1.ご依頼の背景
神奈川県秦野市の1Kロフト付きアパートで孤独死が発生し、不動産会社様から特殊清掃のご依頼をいただきました。
既に他社に見積りを依頼していたものの、対応開始が遅れるとのことで、より迅速な対応を求めてブルークリーンにご相談いただきました。
現場には強烈な腐敗臭が充満し、アパートの外にまで漏れ出している状態で、依頼者様は「初めてのことでどうすれば良いかわからない」と不安を抱えていらっしゃいました。
2.現場の状況と課題
室内には大量の人体由来の体液が残留し、特に布団や床材への汚染が深刻でした。
腐敗臭は強烈で、室内だけでなく外部にまで漏れ出しており、周囲への影響も懸念される状況で、害虫の発生も確認され、衛生環境として極めて危険な状態でした。
床材の確認を行ったところ、体液の一部が床下まで浸透しており、表面的な清掃だけでは不十分であることが判明しました。
依頼者様は「最短での作業完了」を希望されていましたが、安全性と確実性を両立させた対応が求められる事案でした。
類似事案:一軒家で起きた孤独死で臭いが発生、40時間以上を要した特殊清掃を徹底解説【東京都杉並区】
3.ご提案と作業内容
ブルークリーンでは、環境への配慮と科学的根拠に基づいた清掃を徹底しています。
今回の現場では、迅速な対応と衛生面の安全確保を重視し、以下の作業を実施しました。
・汚染物の撤去
└体液で汚染された布団や家具を適切に撤去し、感染リスクを最小限に抑えました。
・徹底した洗浄と除菌
└専用の薬剤を用いて床材や壁の洗浄・除菌を実施し、表面の汚れだけでなく目に見えない細菌やウイルスも徹底的に除去しました。
・科学的な消臭作業
└強烈な腐敗臭に対して、吸着した臭気分子まで分解する消臭処理を実施し、室内外に漏れていた臭気を大幅に軽減しました。
・害虫駆除
└室内に発生していた害虫の駆除を行い、衛生環境を改善しました。
・最終確認と仕上げ
└作業完了後には臭気や衛生状態の確認を行い、次の入居者が安心して住める環境を整えました。
参考記事:特殊清掃とは?現場の事例や費用・業者の選び方を解説
4.まとめ
今回の孤独死現場では、室内に大量の体液が残留し、強烈な腐敗臭が建物外にまで広がる厳しい状況でしたが、迅速な対応と徹底した衛生管理で、現場を確実に改善しました。
見た目の清掃だけでなく、科学的な根拠に基づいた洗浄・除菌を行い、室内外に漂っていた強い臭気も大幅に軽減。害虫の発生も抑え、衛生面でも安全な空間を取り戻しました。
ブルークリーンでは、ANSIやIICRCといった国際基準に準拠した作業を行いながら、日本の住環境に最適な方法を選択しています。
特殊清掃は単なる作業ではなく、関係者の不安を取り除き、新たな一歩を踏み出せるような環境づくりが重要だと考えています。
特殊清掃に関する不安や疑問があれば、どうぞお気軽にブルークリーンまでご相談ください。私たちが責任を持って、安心できる環境を取り戻します。