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【神奈川県川崎市】カビ除去の施工事例|ユニットバスの黒カビを交換せず清掃復旧で解決

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神奈川県川崎市のアパートのユニットバスで黒カビ被害にあった部屋のカビ除去施工事例のアイキャッチ

1.なぜカビ除去が必要になったのか?|ご依頼の背景と経緯

今回ご相談いただいたのは、神奈川県川崎市にあるアパートの一室でのカビ除去施工事例です。

依頼主は物件を所有するオーナー様で、長年住まれていた入居者が退去された後、室内を確認したところ、ユニットバスや居室の壁に黒カビが広範囲に繁殖し、強いカビ臭や刺激臭が残っていたとのことでした。

当初は普段から取引している同業パートナー企業に相談されたそうですが、人員不足で対応できず、ブルークリーンにご紹介いただく流れとなりました。

現場はヤニ汚れも重なり、通常の清掃では到底対応できないレベルです。

さらに、物件自体の賃料が比較的低いため、ユニットバスの交換や大規模工事といった高額な原状回復には踏み切れないという課題もありました。

そこで、「費用を抑えながら衛生的に復旧したい」というオーナー様のご要望に応える形で、ブルークリーンが専門的なカビ除去と清掃復旧を担当することになりました。

2.ユニットバスや居室はどんな状態だったのか?|施工前の状況を解説

神奈川県川崎市のアパートのユニットバスで黒カビ被害にあった部屋のカビ除去施工事例の作業前ユニットバスの様子

現地を確認すると、ユニットバス全体が黒カビに覆われている深刻な状態でした。

洗面台や便器、水回りの壁面にまでカビが広がり、強いカビ臭と刺激臭が充満。長期間放置されたことにより、通常のハウスクリーニングでは到底手が付けられないレベルにまで悪化していました。

神奈川県川崎市のアパートのユニットバスで黒カビ被害にあった部屋のカビ除去施工事例の作業前天井の様子

さらに居室の天井や壁にも黒カビが大量に繁殖し、天井一面がまだら模様になるほど。

クロスや塗装表面だけでなく、下地まで菌糸が浸透している可能性がありました。

居室全体が湿気とカビ臭に包まれ、入居者が安心して生活できる環境とは程遠い状況です。

このように、川崎市のアパートにおけるカビ除去施工事例の中でも、特に深刻度の高いケースであり、ユニットバスの交換を回避するためにも、専門的なカビ除去と消臭による清掃復旧が不可欠でした。

同様に大規模施設で発生した事例については、「【東京都大田区】カビ除去の施工事例|商業ビル漏水で被害を受けた飲食店の衛生環境を復旧」もぜひご覧ください。

3.ブルークリーンが実施したカビ除去と清掃復旧の内容

現地調査の際には、カビの表面を一部削って浸透度を確認しました。

その結果、場所によっては材質にまで色素が沈着している部分もありましたが、カビ専用薬剤を用いれば大半を除去できることが分かり、清掃復旧による対応が可能と判断しました。

また、カビ除去と併せて消臭工程を行うことで、室内全体の衛生環境を回復できる見通しを立てました。

この結果を踏まえ、本作業は以下の工程で進めています。

①カビ除去作業

神奈川県川崎市のアパートのユニットバスで黒カビ被害にあった部屋のカビ除去施工事例の作業の様子

壁面や天井に繁殖したカビと菌糸を徹底的に除去し、空気中に浮遊する胞子は専用フィルターで回収しました。

さらに、作業エリアをゾーニング(室内区域分け)することで、カビが周囲に拡散しないよう徹底管理しました。

②エアコン設備の撤去

経年劣化も進んでいたため、内部に侵入したカビ胞子が今後も拡散する恐れがあると判断し、回復処置ではなく撤去を選択しました。

③クロスの剥がし作業

下地にまで菌糸が浸透していたため、クロスを全面的に剥がしてから薬剤処理を実施しました。

これにより再発リスクを最小限に抑えています。

④室内全体の消臭作業

カビの臭気成分を分解除去するため、室内全体に消臭工程を行い、衛生的で安心できる環境を整備しました。

⑤使用薬剤と安全管理

作業にはカビ専用薬剤「Goldmorr」を使用し、素材を傷めず確実な除去を実施。

作業員は面体マスクやPPEを着用し、MVOC(カビ由来の揮発性有機化合物)対策も徹底しました。

費用と作業時間について

実際にかかった費用と作業日数
費用 177,815円(税込)
作業時間 8時間
施工面積 約25㎡

 

