【2026年最新版】店舗のコロナ対策は今も必要?基本的な感染症対策を解説

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【2026年最新版】店舗の感染症・コロナ対策はまだ必要?義務・費用・助成金を専門家が解説

「店舗を経営しているけど、今でもコロナ対策は必要なの?」

「具体的にどんな対策をしたらいいの?」

このような疑問を抱えていませんか?

2026年現在、店舗に求められるコロナ対策は以前ほど厳しいものではなくなったものの、基本的な衛生対策は必要不可欠です。

そこで本記事では、2026年現在のコロナの位置付けをふまえながら、店舗で実施したい基本的な感染症対策と、やりすぎを防ぐための考え方をわかりやすく解説します。

無理のない感染対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 店舗でのコロナ対策は今も必要なのか
  • 店舗に求められる基本的なコロナ対策
  • 感染症対策を行うメリットと注意点

店舗でコロナ対策は必要?2026年現在の基本的な考え方

店舗スタッフが黒い手袋を着用し、共用電話機をアルコール除菌している様子

2026年現在、店舗におけるコロナ対策は、「感染症対策として必要なことを無理なく続ける」という考え方が主流です。

ここでは、現在の制度上の位置付けをふまえながら、店舗がどのように対策を判断すればよいのかを整理します。

新型コロナは現在「5類感染症」として扱われている

新型コロナは、令和5年5月8日から、感染症法上の「5類感染症」として扱われています。

5類感染症は、季節性インフルエンザなどが該当する類型です。

そのため、店舗でも以前のような特別な対応を前提にするのではなく、日常の衛生管理の中で無理なく対策していく考え方に変わっています。

以下の表は、新型コロナが「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」とされていたころと、現在の「5類感染症」になってからの基本的な考え方の違いをまとめたものです。

項目 新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当) 5類感染症
マスクの着用 場面によって着用が広く求められていた 個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本としている。一定の場合にはマスク着用を推奨。
手洗い・手指消毒 店舗でも徹底して行うことが強く求められていた 一律に義務のように求められているわけではないが、基本的な感染対策として今も有効
換気 店舗として積極的に行うことが求められていた 一律に求められているわけではないが、店内の空気を入れ替える対策は今も有効
密集・密接の回避 人が集まる場所や近い距離での接触を避けることが重視されていた 一律の強い呼びかけはないが、流行期や重症化リスクの高い人は、混雑した場所や近距離での会話を避けるのが望ましい
人と人との距離の確保 距離を空けることが広く求められていた 現在は一律には求められていないが、混雑を避けることは感染対策として有効

