高齢化や単身世帯の増加が進むなか、「自分がひとりで亡くなったら、誰にも気づかれないのではないか」と不安を抱える方もいるのではないでしょうか。
警察庁は、令和6年中に警察が取り扱った死体のうち、自宅で死亡した一人暮らしの方が76,020人だったと公表しています。こうした状況を受け、内閣府でも「孤独死・孤立死」の実態把握に向けた議論が進められており、社会的な関心は年々高まっています。
一方で、孤独死に対して実際にどのような不安を抱えているのか、どのようなきっかけで自分ごととして意識するのかは、意外と見えにくいものです。
そこで今回は、55歳以上の男女1,000人を対象に、孤独死に関する不安やその理由、実際の対策状況について独自調査を実施。
本記事では、その調査結果をもとに、どのような人が孤独死に不安を感じているのか、何を不安に思っているのかを詳しく紹介します。
| 調査名 | 孤独死に関する不安調査 |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年3月9日〜3月10日 |
| 調査方法 | Freeasyを用いたWeb調査 |
| 調査対象 | 55歳以上の男女(55〜59歳:19.30%、60歳以上:80.70%) |
| 有効回答数 | 1,000人 |
55歳以上の26.4%が孤独死に不安。一人暮らしでは52.29%に

55歳以上の男女1,000人を対象に調査した結果、孤独死に不安を抱えていると回答した人は264人で、全体の26.4%でした。
およそ4人に1人の割合で孤独死への不安を感じていることがわかります。
なお、年齢別・暮らし方別の割合は以下のとおりです。
【年齢ごとの割合】
| 年齢 | 孤独死に不安を感じている割合 |
|---|---|
| 55歳以上~60歳未満 | 39.90% |
| 60歳以上~65歳未満 | 31.61% |
| 65歳以上~70歳未満 | 21.02% |
| 70歳以上~75歳未満 | 21.58% |
| 75歳以上~80歳未満 | 19.88% |
| 80歳以上 | 18.39% |
【暮らし方ごとの割合】
| 暮らし方 | 孤独死に不安を感じている割合 |
|---|---|
| 一人暮らし | 52.29% |
| 一人暮らし以外 | 19.18% |
本調査では、意外にも年齢が上がるにつれて孤独死への不安の割合が低下する傾向が見られました。特に、55歳以上60歳未満では約40%と高い割合で不安を感じている一方、80歳以上では18.39%と比較的低い結果となっています。
一方で、暮らし方別で見ると大きな差がありました。一人暮らしの方では52.29%と半数以上が孤独死に不安を感じているのに対し、一人暮らし以外では19.18%にとどまっています。
この結果から、孤独死への不安は単に年齢の問題だけではなく、日常的に誰かと顔を合わせる環境があるかどうかによって大きく左右されている可能性がうかがえます。
一人暮らしの場合、万が一体調を崩したり事故が起きたりしても、すぐに異変に気づいてもらえないのではないかという気持ちが強く、その結果が孤独死への不安につながっていると考えられるでしょう。
孤独死の不安の多くは「発見の遅れ」や「部屋の汚染」に関すること

次に、孤独死の不安を抱える200人を対象に、孤独死に対して具体的にどのような不安を抱えているのかを調査。
回答として最も多かったのは「誰にも見つけてもらえないのではないか」という不安で、69%でした。
次いで、「発見が遅れて部屋が汚れたり臭いが出たりするのではないか」(58%)、「家族に迷惑がかかってしまうのではないか」(50.50%)といった回答が続いており、自分の死そのものよりも、発見の遅れや周囲への影響を心配する声が多いことがわかります。
特に「発見が遅れて部屋が汚れたり臭いが出たりするのではないか」という回答が多かった背景には、ニュースやテレビ番組などで孤独死の現場が取り上げられる機会が増え、発見まで時間がかかった場合の影響について広く知られるようになったことも影響していると考えられます。
また、「家族に迷惑がかかってしまうのではないか」という回答が半数を超えている点から、孤独死への不安には、自分の最期が周囲の人に負担をかけてしまうのではないかという心理的な心配も大きく関係しているといえるでしょう。
孤独死の不安を感じる理由第1位は「家族が住んでいる所が遠い」から

