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Case Study ケーススタディ

【神奈川県藤沢市】新築住宅の火災でユニットバスが煤汚染された復旧清掃の施工事例

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神奈川県藤沢市の新築住宅にて、火災による煤が付着したユニットバスの復旧作業を行った施工事例のイメージ写真

1.火災復旧のご依頼背景は?

神奈川県藤沢市の閑静な住宅街。

今回ご相談をいただいたのは、地域に根ざした施工を手がける工務店様でした。

依頼のきっかけとなったのは、新築住宅の引き渡しからわずか3日後に発生した火災事故です。

発火源は室内の一部とされ、建物全体に煤や熱が回ったことで、せっかく完成したばかりの家屋が一転して被災物件と化してしまいました。

工務店様にとっても、竣工直後の火災という稀な事態に直面するのは初めてだったとのこと。

再工事の手配や施主対応に追われるなかで、特に判断に悩まれていたのが「ユニットバスの扱い」でした

家全体は内装をやり直す前提となったものの、ユニットバスに限っては構造自体に目立った損傷がなく、「この状態で清掃による復旧が可能であれば、費用面・工程面で大きな助けになる」とのことで、ブルークリーンにご連絡をいただきました。

今回求められたのは、単なる清掃ではありません。

新築であるがゆえの美観水準と、引き渡し物件としての品質を満たすレベルまで復旧できるかどうかです。

その可否判断と実作業に、当社の技術力と経験が試される場面でもありました。

2.火災復旧する箇所は?部屋の状況について

火災後のユニットバス扉に付着した黒い煤汚れの様子。表面に積もった煤が火災の影響を物語る

今回の火災において復旧対象となったのは、新築住宅内に設置されたユニットバスでした。

火災発生時の熱気と煙により、ユニットバスの内部は一面が煤で覆われ、白かった壁面や天井、浴槽表面に至るまで、まるで黒いフィルムを貼ったかのように変色していました

しかし、状況としては決して悲観的なものばかりではありませんでした。

不幸中の幸いとも言えるのが、ユニットバス本体に目立った熱変形や素材の劣化が認められなかった点です。

一般的に樹脂や樹脂複合素材で構成されるユニットバスは、高温にさらされると変形・溶融が発生することがありますが、今回はそうしたダメージは確認されませんでした。

つまり、「物理的損壊のない煤汚れ」であり、適切な手順と技術をもって対応すれば、復旧の可能性が十分にあると判断される状態でした。次のステップとして、当社ではこのユニットバスを対象とした最適な火災復旧プランを検討することとなります。

関連記事:火事による家の煤汚れの効果的な落とし方をご紹介!注意点も解説!

3.ご提案した火災復旧の内容について

火災の煙と煤で真っ黒に変色したユニットバスの浴槽。光沢のない表面に煤が厚く付着している

今回のご依頼は、「新築住宅のユニットバス」という特殊な条件下での火災復旧でした。

引き渡し直後の設備であることから、単に汚れを落とすだけではなく、“新築としての仕上がりを損なわない水準”が求められました。

ブルークリーンでは、数多くの火災対応実績をもとに、素材劣化の有無や変形リスクを見極めたうえで、以下のような施工内容をご提案しています。

部位別に応じた洗浄と復元処理 天井・壁・床・建具・設備機器など、各素材に最適な薬剤・資器材を選定し、煤の除去と表面処理を実施。
美観と衛生面を両立させる施工工程 見た目だけでなく、臭気・ベタつき・衛生面に配慮し、快適に使用できるレベルへの回復を目指す。
新築住宅にふさわしい復旧品質の確保 再施工や解体を回避する前提で、可能な限り「新築時の印象」を損なわないよう丁寧に作業。
工務店様との連携を踏まえた工程管理 他のリフォーム工程とも並行する中で、復旧の役割とタイミングを明確化し、現場全体の工期にも配慮。

通常の住宅よりも高い品質基準と判断力が求められる中、清掃だけでユニットバスの回復を可能とする提案は、工務店様からも高い信頼を得る結果となりました。

4.なぜブルークリーンが選ばれたのか?~火災復旧における“信頼と技術”の総合力~

火災によって煤が付着したユニットバスは、一見すると「清掃だけでの復旧は困難」と判断されがちな箇所です。

特に新築直後の火災という状況では、建材の状態や美観への影響も大きな懸念材料となります。

しかし、ブルークリーンでは単なる見た目の判断にとどまらず、素材ごとの耐熱性・変形リスク・化学的処置の効果を加味した科学的アセスメントを実施。

豊富な火災復旧の経験をベースに、最適な洗浄方法を導き出す体制を構築しています

今回のご依頼も、こうした「確かな判断力」と「高品質な施工」に期待を寄せていただいた結果でした。さらに、以下の点が信頼獲得の決め手となりました。

火災復旧に特化した専門知識と実績の蓄積

煙・煤・臭気といった特殊環境においても、状態を正確に見極め、素材を傷めずに美観と機能を復元する高度なノウハウ。

他工事との連携を踏まえた柔軟な対応力

建物全体の再施工が進むなかで、工務店様の工程に配慮した段取りと柔軟な作業スケジュールを実現。

「なんとかしたい」という現場の声に応える姿勢

「リフォームではなく清掃でなんとかならないか」というご要望に対し、技術と覚悟の両面から応えるプロ意識。

火災復旧は単なるクリーニングではありません。生活再建の第一歩を担う“復旧支援”です。

だからこそブルークリーンは、「汚れを落とす」こと以上に、「安心を取り戻す」ことに重きを置いています。

さらにブルークリーンでは2023年11月、国際的な清掃認証機関「IICRC(Institute of Inspection Cleaning and Restoration Certification)」が認定する「Fire and Smoke Restoration Technician(火災・煙損復旧技術者)」資格取得のため技術者をアメリカに派遣しました。

これは、火災によって発生する煙・煤・有害残留物の除去技術や、臭気分解・建材保護のための復旧理論を国際水準で学ぶ専門資格であり、単なる経験則ではなく、科学的根拠と作業標準に基づいた施工を可能にします

火災復旧に関するIICRC研修を受講中のブルークリーン技術者(藤原未波・永井宏)とRSRトレーナー

※写真:IICRC「Fire and Smoke Restoration Technician」研修時の様子。当時のブルークリーン技術者(左:藤原未波、右:永井宏)、中央は現地職員。

今回の現場では、煤で真っ黒になっていたユニットバスを徹底的に洗浄し、新品同様の状態にまで回復させることができました

ビフォーアフターをご覧いただければ、その効果は一目瞭然です。

火災という予期せぬトラブルに直面しながらも、最善策を模索されていた工務店様。

その真摯な思いに応えるため、私たちもプロとしての責任と誇りを持って対応にあたりました。

ブルークリーンはこれからも、「きれいにする」その先で“人々の安心”を取り戻す復旧のプロフェッショナルであり続けます。

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