家に入り込んだネズミの駆除について調べていますね?
実は、ネズミは駆除するだけでは足りず、再侵入を防ぐことが何より重要です。
そこで、この記事では、ネズミの駆除から予防、さらには業者に依頼する際のポイントまで、実践的な方法と役立つ情報を紹介します。
記事をすべて読み終えるころには、ネズミのいない清潔で安心な居住空間を取り戻すビジョンが明確になり、一歩踏み出す勇気が湧くはずです。
また、正しい知識と具体的な行動計画で、これからは新しい住み心地の良さを、家族と共に満喫できるでしょう。
1.ネズミを駆除せず放置すると起きる3つの被害
これから、ネズミを駆除せず放置した場合に起きる3つの具体的な被害についてお話しします。
まずは、以下のリストを確認してください。
- 火災や停電が発生する
- 住宅部材が破損する
- 病原菌による健康被害がある
それぞれの被害がどのものなのか、詳しく説明します。
被害1.火災や停電が発生する
ネズミが家に侵入してしまうと、彼らが電気の配線をかじることで、漏電や短絡を引き起こし、やがては火災や停電といった深刻な被害に繋がります。
家庭内の安全を保つためにも、ネズミの駆除は大切です。
例えば、配線を保護する策を取る、ネズミが侵入しにくい環境を作るなどが考えられます。
ネズミは非常に小さい穴からでも侵入が可能なので、家の隙間を確認して塞ぐことも大切です。
また、定期的に配線の点検を行うことも重要となります。
それぞれの対策を怠ると、家族の命を守るために必要な電気設備が危険にさらされることになりかねません。
被害2.住宅部材が破損する
壁や床、断熱材などの建築部材を、ネズミがかじることによって損傷を受けるケースがあります。
これにより、住宅の耐久性や快適性が損なわれるだけでなく、修理にかかるコストも非常に大きくなる可能性があります。
特に断熱材が損なわれると、冷暖房の効率が低下し、光熱費が増大するという経済的な損失にも繋がります。
ネズミは入り込んだ家を巣とみなし、繁殖を始める可能性もあるため、住宅部材の損害を未然に防ぐためにも、早急な対策が求められます。
被害3.病原菌による健康被害がある
ネズミはサルモネラ菌や赤痢菌といった**感染症を媒介する恐れのある動物であり、放置すれば家庭内の健康リスクが高まります。
それぞれの病原菌はネズミの糞尿に含まれており、食品への汚染や家庭内での広がりが懸念されます。
下痢や発熱を引き起こすサルモネラ菌、皮膚に発疹を引き起こす可能性のある亜種など、多種多様な病原体がネズミによって運ばれる とされています。
家族の健康を守るためにも、衛生管理を徹底し、ネズミの侵入を食い止める予防対策が大切です。
疑わしい兆候が見られた場合は、専門家に相談することをおすすめします。
2.自分でネズミの駆除をする7つの手順
これから自分で行えるネズミの駆除方法を、7つの手順にわけて紹介します。
- 侵入経路を確認する
- 屋内に残っているネズミを追い出す
- 侵入経路を封鎖する
- 家の清掃をする
- 草刈りや不用品を廃棄する
- 罠を設置する
- 自然由来の物で予防する
これからの内容では、それぞれのリストに挙がっている項目について、それぞれ具体的な説明を加えていきたいと思います。
手順1.侵入経路を確認する
まず、ネズミの家への侵入を食い止めるためには、侵入経路を特定することが非常に重要です。
定期的に家の周囲や内部を調査し、ネズミが侵入しやすい場所を特定します。
具体的な侵入しやすい場所には、床下通気口、外壁の割れ目、換気扇、軒下と壁のつなぎ目、屋根の隙間などです。
それぞれはネズミが好むわずかな隙間でも十分に通過できるため、それらを見逃さないようにしましょう。
特に通気口や配管周りは、ネズミが通り抜けやすい典型的なポイントであるため、細心の注意を払ってチェックする必要があります。
また、目で見てわかりにくい場所でも、ネズミのフンといった被害の兆候を発見することで、未然に防げるでしょう。
積雪や雨期など季節に応じた調査も心がけ、あらゆる角度から徹底的に侵入経路を確認・特定することが、駆除成功への第一歩となります。
手順2.屋内に残っているネズミを追い出す
次に、残ったネズミを追い出します。
家の内部に侵入してしまったネズミを追い払う際には、燻煙タイプの忌避剤が非常に便利です。
このタイプの忌避剤は、ネズミに対してストレスを与えて一時的に家の外へ逃がす役割を果たします。
毒餌や粘着シートと比較して、後からの処理が簡単であり、効果的にネズミを屋外へ出せるのです。