 

今回の施工は、1K(約25㎡)の一般的な居室規模でした。

カビ除去からユニットバスの清掃、クロスの撤去と薬剤処理までを含め、総額177,815円で対応しています。

もしユニットバスを交換するとなれば数十万円以上の費用が発生するケースも多いため、今回のように清掃復旧で対応できたことは、コストパフォーマンスの高い選択肢となりました。

作業は短期間で完了し、入居者募集への影響を最小限に抑えることができた点も、オーナー様にとって大きなメリットとなりました。

4.施工後の変化と再発防止策|お客様の声も紹介

神奈川県川崎市のアパートのユニットバスで黒カビ被害にあった部屋のカビ除去施工事例の作業後ユニットバスの様子

カビ除去の施工後は、ユニットバスに目立っていた黒カビがすべて取り除かれ、衛生的に使用できる状態となりました。

一部には色素沈着がわずかに残りましたが、日常使用ではほとんど気にならないレベルにまで改善。

交換を回避しつつ、十分に実用的な仕上がりを実現できました

室内についても、クロスを剥がして下地からカビを除去したことで、施工前の状態が想像できないほど清潔感のある空間に回復しました。

空気中に漂っていたカビ臭も消え、再発防止のために換気改善や日常的な湿度管理のアドバイスも行いました。

施工を終えたオーナー様からは、

ここまで復旧できるとは正直思っていなかった。交換せずにここまで改善できて本当に助かった

とのお声をいただいています。

今回の川崎市でのカビ除去施工事例は、交換に頼らず清掃復旧で衛生環境を回復できた実例として、今後の建物管理にも大きな示唆を与えるものとなりました。

あわせて、住環境全体で深刻化しやすいカビ問題については、「【2025年最新版】ゴミ屋敷のカビ除去方法|放置リスクと再発防止策を専門家が解説」もぜひご覧ください。

5.施工を終えて|カビ対策で大切にすべきポイント

今回の施工を通じて確認できた重要なポイントは以下のとおりです。

カビ対策のポイント
  1. 表面清掃だけでなく、菌糸や胞子まで除去することが重要
  2. 素材に応じた専用薬剤と工程を選ぶことが仕上がりを左右する
  3. 高額な交換工事の前に、清掃復旧で費用を抑える選択肢がある

本件の神奈川県川崎市でのカビ対策施工事例は、ユニットバス交換という高額な工事を回避しつつ、清掃と薬剤処理で衛生環境を取り戻した好例となりました。

ブルークリーンでは今後も、費用対効果の高い施工と再発防止策を両立させることで、建物オーナー様や入居者が安心できる住環境づくりを支えてまいります。

6.カビ対策に関するよくある質問(FAQ)|ユニットバス・住まい管理で多いお悩み

カビ対策に関しては「そのまま住んでも大丈夫なのか」「完全に元に戻るのか」など、現場でよくいただくご質問があります。

ここでは今回の神奈川県川崎市でのカビ対策施工事例に関連する疑問を取り上げ、専門的な視点から回答します。

Q1. 黒カビが残ったまま生活しても問題ありませんか?

表面の黒ずみだけでなく、菌糸や胞子が残っている場合はアレルギーや健康被害の原因になります。

衛生的な生活環境を確保するには、専門的なカビ除去処置が必要です。

Q2. ユニットバスは新品同様に戻りますか?

色素沈着が深部まで浸透している場合、完全に新品同様にはできないこともあります

ただし、菌糸や胞子を除去すれば衛生的に使用でき、実用上は問題ない状態に回復できます。

Q3. 再発を防ぐにはどうすればよいですか?

除去後は換気や湿度管理を徹底することが重要です。

特にユニットバスは湿気がこもりやすいため、換気扇の点検や定期的な清掃が再発防止につながります。

 

before
after
間取り 1K
作業時間 8時間
作業人数 2名
作業費用 177,815円