孤独死の不安を抱えている200人に、「なぜ孤独死の不安を感じるのか」を聞いたところ、最も多かったのは「家族や親戚がおり、連絡も取っているが住んでいるところが遠いから」で32%でした。
次いで、「家族や親戚はいるが、相手も高齢・病気などで支援を期待できないから」が26%と続いており、家族がいる人であっても孤独死の不安を感じているケースが多いことがわかります。
今回の結果から、孤独死への不安は「身寄りがいない人」だけの問題ではなく、家族がいても物理的な距離や状況によって支援を受けにくい人が多いことがうかがえます。
特に近年は、子どもが就職や結婚を機に遠方に住むケースも多く、日常的に連絡を取っていても、万が一のときにすぐ駆けつけてもらえるとは限りません。
こうした状況が、孤独死に対する不安につながっている可能性があります。
また、「家族や親戚がいない天涯孤独状態だから」と回答した人も約10%おり、社会的な孤立そのものが孤独死の不安を強めているケースも一定数あることがわかりました。
自分の孤独死について考えるようになったきっかけは「テレビや雑誌、新聞のニュースなど」が大多数

続いて、自分の孤独死について考えるようになったきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「テレビや雑誌、新聞のニュースなど」で、全体の69%を占めました。
ニュースや報道を通じて孤独死の事例を知り、「自分も同じような状況になる可能性があるのではないか」と感じたことが、不安を意識するきっかけになっている人が多いと考えられます。
また、割合としては少ないものの、次に多かったのは「自分の周りで孤独死をした人がいる」(12%)という回答でした。身近な人の孤独死をきっかけに、自分の将来について考えるようになった人も一定数いることがわかります。
孤独死はニュースなどで取り上げられる機会も多く、特に高齢者の一人暮らしが増えている現代では、自分と似た境遇の人の事例を見ることで「他人事ではない」と感じる人が増えていると考えられます。
そのほか、「自分の体調悪化・入院・転倒などの経験」(8%)をきっかけに孤独死を意識するようになったという回答も見られました。
体調を崩した経験を通じて、万が一のときに誰にも気づいてもらえない可能性を現実的に考えるようになるケースもあると考えられます。
自分の孤独死について対策をしている人は10人に1人以下

孤独死に不安を抱えている200人に対して、自身の孤独死対策について聞いたところ、実際に対策をしている人はわずか17人で全体の8.50%でした。
つまり、孤独死に不安を感じている人のうち、10人に1人にも満たない人しか具体的な対策を取れていないことがわかります。
さらに詳しく見てみると、孤独死対策をしていない理由として最も多かったのは「対策をしたいが、何をすればいいのかわからない」で63.39%でした。
次いで、「対策をしたいが、一人では何もできない(何かをする気力・元気がない)」が29.51%となっています。
この結果から、「孤独死の対策をしたくてもできない」という人が多いことがわかります。
孤独死の問題は個人の意識だけで解決できるものではなく、家族・地域・行政などによる見守りや支援の仕組みが重要です。
各自治体では孤独死対策としてさまざまな取り組みが行われていますが、認知拡大も含めてさらなる取り組みが求められているといえるでしょう。
孤独死対策をしている人はどんな対策をしている?

