ハッカ油を布などに染み込ませて周囲に置く方法も良いです。
それぞれの臭いがハクビシンにとって不快なものであるため、それぞれを使用することで、ハクビシンが再度出入りするのをためらうような環境を築くことができるでしょう。
方法4.燻煙剤を設置する
燻煙剤はハクビシンに忌避効果をもたらすとともに、屋根裏の狭い空間で炊くと、煙が充満してハクビシンを追い出すことが可能です。
燻煙剤は煙を放出することで、屋内のハクビシンを含む他の害獣や害虫を一時的に追い払う効果があります。
この方法は特に屋根裏などでの定住を阻止するのに有効ですが、慎重な使用が必要です。
子連れのハクビシンは、子供たちを守る本能で親が子供たちを安全な場所に移動させようとし、誤って置き去りにするなどの事故が発生することがあります。
そのため、燻煙剤を使う際には、逃げ場を確保し、害獣が逃げ出すことのできる環境を整えることが重要です。
また、燻煙後は速やかにすべての侵入口を塞ぐなどの対策を講じて二次侵入を阻止することも忘れてはなりません。
尚、燻煙剤を使う場合は、人体にも影響があるため、適切な換気や安全対策を行うことが絶対に必要です。
方法5.大きな音で驚かせる
ハクビシンは急な大きな音に弱く、これによって臆病になり逃げる特性があります。
大きな音はハクビシンに対して非常に有望な追い払い手段です。
打ち上げ花火、爆竹、鳴り物などの撃ち鳴らすようなものが、生き物が本能的に避ける迫力ある音を発し、これによってハクビシンを驚かせることができます。
他にも、大音量で動物の叫び声や人間の声を録音して流すという方法も効果的です。
これにより、人のいない間でもハクビシンを遠ざけることが期待できます。
ただし、この方法は騒音問題を引き起こす可能性があり、特に住宅密集地や共有スペースでは、周囲の人々の生活に影響を及ぼさないよう十分な配慮が求められるでしょう。
また、大きな音を発する際には、地域の規制や法律を確認し、条例を遵守することが大切です。
毎日同じ時間に音を発することで、ハクビシンに「危険な時間帯」という認識を持たせることができれば、より一層の効果が望めます。
4.知っておこう!ハクビシンを自分で駆除するリスクもあります
今後紹介する3つの重要なリスクについて見ていきましょう。
- 駆除の効果は一時的である場合が多い
- 侵入経路を全て塞ぐのは難しい
- 怪我・感染症にかかる恐れがある
それぞれのリスクについて、詳しく解説します。
リスク1.駆除の効果は一時的である場合が多い
ハクビシンの駆除に関しては、駆除の効果は一時的であることが多いという点を理解しておくことが大切です。
たとえ大きな音や忌避剤で一時的に追い出すことに成功しても、その音がしなくなったりニオイが薄くなった場合、ハクビシンが再び戻ってくるという事態は珍しくありません。
ハクビシンは環境の変化に素早く適応する能力があり、特に屋根裏は彼らにとって安全で快適な住処となり得ます。
そのため、一時的な対策では再侵入のリスクがあるのです。
また、一度ハクビシンが侵入経路を見つけると、他のハクビシンも同じルートを使って侵入することが懸念されるため、長期的な対策としての封鎖は欠かせません。
リスク2.侵入経路を全て塞ぐのは難しい
ハクビシンが侵入する経路は時に微細な隙間であり、全てを確実に塞ぐことは極めて困難です。
ハクビシンは非常に柔軟な体をしており、予想以上に小さな穴からも侵入できます。
さらに、家の構造上見過ごされがちな侵入ポイントも多く、以下の場所があります。
- 換気口
- 屋根と壁の隙間
- 破損した屋根瓦
それぞれの場所に気を付けて対策を行うことが大切ですが、全ての経路を見つけ出し封鎖するには専門的な知識と技術が必要となります。
リスク3.怪我・感染症にかかる恐れがある
ハクビシンを自分で駆除しようとする際には、怪我や感染症にかかるリスクが伴います。
ハクビシンは野生動物であり、以下を含む様々な病原体を持っているリスクがるからです。
- 寄生虫
- 病原菌
- ノミやダニ
それぞれは、疥癬症やSFTS、さらにはSARSの重篤な疾患を引き起こす可能性があるため、非常に危険です。
また、ハクビシンの排泄物には細菌やウイルスが含まれており、不適切な処理を行うことでそれらが拡散する危険性もあります。
したがって、感染症予防対策を徹底し、できる限り専門家に任せるべきでしょう。
5.ハクビシンを駆除した後にまた寄せ付けないようにする4つの方法
