1.ご依頼の背景と経緯|なぜ空室の浴槽で黒カビ除去が必要だったのか?
今回のご依頼は、東京都江東区にあるマンションを管理されている管理会社様から寄せられたものです。
対象のお部屋は空室でしたが、内見に訪れたお客様から「浴槽や風呂蓋に黒カビが見える」とのご指摘があり、早急に対応が必要になったケースです。
管理会社様からのお問い合わせ内容は、浴槽に点々と広がる黒カビに加え、特殊な形状をした風呂蓋には大量の黒カビが付着しているとのことでした。
交換となるとコストや日程に影響するため、「できれば除去で対応できないか」との強いご希望も寄せられています。
さらに、キッチンシンク内には通常の清掃では落としづらい水アカもあり、こちらも合わせて清掃の可否をご相談いただきました。
空室物件の管理においては、内見時の第一印象が入居につながる重要なポイントです。
だからこそ「交換ではなく、専門のカビ除去で改善したい」という管理会社様の思いが、このご依頼の背景にありました。
2.施工前の状態|浴槽に広がった根深い黒カビの様子
不動産管理会社のご担当者様とともに現地調査を行ったところ、室内自体はすでに入居募集に向けて清掃が完了しており、全体的には綺麗な印象を受けました。
しかし、浴室を確認すると、パッキン部分に沿って黒カビが目視で確認でき、風呂蓋の一部にも点々と根深いカビが付着していました。
幸い、カビ臭は発生していなかったものの、見た目の不快感は否めず、このままでは内見時にマイナスの印象を与えてしまう状態です。
管理会社様からも「できる限り交換ではなく除去で対応したい」とのご要望があり、専門的なカビ除去の工程をご提案することになりました。
同じく賃貸物件でカビにお困りの方には、【埼玉県川越市】で実施した「結露によって発生した下地表面のカビを清掃復旧で改善した施工事例」も参考になります。
詳しい施工内容はこちらからご覧いただけます。
3.ブルークリーンの対応内容|浴槽の黒カビ除去とカビ対策の工程
現地調査の結果を踏まえ、ブルークリーンでは「内見時の印象改善」と「交換に頼らないカビ除去」を重視した対応を行いました。
浴槽まわりの黒カビは見た目の清潔感に直結するため、徹底した処理を行う必要があります。
この方針を踏まえ、本作業は以下の工程で進めています。
①浴室の再洗浄
カビは主にパッキン部分に集中していましたが、念のため浴室全体を再洗浄し、細部まで汚れや水アカを除去しました。
その上で、黒カビが定着していた部分には専用薬剤を浸透させ、素材を傷めないように慎重に処理を行いました。
表面だけでなく内部まで効果が届くよう、時間をかけて作業を進めています。
②浴槽蓋の持ち帰り処理
風呂蓋は特殊な形状で黒カビの付着が多く、現場での短時間作業では完全除去が難しいと判断しました。
そこで、一度会社へ持ち帰り、専用薬剤による付け置き処理を実施。
時間をかけて薬剤を浸透させることで、蓄積した黒カビを根本から分解・脱色し、再び使用できる状態へと復旧させました。
③使用薬剤と安全管理
付け置き処理にはカビ専用薬剤「Goldmorr」を使用し、素材を傷めず確実な除去を実施。
作業員は安全のため面体マスクやPPEを着用しました。
費用と作業時間について
費用 | 48,000円(税込) |
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作業時間 | 1時間(※持ち帰り処理除く) |
施工範囲 | 浴室 |
今回の施工では、空室マンションの浴室を対象に、パッキン部分の黒カビ除去と浴槽蓋の持ち帰り処理を実施しました。
作業時間は約1時間(持ち帰り処理を除く)で完了し、費用は48,000円(税込)となっています。
交換に頼らず清掃復旧で改善できたことで、管理会社様にとってはコストを抑えつつ、入居者に清潔感を提供できる仕上がりとなりました。
4.施工後の改善と再発防止策|お風呂がどう変わったかとお客様の声
施工後は、浴槽パッキンに沿って点在していた黒カビがすべて除去され、清潔感のある浴室に改善されました。
持ち帰りで処理した風呂蓋も、薬剤の浸透によって黒ずみがなくなり、見た目には新品同様の状態へと復旧しています。
今回の施工ではカビ臭が発生していなかったため、再発防止の観点からは日常的な換気や水滴の拭き取りを心掛けていただくことをご案内しました。
特に空室期間中は湿気がこもりやすいため、定期的な換気を行うだけでもカビの発生リスクを下げられます。
不動産管理会社様からは「交換せずにここまできれいに戻るとは思わなかった。これなら入居希望者にも安心して案内できる」との声をいただきました。
費用を抑えながらも印象を大きく改善できた点を高く評価いただいています。
お風呂の黒カビは見た目の印象を大きく左右するため、確実に改善するには専門の知識と技術が欠かせません。
業者選びに迷った方は「カビ取りは業者に依頼するのが確実!優良なカビ取り業者の選び方3選」もぜひ参考にしてください。
5.施工を終えてのまとめ|浴槽カビ対策で押さえるべき重要ポイント
今回の施工では、空室のお風呂に発生した黒カビを交換せずに除去し、清潔感を取り戻すことができました。
本事例で押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 内見前の清潔感が入居率を左右する
- カビ除去でコストを抑えられる場合がある
- 再発防止には換気と乾燥が効果的
シンプルな対応でも要点を外さなければ、入居希望者に安心感を与えられます。
限られた時間とコストの中でも、専門的なカビ除去を行うことで内見時の印象を大きく改善できることを示した施工事例でした。
6.カビ除去に関するよくある質問(FAQ)|お風呂・浴槽で多いお悩み
カビ除去に関しては「これって本当にきれいになるの?」「完全に元に戻るのか?」など、現場でよくいただくご質問があります。
ここでは今回の東京都江東区でのカビ除去施工事例に関連する疑問を取り上げ、専門的な視点から回答します。
Q1. 浴槽やパッキンの黒カビは完全に落とせますか?
黒カビは素材の奥まで根を張るため、市販の洗剤では残ってしまうことがあります。
ただし、専用薬剤を浸透させて処理すれば、目視できる黒ずみを除去し、清潔な状態に戻すことが可能です。
今回のケースでもパッキンの黒カビを除去し、見た目を大きく改善できました。
Q2. 風呂蓋のように特殊な形状でも対応できますか?
はい、可能です。
形状が複雑で現場作業が難しい場合は、持ち帰り処理を行い、専用薬剤で時間をかけて付け置きする方法を用います。
東京都江東区の施工事例でも同様に処理し、新品に近い状態に復旧しました。
Q3. カビを防ぐには日常的に何をすればいいですか?
最も効果的なのは「換気と乾燥」です。
入浴後に水滴を拭き取り、風呂蓋を立て掛けて乾燥させるだけでもカビの発生リスクは大きく下がります。
特に空室や使用頻度の少ない浴室では、定期的に換気することが再発防止につながります。