「床下浸水で悩んでいるが、処理費用がいくらかかるのか心配」
「床下浸水は自分で処理できるの?業者に依頼すべき?」
ゲリラ豪雨や台風が増えている近年、こうした床下浸水のトラブルに頭を抱える方は少なくありません。
床下に泥水や汚水が入り込むと、カビや悪臭が広がり、木材の腐食やシロアリ被害など、家そのものの寿命を縮めてしまうおそれがあります。
できるだけ早く排水・乾燥・消毒まで終わらせることが大切ですが、「費用はいくらかかるのか」「自分でやった方が安いのか、業者に頼むべきか」などの不安を抱えている方も多いでしょう。
そこで本記事では、床下浸水の処理費用がどれくらいかかるのかを、「自分で行う場合」と「業者に依頼する場合」に分けて具体的に解説します。
あわせて、火災保険や自治体の支援制度でどこまでカバーできるのか、賃貸の場合の負担の考え方、放置してはいけない理由、そして自分で処理する手順と業者に任せるべき理由まで、順を追って紹介します。
費用の不安を整理しつつ、一刻も早く元の生活に近づけるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
- 床下浸水の処理にかかる費用
- 床下浸水時に利用できる保険や公的支援
- 床下浸水の処理を業者へ依頼すべき理由
【自分で処理する場合】床下浸水の処理費用

床下浸水を自力で処理する場合、主に必要となる費用は「排水・乾燥・消毒に使う道具代」と「作業中の安全を守るための装備代」に分かれます。
ここでは、それぞれの費用について解説します。
排水・乾燥・消毒に必要な道具にかかる費用
床下浸水を自分で処理する場合、まずかかるのが「排水・乾燥・消毒」に使用する道具代です。
最低限必要な道具と費用の目安を以下で見ていきましょう。
| 必要な道具 | 役割 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 水中ポンプ | 床下に溜まった水を排出する | 5,000円〜20,000円 |
| 送風機(サーキュレーター) | 床下の空気を循環させ乾燥を促す | 20,000円〜 |
| バケツ・スコップ | 泥や堆積物の手作業による除去 | 2,000円〜3,000円 |
| 消毒液 | 床下の細菌・汚れを除菌する | 500円〜2,000円 |
| 作業ライト | 暗い床下の視界を確保 | 1,000円〜3,000円 |
| スポンジ・タオル | 床下に溜まった水を拭き取ったり、吸ったりする | 数百〜1,000円 |
| ホース | 水抜き後の洗浄で水まきを行う際に使用 | 2,000円〜 |
| 運搬台車 | 汚泥の運搬に使用 | 10,000円〜 |
道具を一式そろえると、合計で3万円〜5万円前後 が相場になります。
既に持っているものがあれば費用を抑えられますが、床下作業を初めて行う場合は、ポンプや送風機などの機材を買い足すケースが多いでしょう。
安全を守るために必要な装備にかかる費用

床下浸水の現場では、見た目以上に雑菌・カビ・汚泥による健康リスクが高く、適切な防護装備なしでの作業は非常に危険です。
特に、下水が逆流しているケースや長時間水が滞留している住まいでは、床下全体に細菌やカビ胞子が広がっている可能性があります。
そのため、安全に作業を進めるためには、最低限以下の装備をそろえる必要があります。
| 装備 | 役割 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 防護マスク | カビ胞子・粉じん・菌の吸い込みを防ぐ | 1,000円〜3,000円 |
| ゴム手袋・防水手袋 | 汚水・薬剤との接触を防ぐ | 数百〜1,500円 |
| 長靴(防水ブーツ) | 汚水に直接触れないための必須装備 | 1,500円〜4,000円 |
| 服への汚染付着を防ぐ | 1,000円〜3,000円 | |
| ゴーグル | 目への砂ぼこり・薬剤飛散を防止 | 800円〜2,000円 |
| 消毒液 | 作業後の消毒に使う | 500円〜1,000円 |
これらを揃えると、合計で5,000円〜15,000円程度が目安です。
また、床下の作業は姿勢が制限され、釘・木材のささくれ・配管などでケガをしやすいため、防護服や厚手の手袋は必須です。
安全装備を軽視すると、作業途中で体調不良を起こすおそれもあるため注意しましょう。
【業者に依頼する場合】床下浸水の処理費用

