１．特殊清掃のご依頼背景は？
今回のお客様は不動産会社様で、インターネットで私たちを見つけてお問合せいただきました。
聞くところによると管理している物件内で孤独死が発生し、いつも依頼している原状回復工事業者に特殊清掃を断れたそうです。
そのため原状回復工事業者が入れるようになるまで部屋を綺麗にしてほしいとのご要望がありました。
２．部屋の状態は？現場の状況について
現場調査当日、建物に近づいたところで腐敗臭が道路まで漏れ出していることに気がつきました。
事前に他にも住人がいると聞いていた為急いで作業をしなければならない現場だとこの時点で感じていました。
部屋の中を確認すると５畳ほどの比較的に狭い１Rタイプの部屋で、生活雑貨や本が大量にあり押入れの前には体液や髪の毛が残っていることが確認できました。
本や紙類が多い現場では腐敗臭がそれらのものに移りやすく、全体的に臭いが強くなる傾向にありますがこちらの部屋がまさにそのような状態でした。
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３．特殊清掃の内容について
現地調査の結果、次の作業をお客様へ提案いたしました。
・腐敗物の撤去
・除菌
・脱臭
・形見分け(貴重品の捜索)
・残置物撤去
・仕上げ清掃
後日、お客様からこれらの作業を実施したいとご連絡をいただいた為、すぐに作業の段取りを組むことになりました。
当初心配していた臭いについては、汚染箇所の清掃後に室内の残置物を撤去したところほとんど取り除くことができました。
そのため後から原状回復工事の業者が入れるような状態まで戻せたためお客様に喜んでいただけました。
４．まとめ
多くの原状回復工事業者は孤独死が発生した現場の依頼を断る傾向にあります。
しかし、私たち特殊清掃業者が先に清掃をすることによりそれらの問題が解決することがほとんどです、
もちろん私たちが原状回復工事を承ることが可能ですが、お抱えの施工業者がいる場合はそちらにご相談することを勧めております。