しかし、この方法を用いる前には、屋内にネズミが何匹いるか、位置はどこかという情報を正確に把握しなければなりません。
もしネズミが屋内に隠れたままだと、忌避剤を使用した後に死んでしまう事態も起こり得るため、可能な限りネズミがいないことを確認した上でこの手順を実行しましょう。
手順3.侵入経路を封鎖する
ネズミが使用していると特定された侵入経路を、迅速かつ確実に閉鎖しましょう。
この作業には、通常、パンチングメタルや金網、防鼠ブラシ、防鼠パテなどの材料が使用されます。
パンチングメタルや金網は、穴が開いた箇所を物理的に塞ぐために役立ちますし、防鼠パテは不規則な形状の穴や裂け目を封じるのに適しています。
封鎖が終わってからも、定期的にその場所を点検し、新しい穴や隙間ができていないかを確認してください。
必要に応じて補修作業を行うことで、再侵入を確実に防ぐことができます。
手順4.家の清掃をする
次に、家の清掃を行います。
ネズミを家の外にいさせるためには、彼らが好む環境を徹底的に取り除くことが肝心です。
ネズミを引きつける原因となる生ゴミや食べ残しは速やかに廃棄し、お米や穀類などは密閉容器に収納してネズミがアクセスできないようにします。
清掃作業は、排水口の清掃も含みますが、これはネズミの食物源や巣作りの材料になることを防ぐためです。
家の中を整然と清潔に保つことで、ネズミがそれぞれの場所に魅力を感じにくくなり、家に入る動機を低減させられます。
手順5.草刈りや不用品を廃棄する
次に、草刈りや不用品を廃棄します。
ネズミは外部での隠れ場所として、草むらや不用品の山を好む傾向が強いです。
それぞれの場所はネズミが潜んだり巣を作ったりするのに理想的な環境を提供しています。
したがって、草刈りをして隠れる場所を減らし、不用品も速やかに適切に処分することにより、ネズミによる被害を未然に防ぐことが重要です。
剪定された庭や整理された敷地は、ネズミにとっては生息や活動がしにくく、したがってその地域に留まる理由が少なくります。
手順6.罠を設置する
次は、対ネズミ用の罠を設置しましょう。
特に粘着トラップや蓄積毒を含む罠は、即効性があり使いやすく、ネズミを物理的に捕獲するのに効果的です。
それぞれの罠の設置に際しては、ネズミの動線や活動領域を熟知しておく必要があります。
効果的な設置を行うためには、ネズミがよく通る場所や巣穴の近くに出入りするエリアを選んで罠を設置しましょう。
ただし、罠を使う場合は、ペットや子供に影響がないように、安全上の注意も怠らないようにしてください。
手順7.自然由来の物で予防する
駆除をした後は、自然由来の物で予防をしましょう。
ネズミ駆除に化学物質を使用することに抵抗がある場合は、自然由来の物質を利用してネズミを遠ざける手法もあります。
ハッカ、トウガラシスプレー、わさび、ハーブ系スプレー、ペパーミントオイルなどはネズミが好まない独特な香りがあり、その臭いがネズミの侵入を防いでくれます。
ネズミが家に入ってくると想定されるエリア、特に窓の近くやドアの隙間、通気口などにこの物質を塗ることで、ネズミの新たな侵入を効果的に防ぐことが可能です。
それぞれの手段は環境に優しく、またネズミに対して追い出したり駆除したりする暴力的な方法ではなく、自然な方法でネズミの侵入を予防できます。
3.ネズミを駆除した後にまた寄せ付けないようにする3つの方法
ネズミを駆除した後にどうすれば二度と寄せ付けないのか、そのための3つの方法をこれから紹介します。
- 巣材となるようなものを置かない
- 餌になるものを置かない
- 考えられる全ての侵入口を塞ぐ
それでは、それぞれの方法について1つ1つ詳しく説明します。
方法1.巣材となるようなものを置かない
家に侵入してくるネズミ達は、巣を作るための材料を探しています。
この巣材となるものを家の中や周辺に置かないことが大切です。
具体的には、以下のようなものは置かないようにしましょう。
- 新聞紙や雑誌
- 段ボールや布類
- 絶縁材や断熱材
家の周りをきれいに保つことで、ネズミが巣を作る材料を見つけることが難しくなり、より安心して生活できます。
方法2.餌になるものを置かない
ネズミは食料を求めて家に侵入しますので、彼らに餌となるものを与えないことが、再侵入を防ぐ鍵です。
食べ物の残りかすや生ごみは特に注意が必要となります。
食事後の処理には以下のポイントを心がけましょう。
- 食器の洗浄
- 食べかすのこまめな処理
- ゴミ箱のフタのしっかりとした閉鎖