床下浸水を業者に依頼する場合の費用は、浸水の深さ・泥の量・床下点検口の有無・構造材の損傷度合い・建物の種類(住宅か店舗かなど)といった条件によって大きく変動します。
ここでは、以下7つのケースをもとに、床下浸水の復旧費用の目安と作業内容を具体的に整理しました。自宅の状況と照らし合わせながら、どれに当てはまりそうか確認してみてください。
- 床下点検口あり・軽度浸水
- 床下点検口あり・泥が多い中度浸水
- 床下点検口なし・軽度〜中度浸水
- 重度浸水(下地材や断熱材が水没)
- 店舗・事務所など広い面積(50〜100平米規模)
- 飲食店など衛生基準が厳しい物件
- 甚大浸水(壁内浸水・下地腐敗の疑い・解体復旧を伴うケース)
なお、ここで紹介する費用は、当社ブルークリーンへご依頼いただいた場合の目安の金額となります。具体的な金額については、実際のご状況によって変動する点にご注意ください。
パターン①:床下点検口あり・軽度浸水|8万円〜18万円

床下点検口があり、浸水量が少ない場合、比較的短時間の作業で復旧できることが多いため、依頼費用は8万円〜18万円程度が目安となります。
具体的な作業内容としては、床下に溜まった水をポンプで排出し、必要に応じて泥を取り除いたあと、送風機や乾燥機でしっかり乾燥させる作業が中心です。
パターン②:床下点検口あり・泥が多い中度浸水|15万〜35万円

床下点検口があるものの、泥や砂、汚れが大量に流れ込んでいるケースでは、手作業で堆積泥を除去する必要があるため、作業にかかる人手も時間も大幅に増えます。
そのため、業者に依頼した場合の費用は15万円〜35万円程度が目安です。
なお、泥が断熱材にも接触している場合は交換が必要となるケースもあり、さらに費用が加算される可能性があります。
パターン③:床下点検口なし・軽度〜中度浸水|25万〜45万円

床下点検口がない住宅では、そもそも床下に入るための開口作業(点検口の新設)が必要です。
そのため、パターン①・パターン②のケースに加えて、点検口の新設費用として3万円〜10万円がかかり、依頼相場は25万円〜45万円が目安となります。
浸水自体が軽度であっても、工事が発生する分、点検口ありの住宅より費用が高くなることを覚えておきましょう。
なお、床下点検口がない場合、開口してみたら泥の堆積が予想以上だったというケースも考えられます。その場合、当初よりも高い費用がかかるため、事前の見積り段階で現地調査をしっかり行う業者を選ぶと安心です。
パターン④:重度浸水(下地材や断熱材が水没)|40万円〜90万円

床下全体が長時間水没し、断熱材・下地材まで影響が及んでいる重度浸水では、40万円〜90万円程度の費用がかかります。
断熱材が水を吸ってしまうと、スポンジのように内部へ水分を保持し続け、カビ・腐朽菌・悪臭の温床となるため、交換が必要になることがほとんどです。
また、床下の木材(根太・大引・束柱など)にも水が回っているため、床下全面を開口して、汚泥除去・構造材の洗浄・殺菌・強制乾燥を徹底する必要があります。
乾燥だけでも数日〜1週間程度かかるうえ、特殊な乾燥機材を複数台使用することが多いため、費用も高くなりがちです。
パターン⑤:店舗・事務所など広い面積(50〜100平米規模)|30万円〜80万円
店舗や事務所などの広い面積で床下浸水が発生した場合は、家庭よりも使用する機材が多く、作業工程も長くなります。
そのため、業者に依頼する場合の費用は30万円〜80万円前後が目安です。
また、床下だけでなく室内側の什器(デスク・棚・機材など)の移動が必要になるケースがあるほか、オフィスの場合は電源ケーブル・LANケーブル・配線ダクトへの浸水チェックが欠かせず、安全確認の工程が追加されることもあります。
パターン⑥:飲食店など衛生基準が厳しい物件|50万円〜100万円前後
飲食店で床下浸水が発生した場合、保健所の衛生基準を満たすための復旧工程が必要です。
通常の洗浄や乾燥に加えて、強アルカリ洗浄・殺菌処理・油汚れ除去などの特別な工程が求められるため、費用は30万〜70万円前後が目安となります。
復旧の遅れは売上にも直結するため、早めに専門業者へ相談し、営業再開までのスケジュールを含めた復旧計画を立てることが重要です。
パターン⑦:甚大浸水(壁内浸水・下地腐敗の疑い・解体復旧を伴うケース)|120万円〜200万円

壁内浸水や下地腐敗などが疑われる甚大な床下浸水では、復旧に120万円〜200万円程度の費用がかかる可能性があります。
床下だけでなく壁内まで浸水が到達している場合、表面の清掃だけで復旧するのは不可能です。
壁の内部には断熱材・木材・配線があり、これらが長時間水を含むと、腐朽菌・カビ・悪臭の深刻な発生源になります。
そのため、床下の復旧に加えて壁面の解体・洗浄・乾燥・再内装といった大規模工程が必要になり、費用も高くなってしまうのです。
床下浸水の費用に保険や自治体の支援制度は使える?

