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Case Study ケーススタディ

隣人の苦情で発覚?タワーマンションで実際に起きた浴槽事故の特殊清掃を解説

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貴方はタワーマンションにどんなイメージをお持ちでしょうか?

「お金持ちが住んでそう」

「社交的な人が多そう」

「孤立とは無縁だ」

「何かあってもすぐ駆けつけてくれそう」

一般的にこのようなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、今回解説するのは東京都中央区にあるタワーマンションで実際に起きた浴槽内での事故死による特殊清掃です。

なんとご遺体の発見までに約一か月以上も要したという点から世間のイメージとは裏腹にタワーマンション内でも意外と孤立化が進んでいるのではないでしょうか。

1.今回の特殊清掃のご依頼背景は?

今回私たちにお問合せいただいたお客様はこの部屋で亡くなった方のご親族北陸地方に在住している方でした。しばらく連絡を取っていなかった部屋の住人が浴槽内に発見遅延死(孤独死)の状態で発見されたのですが、建物を管理する会社が提携している工務店からその対応を断られ、自ら特殊清掃が可能な業者を探すことになりインターネットで私たちに辿り着いたそうです。

また、部屋から漏れ出した腐敗臭による影響で、同フロアの住民から管理会社宛てに多数の苦情が寄せられていることからなるべく早く対応してほしいとご要望がございました。

しかし、お客様が北陸地方に住んでおりすぐに現地に来ることが出来ない為、事前に鍵を郵送してもらうことによりお客様の立会いなしで現地調査をすることになりました。

今回のように周囲から苦情が寄せられている特殊清掃現場は緊急性が高く、迅速かつ適切な初期対応が求められますが、お客様が遠方に住んでいる場合は代わりに単独で現地調査を実施することがよくあります。

その場合、鍵の受け渡しについては以下のパターンがあります。

⑴私たちの会社宛てに鍵を直接郵送してもらう

⑵管理会社に鍵を預けてもらい私たちが取りに伺う

⑶現地に管理会社がキーボックスを設置する

どのパターンを選ぶかはお客様次第で、私たちからも提案することがありますが、最終的に作業をご依頼いただかない場合でも見積もり費用や郵送代金は全て無料となっております。

しかし全ての特殊清掃会社がこのような対応をしているわけではありませんので、特殊清掃業者を選ぶ際のポイントが気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。

関連:[孤独死清掃の現場とは?清掃の流れや業者を選ぶポイントまで]

2.特殊清掃箇所の状態は?現場の状況について

現場に到着後、はじめに作業環境を把握するため建物の周りや設備を観察したところ、大変多くの住民が建物に出入りしている事が確認できました。

今回のタワーマンションのような住民が多い建物では腐敗臭が染み付いた残置物や使用後の資材を搬出する際に周囲に悪影響を及ぼす恐れがあるため、現地調査時に搬出経路や管理組合との連携体制・使用可能な設備・養生設置箇所・必要許可などを同時に確認しなければいけません。

私たちは周辺の環境や建物の設備を確認したあと、現場があるフロアに向かいましたがエレベーターの扉が開いた瞬間、腐敗臭が廊下全体に漂っていたことを鮮明に覚えています。

現場に到着後、周囲からあまり目立たないようにするため個人保護具を装着してから速やかに入室しました。

室内は2LDKのファミリータイプでしたが、独り暮らしの男性にとっては少し広すぎる間取りで、部屋中に生活雑貨や生もの・洋服・書籍が溢れかえっている状態であり、強烈な腐敗臭によって劣悪な環境になっていました。

撤去する予定の残置物や目に見える範囲での貴重品を先に計測してから悪臭の原因箇所である浴室へ向かうことになり、浴室の扉を開けたところ真っ黒に染まった浴槽が強烈な腐敗臭を放っていることが確認できました。

浴槽内にはご遺体から流出した体液や皮膚が水と混ざった状態で残留しており(もちろんご遺体はこの場にはございません)、それがハエの発生や悪臭の原因になっていた為、応急処置としてテープと蓋で密封しました。

調査を終えて個人保護具を脱ぐと腐敗臭が制服にも染み付いており、個人保護具を貫通するほどの強い腐敗臭が発生していることを改めて感じました。

関連:[特殊清掃で取れる臭い5種類!おススメの清掃業者とは?]

3.施工した特殊清掃と片付けの内容について

現地調査の結果をお客様に報告したところ「管理会社に部屋の引き渡しができる状態まで仕上げてほしい」とご要望がありましたので、施工内容や仕上がり基準を管理会社に確認したうえで御見積書を作成することになり、その結果、次の作業を提案致しました。

【特殊清掃】

・浴槽内の体液除去

・浴室クリーニング

・消毒

・脱臭

・壁紙剥がし

【片付け】

・貴重品の捜索(形見分け)

・残置物の撤去

後日、お客様からこれらの作業を実施したいとご連絡をいただいた為、すぐに作業の段取りを組むことになりました。

今回の作業には重要なポイントが2つありました。

一つは浴槽内の体液をいかに早く除去できるのか、二つ目は残置物の搬出です。

浴槽内の体液が混じった水をそのまま流してしまうと高確率で排水口が詰まってしまい、脱衣所が水浸しになってしまいます。そのため可能な限り皮膚片や不純物を先に取り除き、特殊な薬品を使用したうえで排水する必要があり、これに時間が掛かってしまうとその後の全ての工程に遅れが生じるため、とても慎重かつスピーディーに実行しなければいけませんでした。

また、残置物を搬出する際に腐敗臭が周囲に漏れないよう消臭処理やパッキングを用いる必要があり、搬出用のエレベーターが1台しかない状況から膨大な手間と時間が掛かることが予想されました。

最終的には当初の予定通り5日間で作業を終わらせることが出来ました。

実は今回お客様とは一度も直接会うことはありませんでしたが、毎日の作業の進捗報告や貴重品の捜索及び仕分けのご相談をお電話やメールにて行わせていただいた、「安心して作業をお任せ出来ました」と仰っていただきました。

後日、消毒消臭済みの貴重品や思い出の品を郵送して全ての工程が無事に完了致しました。

4.まとめ

今回のように様々な事情で現地に来ることが出来ないお客様もたくさんいらっしゃいますが、私たちは海外からでも実際に特殊清掃のご依頼を受けた実績がございます。

日々の作業報告はもちろんですが事前に十分な打ち合わせをすることにより、お客様の不安を一つ一つ取り除いていきますので安心してご相談ください。

私たちが提供する特殊清掃や片付けサービスをもっと詳しく知りたい!ブルークリーンはどんな会社なの?と気になる方はこちらの記事もご覧ください。

関連:[特殊清掃業者ブルークリーンとは!?サービス内容や特徴を徹底解説!]

before
after
間取り 2LDK
作業時間 16名
作業人数 5日
作業費用 930,000円