ハクビシンを駆除したものの、その後も寄せ付けないように維持するための4つの方法について紹介します。
まずは以下のリストから見ていきましょう。
- 餌になり得る物は置かない
- 排泄物や巣を撤去する
- 殺菌・消毒をする
- 想定される侵入経路を塞ぐ
それぞれの方法を1つひとつ詳しく解説しますので、末永く快適な生活を送るための参考にしてください。
方法1.餌になり得る物は置かない
敷地内や家の周辺には、可能な限り食べ物を置かないよう注意しましょう。
ハクビシンは雑食性であり、果物や野菜、生ごみなどを好んで食べます。
特に外のゴミ箱やコンポストなどは、十分な密閉がなされていないと簡単にハクビシンの格好の餌場になってしまいます。
残食や食品廃棄物は厳重なゴミ箱に入れ、しっかりと蓋をして、ハクビシンが餌を感知できないようにしましょう。
また、ペットフードなどの動物用食品も同様に、使用後は屋内にしまうか密閉可能な容器に入れてください。
また屋外でのバーベキューや食事においても、使用後は食べ残しや飲み物のカンやビンなどを速やかに片付け、洗浄して臭いを残さない様努めるべきです。
こうした餌源の管理を徹底することが、ハクビシンをよせつけない効果的な手段となります。
方法2.排泄物や巣を撤去する
ハクビシンの駆除が成功した後、屋根裏や侵入していた場所の徹底的な清掃を行う必要があります。
排泄物や巣を残したままだと、そこが安全な環境だと判断され、再びハクビシンが寄って来る原因になることが多いです。
清掃する際には、感染症のリスクを避けるために適切な保護具を身につけましょう。
ゴム手袋や防護服、マスクを装着し、その上で排泄物を慎重に撤去してください。
また、巣材も同様に完全に除去しましょう。
清掃が終わったら、消毒剤を使って床板や壁など表面をしっかりと拭き清めることで、ハクビシンを寄せ付ける臭いを取り除くことが可能です。
これにより、ハクビシンにとって好ましくない環境を作り出すことができます。
方法3.殺菌・消毒をする
ハクビシンが一度住みつくと、彼らの体から出る体臭やフェロモン、排泄物のにおいが屋根裏などに残ります。
これが他のハクビシンを呼び寄せる原因となるのです。
そのため、念入りに殺菌および消毒を行うことが再侵入を防ぐ鍵になります。
潜んでいた場所に特に注意しながら、消毒液をしっかりと散布しましょう。
通常はエタノールや次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒スプレーが推奨されます。
天井裏や壁の内側など、細かな場所にまで消毒液を届け、ハクビシンのにおいが残らないよう徹底的に作業を行わなければなりません。
また、季節の変わり目や繁殖期には繰り返し行うことで、より効果的な予防に繋がります。
方法4.想定される侵入経路を塞ぐ
再侵入防止策として最も効果的なのは、ハクビシンが侵入したと考えられる経路を徹底的に封鎖することです。
建物の構造上の隙間や穴、軒下や換気口、煙突のひび割れなど、細かな部分まで確認しましょう。
ハクビシンは小柄ながらしなやかな体をしており、予想外に狭い箇所からも侵入可能です。
それぞれの隙間を金網や金属板、丈夫な木材などで覆うことで物理的に侵入を防ぎます。
また、屋根材の老朽化による隙間も定期的に点検し、必要に応じて専門業者による修理や強化を行うなど、建物をしっかりメンテナンスすることがハクビシン対策には不可欠です。
常に屋根裏や屋外にある穴、隙間の状況を把握し、対策を講じることが、ハクビシンの侵入を未然に防ぐ最善の方法だといえます。
6.ハクビシンの駆除は業者に頼むと確実にできます
ここまで、以下の方法をお伝えしました。
- 餌源の管理
- 排泄物や巣を撤去する
- 殺菌・消毒をする
- 想定される侵入経路を塞ぐ
個人でのハクビシン駆除には多くの困難があります。
例えば、鳥獣保護法により一般の方が直接捕獲や駆除を行えません。
関係各所への許可申請が必要で、捕獲後の処理にも責任が発生します。
そのため、業者によるハクビシン駆除が確実で、安全な駆除方法です。
また、ハクビシンの体長は50〜70cmと大きく、攻撃性も持つため、追い詰めた際の危険性も考慮が必要です。
これに対し、専門の業者では、駆除許可の取得や適切な捕獲方法、再発防止のための施策まで、トータルで対応しています。
再発保証のある業者を選ぶことで経済的な負担も抑えつつ、トラブルなく駆除を進められます。
7.ハクビシンの駆除を業者に依頼する場合の費用はどれくらい?