床下浸水が起きた際、多くの方が気になるのが「保険や公的支援で費用を補えるのか」という点ではないでしょうか。
実際、浸水の復旧には数十万円程度の費用がかかることも珍しくなく、自己負担を少しでも減らしたいという方は多いはずです。
そこでここからは、床下浸水時の火災保険・自治体の支援制度の利用可否について、わかりやすく解説していきます。
火災保険で補償される可能性は低いが例外もある
床下浸水は「水災」扱いにならないケースが多く、多くの火災保険では補償対象外です。
火災保険で水害補償を受けるには、一般的に「床上浸水」や「地盤面から45cm以上の浸水」など、一定以上の被害基準を満たす必要があるからです。
実際、ソニー損保の火災保険では水害時の補償内容について、以下のような条件が設けられています。
- 保険の対象となる建物や家財に、再調達価額の30%以上の損害が生じた場合
- 床上浸水が生じた場合
- 地盤面より45cmを超える浸水により損害が生じた場合
ただし、火災保険に「特定設備水災補償特約」のような特約が付いている場合、床下浸水であっても補償の対象になる可能性があります。
特約とは、主契約に加えて、契約者の希望に応じて任意で付加する「特別な約束事」のこと。特約が付いていれば「主契約では補償の対象にならないものの、例えばAのような特別なケースでは補償の対象になるよ」といった例外にも対処することができます。
床下浸水で保険が適用されるかわからないときは、保険の契約内容を確認するほか、保険会社へ問い合わせてみましょう。
【関連記事】
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自治体の支援制度を利用できるかはケースバイケース
床下浸水の復旧費用については、自治体の支援制度が利用できる場合とできない場合があるため、事前に自治体の公開情報をよく確認することが重要です。
多くの自治体では「床上浸水」を中心に支援制度を設けており、多くの場合床下浸水は対象外とされています。
しかし、近年は局地的豪雨の増加を受け、床下浸水でも一部の支援を認める自治体が増えてきています。
| 自治体 | 対象 | 支援の内容 |
|---|---|---|
| 川越市 | 以下のすべてを満たす方 ・床上浸水または床下浸水の被害に遭った方 ・自然排水が困難な構造の住宅であること |
以下のうちいずれか低い金額を補助 ・排水処理に要した費用の2分の1 ・30,000円 |
| 宇都宮市 | ・普段住んでいる家が大雨によって床下浸水の被害に遭った場合 ・基礎内側への被害があった場合 |
1戸につき10,000円 |
なお、支援内容は自治体によって大きく異なり、「消毒のみ支援」「費用の一部補助」「業者派遣」などさまざまです。
賃貸の場合は床下浸水の処理費用を大家さんが負担するのが一般的

賃貸物件で床下浸水が発生した場合、復旧費用は入居者ではなく大家さん(または管理会社)が負担するのが一般的です。
というのも、床下や建物構造部分は「建物の所有者(貸主)が管理すべき範囲」にあたり、入居者が原因でない浸水については原則として負担義務がないからです。
ただし、浸水の原因が入居者の過失(浸水に気づいていたが放置していたなど)にある場合は、入居者側が費用負担しなければならないケースもあります。
対応に迷った場合は、自己判断せずに大家さんや管理会社に連絡して判断を仰ぎましょう。
床下浸水を放置してはいけない3つの理由