また、ペットの餌の保管場所も適切に管理し、定期的に清潔にしてください。
ついでに、果物などの生鮮食品も放置せず、適切な保存を心がけることで、ネズミを引き寄せる原因を取り除けます。
さらに、キッチンや食品保管場所は定期的に清掃し、隠れた隅々まで汚れや食べかすを残さないようにしましょう。
方法3.考えられる全ての侵入口を塞ぐ
ネズミはわずかな隙間からも侵入できるため、全ての侵入口をきちんと塞ぐことが、家への不要な訪問者を防ぐ上で非常に大切です。
具体的な対策は、以下になります。
- ドアや窓の隙間
- 壁や床の亀裂
- 屋根裏や換気口
それぞれの穴や隙間を、金属網やコーキング材でしっかりと修復しましょう。
加えて、排気口や換気扇のフィルターも、ネズミが侵入しづらい仕様のものに変更すると良いでしょう。
住居の周囲を定期的に調査し、新たな裂け目などが発生していないかチェックすることも忘れずに。
これにより、ネズミが侵入するルートを確実に塞ぎ、安全で清潔な生活環境を維持できます。
5.安全にネズミの駆除をしたいなら業者に任せましょう
ネズミ駆除における専門業者の利用は確実性と安全性を兼ね備えた最良の手段です。
家庭での対策として粘着剤やネズミ駆除剤の使用が可能ですが、ネズミは極めて警戒心が強く、初期の対策では捕獲・駆除に至らないことも少なくありません。
専門業者はネズミの生態や行動パターンを熟知しており、侵入経路の特定や有効な駆除方法の選定に長けています。
また、より効果的な駆除を行うための適切な知識と機材を保有しており、人間やペット、住環境への影響を最小限に抑えた安全な駆除作業が期待できます。
24時間365日サポートと無料見積もりを提供する業者も多く、迅速な対応が可能です。
家庭では困難な死骸の処理や消毒も行ってくれるため、衛生的な環境を維持する上でも業者への依頼は有効です。
6.ネズミの駆除を業者に頼む3つのメリットとは?
害獣となるネズミの問題は特に都市部で重要視されており、プロによる駆除が必要です。
今回はそのプロのサービスにはどのメリットがあるのか、3つのポイントに絞って紹介します。
- 敷地全体をチェックして駆除の計画を立ててくれる
- 死骸の処理や消毒も任せられる
- 侵入口を特定して塞いでくれる
それでは、次にそれぞれのリストに挙げた3つのメリットについて、1つずつ詳しく解説します。
メリット1.敷地全体をチェックして駆除の計画を立ててくれる
家を支配するネズミの問題を解決する際、業者に依頼する一番のメリットは、専門的な知識と経験を駆使して敷地全体を徹底的にチェックし、最適な駆除計画を立ててくれる点です。
業者はまず、ネズミの活動範囲やエサの場所を特定し、発生しやすい経路を把握します。
次に、捕獲や忌避策を含む多角的な対策をプランニングし実行に移すものです。
捕獲法には、粘着シートやトラップの設置等があります。
人間にとって安全でありながらネズミに対して効果的な方法を選び、何よりもペットやお子さんがいるご家庭においては、無害な対策を重視することも可能です。
この流れは、独力での駆除に比べて圧倒的に時間も労力も節約できるため、忙しい日常において大切なサポートとなります。
メリット2.死骸の処理や消毒も任せられる
ネズミ駆除に伴って発生する死骸の処理は大変な作業ですが、プロの業者に依頼することで病原菌のリスクを避け、安全に処理が行えます。
ネズミの死骸にはサルモネラ菌やレプトスプラ菌などの病原菌が付着する可能性があり、不適切な処理は健康への脅威となるでしょう。
業者に処理を依頼すれば、死骸を安全かつ迅速に処理し、場所に応じた消毒・清掃を丁寧に行うため安心です。
また、死骸の放置はウジやゴキブリの発生、ダニやノミの拡散に繋がるので、専門業者による迅速な対応は二次害防止にも繋がります。
メリット3.侵入口を特定して塞いでくれる
最も大切なネズミ対策は再侵入を防ぐことです。
プロの業者はネズミの侵入口を特定し、徹底的に塞ぐことで再発防止に努めます。
ネズミは非常に小さな穴や隙間からも侵入できるため、家の様々な場所をチェックすることが必要です。
業者は建築やネズミの習性に関する深い知識を持ち、通常では見過ごされがちな入り口さえも見つけ出します。
そうした穴を塞ぐことにより、新たなネズミの侵入を防ぎ、家を清潔で安全な場所に保てるのです。
侵入口をきちんと閉じることは、ネズミ駆除の成果を長期にわたって維持するためには欠かせない手段であり、専門業者に依頼する大切な理由の1つといえます。
7.ネズミの駆除を業者に依頼する場合の費用はどれくらい?
