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Case Study ケーススタディ

残された体液に大量のウジ虫が発生した部屋の特殊清掃【東京都港区】

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1.特殊清掃のご依頼背景は?

今回のお客様はこの物件のオーナー様で、特殊清掃業者を探していたところインターネットで私たちを見つけてお問合せいただきました。

聞くところによるとご遺体の発見は故人様が亡くなったと推測される時期から半月ほど経っており、近隣住民の方が共有部に漏れ出した腐敗臭に気づき通報したことにより孤独死が発覚したそうです。

一通りお電話で必要な情報をお聞きしたうえで、緊急性が高いことやお客様のご希望もあったためすぐに現地調査に向かうことになりました。

2.現場の状態は?部屋の状況について

現場は築30年以上は経っているであろう10階建てマンションの一室でした。

お客様にご案内いただき速やかに部屋に入室しましたが、事前に聞いていたとおり玄関を開ける前から共有部に腐敗臭が漂っており、扉を開けるとさらに強烈な腐敗臭が確認できました。

部屋は一人暮らし向けの1Kタイプで居室の真ん中には人型の跡がくっきりと残ったベッドが置かれており、その体液上にはウジ虫が湧いていました。

室内は整理されていることもあり物量は少なかったですが、壁の隙間や狭い部分にはハエの死骸やホコリが大量に付着していた為全体の清掃に時間を要することが想像されました。

関連:[頭皮が腐敗臭を放つ孤独死の現場、特殊清掃の内容と流れを解説【施工事例】]

3.特殊清掃の内容について

現地調査の結果、次の作業をお客様へ提案いたしました。

・腐敗物の撤去

・除菌、脱臭

・残置物撤去

・形見分け(貴重品の捜索)

・パッキング

・壁紙クロス撤去

・クッションフロア撤去

・ハウスクリーニング

後日、お客様からこれらの作業を実施したいとご連絡をいただいた為、すぐに作業の段取りを組むことになりました。

作業は最初に部屋全体を除菌したあと、ベッドの上の汚染箇所を解体して撤去することから始めました。

もともと室内の荷物が整理されていたこともあり仕分け作業は順調に進みましたが、壁紙クロスを剥がした際に大量のハエの死骸が詰まっていることが分かった為掃除機で吸い出しながら撤去を進める作業に少し時間が掛かってしまいました。

部屋を空き家状態に仕上げた後、最後に脱臭機をかけて臭いを抑えることができました。

全体的に落ちやすい汚れのみだった為、薬品や洗剤を使用して磨き上げることで綺麗な状態に戻すことができました。

4.まとめ

今回のように悪臭が充満していた現場でも、原因を全て取り除くことで臭いを抑えることができます。

特に脱臭や消臭は私たちの得意分野でもありますので、お困りの場合は是非ご相談ください。

他に似たような事例もありますので、ぜひご覧ください。

関連:[マンション7階で孤独死が発生、ウジ虫が大量発生した現場の特殊清掃と内容を解説【施工事例】]

before
after
間取り 1K
作業時間 2日
作業人数 6名
作業費用 550,000円