床下浸水は見えない場所で起こるため、「水が引いたし大丈夫だろう」と放置してしまう方も少なくありません。
しかし、床下浸水を放置するのは危険です。
ここでは、床下浸水を放置してはいけない理由を3つに分けて、具体的に解説していきます。
カビやシロアリなどの害虫が発生する
床下浸水を放置すると、カビが大量発生するおそれがあります。
床下はもともと湿気がこもりやすい環境ですが、浸水後はさらに湿度が急上昇し、木材・断熱材・土台が長時間湿ったままになります。
その結果、わずかな水分でも数日以内に黒カビ・白カビが発生し、床上まで臭気が広がることがあるのです。
また、湿気はカビだけでなくシロアリの好む環境でもあります。シロアリは湿った木材を好み、床下の土台・根太・大引などの構造部分を食害する原因になります。
これにより、建物の強度が低下し、最悪の場合は床の沈みや歪みにつながる可能性も否定できません。
さらに、浸水後の床下に残った汚泥や有機物は、ダニ・ゴキブリなどの害虫の温床となり、衛生面でも大きなリスクを及ぼします。一度害虫が住み着くと駆除が困難になり、追加の消毒や防虫工事が必要になることも珍しくありません。
そのため、「水が引いたから大丈夫」と油断せず、早期の乾燥と消毒を行うことでカビ・害虫の発生を防ぐことが重要です。
参考:資料編 (施設の性能に影響を与える木材の経年変化)|国土交通省
家の基礎が劣化し、漏水や耐震性に影響が出る
床下に水分が残ったままの状態が長期間続くと、建物の基礎部分に深刻なダメージを与える可能性があります。
特に木造住宅では、床下の土台・大引・根太といった構造材が湿気を含むことで、腐朽菌が発生し、木材の強度の低下につながってしまいます。
また、コンクリート基礎も湿気に強いとはいえ、長期間水分にさらされるとひび割れや劣化を促進するおそれもあるでしょう。
さらに、湿った状態の構造材は、地震時に本来の強度を発揮できない可能性も指摘されています。
床下浸水は見えない部分のため気づきにくいですが、建物の基礎・構造に長期的な悪影響を与える重大な問題です。
そのため、気づいたタイミングで放置せず、できるだけ早めに対処することが重要です。
参考:コンクリートの耐久性を定める 『水』の制御|J-Stage
悪臭や菌の繁殖による健康被害のおそれがある
床下浸水を放置すると、悪臭や細菌の繁殖による健康被害が発生するリスクが高まります。
浸水時の水には、泥・生活排水・下水由来の汚れが含まれることが多く、これらが床下に溜まると雑菌やバクテリアが急速に増殖します。
これらの雑菌を放置すると、臭気が床上にまで上がってきて、室内環境そのものにも影響を及ぼすのです。
さらに、床下で繁殖したカビが空気循環を通じて室内に侵入すると、以下のような健康被害を及ぼす可能性が示唆されています。
- 咳・喉の痛み
- アレルギー症状
- 気管支炎
- ぜんそくの悪化
とくに高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、空気中のカビや細菌が体に負担をかけやすいため注意が必要です。
臭気やカビは自然乾燥では消えないことが多く、適切な洗浄・消毒・乾燥・防カビ処理を行わないと、何度も再発する原因となります。
「床下だから影響は少ないだろう」と思いがちですが、安全な生活を取り戻すためにも、床下浸水は早めに適切な処理を行うことが重要です。
床下浸水を自分で処理する流れ
床下浸水が軽度で、建物の構造材に大きな影響が出ていない場合は、自分で応急処置を行うことも可能です。
自力で処理する場合は、以下の流れを参考に安全第一で作業を進めてください。
- 安全確認(電源・ガス・足場の状況をチェック)
濡れた床下では感電や転倒のリスクがあるため、まずはブレーカーを落として安全を確保します。 - 床下点検口を開ける・必要に応じて家具を移動
作業スペースを確保し、内部の状況を確認します。 - ポンプや雑巾で残った水を排水する
水が多い場合は水中ポンプ、少ない場合はバケツ・スポンジで水を取り除きます。 - 泥・ゴミ・汚れを丁寧に除去する
泥を放置すると悪臭やカビの原因になるため、スコップなどを用いて可能な限り徹底して取り除きます。 - 消毒を行う
塩素系消毒剤で殺菌します(必ず換気しながら実施)。 - 送風機や除湿機を使って乾燥させる(数日〜1週間)
床下は自然乾燥しにくいため、送風機・除湿機を併用して長時間乾燥させる必要があります。 - カビの発生がないか定期チェックする
乾燥後数日してからも臭い・湿気・白い粉状のカビがないか確認します。
ただし、この流れはあくまで軽度のケースに限られ、中度〜重度の浸水は自力での対応は危険・不十分となることがほとんどです。
断熱材まで浸水している場合や、汚水が流入しているケースでは必ず専門業者へ相談するようにしましょう。
参考:【9月11日水害にあわれた方へ】水害時の衛生対策と消毒方法について|大田区
床下浸水の処理は業者に依頼すべき理由
床下浸水は一見すると表面の水を抜けば解決したように思えるかもしれません。
しかし、安全な生活を取り戻すためには専門業者へ依頼すべきです。
その理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 床下の状態を正確に把握できる(含水率・カビ・汚染度の調査)
床下の木材は水分を吸い込みやすく、表面が乾いていても内部が湿ったままのことがあります。専門業者は含水率計を使い、危険な「乾燥不足」を正確に判断できます。 - 強制乾燥・洗浄・消毒など、家庭では不可能な工程が実施できる
送風機・業務用除湿機・強アルカリ洗浄・専門薬剤などを使用し、再発リスクを最小限に抑えた乾燥・衛生処理が可能です。 - 断熱材・下地材の水没は自力処理が不可能に近い
断熱材はスポンジのように水を吸うため、自力での完全乾燥は困難です。状態に応じて部分交換・全面交換などの判断も必要になります。 - 汚水浸水(下水・生活排水)は危険性が高く専門処理が必須
細菌・カビ・ウイルスが大量に含まれるため、一般的な消毒では不十分です。汚水対応の防護具・薬剤・洗浄技術が必要になります。 - 作業ミスによる二次被害(カビ・悪臭・腐朽)のリスクが大幅に減る
乾燥が甘いまま床を閉じると、数ヵ月後にカビが発生する可能性もあります。プロであれば適切な工程管理で再発を防止できます。 - 作業時間が短く、生活再建のスピードが上がる
自力作業は数日〜1週間以上かかることがありますが、業者なら排水〜乾燥開始まで数時間で着手でき、生活への影響を最小限に抑えられます。
床下浸水は、処理方法を誤ると建物の資産価値を大きく下げるだけでなく、健康被害に直結することがあります。
そのため、軽度の浸水であっても、早い段階で一度専門業者に相談することをおすすめします。
床下浸水の処理ならブルークリーンへお任せください

