１．今回の特殊清掃のご依頼背景は？
今回のご依頼は実際に孤独死が起きた部屋の物件のオーナー様からでした。
部屋を貸していた住民が孤独死の状態で発見されて、ご遺体の引き上げ後に室内を確認したところ、残置物やご遺体の跡が残っていたため原状回復工事が入れる状態まで仕上げてほしいというご相談でした。
次の入居者を探さなければいけないため急ぎの作業をご希望しており、私たちはお電話を受けてからすぐに現地調査へ向かうことにしました。
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２．特殊清掃箇所の状態は？現場の状況について
建物は古い木造のアパートで、孤独死が起きた部屋は２Fにありました。
私たちはお客様から鍵を受け取ると、建物を含む周囲の環境を調査しながら該当の部屋に向かいました。
どの特殊清掃現場でも同様ですが、現地調査の際は近隣に対してあまり目立たないようにしなければいけません。
これは孤独死が発生したことによる、周囲の心理的負担を軽減するためです。
そして早速、玄関の扉を開けましたが扉を開けた瞬間から腐敗臭が一気に漏れ出したので、急いで扉を閉めて室内の調査を開始しました。
室名には部屋で亡くなった故人様が生前に溜めていたであろう大量の新聞紙や生活雑貨が残っており、ご遺体があった場所には体液の乾いた跡がありました。
腐敗臭自体はとても強いものではなく、通常の脱臭工程で十分に落としきれるものだと判断できました。
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３．施工した特殊清掃の内容について
現地調査の結果、次の内容をお客様へ提案致しました。
・床の部分解体
・虫の死骸撤去
・消毒
・脱臭
・残置物の撤去
・全体の簡易清掃
後日、お客様からこれらの作業を実施したいとご連絡をいただいた為、速やかに特殊清掃の段取りを組むことになりました。
今回の作業では次の入居者を急いで探したいとのご要望がお客様からありましたので、私たちの作業後すぐに原状回復工事に入れるように最短で日程を組んで対応いたしました。
特殊清掃作業自体は車の駐車スペースが部屋と近かったこともあり、資材の搬入が簡単ですぐに終えることができました。
また、腐敗臭がそこまで強くなかったため短時間の脱臭で臭いを除去することに成功しました。
４．まとめ
特殊清掃作業に限らず、片付けの現場でも車の駐車スペースが遠かったり、作業環境が悪ければ作業に掛かる時間も増えてお客様の負担につながる可能性があります。
そのため物件を管理する方の協力を得ることも大切です。
