１．火災復旧のご依頼背景は？
今回のお客様はこの物件に住んでいる方で、WEBサイトからお電話にてお問合せいただきました。
聞くところによると、近所で火災が起きた際の延焼による二次被害を受けてしまい、部屋の一部に煤と煤による科学的な臭いが発生しているため、部屋を元の状態に戻してくれる業者を探しているそうでした。すでに保険会社が現地調査を終えており、発生元の弁済範囲が確定しているため、なるべく早い時期に作業をご希望でした。また、先に別の会社から見積もりを貰ったそうですが、作業範囲に対してあまりにも安い金額と企業情報が不明瞭なことから不信感を覚え、私たちにお問合せいただいたそうです。
まずは現地を見てほしいとご要望があったため、最短で現地にお伺いすることになりました。
２．火災復旧する箇所は？部屋の状況について
現場の建物は共用住宅で共有部の壁や天井は煤のせいで黒く変色している状態になっており、その煤による独特な化学臭が発生し、その臭いは楽に感知できるほど強烈なものでした。
部屋の中は一見綺麗に見えましたが、よく観察して見ると壁や天井、家財や雑貨などすべての表面に煤が付着していることが確認できました。
臭いの発生源はこれらの煤が原因でありその性質上、通常の清掃では完全に除去することが困難なため特殊なクリーニングが必要となります。
私たちはお客様と綿密に打ち合わせを行い、徹底的な室内洗浄を行う方向で着地することになりました。
一通り部屋の寸法を測り終わり、調査の結果次のような懸念点が浮上しました。
⑴外部要因による脱臭精度の低下
⑵生活環境における全ての煤の除去
外部構造や単純な面に対する煤の除去であれば、機械を用いて一気に作業を実施することが可能ですが、生活環境のあらゆるモノに付着している今回のケースでは、手作業で実施しなければいけません。そのため、上記のような懸念点が考えられました。
手作業でどこまで煤を取り除くことが出来るかが今回の作業のポイントになりました。
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３．ご提案した火災復旧の内容について
現地調査の結果、主に次の作業をお客様に提案いたしました。
・煤除去
・ハウスクリーニング
・消臭処理
・オゾン脱臭
お客様からこれらの作業を実施したいとご希望をいただいた為、最短で作業の段取りを組むことになりました。
作業は現場責任者１名、作業者３名の合計４名で行い、合計６０時間以上にわたる作業となりました。
当初懸念されていた、煤の除去についても手作業で丁寧に行うことによる無事に成功しました。
４．まとめ
今回お客様が当社に依頼した決め手は次の通りでした。
・細かい説明
・プランごとの提案
・企業情報
あまり知られていませんが、火災による被害を受けた家屋は煤による科学的な臭うがとても強く発生します。
今回のケースのように実際に住んでいる状況であれば、その被害は甚大であり一刻も早く元の状態へ戻す必要があります。
一方、ほとんどの場合で火災保険の適用範囲が確定するまで作業に入ることが出来ないため、作業の段取りを迅速に実行するために保険会社とのやり取りについてもお任せいただけます。
お客様が作業について保険会社と直接やり取りすることも可能ですが、私たちにお任せいただくことにより専門的な話を行なうため、よる早く作業に辿り着く可能性が高くなります。
このようなケースが発生した場合は、１人で悩まずに火災復旧のプロである私たちにお気軽にお問い合わせください。