床下浸水の処理でお困りなら、ブルークリーンへご相談ください。
ブルークリーンでは、一般家庭から店舗・事務所まで、幅広い床下浸水復旧に対応しており、「再発ゼロ」の品質管理を重視した復旧を行っています。
具体的には、以下のような工程をすべてワンストップで対応可能です。
- 床下の水抜き・汚水の回収(生活排水・下水が混ざるケースにも対応)
- 泥・汚染物質の除去と床下洗浄
- 強アルカリ洗浄・消毒による衛生処理
- 業務用除湿機・送風機を使った強制乾燥
- カビ除去・防カビコーティング(Goldmorr対応)
- 汚水桝(排水桝)の清掃・詰まり除去にも対応
- 必要に応じて断熱材・下地材の交換を提案
- 復旧後の環境調査(含水率・臭気・衛生状態のチェック)
「汚水が床下に入り込んでしまい、自分ではどうしようもない」
「家の臭いが取れず、本当に乾いているのか不安」
そんなときはぜひブルークリーンへご相談ください。経験豊富なスタッフが現地調査を行い、状況に応じたお見積り・プランを提案させていただきます。
まとめ
床下浸水の復旧費用は、「自分で行う場合」と「業者に依頼する場合」で大きく差が出ます。
自力処理であれば道具代や消毒液、防護具などの購入費が中心となり、数千円〜数万円ほどで収まるケースが多いでしょう。しかし、床下は狭く湿気がこもりやすいため、乾燥不足や消毒の不備が生じると、あとからカビの発生や悪臭、木材の腐朽が進み、結果的に追加の修繕費が大きく膨らむリスクがあります。
一方、業者に依頼する場合は、浸水の程度によって8万円〜200万円と幅がありますが、排水・洗浄・乾燥・殺菌・断熱材の交換といった工程を一括で行えるため、再トラブルを防ぎやすいのがメリットです。
また、火災保険や自治体の支援制度が利用できるケースもあり、実質的な自己負担額を抑えられる可能性もあります。
費用を最小限にするためには、被害の状況を早めに確認し、必要に応じて専門業者へ相談することが重要です。
▶経歴
・YouTube「特殊清掃ch|すーさん」登録者5.3万人
・ペストコントロール技能師(日本ペストコントロール協会)
・IICRC認定テクニシャン(CCMT/OCT)
・Goldmorr認定テクニシャン(カビ除去スペシャリスト)
・JRES認定テクニシャン(火災水害復旧対策訓練修了)
・横浜市栄区自治体研修(「ごみ屋敷の解消と再発防止に向けた寄り添い支援」)
・これまで8年以上4,000件以上の現場(孤独死・火災・水害・ゴミ屋敷・遺品整理など)に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「日刊SPA!」定期連載中
・「bizSPA!フレッシュ」
・「スタジオパーソル」単独取材
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・「Channel恐怖」Amazon prime video