今回のアンケートにおいて孤独死対策をしていると回答した人は、孤独死に不安を抱えている200人のうちわずか17人でした。
人数としては多くありませんが、具体的にどのような対策をしているのかを聞いてみました。
その結果、最も多かった対策は「できるだけ家族・親戚と連絡を取るようにしている」で、約76%でした。
また、「友人・知人・近所の人と連絡を取るようにしている」という回答も多く、誰かと定期的に連絡を取ることで孤独死のリスクを下げようとしている人が多いことがわかります。
そのほか、体調管理を意識したり、体調が悪いと感じたら早めに受診したりするなど、健康管理を通じてリスクを減らそうとしている人も一定数見られました。
また「その他」と回答した方の中には、「呼吸が止まるとスマホが緊急電話をかけるよう設定している」といった回答もあり、スマートフォンの機能やアプリを活用して生存確認の仕組みを作っている人もいるようです。
一方で、自治体や民間企業が提供している見守りサービスを利用している人は本調査では0人という結果でした。
孤独死対策のサービス自体は存在しているものの、認知度が低かったり、利用方法がわかりにくかったりすることが、利用が進んでいない要因の一つと考えられます。
孤独死に関する不安調査の結果まとめ

今回の調査では、55歳以上の男女1,000人を対象に、孤独死に対する不安やその理由、対策状況について調査を行いました。
その結果、55歳以上の26.4%が孤独死に不安を感じていることがわかりました。特に一人暮らしの場合は52.29%と半数以上にのぼり、暮らし方によって不安の大きさに大きな差があることも明らかになりました。
また、孤独死に対する不安の内容としては、「誰にも見つけてもらえないのではないか」という不安が最も多く、次いで「発見が遅れて部屋が汚れたり臭いが出たりするのではないか」「家族に迷惑がかかってしまうのではないか」といった回答が多く見られました。
自分の死そのものよりも、発見の遅れや周囲への影響を心配する声が多い点が特徴的な結果といえます。
さらに、孤独死に不安を感じている人のうち、実際に対策をしている人は8.50%と1割以下であることもわかりました。多くの人が不安を抱えている一方で、「何をすればいいのかわからない」「一人では何もできない」といった理由から、具体的な対策ができていない人が多いことがうかがえます。
なお、孤独死のリスクを完全に防ぐことは難しいものの、以下のような対策を取ることでリスクを下げることは可能です。
- 家族や親戚、友人などと定期的に連絡を取る
- 地域のコミュニティや集まりに参加する
- 見守りサービスや緊急通報サービスを利用する
- 体調管理を意識し、体調不良時は早めに受診する
こうした取り組みを通じて、日頃から周囲とのつながりを持っておくことが、孤独死のリスクを減らすうえで重要といえるでしょう。
孤独死現場の清掃なら特殊清掃のブルークリーンがおすすめ

万が一、孤独死が発生した場合、通常のハウスクリーニングでは対応できないケースが多くあります。
発見まで時間がかかると、体液や臭いが床や壁、家具などに広がり、専門的な清掃や消臭・除菌作業が必要になるためです。
こうした現場の清掃を行うのが、特殊清掃業者「ブルークリーン」です。
ブルークリーンは、孤独死や事故死などの現場清掃を専門に行っている特殊清掃業者で、これまで4,400件以上の現場対応を行ってきた実績があります。
専門の技術と機材を用いて、体液や臭いの除去、消毒・除菌などを徹底的に行うため、原状回復まで安心してお任せいただけます。
また、遺品整理や消臭・除菌作業などにも対応しており、孤独死の現場に必要な作業をまとめて依頼できる点も特徴。急なトラブルで対応が必要になった場合でも、迅速に相談できる体制が整っています。
孤独死の現場は精神的にも大きな負担がかかるものです。専門業者に依頼することで、現場の清掃や処理を適切に進めることができるため、早期の原状回復につながります。
孤独死現場の清掃で困った際には、ぜひブルークリーンへお気軽にご相談ください。
▼ 保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)
- 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)
- 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ ペストコントロール技能師
- 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)
- 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」
▼ メディア出演・活動実績
- YouTube登録者5.3万人:「特殊清掃ch|すーさん」メイン出演
- TV出演:ABEMA Prime #アベプラ【公式】
- 連載コラム:日刊SPA! / bizSPA!フレッシュ
- インタビュー:スタジオパーソル(キャリア特集)