このように新型コロナウイルスに対する考え方は、昔と今で大きく変わっていることを覚えておきましょう。

【参考】新型コロナウイルス感染症の感染症法※上の位置付けが5類感染症になりました|厚生労働省

感染対策は事業者や個人の判断が基本

5類移行後、政府は店舗に対して一律で基本的な感染対策を求めない方針をとっています。

感染対策の実施は個人・事業者の判断が基本であり、必要性に加えて、経済的・社会的合理性や持続可能性も踏まえて考えることが求められています。

例えば、コロナ禍では当たり前とされていたマスク着用も、現在は必須ではありません

ただし、厚生労働省は、事業者が感染対策上または事業上の理由から、利用者や従業員に着用を求めることは差し支えないとしています。

そのため、接客距離が近い業種や高齢者の来店が多い店舗では対策を継続する判断もあり、感染症の流行時期に合わせて着用を徹底する運用も考えられます。

それでも店舗で感染対策が求められる理由

今も店舗で感染対策が求められるのは、コロナ対策がそのまま「衛生管理の基本」として定着したからといえます。

来店客が気にしているのは、コロナ感染だけではありません。

風邪やインフルエンザ、ノロウイルス、食中毒なども含めて、店舗の衛生面や安全性は今も重視されています。

特に、飲食店などには不特定多数が出入りするため、換気やスタッフの衛生管理といった基本的な対策が、安心して来店しやすい環境づくりにつながります。

店舗で実施したい基本的なコロナ対策

店舗スタッフが黒い手袋を着用し、消毒液とペーパータオルで棚の表面を除菌している様子

ここからは、2026年の店舗で取り入れやすい基本対策を紹介します。大事なのは、全てを厳重に実施することではなく、業態に合う対策を無理なく続けることです。

手指消毒を設置する

店舗の感染対策として、手軽に取り入れやすいのが「手指消毒の設置」です。来店客が自然に使える位置に設置しておけば、店側が呼びかけなくても衛生的な導線を作りやすくなります。

設置場所としては、入口、受付、レジ前、トイレ前などが考えられます。洋服店であれば試着室付近、美容室や整体院であれば施術スペースの近くに置くのもよいでしょう。

また、運用時はただ設置するだけでなく、「ご自由にお使いください」などの案内を添えると、利用してもらいやすくなります。強制感を出しすぎず、自然に使える形にすることがポイントです。

従業員はマスクを着用する

従業員のマスク着用は、現在も取り入れやすい対策の一つです。特に飲食店や美容室、整体院のように、お客様との距離が近い業種では、安心感につながりやすいでしょう。

ただし、年中同じルールにする必要はありません。感染症が流行しやすい時期は着用を基本にする、高齢者の利用が多い店舗では通年で着用するなど、業態や状況に合わせて運用する方法もあります。

店舗としてルールを決める場合は、まず従業員向けの基準を明確にしておくと、現場で迷いにくくなりますよ。

換気設備や空気清浄機を活用する

換気設備や空気清浄機を活用することも、店舗で取り入れやすい対策の一つです。店内の空気を清潔に保ちやすくなり、衛生的な環境づくりにつながります。

換気をするときは、窓を開けるだけでなく、換気扇などの設備もきちんと使うことが大切です。窓を開けにくい店舗では換気扇が動いているかを確認し、必要に応じて掃除や点検を行いましょう。

また、空気清浄機は、店内の空気環境を整えるための補助として活用できます。ただし、空気清浄機だけで十分というわけではないため、換気とあわせて使うのがおすすめです。

混みやすい時間帯に空気を入れ替える、予約の合間に換気をするなど、営業の流れの中で無理なく続けられる形にすると取り入れやすいでしょう。

混雑を防ぐための工夫をする

店舗の基本的な感染症対策として、店内の混雑を抑える工夫も大切です。

距離の確保が一律に求められる状況ではなくなりましたが、人が1か所に集中すると、感染症対策の面でも接客のしやすさの面でも負担が大きくなってしまいます。

取り入れやすい方法としては、約時間を分散させる、待ち列が重ならないように案内する、レジ前に人が集まりすぎないようにする、といったものがあります。

飲食店なら事前予約や注文方法の見直し、美容室なら予約枠の調整、小売店なら売場やレジ周辺の導線を整える方法を試してみるのがおすすめです。

こうした対応は感染症対策だけでなく、混雑によるストレスやクレームの防止にもつながります。

「密を避ける対策」と考えるよりも、「混雑しにくい店づくり」として考えると、現場でも取り入れやすいでしょう。

非接触の決済設備を導入する

非接触の決済設備を導入するのもおすすめです。現金の受け渡しそのものが大きな感染源と断定されているわけではありませんが、接触回数を減らせること、会計時間を短くしやすいことから、衛生面と業務効率の両方でメリットがあります。

導入するなら、タッチ決済、QRコード決済、セルフレジ、オンライン事前決済など、業態に合うものを選ぶのがコツです。回転率が大事な飲食店であれば、レジ滞留を減らせる方法が向いています。