ハクビシンの駆除を業者に依頼した場合の費用は一般的に5万円~30万円あたりが相場です。
この費用には、被害の範囲や敷地の広さ、ハクビシンの数、駆除する場所の広さなどが影響します。
さらには依頼する業者によっても差があるため、正確な見積もりを取ることが重要です。
例えば、実際の駆除作業だけでなく、侵入防止措置や清掃、法的な申請代行など、追加サービスの有無によっても金額が変動します。
したがって、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容を比較した上で契約しましょう。
8.ハクビシンの駆除業者を選ぶポイントは全部で3つ
次は、ハクビシンの駆除業者を選ぶ際に注目すべき3つの重要なポイントを紹介します。
- 作業内容が明確な業者を選ぶ
- 見積もり金額の内容が明確な業者を選ぶ
- 必要な資格を取得している業者を選ぶ
それぞれのポイントについて、1つひとつ丁寧に解説しますので、参考にして適切な駆除業者選びにお役立てください。
ポイント1.作業内容が明確な業者を選ぶ
ハクビシン駆除を行う際は、作業内容が明確な業者に依頼しましょう。
駆除には、様々な手順が含まれるためです。
作業は例えば、現場調査、捕獲、清掃、防止対策などがあります。
それぞれのサービスが具体的にどのように行われるかは、業者によって異なるため、トラブルを避けるためにも詳細をしっかりと確認しましょう。
例として、「現場調査で屋根裏の状況を確認した」「捕獲後は悪臭を除去する清掃を行う」等が挙げられます。
作業を細かく説明してくれる業者は信頼に足るといえます。
ポイント2.見積もり金額の内容が明確な業者を選ぶ
料金の点でも、見積もり金額の内容が明確な業者を心掛けて選ぶことが大切です。
料金構造が複雑でないか、どの作業にどれだけの費用が発生するのか、追加料金は発生しないのかなど、事前にしっかりと確認しましょう。
駆除業者には想像以上に料金差があるため、相見積もりも大変参考になります。
見積もり内容が具体的でわかりやすい業者なら、安心して任せられるでしょう。
ポイント3.必要な資格を取得している業者を選ぶ
害獣駆除には、必要な資格を取得している業者を選択することが大切です。
例を挙げると、狩猟免許はハクビシンの捕獲に必要であり、網猟免許や罠猟免許などがあります。
また、駆除作業監督者や鳥獣管理士などの資格も、業者の専門性を示す指標です。
資格を持つ業者は専門知識があり、適切な方法で駆除を実施できるため、安心して業務を委託できます。
業者を選ぶ際は、それぞれの資格があるかを確認しましょう。
ハクビシンの駆除は業者に任せるのが最も確実
ここまで「ハクビシンの駆除」についてお伝えしてきました。
要点をまとめると、以下のとおりです。
- ハクビシン駆除には、重要な注意点があり、自分で行うには限界がある
- 駆除を怠ると、物理的・衛生的被害に加え感染病リスクが生じる
- 困難が伴うDIY駆除より、専門業者に依頼することで安心・効果的な対策が実現する
自らの施策で完全にハクビシンを撃退できたとしても、専門知識の不足や経験の浅さが新たな問題を引き起こすかもしれません。
また、ハクビシンは知恵があり、一度駆除してもすぐに再侵入する恐れがあります。
最も確実かつ安全な駆除方法は、経験豊富な専門業者によるプロのサービスの利用です。