ネズミの駆除を業者に依頼する場合の費用は、住宅タイプや被害の程度によって大きく異なります。
一戸建てやアパート・マンションや集合住宅で、軽度の被害となるネズミの場合、一部の駆除であれば1〜3万円、全体的な駆除には20万円程度かかることが一般的です。
ただし、延床面積60㎡が目安とされており、広さによって費用は変動することを押さえておく必要があります。
料金の相場は理解したうえで、複数業者からの見積もりを取り比較しましょう。
8.ネズミの駆除業者は3つのポイントで選びましょう
これから3つの大切なポイントを含むネズミ駆除業者の選び方について紹介します。
- 作業内容が明確な業者を選ぶ
- 見積もり金額の内容が明確な業者を選ぶ
- 再発したときの補償がある業者を選ぶ
それでは、これから各ポイントについて詳しく解説していきましょう。
ポイント1.作業内容が明確な業者を選ぶ
家にネズミが侵入しており、駆除を考えている際に最も大切なことは、作業内容が明確な業者を選ぶことです。
作業内容が不明確な業者に依頼すると、不要なサービスを提案されたり、期待した成果が得られないことも考えられます。
プロのネズミ駆除業者であれば、以下の項目をはっきりと説明してくれるでしょう。
- 調査の方法と範囲
- 駆除の手法(毒エサの設置、ワナの仕掛け方など)
- 作業の時間と期間
それぞれの作業の全てに施工前の説明が重要です。
良い業者は、施工に来る社員がきちんとプランを説明し、透明性を持って作業を行います。
その上で、具体的な作業内容が理解でき、納得できる業者を選ぶことが成功の鍵です。
ポイント2.見積もり金額の内容が明確な業者を選ぶ
ネズミ駆除をお願いする際に注意すべきは、見積もり金額の内容が明確な業者を選ぶことです。
明確でない見積もりでは、後から追加費用が発生する可能性があります。
信頼できる業者は、以下の情報が明記された見積書を提供してくれるはずです。
ポイント | 詳細 |
---|---|
施工前の調査 | 施工の範囲を決定するための調査 |
施工費用 | 施工内容に対しての費用 |
防御対策 | 侵入防止策の実施にかかる費用 |
訪問回数 | 何回の訪問で施工が完了するか |
追加料金 | 状況による追加料金が発生しないこと |
具体例としては、施工面積やネズミの被害状況に応じて、価格が決まることが一般的です。
この透明性がある見積もりをする業者を選んで、予想外の支払いに困らないようにしましょう。
ポイント3.再発したときの補償がある業者を選ぶ
ネズミ駆除を行ううえで、もっとも安心できるのは再発したときの補償がある業者を選ぶことです。
駆除作業後にネズミが再発する可能性はゼロではありません。
そのため、アフターサービスや保証をしっかり提供する業者を選ぶことが大切です。
主要な保証内容を以下にまとめました。
- 保証期間:1~5年などの長い期間保証する業者が望ましい
- 保証対応:再発時の無料対応や有料かどうか
- 補償範囲:対象範囲や条件が明確であること
それぞれの項目は、事前に確認し、文書での確約を受けておくことが重要です。
再発の際にも、すぐに対応できる体制を整えている業者を選択することが、後のリスクを減らし、安心して暮らすためには欠かせません。
ネズミの駆除は業者に任せるのが最も確実
ここまで「ネズミの駆除方法と業者の利用」についてお伝えしてきました。
要点をまとめると、以下のとおりです。
- ネズミの放置は火災や健康被害を招き、自分での駆除には複数の手順が必要
- 定期的な予防策が必要であり、特に侵入経路の封鎖が重要
- 業者任せは駆除計画や死骸処理を含み再発防止にも効果的
しかし、自己流での駆除は完全ではなく、新たなネズミの侵入や衛生問題を再発させる恐れがあります。
専門業者に依頼するにしても、コストや品質をどう選ぶかは大きな懸念点です。
ネズミの駆除には、専門的な知識と経験を持つ業者への依頼が推奨されます。