非接触決済はコロナ対策だけでなく、スタッフの負担軽減やお客様の利便性向上にもつながるため、今後も残りやすい取り組みといえるでしょう。

店舗で感染対策を行うメリット

マスクを着用した男性の横顔。店舗での感染対策が顧客と従業員の安心感につながることを示すイメージ

店舗で感染対策を行うメリットは、単に病気の感染を防ぐことだけではありません。お客様の安心感や、店舗の衛生管理への信頼にもつながります。

まず1つ目のメリットは、お客様に安心して利用してもらいやすくなることです。

入口の消毒液、スタッフのマスク着用、店内の換気といった対策があるだけでも、「この店は衛生面に気を配っている」と伝わりやすくなります。

特に、小さなお子さま連れの方や高齢者、衛生面を気にするお客様にとっては、来店の後押しにもなるでしょう。過剰にアピールしなくても、必要な対策が見える形で整っていることに意味があります。

2つ目のメリットは、店舗の衛生管理に対する信頼が高まることです。

感染対策をきちんと行っている店舗は、衛生面にも気を配っている印象を持たれやすくなります。手洗いや換気、清掃といった基本が整っていることは、お客様にとって安心材料の一つです。

店舗でコロナ対策を行う際の注意点

店舗で感染対策を行うことは大切ですが、対策を増やせば増やすほどよいというわけではありません。お客様にとって利用しやすい環境を保ちながら、現場でも無理なく続けられる形にすることが大切です。

ここでは、店舗でコロナ対策を行う際に意識したい注意点を解説します。

過剰な対策になりすぎないようにする

現在は、新型コロナが5類感染症となり、以前のような厳しい対応を一律に続ける状況ではありません。

そのため、対策を必要以上に強くしすぎると、かえってお客様にとって利用しにくい店舗になってしまうことがあります。

たとえば、目立つ注意書きを多く掲示する、必要以上に入店を制限する、過度に距離を取らせるといった対応は、お客様に窮屈な印象を与えやすくなります。

大切なのは、厳しく見せることではなく、清潔で安心して利用できる環境を整えることです。

そのため、手指消毒や換気、清掃などの基本的な対策は続けつつ、やりすぎになっている部分がないかを見直すことが大切です。

従業員の負担が増えすぎないようにする

感染対策を続けるなら、従業員の負担が増えすぎない設計にする必要があります。

現場が忙しいのに、毎時間の細かい消毒記録や実効性の低いルールを増やしてしまうと、形だけの運用になりがちです。

対策を続けるためには、現場で無理なく回せる形にしておくことが欠かせません。

たとえば、「入口の消毒液を補充する」「換気を確認する」「体調不良のときは申告する」「繁忙期はマスクを着用する」といったように、ルールを絞っておくと運用しやすくなります

さらに、誰が何を担当するのかを明確にしておけば、一部の人に負担が偏りにくくなります。

感染対策は、お客様のためだけでなく、従業員が安心して働ける環境作りにもつながります。無理のない範囲で続けられる仕組みを整えることが大切です。

まとめ

2026年現在、店舗のコロナ対策はそれほど難しくありません。店舗ごとに必要な感染症対策を選んで続ける考え方が基本です。

大切なのは、過剰に構えすぎず、お客様の安心感と従業員の負担のバランスを取ることです。

まずは自店の業態と客層を見ながら、「続けるべき基本対策」を3つほど決めるところから始めてみてください。

記事監修・解説

鈴木 亮太(すーさん)

ブルークリーン株式会社 取締役 / 環境復旧対策部部長

🏆 現場施工4,400件超 / ABEMA・日刊SPA! 出演

▼ 保有資格・専門技術(IICRC/CDC準拠)

  • 国際ライセンス:IICRC認定技術者(CCMT/OCT)
  • 専門技術:カビ除去(Goldmorr認定)/ ペストコントロール技能師
  • 災害支援:災害復旧技術者(JRES認定)
  • 自治体講師:横浜市栄区「ごみ屋敷解消と再発防止支援」

▼ メディア出演・活動実績